ミルクフェドがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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MILKFED.(ミルクフェド)のリュックやTシャツは、印象的なボックスロゴが可愛らしく、機能性も高そうに見えます。多くのお店で見かける人気ブランドですが、いざ購入しようとすると「これって、大人が持っても大丈夫?」「もしかしてダサいと思われない?」と不安がよぎる人もいるようです。

ミルクフェドは、1995年に設立され、流行をリアルなスタイリングに落とし込む、エイジレスな女性のカジュアルスタイルを提案しているブランドです 。しかし、SNSや検索候補には「ダサい」「時代遅れ」「恥ずかしい」といった、購入をためらわせる言葉が並ぶのも事実です。   

そこで本記事では、ミルクフェドがなぜ一部でダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSやYouTubeでのユーザーの生の声、ブランドの背景などをリサーチして解き明かします。

さらに、調査結果を基に、ミルクフェドがおすすめな人とおすすめできない人を具体的に解説します。「ミルクフェドが欲しいけど、世間の目が気になる…」と不安な人は、ぜひ参考にしてください。

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MILKFED.(ミルクフェド)
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目次

MILKFED.(ミルクフェド)とは?

MILKFED.(ミルクフェド)は、1995年にアメリカで設立されたファッションブランドです。

その始まりは非常にクールなものでした。設立者は、映画監督として世界的に有名なソフィア・コッポラ。彼女は、ソニック・ユースのキム・ゴードンがプロデュースした人気ブランド「X-Girl」に携わった経験を活かし、友人とともにMILKFED.を立ち上げました 。   

このように、ブランドのルーツは90年代のアメリカのインディーズカルチャーやストリートファッションにあります。

しかし、ブランドは歴史の中で大きな転換点を迎えます。ソフィア・コッポラが映画製作に専念するため、ブランドは日本の企業であるB’s Internationalに引き継がれました 。   

現在、MILKFED.は日本国内を中心に展開しており、そのテイストを大切にしつつ、日本のトレンド要素を共存させたブランドとして運営されています 。公式コンセプトは、シンプルな中にオーラが漂うエイジレスな女性のカジュアルスタイルです 。   

しかし、現在の市場での「顔」となっているのは、Tシャツやスウェット 、そして何よりもアイコニックなボックスロゴを配したバッグやリュックサックです 。特にリュックは学生層から絶大な支持を得ており 、若者向けのストリートブランドとしての側面が非常に強くなっています。   

ミルクフェドがダサいと言われている理由

輝かしいルーツを持ち、公式にはエイジレスを謳うミルクフェドが、なぜダサい、時代遅れと揶揄されてしまうのでしょうか。

リサーチを深めると、その理由は「デザインが古臭い」といった単純なものではなく、ブランドの戦略や、特定のアイテムがヒットしすぎたことによる特有の事情が絡み合っているようです。

ボックスロゴが「学生向け」のイメージを定着させている

ミルクフェドがダサい、あるいは恥ずかしいと感じられる理由として、そのブランドイメージが「学生向け」に強く固定化されてしまったことが大きいようです。

特に、ブランドのアイコンであるボックスロゴが大きくプリントされたリュックサックは、その機能性の高さから、通学用バッグの定番としての地位を確立しました 。   

SNSやECサイトのレビューでは、「通学用に購入した」「教科書が(重くても)たくさん入る」といった学生本人やその親からの声が大多数を占めています 。   

実際、ノートPC用のスリーブや、荷物を上下二層に分けられる構造、壊れにくい耐久性など、ミルクフェドのリュックは重い教科書や部活動の道具を持ち運ぶ学生のニーズに完璧に応えていました 。   

結果として、この学生にとっての機能性の高さが、ブランドの爆発的な普及に繋がりました。しかし、その副作用として、街中やキャンパスで同じロゴのバッグを持った学生と頻繁に遭遇する「かぶり度」が非常に高くなってしまいました。

この「学生の制服の一部」というイメージが強すぎるため、30代以上の大人が同じロゴのアイテムを持とうとすると、若作りしているようで恥ずかしい、といった感覚が生まれ、ダサいという評価に直結してしまうのかもしれません。

雑誌付録・ムック本の多さが「安っぽい」イメージを助長している

ミルクフェドが安っぽいと評価される背景には、ブランドのマーケティング戦略の一つである、雑誌付録・ムック本の多さがあるようです。

YouTubeなどで「ミルクフェド」と検索すると、正規店で購入したアイテムのレビューよりも、820円や2,500円程度で手に入る雑誌付録やムック本のリュック、ショルダーバッグのレビューが非常に多くヒットします 。   

これらの付録は、価格に対して「チャックが滑らか」「生地がしっかりしている」と肯定的な評価も多く 、ブランドの知名度を飛躍的に高めることに成功しました。   

しかし、この戦略は諸刃の剣でした。消費者にとって、ミルクフェドのロゴに触れる最初の体験が、数百円から2,000円台の付録になってしまったのです。

その結果、いざ正規店で13,200円のリュック  や8,800円のショルダーバッグ  を見ても、「ロゴがついているだけで高すぎる」「所詮、付録のブランド」という、安っぽいイメージが先行してしまうようです。   

この安っぽいという認識は、万が一、正規の価格で買った商品に不具合があった場合に、致命的なブランド不信へと繋がります。実際に、一部のECサイトレビューでは、正規の価格帯のバッグに対して「縫製が非常に悪い」「生地が薄め」といった辛口な評価も見られました 。   

90年代ストリートのままで「時代遅れ」と感じるデザイン

ミルクフェドのブランドアイデンティティは、そのルーツである90年代のストリートカルチャーと、ソフィア・コッポラが生み出したボックスロゴにあります 。このデザインは、90年代やY2Kのリバイバルブームに乗って再評価されました。   

しかし、ファッションのトレンドは移り変わりが激しいものです。昨今のように、ロゴを排したスタイルや、より洗練されたノームコア(究極の普通)がトレンドとして浮上してくると、大きく主張するボックスロゴは、途端に野暮ったい、センスがないと感じられるようになります。

他の多くのブランドが時代に合わせてロゴデザインを微調整したり、ロゴ以外のシグネチャーアイテムを開発したりするのに対し、ミルクフェドは良くも悪くもロゴへの依存度が非常に高いままです。

そのため、ファッション感度の高い層からは、「まだあのロゴを使っているのか」「一昔前に流行ったブランド」と見なされ、時代遅れ、終わったブランドというレッテルを貼られてしまうようです。

近年は「ミルクフェド男子」  として男性へのアピールも試みていますが、ある調査では「おじさんがコーデに落とし込むのは難しすぎる」と結論付けられており 、実際には「若者」という特定の年齢層の枠を超えることに苦戦しているのかもしれません。   

ミルクフェドの評判・口コミ

では、実際にミルクフェドのアイテムを使用している人は、具体的にどのような点に満足し、あるいは不満を感じているのでしょうか。SNSやECサイトのレビューから、特有の良い口コミと悪い口コミを整理しました。

良い口コミ

良い口コミは、特にリュックやバッグの機能性とデザインの可愛さに集中していました。

  • とにかくリュックの収納力がすごい。教科書、PC、お弁当、着替えまで全部入る 。   
  • 通学用に買ったが、重い教科書を毎日パンパンに入れても壊れることなく使えているほど、生地や作りがしっかりしている 。   
  • リュックが上下二層に分かれる構造になっていて、下にお弁当や靴を分けられるのが本当に便利 。   
  • ポケットがとにかく多くて、小物を仕分けるのに助かる。PCスリーブにクッションが入っているのも安心 。   
  • ムック本の付録とは思えないクオリティ。この価格でこのリュックが手に入るのは大正解だった 。   
  • ロゴのデザインがシンプルに可愛い。どんなカジュアルな服装にも合わせやすい 。   

悪い口コミ

悪い口コミは、人気の高さゆえの「かぶり」問題と、一部の製品の作りの甘さや設計上の欠点を指摘する声でした。

  • 大学のキャンパスや電車内で、自分と同じリュックを持っている人を一日に何人も見かける。かぶりすぎる。
  • ロゴが大きすぎて、30代が持つには若作りに見えそうで恥ずかしい。
  • 人気モデルのリュックを買ったが、リュック本体が重い。さらに背中側のパネルが硬すぎて、背中にフィットせず痛い 。   
  • リュックの両サイドにあるメッシュポケットが浅すぎる。500mlのペットボトルや水筒を入れると、屈んだ時にすぐに落ちてしまい使い物にならない 。   
  • 正規の値段でバッグを買ったのに、縫製が雑で糸が飛び出ていたり、生地が薄かったりして安っぽいと感じた 。   

ミルクフェドがおすすめな人

ここまでの分析を踏まえ、ミルクフェドのアイテムがおすすめできるのは、次のような人たちです。

実用性第一で、大容量・高機能なバッグを探している学生

あなたがもし中学生、高校生、あるいは大学生で、通学用に大容量でタフなリュックを探しているなら、ミルクフェドは最強の選択肢の一つです。

学生向けというイメージは、あなたにとっては「自分のニーズに合っている」という証拠です。重い教科書やノートPC、お弁当、部活の道具をすべて詰め込める収納力  と、日々の使用に耐える耐久性は 、まさに学生のためにあると言っても過言ではありません。   

TPOで割り切ってママバッグやサブバッグとして活用したい人

ミルクフェドの機能性は、ママ(パパ)バッグとしても非常に優秀です。大量のポケット、大容量、両手が空くリュックやショルダーバッグは、オムツや着替え、おもちゃを持ち運ぶのに最適です。

また、YouTubeのレビューであったように、ライブやコンサート用のバッグ 、あるいは「汚れてもいい」と思える旅行用のサブバッグ  として、TPOで割り切って使うのも賢い選択です。この場合、ファッションとしてではなく「実用的な道具」として選んでいるため、他者の評価は気にならなくなるでしょう。   

90sストリートスタイルが好きな人

あなたがミルクフェドのルーツ(ソフィア・コッポラやX-Girl)  を知っており、90年代のストリートスタイルを愛する人であれば、このブランドを再びクールに着こなすことができます。   

世間が時代遅れと呼ぶロゴを、あえてレトロなアイコンとしてコーディネートに取り入れる。そうした文脈を理解した上で身につけるのであれば、ダサいとは一線を画す、個性的なスタイルが完成します。

ミルクフェドがおすすめできない人

一方で、あなたの不安が的中してしまう可能性が高い、ミルクフェドをおすすめできないのは、次のような人たちです。

30代以上で「年相応」の品格や「きちんと感」を求める人

あなたが30代以上で、職場や保護者会、あるいは友人とのランチなどで、年相応の品格やTPOに合ったきちんと感を重視する場合、ミルクフェドのアイコニックなボックスロゴは、あなたの足を引っ張る可能性が高いです。

ブランドはエイジレス  を謳っていますが、市場での現実は強力な学生・若者イメージです。あなたの意図とは裏腹に、周囲からは若作りしている、カジュアルすぎるといった印象を持たれかねません。   

他人と持ち物が「かぶる」のが嫌な人

この記事を読んでいるあなたは、おそらく感受性が豊かで、周囲の視線を気にするタイプでしょう。その場合、ミルクフェドの定番リュックは避けたほうが無難かもしれません。

前述の通り、このブランドは「かぶり度」が非常に高いことで知られています。あなたが勇気を出して身につけたとしても、駅のホームやカフェで同じものを持っている人と鉢合わせするたびに、小さなストレスを感じ、「やっぱり買わなければよかった」と後悔する未来が容易に想像できます。

ロゴが目立たないシンプルなデザインを好む人

あなたのファッションスタイルが、ロゴが目立たないシンプルなもの、いわゆるミニマリスト志向である場合、ミルクフェドのブランドDNAとは根本的に相容れません。

ミルクフェドのアイデンティティは、そのロゴにあります。ロゴが主張することにストレスを感じるなら、無理に選ぶ必要はないでしょう。

ミルクフェドのおすすめポイント

ダサいという側面ばかりが注目されがちですが、ミルクフェドには他ブランドにはない、明確で優れたおすすめポイントが存在します。

リュックの圧倒的な実用性

ミルクフェドのリュックが学生の定番になったのは、ひとえにその機能性が圧倒的だったからです。

特に、メインの収納スペースがファスナーで上下二層に仕切れる構造  は、非常に画期的です。これにより、「上段に教科書、下段に汚れた体操服や靴、お弁当」といった、他のリュックでは難しい完璧な仕分けが可能になります。   

加えて、クッション性のあるPCスリーブ 、滑らかなジッパー 、論理的に配置された多数のポケット  など、日常の「こうだったらいいな」を形にした、徹底的なユーザー目線の設計が光ります。   

本家ラインとムック本・付録で選べる「価格帯の幅」

安っぽいイメージの源泉であるムック本や付録ですが、これは消費者にとっては「賢いお試し」ができるという大きなメリットでもあります。

いきなり1万円を超える正規のバッグ  を買うのは勇気がいりますが、まずは2,500円のムック本リュック  や820円のショルダーバッグ  を試してみて、「自分はこのロゴと相性が良いか」「実際に使ってみて恥ずかしさを感じないか」を低リスクで判断できます。   

スタイリングで活きるTシャツやアパレル

リュックやバッグはロゴの主張が強く、大人が取り入れるのは難易度が高いですが、Tシャツやスウェットなどのアパレルは、スタイリング次第で大人カジュアルとして成立します。

公式のスタッフコーディネートでは、ロゴTシャツをあえて光沢のあるオトナっぽいスカートと合わせたり 、メンズライクなTシャツをセンターラインの入ったきれいめなパンツやモノトーンで統一することで、ストリート感を中和し、洗練された印象に見せるテクニックが紹介されています 。   

ミルクフェドのおすすめアイテム

もしあなたが「それでもミルクフェドが気になる」あるいは「自分には合っている」と判断した場合、目的別におすすめのアイテムを紹介します。

【定番・学生/ママ向け】W ZIP BACKPACK / NEO EMBROIDERY BIG BACKPACK BAR

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これらはミルクフェドの「顔」とも言える、最も人気があり、最も機能的なリュックのモデル群です 。学生や、実用性第一のママ(パパ)であれば、迷わずこれらの定番モデルを選ぶのが正解です。その圧倒的な機能性を存分に享受してください 。   

【大人向け】ロゴテープが控えめなショルダーバッグ・トート

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ダサいと思われるのを避けたい大人の方には、ボックスロゴが前面に押し出されていないアイテムがおすすめです。例えば、キャンバス地のトートバッグ  や、ロゴがテープ部分に小さくあしらわれているショルダーバッグ  などです。これらはロゴの主張が控えめなため、学生っぽさが薄れ、大人のカジュアルスタイルにも自然に溶け込みます。   

【コラボアイテム】Championや人気キャラクターとの限定品

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ファッション感度の高い人には、コラボレーションアイテムが狙い目です。例えば、Championとのコラボスウェット  や、人気キャラクターとの限定品は、通常のラインとは一線を画します。これらは「ただのミルクフェド」ではなく、「ミルクフェドと〇〇のコラボ」という別の価値基準で評価されるため、こだわりを表現するアイテムとなります。   

まとめ

ミルクフェドがダサいと言われる背景には、いくつかの理由があるようです。

リュックの機能性が高すぎた結果、学生の定番となり、大人が持つには恥ずかしいイメージが定着してしまったこと 。ムック本や雑誌付録を多用する戦略が、安っぽいブランドイメージを植え付けてしまったこと 。そして、トレンドが変化する中で、ロゴ中心のデザインが時代遅れと見なされるようになったこと。   

あなたが感じていた「ダサいかも?」という不安は、こうした社会的な認識を無意識に察知していたからであり、その感覚は決して間違っていません。

しかし、ミルクフェドのアイテムが持つ、学生や母親の日常を支える「圧倒的な機能性」もまた、紛れもない事実です 。   

最終的に、あなたがミルクフェドを選ぶかどうかは、あなたが「社会的な認識」と「実用的な価値」のどちらを優先するかで、その評価は変わってくるでしょう。

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