アートとユーモアが融合した、ポップでカラフルなデザインが魅力のモスキーノ。
世界中にファンを持つ一方で、一部ではダサい、奇抜すぎるといった声も聞かれます。
この記事では、モスキーノがダサいと言われる理由を探り、実際の口コミを交えながら、どんな人におすすめできるのかを解説します。
モスキーノのアイテムが欲しいけど、周りの目が気になる…と不安な人は、ぜひ参考にしてください。
モスキーノとは?
モスキーノは、1983年にフランコ・モスキーノが立ち上げたイタリアのファッションブランドです 。
創設者のフランコは、もともとヴェルサーチェでイラストレーターとして活躍していたというユニークな経歴の持ち主 。彼のデザインは、ただの服ではなく、ファッション業界の常識を皮肉ったユーモアあふれるメッセージが込められていました 。
大きな転機は、2013年にクリエイティブディレクターとしてジェレミー・スコットが就任したことです 。
彼は、マクドナルドやバービー人形といった誰もが知るポップカルチャーのアイコンをデザインに取り入れ、モスキーノを世界的な人気ブランドへと押し上げました 。ファッションは人々を笑顔にするためのギフトだ、という彼の考えが反映されています 。
ジェレミー・スコットの退任後、ブランドは新しい時代を迎えています。2024年からは、ロエベなどで経験を積んだアードリアン・アピオラッザが新たなクリエイティブディレクターとなり、ブランドの新しい歴史が始まろうとしています 。
モスキーノがダサいと言われている理由
個性的なデザインで人気のモスキーノですが、なぜ一部の人からはダサいと思われてしまうのでしょうか。その理由を探ってみましょう。
子供っぽく見えてしまうテディベアのデザイン
モスキーノの象徴といえば、可愛らしいテディベアのモチーフです。
パーカーやTシャツは特に人気で、多くの有名人も愛用しています 。ただ、この有名なデザインが、一部でダサいと言われる理由にもなっているようです。
テディベアは、どうしても子供向けのイメージが強いモチーフ。大人が着るには少し幼稚に見える、年齢に合っていないと感じる人も少なくありません。
実際にベビー服でも同じデザインが使われているため 、大人が着るには少し恥ずかしいと感じてしまうのかもしれません。
主張が強すぎるロゴやデザイン
モスキーノは、大胆なロゴやパロディーデザインも特徴的です。
マクドナルドのロゴを真似たデザインや、洗剤のボトルをかたどった香水などは大きな話題になりました 。
こうした遊び心はモスキーノの魅力ですが、その強い主張がやりすぎ、品がないと感じる人もいます。
高級ブランドには上品さを求める人にとって、モスキーノのデザインは少し野暮ったく見えてしまうのかもしれません。
少し古い?80年代風の派手なスタイル
モスキーノが生まれた1980年代は、原色や大きなロゴを使った派手なファッションが流行していました 。
モスキーノのデザインには、今でもその頃の雰囲気が色濃く残っています。
ゴールドのチェーンやビビッドな色使いは、今のシンプルなトレンドから見ると、少し古臭く感じてしまう人もいるようです 。これが時代遅れというイメージにつながり、ダサいと言われる一因になっています。
モスキーノの評判・口コミ
ここでは、SNSなどで見られるモスキーノのリアルな声を集めてみました。
良い口コミ
- 他にはないユニークなデザインがとにかく可愛い
- 着ているだけで気分が明るくなって、ファッションを楽しめる
- 一目でモスキーノとわかるデザインで、個性を表現できる
- 仲里依紗さんや渡辺直美さん、NiziUなど好きな芸能人が着ている
- デザインはユニークだけど、作りはしっかりしていて品質が高い
- バッグや香水だけでも、ブランドのハッピーな世界観が楽しめる
- 人と被りたくないおしゃれな人が選ぶブランドというイメージ
悪い口コミ
- デザインが派手でインパクトが強いので、普段着に取り入れるのが難しい
- 年齢を重ねると着こなしにくく、若者向けのブランドだと感じてしまう
- 着ていける場所が限られる
- 値段は高いのに、デザインによっては安っぽく見えることがある
- 流行りのデザインが多く、来年にはもう着られないかもしれない
- アイコンのテディベアが、大人が持つには子供っぽくて恥ずかしい
- 全身モスキーノだと、主張が強すぎてかえってダサく見える
モスキーノがおすすめな人
これまでの情報を元に、モスキーノがどんな人におすすめなのかをまとめました。
ファッションで個性を表現したい人
周りの評価は気にせず、自分の好きな服で自己表現を楽しみたい。そんな人にとって、モスキーノは最高のブランドです 。
着ているだけで会話のきっかけになるような、ユニークなファッションが好きな人には、これ以上ない選択肢でしょう。
ポップカルチャーやストリートファッションが好きな人
モスキーノは、音楽やアートといったカルチャーとの結びつきが強いブランドです。
渡辺直美さんやNiziUなど、現代のカルチャーを代表するアーティストたちも愛用しています 。
ポップカルチャーが好きで、それをファッションに取り入れたい人にとって、モスキーノのアイテムは特別な意味を持つはずです。
コーディネートの主役になるアイテムが欲しい人
いつもの服装がマンネリ気味で、何かアクセントが欲しい。そんな人にもモスキーノはおすすめです。
シンプルなTシャツとデニムにモスキーノのテディベアパーカーを合わせるだけで、一気におしゃれ上級者のコーディネートになります 。
手持ちの服に刺激を与えてくれる、主役級のアイテムを探している人にぴったりです。
モスキーノがおすすめできない人
一方で、モスキーノのデザインが合わない人もいます。どんな人におすすめできないのか見ていきましょう。
シンプルで落ち着いた服が好きな人
無地のTシャツにデニム、といったようなシンプルで落ち着いたスタイルが好きな人には、モスキーノのデザインは合わせにくいかもしれません。
モスキーノの魅力である派手さやユーモアは、ミニマルなファッションを好む人の好みとは正反対と言えるでしょう。
着回しやすさを重視する人
持っている服を上手に着回したい、実用性を第一に考える人にもモスキーノはあまり向いていません。
モスキーノのアイテムはデザイン性が高いため、他の服と合わせるのが難しいものがほとんどです。
着回しを重視する人にとっては、少し使い勝手が悪く感じられるかもしれません。
TPOを気にする場面が多い人
職場や冠婚葬祭など、服装のルールが厳しい場面が多い人には、モスキーノの出番は少ないかもしれません。
ブランドの持つ遊び心は、フォーマルな場では不適切と見なされる可能性があります。
モスキーノは、あくまでプライベートな時間のおしゃれを楽しむためのブランドと言えそうです。
モスキーノのおすすめポイント
ダサいという意見もありますが、それを上回るモスキーノならではの魅力もあります。
他のブランドにはない遊び心
高級ブランドの世界は、どうしても堅苦しくなりがちです。
その中でモスキーノは、一貫してファッションを楽しむことを追求してきました 。
服を通して人々を笑顔にするという姿勢は、他のブランドにはないモスキーノだけの価値です。
見た目だけじゃない、確かな品質
奇抜なデザインから、安っぽいというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、モスキーノの製品は高品質なイタリア製です 。
Tシャツは肌触りの良い上質なコットンを使い 、縫製も丁寧。見た目のユニークさだけでなく、品質という土台がしっかりしているのも魅力です。
多くの著名人に愛されるアイコン的ブランド
世界的なスターから日本のファッションアイコンまで、多くの著名人がモスキーノを愛用しています 。
それは、モスキーノが単なるファッションブランドではなく、今の時代を象徴するカルチャーアイコンであることを示しています。
モスキーノの服を着ることは、そのカルチャーの一員になるような特別な体験かもしれません。
モスキーノのおすすめアイテム
モスキーノに挑戦してみたいけど、何から買えばいいかわからない。そんな人のために、おすすめのアイテムをいくつか紹介します。
まずは定番のテディベアTシャツ&パーカー
ブランドの象徴であるテディベアがデザインされたTシャツやパーカーは、モスキーノ入門に最適です 。
一目でブランドがわかり、他のアイテムに比べてコーディネートにも取り入れやすいのがポイント。
Tシャツなら2万円台から手に入るものもあり 、気軽にブランドの世界観を体験できます。
意外と合わせやすいライダース風バッグ
モスキーノのバッグで特に有名なのが、ライダースジャケットをモチーフにしたシリーズです 。
デザインは個性的ですが、上質な黒いレザーで作られているため、意外とどんな服装にも合わせやすいのが特徴。
普段のシンプルな服装にプラスするだけで、コーディネート全体がぐっと引き締まります。
気軽に楽しめるiPhoneケースや香水
もっと気軽にモスキーノの世界観を楽しみたいなら、iPhoneケースや香水などの小物から試してみるのがおすすめです。
遊び心あふれるiPhoneケースは、持っているだけで話題になります 。
また、テディベアの形をした香水瓶は、部屋に飾っておくだけでも気分が上がります 。
まとめ
モスキーノがダサいと言われるのは、子供っぽい、派手すぎる、少し古臭いといったイメージがあるからのようです。
ただ、それはモスキーノが持つユニークな個性の裏返しでもあります。
このブランドは、ファッションは楽しむものだ、というメッセージを一貫して発信し続けてきました 。
周りにどう見られるかより、自分が着ていて楽しいか、気分が上がるかを大切にする人なら、モスキーノは最高のパートナーになってくれるはずです。
もしデザインを見て心から惹かれるなら、それはあなたにとってダサいのではなく、あなただけのスタイルなのかもしれません。