波と富士山のロゴでおなじみのクイックシルバーですが、ネットの一部ではダサいという声があるようです。かつて一世を風靡したブランドだけに、なぜそんな評価をされてしまうのでしょうか？
この記事では、なぜクイックシルバーがダサいと言われてしまうのか、その理由とリアルな評判を解説します。また、どんな人ならおしゃれに着こなせるのかも紹介するので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてください。
クイックシルバーとは？
クイックシルバーはオーストラリアで生まれたサーフブランドです。
葛飾北斎の富嶽三十六景をモチーフにした波のロゴマークは、誰でも一度は見たことがあるはずです。サーフィンやスノーボードなどのアクションスポーツをする人たちから長く愛されています。日本では90年代から2000年代にかけてものすごいブームになったので、記憶に残っている人も多いブランドですね。
クイックシルバーがダサいと言われている理由
歴史あるブランドなのに、なぜダサいなんて言われてしまうのでしょうか。調べてみると、どうやらブランドそのものが悪いわけではなく、日本特有の流行り廃りが関係していることがわかりました。
昔のブームのイメージが強すぎるから
一番の理由は、過去に流行りすぎたことです。
30代から50代の人にとって、クイックシルバーは青春時代にみんなが着ていた服というイメージが強いんです。当時はサーファーじゃなくても着ている人がたくさんいました。
その頃の記憶が強烈に残っているので、いま着ているのを見ると、どうしても一昔前の流行という感じがしてしまうのかもしれません。時代遅れな印象を持たれやすいのが、ダサいと言われる原因のひとつです。
おじさんが昔の感覚で着ているから
いまクイックシルバーを着ているのは、昔からのファンである40代や50代の男性が多いようです。
年を重ねて体型が変わっているのに、若い頃と同じようなダボダボのサイズ感で着てしまっているケースが見られます。これが今の若い人から見ると、若作りしているおじさんに見えてしまい、痛いと思われてしまうことがあるようです。
今のトレンドとは違う着こなしが、ブランドのイメージを少し下げてしまっているのかもしれません。
どこでも売っていて安っぽく見えるから
クイックシルバーは人気ブランドなので、ショッピングモールやアウトレットなど、身近な場所で手に入ります。
手軽に買えるのはいいことですが、こだわりのある服というよりは、量販店でとりあえず買う服というイメージもついてしまいました。ファッションに珍しさを求める人からは、どこにでもある安っぽい服と思われてしまうこともあるようです。
クイックシルバーの評判・口コミ
実際に着ている人はどう思っているのでしょうか。SNSやネットの声を調べてまとめてみました。
良い口コミ
- サーフィンをするときの機能性はやっぱり最高
- 波のロゴマークはレトロで逆にかっこいい
- 昔のデザインを復刻したシリーズがおしゃれ
- ガタイがいい体型でもきつくなくて似合う
- 生地が丈夫で長く着られる
悪い口コミ
- サイズ選びが難しくて失敗することがある
- 色が派手すぎて街中で着るには浮いてしまう
- 昔のヤンキーっぽいイメージが抜けない
- 古着だとボロボロのものが多くて清潔感がない
クイックシルバーがおすすめな人
ダサいと言われることもあるクイックシルバーですが、着る人によってはすごくおしゃれに見えます。おすすめできるのはこんな人です。
サーフィンを本気で楽しんでいる人
やっぱり海で着るクイックシルバーは文句なしにかっこいいです。
サーフィンをするための機能的な服なので、海辺で日焼けした肌に合わせるとすごくサマになります。本気で遊んでいる人のスタイルには、ダサいなんて言葉は関係ありません。
90年代ファッションが好きな若い人
いまの10代や20代の若い人たちにとって、クイックシルバーは新鮮なレトロファッションとして注目されています。
おじさんの服としてではなく、あえて大きめのロゴTシャツを今風に着こなせるセンスのある人にはとてもおすすめです。若い世代が着ると、逆にトレンド感が出ますよ。
体を鍛えているガッチリ体型の人
クイックシルバーの服は、動きやすいように肩幅や胸板にゆとりを持って作られています。
普通のブランドだと窮屈に感じるマッチョな人でも、楽に着られて男らしく見えます。細マッチョの魅力を引き出してくれるという声もありました。
クイックシルバーがおすすめできない人
逆におすすめできないのはどんな人でしょうか。
とりあえず安いから選ぶ人
アウトレットなどで安いからという理由だけで、サイズも確認せずに買うのは避けたほうがいいです。
体に合っていない大きなTシャツをなんとなく着ていると、どうしても休日の疲れたお父さん感が出てしまいます。おしゃれに着るなら、サイズ選びは慎重になりましょう。
きれいめなファッションが好きな人
クイックシルバーは基本的にカジュアルでラフな服です。
ジャケットやスラックスのような、きっちりした服装が好きな人が無理に取り入れると、チグハグな印象になります。清潔感や上品さを一番に考えるなら、他のブランドを選んだほうが無難かもしれません。
周りの目をすごく気にする人
今流行っている最先端のブランドじゃないと嫌だという人にはおすすめしません。
クイックシルバーは定番ブランドなので、周りから今さら？と言われるのが怖いならやめておきましょう。自分のスタイルを持っている人が着るブランドです。
クイックシルバーのおすすめポイント
いろいろ言われていますが、クイックシルバーにはいいところがたくさんあります。
復刻版のデザインが今っぽい
最近は、昔のデザインを今風に作り直したサターンコレクションなどのシリーズが出ています。
これが古着っぽくてすごくいい雰囲気なんです。昔のままではなく、今の時代に合わせて形や素材がアップデートされているので、これを着ていれば時代遅れだなんて言われません。
丈夫で長持ちする
スポーツブランドだけあって、作りはすごくしっかりしています。
Tシャツの首元も伸びにくいですし、水着も簡単にはダメになりません。安い服をすぐ買い替えるよりも、結果的にはコスパがいいですよ。
世界中で通じるサーフブランド
流行り廃りはあっても、サーフィンの歴史を作ってきたブランドであることは変わりません。
海外のビーチに行っても、クイックシルバーのロゴはサーファーの証として通じます。そういう本物の背景がある服を着られるのは、やっぱり魅力的です。
クイックシルバーのおすすめアイテム
最後に、これを選べば間違いないというおすすめアイテムを紹介します。
ボードショーツ
ブランドの顔とも言えるアイテムです。海で使うのはもちろんですが、街履きできるタイプも便利です。派手な柄もいいですが、大人が着るならシンプルな色使いのものを選ぶと失敗しません。
ヴィンテージ風のTシャツ
ピカピカの新品っぽいものより、古着のような加工がされたTシャツがおすすめです。少しあせた色合いのものを選ぶと、こなれた感じが出ておしゃれに見えます。
厚手のパーカー
ペラペラの生地ではなく、フードがしっかり立つような厚手のパーカーを選びましょう。胸元に小さくロゴが入っているくらいのシンプルなものなら、子供っぽくならずに着こなせます。
まとめ
クイックシルバーがダサいと言われるのは、昔流行りすぎたイメージが残っていることや、サイズ感が合っていない着こなしが原因のようです。
ブランド自体が終わっているわけではありません。以下のポイントをおさえれば、今でも十分かっこよく着られます。
- 今の自分に合ったサイズを選ぶ
- 復刻モデルなど今っぽいデザインを取り入れる
- だらしなく見えないように気をつける
周りの声は気にせず、自分の好きなスタイルでクイックシルバーを楽しんでくださいね。
