シチズンのプロマスターは、陸・海・空のプロフェッショナル向けに作られた、機能的でタフなスポーツウォッチです 。
多くのファンに愛されていますが、一部ではプロマスターはダサい、時代遅れだという声も聞かれます。
そこでこの記事では、プロマスターがダサいと言われる理由と、どんな人におすすめできるのか、できないのかをSNSやYouTubeの評判を交えながら解説します。
「プロマスターが欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人はぜひ参考にしてください。
プロマスターとは?
プロマスターは、シチズンが1989年に立ち上げたスポーツウォッチブランドです 。
そのコンセプトは、過酷な環境で活動するプロのために、最高の信頼性と機能性を提供すること 。
そのために、MARINE(海)、LAND(陸)、SKY(空)という3つの専門分野に特化したシリーズを展開しています 。
ダイバーやパイロット、冒険家といったプロたちが安心して使える、まさに「道具」としての時計作りを追求しているブランドです。
プロマスターがダサいと言われている理由
機能性の高さで評価されるプロマスターですが、なぜ一部でダサいと言われてしまうのでしょうか。その理由をみていきましょう。
機能性を重視したデザインがゴツいから
プロマスターのデザインは、まず機能ありきです。
例えばダイバーズウォッチのMARINEシリーズには、プロの飽和潜水に対応するため、ケースサイズが52.5mm、厚みが22.2mmもある非常に大きなモデルが存在します 。
また、パイロット向けのSKYシリーズは、航空計算尺などの複雑な目盛りが文字盤にびっしりと書き込まれています 。
これらのデザインはプロにとっては必要な機能ですが、ファッションとして見ると、どうしてもゴツくて無骨な印象や、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。
特にシンプルな服装に合わせると、時計だけが浮いてしまい、野暮ったいと感じる人もいるようです。
実用時計のイメージが強く、おじさんっぽいから
プロマスターは、長年愛されているロングセラーモデルも多いのが特徴です。
例えば、2007年から販売されている「PMD56-2952」は、ソーラー電波機能を備えた実用的なモデルとして今でも人気があります 。
しかし、こうした普遍的で実用性に特化したデザインが、一部の人からは「おじさん時計」と見られてしまうこともあるようです 。
高級腕時計のようなステータス性や華やかさよりも、道具としての正確さや便利さを重視しているため、それがかえって時代遅れだと感じる人もいます。
アナデジのデザインに癖があるから
プロマスターのラインナップには、アナログとデジタル表示を組み合わせたアナデジモデルもあります。
高精細な液晶ディスプレイを搭載するなど技術的には進化していますが、この独特なデザインは好みがはっきりと分かれるようです 。
多機能で便利な反面、見た目のインパクトが強く、万人受けするデザインとは言えません。
そのため、伝統的なアナログ時計が好きな人からは、そのスタイルが受け入れられず、センスがないという評価につながることがあります 。
プロマスターの評判・口コミ
実際にプロマスターを使っている人はどう感じているのでしょうか。ネット上の良い口コミと悪い口コミをまとめました。
良い口コミ
- とにかく見やすい。暗いところでも針がはっきり光って時間がわかる
- チタン製モデルは驚くほど軽くて着け心地が良い
- ソーラー電波なので、電池交換や時刻合わせの手間がなくて最高
- アウトドアやスポーツでガシガシ使えるタフさが魅力
- この機能と品質でこの価格は、コストパフォーマンスが良すぎる
悪い口コミ
- ダイバーズウォッチはやっぱり重いし、サイズも大きい
- モデルによっては、りゅうずの出っ張りが手の甲に当たって邪魔に感じる
- 純正のウレタンベルトは少し安っぽく見えるし、付け心地もイマイチ
- 文字盤の目盛と秒針が微妙にズレているのが気になった
- ステンレスモデルは重厚感があるけど、やっぱり重さが気になる
プロマスターがおすすめな人
プロマスターの評価はさまざまですが、次のような人には特におすすめです。
時計に機能性や実用性を求める人
プロマスターの最大の魅力は、その高い機能性です。
光で充電するエコ・ドライブ、自動で時刻を修正する電波受信機能、傷に強いスーパーチタニウム素材など、シチズン独自の技術が詰まっています 。
電池交換や時刻合わせの手間をかけたくない、正確で信頼できる時計が欲しいという人には、最高の選択肢となるでしょう。
アウトドアやスポーツで使えるタフな時計が欲しい人
プロマスターは、その名の通りプロの過酷な使用環境を想定して作られています 。
高い防水性や耐衝撃性を備えているため、登山やダイビング、キャンプといったアウトドアシーンで真価を発揮します 。
日常使いはもちろん、趣味の時間を一緒に過ごせるタフな相棒を探している人にもぴったりです。
コストパフォーマンスを重視する人
プロマスターは、本格的なスペックを備えながらも、比較的手に取りやすい価格帯のモデルが多いのが特徴です 。
海外の高級ブランドにも引けを取らない性能を、現実的な価格で手に入れることができます。
ブランド名よりも、時計そのものの価値や性能を重視して選びたい人にとって、非常に満足度の高い一本になるはずです。
プロマスターがおすすめできない人
一方で、プロマスターが合わないと感じる人もいます。次のような人にはあまりおすすめできません。
スマートで上品な時計を探している人
プロマスターのデザインは、機能性を追求した結果、ゴツくてスポーティーなモデルが中心です 。
そのため、スーツスタイルに合わせるような、薄くてドレッシーな時計を探している人には向いていません。
ファッションとして、きれいめで上品なスタイルを好む人には、少しミスマッチに感じられるかもしれません。
ブランドのステータス性を重視する人
プロマスターは、あくまで実用的なツールウォッチとしての評価が高いブランドです。
ロレックスやオメガのような、着けているだけで社会的地位を示すような高級ブランドとは立ち位置が異なります 。
時計にステータス性や、他人からの評価を求める人にとっては、少し物足りなく感じる可能性があります。
シンプルなデザインが好きな人
プロマスター、特にSKYシリーズや多機能なLANDシリーズは、文字盤に多くの情報が表示されています 。
航空計算尺や方位計など、プロ向けの機能がデザインのアクセントになっていますが、シンプルなデザインを好む人からは、ごちゃごちゃして見えるかもしれません。
時刻だけがわかれば良い、というミニマルな考え方の人には、少し過剰なデザインに感じられるでしょう。
プロマスターのおすすめポイント
プロマスターが多くの人に愛される理由、その魅力を3つのポイントで紹介します。
シチズンが誇る最先端の技術力
プロマスターには、シチズンが長年培ってきた革新的な技術が惜しみなく投入されています。
定期的な電池交換が不要な光発電エコ・ドライブは、プロマスターのほぼ全てのモデルに搭載されている基幹技術です 。
また、ステンレスより約40%軽く、5倍以上傷に強いスーパーチタニウムは、過酷な環境での使用に最適です 。
こうした独自の技術が、プロマスターの圧倒的な信頼性を支えています。
陸・海・空、専門分野に特化したラインナップ
プロマスターは、MARINE、LAND、SKYという3つのカテゴリーに分かれており、それぞれの専門分野で最高のパフォーマンスを発揮できるよう設計されています 。
ダイバーズウォッチのMARINEはISO規格に準拠した本格仕様 、LANDは方位計や高度計を備え 、SKYは航空計算尺を搭載するなど 、各モデルが明確な目的を持って作られています。
自分のライフスタイルや趣味に合わせて、最適な一本を選べるのが大きな魅力です。
プロが認める本物の信頼性と耐久性
プロマスターは、ファッションとしての時計ではなく、プロフェッショナルのための道具です。
その信頼性は、実際に多くのプロダイバーや冒険家たちによって証明されています 。
厳しい品質テストをクリアし、過酷な環境下でも正確に時を刻み続ける。
見せかけのデザインではない、本物のタフネスと信頼性こそが、プロマスターの最大の価値と言えるでしょう。
プロマスターのおすすめアイテム
数あるプロマスターの中から、特におすすめのモデルを3つ紹介します。
MARINEシリーズ BN0156-05E
プロマスターの代表的なダイバーズウォッチです 。
ISO規格に準拠した200m潜水用防水性能を持ちながら、すっきりとしたデザインで普段使いもしやすいのが特徴 。
光発電エコ・ドライブを搭載し、定期的な電池交換も不要です 。
ダイバーズウォッチ入門としても、長く使える一本としてもおすすめです。
LANDシリーズ PMD56-2952
2007年の発売以来、多くのファンに愛され続けるロングセラーモデルです 。
ソーラー電波、20気圧防水、傷に強いスーパーチタニウムケース、サファイアガラス風防と、実用的なスペックが満載 。
流行に左右されないシンプルなデザインで、オンオフ問わず活躍してくれます。
まさに質実剛健という言葉がふさわしい、信頼できる一本です。
SKYシリーズ CB5000-50L
パイロットウォッチらしい、メカニカルで精悍なデザインが魅力のモデルです 。
ジェット機が飛ぶ成層圏の深い空をイメージしたブルーの文字盤が特徴的 。
世界4エリアの電波を受信するソーラー電波機能やワールドタイム機能を備え、海外への旅行や出張が多い人にも便利です 。
男心をくすぐるデザインと高い機能性を両立しています。
まとめ
プロマスターがダサいと言われるのは、その機能性を最優先したプロ向けの設計が、ファッションの視点から見るとゴツくて野暮ったく見えてしまうことがあるからです。
しかし、その本質は、過酷な環境でも信頼できるタフなツールウォッチです。
シチズンが誇る最先端の技術が詰まっており、その性能は多くのプロフェッショナルに認められています。
流行やステータスに流されず、時計に本物の機能と信頼性を求める人にとって、プロマスターは最高の相棒になってくれるでしょう。