キルティングコートがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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軽くて暖かいキルティングコートは、秋冬の定番アウターとして多くの人に愛されています。

ただ、その一方で「おばさんっぽく見える」「なんだか野暮ったい」という声があるのも事実。購入を迷っている人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、キルティングコートがダサいと言われる理由をSNSなどのリアルな声をもとに探っていきます。

どんな人におすすめで、どんな人には向かないのかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

キルティングコートとは?

キルティングコートは、表地と裏地の間に中綿を挟み、ステッチで押さえたキルティング生地で作られたアウターのことです。

この特徴的なステッチには、デザイン性だけでなく、中の綿が偏るのを防いで保温性を保つという機能的な役割もあります

もともとはイギリスで、乗馬用の防寒具として生まれたのが始まりだと言われています

軽くて動きやすく、保温性も高いため、次第にハンティングなどを楽しむ人々のジャケットとして広まっていきました

素材は軽くて丈夫なナイロンが使われることが多く、実用性の高さが今でも多くの人に愛される理由の一つです 。見た目のわりに驚くほど軽く、肩が凝りにくいのも大きな特徴です

キルティングコートがダサいと言われている理由

長い歴史と優れた機能を持つキルティングコートですが、なぜダサいというイメージを持たれてしまうことがあるのでしょうか。

その理由は、アイテムそのものではなく、選び方や着こなし方にあるようです。

サイズ感が合っていないとおばさんっぽい印象に

キルティングコートが老けて見える、おばさんっぽいと言われる一番の原因は、サイズ感にあるようです

特に、体にぴったりすぎるサイズを選ぶと、腕周りなどが窮屈に見えてしまい、少し前のファッションという印象を与えてしまいます。

これはファッションの流行が変化していることも関係しています。

以前は体に沿ったきれいなシルエットが上品とされていましたが、今は少し肩が落ちるようなリラックス感のある着こなしが主流です。

そのため、昔ながらのジャストサイズのキルティングコートは、今のトレンドから外れて見え、時代遅れな印象につながってしまうのかもしれません。

SNSなどでお洒落に着こなしている人は、少しゆとりのあるサイズを選んでいることがほとんどです

コーデにメリハリがないと着膨れして野暮ったく見える

キルティングコートは中綿が入っている分、ある程度のボリュームが出ます。

このボリューム感を考えずにコーディネートすると、着膨れしてしまい、全体がもっさりとした野暮ったい印象になりがちです

特にコート自体がシンプルなデザインだと、のっぺりとして見えやすく、スタイルが悪く見えてしまうこともあります

この問題を解決するには、コーディネートにメリハリをつけることが大切です。

例えば、ゆったりしたキルティングコートにワイドパンツやロングスカートを合わせると、上下ともにボリュームが出てしまい、寸胴に見えかねません。

ボトムスをスキニーパンツやタイトスカートなど、すっきりしたシルエットのものに変えるだけで、メリハリが生まれて洗練された着こなしになります

インナーのトップスとボトムスの色を揃えて、縦のラインを強調するのも着膨れを防ぐのに有効です

全身カジュアルなアイテムでまとめると部屋着感が出てしまう

もともと乗馬やハンティングで使われていたこともあり、キルティングコートはカジュアルな雰囲気のアイテムです

そのため、スウェットやパーカー、スニーカーといったカジュアルな服ばかりで合わせてしまうと、部屋着のような、ちょっとそこまで、という雰囲気に見えてしまうことがあります

お洒落な着こなしにするには、あえてきれいめなアイテムを混ぜるのがポイントです。

例えば、ボトムスを上品なプリーツスカートやスラックスに変えたり、足元をスニーカーからローファーやブーツにしたりするだけで、ぐっとお洒落な印象に変わります

アクセサリーで上品さを加えるのも効果的です 。カジュアルときれいめのバランスを取ることが、キルティングコートを野暮ったく見せないコツです。

キルティングコートの評判・口コミ

SNSや通販サイトに寄せられた、リアルな評判や口コミをまとめました。

良い口コミ

  • とにかく軽くて肩が凝らず、長時間着ていても疲れない
  • 見た目は薄いのに風を通しにくく、意外と暖かいので秋冬に活躍する
  • 中に着るものを変えれば、秋から春先まで長く着られてお得感がある
  • ごわつかないので、車の運転や電車で座るときも楽ちん
  • デザインがシンプルで、仕事でもプライベートでも合わせやすい

悪い口コミ

  • 白やベージュなどの明るい色は、思った以上に太って見えることがある
  • ダウンジャケットほど暖かくはないので、真冬の寒さはこれ一枚では厳しい
  • サイズ選びが難しく、少し大きいと着られている感が出てしまう
  • 長く着ていると、縫い目のステッチがほつれて中綿が出てくることがある
  • フード付きのデザインは、形によっては古臭く見えることも

キルティングコートがおすすめな人

これまでの話で、キルティングコートは着こなしが難しいと感じたかもしれません。

ですが、ポイントさえ押さえればとても便利なアイテムです。ここでは、キルティングコートがどんな人におすすめなのかを3つのポイントで紹介します。

軽くて肩が凝らないアウターを求めている人

ウールコートなどの重いアウターが苦手な人に、キルティングコートはぴったりです。

口コミでも圧倒的に軽い、長時間着ても疲れないという声が多く、その快適さは大きな魅力です

通勤や通学で毎日アウターを着る人や、小さなお子さんがいる人、アクティブに動きたい人にとって、この軽さは何より嬉しいポイントでしょう。

きれいめカジュアルやトラッドなスタイルが好きな人

キルティングコートはイギリス生まれということもあり、伝統的で品のあるトラッドスタイルと相性抜群です

シャツやニットにスラックスを合わせるような、きれいめカジュアルな着こなしを好む人にはしっくりくるはずです。

特に、LAVENHAM(ラベンハム)やTraditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)といったブランドのものは、シルエットが美しく、大人の着こなしによく合います

秋から春先まで長く使えるアウターが欲しい人

キルティングコートは、真冬専用のアウターというわけではありません。

薄手で軽いのに暖かいという特性を活かして、中に着るものを調整すれば、秋口から春先まで非常に長い期間活躍してくれます

秋はTシャツの上に、冬は厚手のニットの上に着たり、コートのインナーとして使ったり、春はワンピースに羽織ったりと、着回し力は抜群です。

一着で3シーズン着られるコストパフォーマンスの高さも魅力です。

キルティングコートがおすすめできない人

どんなアイテムでも、合わないと感じる人はいます。キルティングコートをおすすめできないのは、次のような人です。

真冬の厳しい寒さを1枚で乗り切りたい人

キルティングコートの保温性は、ダウンジャケットには及びません

そのため、氷点下になるような寒い地域に住んでいる人や、真冬の屋外で長時間過ごすことが多い人が、メインのアウターとして考えている場合は注意が必要です。

あくまで都市部での生活や、重ね着を前提とした使い方に向いているアウターだと考えておきましょう。

コーディネートを考えずに羽織るだけでお洒落になりたい人

キルティングコートはデザインがとてもシンプルな分、着る人のコーディネート力が問われるアイテムでもあります。

羽織るだけでスタイルが決まる、というタイプのコートではありません

サイズ感やシルエットのメリハリ、きれいめアイテムとの組み合わせなどを考えないと、野暮ったく見えてしまいがちです。

毎日のコーディネートを考えるのが面倒な人には、少し難しく感じるかもしれません。

フォーマルな場面で着るコートを探している人

ナイロン素材でカジュアルな雰囲気のキルティングコートは、結婚式や式典といったフォーマルな場には向いていません

きれいめなデザインのものであれば通勤にも使えますが、あくまでカジュアルからビジネスカジュアルの範囲で着るアウターです。

TPOが求められる場面で着るコートを探している場合は、ウールのチェスターコートなど、より格式の高いものを選ぶのが良いでしょう。

キルティングコートのおすすめポイント

ここで、キルティングコートの魅力を改めて確認してみましょう。おすすめのポイントは3つです。

圧倒的な軽さと着心地の良さ

数あるアウターの中でも、キルティングコートの軽さは際立っています。

多くの愛用者が口を揃えるこの点は、日々の快適さに直結する重要なポイントです

重いコートによる肩凝りや疲れから解放され、ストレスなく過ごせるのは大きなメリットです。

インナーダウンとしても使える汎用性の高さ

キルティングコートは一枚で着るだけでなく、コートの下に着るインナーダウンとしても非常に優秀です。

すっきりしたシルエットのものが多いので、手持ちのウールコートやトレンチコートの下に着込むことで、真冬の防寒性を高めることができます

アウターとしてもインナーとしても使えるこの汎用性の高さは、大きな強みです。

合わせるアイテム次第で印象を自在に変えられる

シンプルなデザインだからこそ、合わせるアイテムによって様々な表情を見せてくれるのもキルティングコートの魅力です。

パーカーとデニムに合わせればカジュアルに 、ワンピースやプリーツスカートに羽織れば上品に 、タートルネックニットとスラックスに合わせれば知的な雰囲気にと、着こなしの幅は無限大です

キルティングコートのおすすめアイテム

キルティングコートといっても、ブランドによってデザインや価格は様々です。ここでは、スタイル別におすすめのブランドを3つ紹介します。

【王道・高品質】LAVENHAM / Traditional Weatherwear

良いものを長く使いたい、流行に左右されない定番が欲しいという方には、英国ブランドのLAVENHAM(ラベンハム)やTraditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)がおすすめです。

ラベンハムは、ダイヤモンドキルトが象徴的なキルティングウェアの代名詞ともいえるブランドです

トラディショナル ウェザーウェアの定番モデル「ARKLEY(アークリー)」は、コンパクトなシルエットとゴールドのボタンが特徴で、きれいめなスタイルに合わせやすいと人気です

どちらも品質が高く、一着持っていれば長く愛用できるでしょう。

【実用・武骨】Barbour

オイルドジャケットで有名なBarbour(バブアー)ですが、キルティングジャケットも名品です。

ハンティングウェアがルーツなだけあり、実用性を重視した作りが特徴。防風性に優れたナイロン素材やコーデュロイの襟など、機能的で少し武骨なデザインが魅力です

ジャケットのライナーとして販売されているキルティングベストも人気があります 。よりカジュアルでアウトドアな雰囲気が好きな方におすすめです。

【高コスパ・機能的】UNIQLO / GU

まずは気軽に試してみたい、トレンド感のあるデザインが欲しいという方には、UNIQLO(ユニクロ)やGU(ジーユー)がぴったりです。

ユニクロの「パフテックキルティングジャケット」は、高機能な中綿を使い、軽さと暖かさを両立しています 。撥水加工など、日常で嬉しい機能も満載です

GUは、よりトレンドを意識したデザインやカラーのものが手頃な価格で見つかるため、ファッションとして楽しみたい若い世代に特に人気です

まとめ

キルティングコートがダサいと言われるのは、アイテムそのものではなく、着こなし方に原因があることが多いようです。

野暮ったく見せないためのポイントは以下の3つです。

  1. 体にフィットしすぎない、少しゆとりのあるサイズを選ぶ。
  2. 細身のボトムスを合わせるなど、コーディネートにメリハリを作る。
  3. 全身をカジュアルで固めず、スラックスや革靴など、きれいめな要素を取り入れる。

これらのポイントを押さえれば、キルティングコートは秋冬の頼れる一着になります。

軽くて暖かく、着回しやすい魅力を活かして、自分らしい着こなしを楽しんでみてください。

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