バブーシュカは、近年トレンドのヘアアクセサリーとして注目されています。 Y2Kファッションや韓国ファッションの流れで人気が出ていますが、その一方で、一部ではダサい、野暮ったいと感じる人もいるようです。
頭に巻くスタイルが三角巾みたいで恥ずかしい、あるいは名前の響きが古臭い、といった不安の声です。
そこで本記事では、頭に巻くスカーフとしての「バブーシュカ」が、なぜダサい、あるいは時代遅れと言われてしまうのか、その理由をSNSやレビューサイトの声を基に分析します。
バブーシュカが欲しいけど、もしかしてダサい?と不安な人が、自分に本当に合うアイテムかを見極められるよう、おすすめできる人・できない人まで詳しく解説します。
バブーシュカとは?
ファッションアイテムとして語られるバブーシュカは、頭に巻くスカーフ、いわゆる「頭巾(ずきん)」を指します。
これはロシア語の「babushka」に由来し、おばあちゃんや老婦人を意味する言葉です。もともとは東ヨーロッパの女性が頭を覆うために使っていたものを指します。
これが最近、Y2K(2000年代)ファッションや韓国ファッションの流れで、ヘアアクセサリーとして再注目されています。 特に、レトロな雰囲気のかぎ針編み(クロシェ編み)や、繊細なレース素材のものが人気を集めているようです。
バブーシュカがダサいと言われている理由
なぜ、このアイテムはダサい、野暮ったいといったネガティブな評価を受けてしまうのでしょうか。 それには、いくつかの固有の理由があるようです。
「おばあちゃん」の語源と「三角巾」の見た目が野暮ったい
バブーシュカがダサいと言われる最大の理由は、その言葉の響きと見た目のイメージにあるようです。
第一に、バブーシュカはロシア語で「おばあちゃん」を意味します。 この語源が持つ、古臭い、時代遅れといったイメージが、アイテムそのものの印象に直結しやすいのかもしれません。
第二に、さらに決定的なのが、その形状です。 布を三角形に折って頭に巻き、あごの下や首の後ろで結ぶスタイルは、多くの日本人にとって三角巾を強く連想させます。
SNSなどでは、これって三角巾と何が違うの?、給食当番や家庭科の調理実習を思い出す、大掃除の時にするやつ、といった声も見られます。
衛生や作業のために使う三角巾と、ファッションアイテムであるバブーシュカは、目的が全く違います。 しかし、見た目がとても似ているため、本人はトレンドを取り入れたつもりでも、周囲からは生活感や田舎っぽさが強く見えてしまうのです。
このギャップが、野暮ったい、見ているこっちが恥ずかしい、という厳しい評価につながっているのでしょう。
コーデが難しく、センスが問われる
バブーシュカが敬遠されるもう一つの理由は、コーディネートの難易度の高さです。
このアイテムは、フレンチガーリーやY2Kファッション、レトロな古着スタイル、韓国風のストリートファッションといった、特定の強い世界観を持つスタイルの中でこそ、魅力を発揮します。
つまり、服装もメイクもその系統で統一できる、ファッション上級者向けのアイテムなのです。
このニッチなアイテムを、日常のシンプルな服装や、きれいめなスタイルに合わせようとすると、頭巾だけが悪目立ちしてしまいます。 結果として、あの人、頭に何を巻いているんだろう?、センスがない、と周囲を困惑させてしまう可能性が非常に高いです。
中途B半端な取り入れ方が最もダサく見えるため、まさにセンスが問われるアイテムと言えるでしょう。
バブーシュカの評判・口コミ
ここでは、実際にバブーシュカを使った人たちの、具体的な良い口コミと悪い口コミを紹介します。
良い口コミ
- レースやクロシェ編みのものを選ぶと、つけるだけでフレンチガーリーな雰囲気になる
- 顔周りが一気に華やかになる
- いつものコーデに足すだけで、トレンド感が出ておしゃれに見える
- 小顔効果も期待できる
- 夏場、帽子だと蒸れるが、これなら通気性が良く、日焼け対策にもなって実用的
悪い口コミ
- どう見ても三角巾にしか見えない
- 給食当番みたいで、外で着けるのは恥ずかしい
- 名前の通り「おばあちゃん感」がすごい
- レトロを通り越して古臭く、若い子がつけていると違和感がある
- ファッションとして取り入れている人を見ると、正直ギョッとする
バブーシュカがおすすめな人
ここまでの分析を踏まえ、バブーシュカをおすすめできる人の特徴をまとめます。
トレンドのY2K・韓国ファッションが好きな人
バブーシュカは、中途B半端に取り入れるのが一番ダサく見えます。 逆に言えば、ファッションの方向性を完全に振り切れる人には武器になります。
繊細なレース素材やレトロなクロシェ編みは、それ自体が強い世界観を持っています。 普段の服装がY2K、フレンチガーリー、韓国ストリート系であり、メイクや他の小物まで統一できる人には、トレンド感を高めるアイテムとしておすすめです。
バブーシュカがおすすめできない人
一方で、以下のような人には、バブーシュカの購入はおすすめできません。
シンプルなコンサバ系ファッションが中心の人
バブーシュカは、トレンドファッションに振り切れる人におすすめしましたが、その逆もまた然りです。
普段の服装が、きれいめなブラウスにシンプルなスラックス、上品なワンピースといった、コンサバティブ(保守的)なスタイルが中心の人は、手を出さない方が賢明です。
これらの服装にバブーシュカを足してしまうと、アイテムだけが浮いてしまい、全体としてちぐはぐでセンスがない印象を与えてしまいます。 あの人大掃除中かな?と、三角巾と誤解されるリスクが最も高いタイプと言えます。
他人の目を少しでも気にする人
バブーシュカは、良くも悪くもクセの強いアイテムです。
本記事で分析してきた通り、その独特の形状から、一定数ダサい、安っぽい、三角巾だ、と感じる人が確実に存在するからです。
もし、あなたが購入を迷っている最大の理由が、他人にどう見られるか、ダサいと思われたら恥ずかしい、という点にあるならば、その不安を購入後に払拭するのは難しいかもしれません。 自信を持ってこれが自分のスタイルだ、と言い切れる人でなければ、使いこなすのは難しいでしょう。
バブーシュカのおすすめポイント
ダサいと言われるリスクを理解した上で、それでもバブーシュカを取り入れたい人へ、そのリスクを回避し、魅力を引き出すためのおすすめポイントを解説します。
素材次第で「脱・三角巾」が可能
バブーシュカが三角巾や調理実習に見えてしまう最大の原因は、無地でハリのあるコットン素材を選んでしまうことです。
現在トレンドになっているのは、そういった生活感のある素材ではありません。 注目すべきは、透け感のある繊細なレース素材や、手編み風のレトロなクロシェ編み(かぎ針編み)です。
これらの素材は、それ自体が非常に装飾的であるため、衛生用品としての三角巾のイメージを打ち消してくれます。 ファッションとして計算された素材を選ぶことこそが、三角巾見えを回避する鍵です。
一点投入でトレンド感が出せる
バブーシュカは、個性が強く使いこなすのが難しい反面、マンネリ化した服装に一点加えるだけで、劇的にトレンド感を演出できるアイテムでもあります。
シンプルなTシャツとデニムという定番の服装も、頭にクロシェ編みのバブーシュカを足すだけで一気にY2Kスタイルに変わります。
あえてその「クセ」を利用して、スタイリングに組み込むことで、センスを際立たせるアイテムとして機能するのです。
バブーシュカのおすすめアイテム
最後に、これまでの分析を踏まえ、ダサいと言われないための具体的なおすすめアイテムを提案します。
WEGOやoverrideの「レース」「クロシェ編み」
バブーシュカで失敗したくないなら、素材選びが全てです。 WEGO(ウィゴー)や、帽子専門店のoverride(オーバーライド)など、トレンドに敏感なブランドが展開しているアイテムから選ぶのが確実です。
具体的には、透け感が上品なフラワーレースバブーシュカや、レトロなクロシェ編みバブーシュカを選びましょう。 これらはファッションアイテムとしてデザインされており、挑戦しやすい価格帯も魅力です。
まとめ
バブーシュカがダサいと言われる背景には、「おばあちゃん」という語源と、「三角巾」という強烈な生活感のイメージがつきまとう点にありました。
しかし、これは無地のコットン素材を選んだ場合の大きなリスクです。
現在トレンドとなっているのは、透け感のある「レース」や「クロシェ編み」といった、明らかに装飾的な素材のものです。 こうしたファッションアイテムとしてデザインされたものを選び、Y2Kやフレンチガーリーといったスタイルで統一すること。
それが、バブーシュカを「ダサい三角巾」ではなく、トレンドアイテムとして昇華させるための、最も確実な選択となるはずです。
