アクアスキュータムがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

アクアスキュータムがダサい理由
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170年以上の歴史を持つ、英国の老舗ブランド、アクアスキュータム。

世界で初めて防水ウール生地を開発したことで知られ、トレンチコートの元祖としても有名です 。その確かな品質と伝統は、世界中で高く評価されています。

しかし、その輝かしい歴史の裏で、一部からはダサい、少し時代遅れなのでは?という声も聞こえてきます。

そこでこの記事では、アクアスキュータムがダサいと言われる理由を深掘りし、実際の評判や口コミを交えながら、どんな人におすすめできるのか、できないのかを解説します。

アクアスキュータムのコートが欲しいけど、もしかして野暮ったいかな?と不安な人は、ぜひ参考にしてください。

目次

アクアスキュータムとは?

アクアスキュータムの物語は、1851年に紳士服の仕立て職人ジョン・エマリーが、ロンドンの高級地区リージェントストリートに店を構えたことから始まります

このブランドが歴史に名を刻んだのは、1853年に画期的な防水ウール生地を開発し、特許を取得したことでした

ラテン語で水を示すAquaと、盾を示すScutumを組み合わせたAquascutum(水の盾)というブランド名は、この革新的な発明に由来しています

この特別な生地で作られたコートは、雨が多いロンドンの紳士たちから絶大な支持を集めました。

さらにクリミア戦争や第一次世界大戦では、その優れた機能性と耐久性から英国軍の将校用コートとして正式に採用されます

兵士たちが塹壕(トレンチ)で着ていたことからトレンチコートと呼ばれるようになったこの一着は、アクアスキュータムの象徴となりました

1897年には英国王室御用達の栄誉を授かり、それ以来、王室や世界の要人たちに愛され続ける、英国を代表するブランドとしての地位を築いています

アクアスキュータムがダサいと言われている理由

確固たる歴史と品質を誇るアクアスキュータムですが、一部ではダサい、時代遅れといったイメージがあるようです。それには、ブランド特有のいくつかの理由が関係しています。

ターゲット年齢層が高く、おじさんブランドのイメージがあるから

アクアスキュータムが野暮ったいと言われる一番の理由は、ターゲット年齢層の高さにあるようです。

主な顧客層は40代以上とされ、落ち着いた大人のブランドというイメージが強くあります

口コミの中には、40代の男性が店を訪れた際、店員から「あなたにはまだ早い。会長クラスの方が60代、70代で着る服です」と言われたというエピソードまであるほどです

流行を追いかけるのではなく、普遍的なデザインのスーツやコートが中心のため、購買層はどうしても経済的に余裕のあるシニア世代になりがちです。

この顧客層がブランドイメージを作り上げ、若い世代からはお父さんやおじいちゃんが着るブランド、つまりおじさんブランドと見なされ、敬遠される原因になっているのかもしれません。

良くも悪くも真面目すぎる保守的なデザインだから

アクアスキュータムのデザインは、一貫して英国トラッドという軸からブレることがありません。

ブランド自身もスタイルを変えるのではなく、深めていくことを好むと公言しており、その哲学が製品に強く反映されています

この姿勢は、長く使える一着を求める人からは絶大な支持を得ています。

しかし、この変わらないという強みが、トレンドに敏感な層からは真面目すぎる、面白みがないと受け取られることがあります。

口コミでも、垢抜けない地味な印象といった声が見られ、特に若い頃にはその良さが分かりにくいと感じる人も少なくないようです

華やかさや遊び心よりも、品格や実用性を重んじるスタイルが、カジュアル化が進む現代のファッションシーンでは、時に堅苦しい、センスがないと見えてしまうのです。

ブランドの象徴、クラブチェックの主張が強いから

コートの裏地やマフラーなどに見られるクラブチェックは、アクアスキュータムの象徴です。

この柄は1976年に、英国の伝統的なガンクラブチェックを基にデザインされました 。一目でアクアスキュータムの製品だと分かるアイコンであり、所有する喜びを感じさせる要素でもあります。

しかし、こうした象徴的な柄は、時にその主張の強さからコーディネートを難しくさせ、人によってはダサいと感じる原因にもなります。

特に、ブランドロゴや柄が目立つのは気恥ずかしいと感じる人にとっては、このチェックが悪目立ちするように思えるかもしれません。

柄物への評価は時代や好みで大きく変わるため、一部の人からは古臭い、あるいは派手すぎると敬遠される可能性があります。

複雑な経営史とライセンス品でイメージが分かりにくいから

アクアスキュータムは1990年に日本のレナウン傘下に入り、その後、親会社の経営破綻などを経て、現在は小泉グループのオッジ・インターナショナルが事業を継承しています

こうした複雑な経営の歴史は、ブランドイメージの管理に影響を与えることがあります。

特に、本国企画のインポート品と、日本国内で企画されるライセンス品との間で、品質やデザインに違いが生まれることがあります。

愛用者からは、ヴィンテージの英国製の方が日本のライセンス品よりも質が高い、といった厳しい意見も見られます

もし消費者が最初に手にしたのがライセンス品だった場合、ブランド全体に対して価格に見合わないという印象を抱きかねません。

このようなイメージの混在が、ブランド本来の最高品質という信頼を揺るがし、結果としてダサいという評価につながる一因となり得ます。

アクアスキュータムの評判・口コミ

実際にアクアスキュータムを愛用している人たちのリアルな声を集めてみました。良い点、悪い点の両方から、ブランドの本当の姿を探ります。

良い口コミ

  • 流行に左右されない普遍的なデザインで、素材も仕立ても素晴らしく、長く愛用できる。
  • シルエットが非常に綺麗。特にトレンチコートはバーバリーよりも女性らしいラインで着やすいという声も。
  • 生地の品質が良く、体型をうまくカバーしてくれる。これを着るだけで品格が出て、きちんとした印象になる。
  • 機能性が高く、着心地が良い。ラグランスリーブで動きやすく、撥水性もあるため雨の日でも安心。
  • 英国王室御用達という歴史と伝統に裏打ちされた高級感と信頼性がある。

悪い口コミ

  • 英国サイズがベースのため、日本のサイズ感よりも全体的に大きめに作られていることが多い。
  • トレンチコートは20万円近くするなど、価格が非常に高く、気軽に購入できない。
  • デザインが保守的で地味に感じられることがあり、若い世代やトレンドを重視する人には合わない。
  • レインコートとして購入したら、生地がしっかりしすぎていて暑く、着用できる季節が限られると感じた。
  • アイテムによってはバックルがプラスチック製で安っぽく感じたり、縫製に不満が残ったりすることがある。

アクアスキュータムがおすすめな人

アクアスキュータムの特性を踏まえると、次のような人に特におすすめできるブランドと言えるでしょう。

流行に左右されない本物を長く愛用したい人

アクアスキュータムは、一時のトレンドよりも、何十年も着続けられる普遍的な価値を大切にしています

実際に、20年以上前のスカートを今も大切に着ているという愛用者の声もあるほどです

もしあなたが、目まぐるしく変わる流行に疲れ、本物と呼べる一着をじっくりと育てていきたいと考えるなら、アクアスキュータムの哲学はぴったり合うはずです。

上質で機能的なアウターを求めるビジネスパーソン

ブランドの原点であるトレンチコートは、スーツの上に羽織ることを想定して作られており、ビジネスシーンとの相性は抜群です

ラグランスリーブは腕の動きを妨げず、撥水性の高い生地は通勤時の突然の雨にも対応できます

多くの政治家が愛用してきた歴史が示すように 、アクアスキュータムのウェアは、着る人に信頼感と品格を与え、プロフェッショナルなイメージを演出するのに最適です。

英国トラッドスタイルを上品に着こなしたい人

アクアスキュータムは、英国トラッドの本質を体現するブランドです。

そのデザインは、華美な装飾をなくし、仕立ての良さと素材の上質さで魅せる、まさに大人のための一着。

トレンチコートのミリタリー由来のディテールや 、クラブチェックの歴史的背景など 、一つ一つに物語が宿っています。

ファッションの表面的な部分だけでなく、その背景にある文化や歴史まで楽しみたいという知的な探究心を持つ人にこそ、その真価が分かるブランドです。

アクアスキュータムがおすすめできない人

その独自のスタイルから、次のような人にはアクアスキュータムはあまり向いていないかもしれません。

最新のトレンドやストリートファッションを好む人

アクアスキュータムの核心は、クラシックと普遍性にあります。

シーズンごとにデザインが大きく変わることはなく、あくまで伝統的なスタイルがベースです

そのため、オーバーサイズのシルエットや斬新なカッティングなど、毎シーズンの最新トレンドを追いかけたい人にとっては、物足りなく感じられるでしょう。

ブランドロゴや分かりやすいアイコン性を重視する人

アクアスキュータムは、品質とシルエットで語るブランドであり、これ見よがしなロゴで主張することは稀です。

クラブチェックという象徴的な柄はありますが、全体的には控えめで上品な佇まいが特徴です。

一目でどこのブランドか分かるようなステータス性や、SNSで映えるキャッチーなデザインを求めるのであれば、アクアスキュータムの奥ゆかしい魅力は響きにくいかもしれません。

コストパフォーマンスを最優先に考える人

アクアスキュータムは高級ブランドであり、その価格は決して安くありません。

トレンチコート一着に20万円前後という価格は、大きな投資となります

もちろん、その価格は最高級の素材と技術、そして長い歴史に裏打ちされたものであり、長年使えることを考えれば価値ある投資と言えます。

しかし、単純な費用対効果や、限られた予算で最大限の機能性を求める人にとっては、他にもっと手頃で合理的な選択肢があるでしょう。

アクアスキュータムのおすすめポイント

アクアスキュータムが長年にわたり世界中で愛され続ける理由、その魅力を3つのポイントに絞って解説します。

170年以上の歴史が証明する圧倒的な品質と信頼性

アクアスキュータム最大の魅力は、その歴史が証明する圧倒的な品質です。

防水ウール生地の発明から始まり、エベレスト登頂隊のために開発された特殊素材ウィンコルに至るまで、常に技術革新の最前線に立ってきました

トレンチコートには最高級のGIZAコットンが使われ、高密度に織り上げることで生まれる繊細な光沢と耐久性を実現しています

英国や日本の熟練した職人による妥協のないものづくりは 、戦場から極地まで、過酷な環境で性能を証明してきた歴史そのものが、何よりの信頼の証です。

アイコン、トレンチコートの完成された機能美

アクアスキュータムのトレンチコートは、単なるファッションアイテムではなく、機能美の結晶です。

スーツの上からでも動きやすいラグランスリーブ、雨風の侵入を防ぐスロートラッチ、軍事装備を吊るした名残である肩のエポーレットなど、すべてのディテールに明確な目的があります

これらの機能的な要素が、無駄のない洗練されたデザインとして見事に融合し、時代を超えて愛される完成されたフォルムを生み出しているのです。

近年のコラボレーションによる現代的なアプローチ

伝統を重んじる一方で、アクアスキュータムは決して過去に安住しているわけではありません。

近年は、JOURNAL STANDARD L’ESSAGEやETRÉ TOKYOといった感度の高いセレクトショップやブランドとのコラボレーションを積極的に行っています

また、スタイリストの大草直子さんやモデルの松島花さんといった現代のファッションシーンをリードする女性たちとの協業により、今の時代に合った新しい着こなしを提案しています

こうした取り組みは、ブランドの核を守りながらも、新しい世代の感性を取り入れ進化しようとする柔軟な姿勢の表れです。

アクアスキュータムのおすすめアイテム

数あるラインナップの中から、これぞアクアスキュータムと呼べる、まず手に入れたい代表的なアイテムをご紹介します。

【メンズ】KINGSWAY トレンチコート

メンズのトレンチコートを語る上で、このKINGSWAYは外せません。

約90年前に発表されて以来、ほとんど姿を変えることなく作り続けられている、まさにブランドの魂とも言えるモデルです

膝が隠れるほどのクラシックなロング丈、威風堂々としたダブルブレストのデザインは、トレンチコートの王道そのもの。

素材には最高品質のGIZAコットンを高密度に織り上げたギャバジンAQUA5を使用し、美しい光沢と着込むほどに体に馴染む経年変化を楽しめます

ビジネスからカジュアルまで、どんなスタイルも格上げしてくれる、一生モノの投資にふさわしい一着です。

【レディース】ベーシックトレンチコート

女性のエレガンスを引き立てるレディースのトレンチコートもまた、ブランドを代表する名品です。

計算され尽くしたパターン設計により、羽織るだけで美しいシルエットが生まれます

柔らかな印象を与えるラグランスリーブ、上品なバランスの襟元、そしてしなやかに揺れるドレープ感が、男性的な起源を持つトレンチコートをフェミニンなアイテムへと昇華させています

取り外し可能なライナーが付いているモデルも多く、アイコニックなクラブチェックの裏地が、袖をまくった際にさりげないアクセントになります

コート以外の名品:ニット・スーツなど

アクアスキュータムの魅力はコートだけではありません。

ブランドの原点が仕立て屋であることから、スーツのクオリティも折り紙付きです。厳選された生地と立体的な仕立てが、品格のある立ち姿を演出します

また、スーパーファインメリノウールやカシミヤといった高級素材を使ったニットウェアも人気です 。滑らかな肌触りと美しい発色は、一度身につけると手放せなくなるほどの着心地。

ポロシャツやスカーフといった小物類は、アクアスキュータムの世界観に初めて触れるエントリーアイテムとしてもおすすめです

まとめ

アクアスキュータムがダサいと言われる背景には、そのブレない保守的なスタイルと、高い年齢層というイメージが大きく影響しています。

それは、ブランドが流行ではなく普遍性を、一時の華やかさではなく本質的な品質を追求し続けてきた結果とも言えるでしょう。

確かに、最新のトレンドを追い求める人や、分かりやすいアイコン性を求める人には、その魅力は伝わりにくいかもしれません。

しかし、一着の服を長く大切に育てていきたいと考える人、上質なものを知る大人の品格を身にまといたい人にとって、アクアスキュータムは他の何にも代えがたい価値を提供してくれます。

最終的にアクアスキュータムがあなたにとってダサいのか、それとも最高のクラシックなのかは、あなた自身がファッションに何を求めるかによって決まります。

この記事が、その判断の一助となれば幸いです。

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