Apple Watchのバンドの中でも、独特の高級感と存在感を放つミラネーゼループですが、ネットで検索するとダサいという言葉が出てきて不安になることがあります。
購入を考えているけれど、あとで後悔したくない。そんなふうに迷っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ミラネーゼループがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSや実際のユーザーの声から調べてみました。また、このバンドが合う人、合わない人についても解説します。
ミラネーゼループが欲しいけれど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。
ミラネーゼループとは?
ミラネーゼループは、Apple Watchが登場した当初からラインナップされている定番のステンレススチール製バンドです。
19世紀末にイタリアのミラノで生まれたデザインを現代風に解釈したもので、金属でありながら布のように滑らかなメッシュ構造が特徴です。マグネットで固定するため、手首の太さに合わせて無段階で調整できるのが大きな魅力となっています。
一見すると高級時計のような佇まいですが、その独特のデザインゆえに評価が分かれるアイテムでもあります。
ミラネーゼループがダサいと言われている理由
長年愛されているデザインなのに、なぜダサいと言われてしまうのでしょうか。
口コミやSNSでの評判を深掘りしてみると、単なる好みの問題だけでなく、機能面での不満や、時代背景によるイメージの変化が関係していることがわかりました。
ここでは、具体的な理由をいくつか挙げてみます。
昭和のおじさんっぽい雰囲気がある
ひとつ目の理由は、どうしても昔の時計のような古臭いイメージを持ってしまう人がいることです。
金属メッシュのベルトは、昭和の時代に流行した腕時計によく使われていました。そのため、若い世代にとっては新鮮に映ることもありますが、ある程度の年齢層の人から見ると、どうしてもおじさんがつけていた時計という印象が拭えません 。
Apple Watchという最先端のガジェットに、あえてレトロなバンドを合わせるのがお洒落という見方もできますが、服装全体のバランスを間違えると、単に野暮ったい印象になってしまうことがあるようです。
特にシルバー色は、ビジネススーツに合わせると、どうしても昭和のサラリーマン感が強くなってしまうという声もありました。
安っぽい偽物が溢れすぎている
ふたつ目の理由は、街中で見かけるミラネーゼループの多くが、実は安価な模倣品である可能性が高いことです。
通販サイトを見ると、純正品そっくりのバンドが千円程度で大量に販売されています。これらは遠目には純正品と区別がつきませんが、メッキが安っぽかったり、ギラギラとしすぎていたりすることがあります 。
こうした安価な製品が世の中に溢れてしまった結果、本物のミラネーゼループをつけていても、周りからは安物をつけていると思われてしまう可能性があります。
本来は高級なアイテムのはずが、あまりにもコモディティ化してしまったことで、特別感が薄れ、結果として安っぽい、ダサいという評価に繋がっているのかもしれません。
服をボロボロにするから使えない
これは見た目のダサさというよりも、使っているうちに自分の身なりがボロボロになってしまうという、物理的な問題です。
ミラネーゼループは金属の網でできているため、側面が細かいヤスリのようになっていることがあります。特にニットやセーター、スーツの袖口などがバンドと擦れることで、繊維が引っかかり、毛玉ができたり糸がほつれたりしてしまいます 。
お気に入りの服の袖がボロボロになっていることに気づかずにつけていると、周りからは無頓着な人だと思われてしまうでしょう。
服をダメにするバンドなんて使い物にならない、という意味で、ネガティブな評価を下すユーザーも少なくありませんでした。
ミラネーゼループの評判・口コミ
では、実際に使っている人たちはどう感じているのでしょうか。
良い意見と悪い意見を、それぞれの視点で整理してみました。
良い口コミ
まずは、気に入って使っている人の声です。機能性やデザイン性を評価する意見が多く見られました 。
- 手首の太さに合わせてミリ単位で調整できるので、フィット感が抜群に良い
- 金属なのに通気性が良くて、夏場でも蒸れにくいのが快適
- スーツスタイルに合わせると、シリコンバンドよりもきちんと感が出る
- 水に濡れてもすぐに乾くし、汚れたら丸洗いできるので清潔に保てる
- マグネットでパチっと留めるだけなので、着脱がとにかく楽
悪い口コミ
一方で、買ってから後悔したという声も無視できません。特に衣服へのダメージや磁力に関する不満が目立ちます 。
- お気に入りのニットの袖口が引っかかってしまい、着られなくなってしまった
- マグネットが強力すぎて、スチール製の机やパソコンに張り付いて作業しづらい
- 手首を曲げた拍子にバンドが緩むことがあり、一日に何度も締め直すのがストレス
- ノートパソコンのパームレストを傷つけてしまいそうで、仕事中は外さざるを得ない
- 冬場は金属が冷たくて、つける瞬間にヒヤッとするのが苦手
ミラネーゼループがおすすめな人
賛否両論あるミラネーゼループですが、使い方やライフスタイルによっては最強のバンドになり得ます。
どのような人になら自信を持っておすすめできるのか、特徴を踏まえて考えてみました。
絶妙なフィット感を求めている人
ミラネーゼループの最大の強みは、やはりサイズ調整の自由度です。
穴あきタイプのバンドだと、帯に短し襷に長しといった状況になりがちですが、ミラネーゼループなら自分の手首に吸い付くようなジャストサイズで固定できます。
手首がむくみやすい人や、スポーツバンドの微調整に不満がある人には、この無段階調整は一度使うと手放せない快適さになるはずです。
汗かきだけど金属バンドを使いたい人
夏場や運動時に汗をかくけれど、スポーティーすぎるシリコンバンドは仕事で使いにくい、という人にもおすすめです。
通常のステンレスバンドは重くて蒸れやすいですが、メッシュ構造のミラネーゼループなら風を通すため、比較的快適に過ごせます。
水洗いも簡単なので、汗をかいたらさっと洗って拭くだけで手入れが完了するのも、忙しいビジネスパーソンには嬉しいポイントです。
ビジネスカジュアルを格上げしたい人
シャツやジャケットスタイルが多いけれど、革ベルトだと手入れが面倒だし、毎日同じものを使うと傷んでしまう。そんな悩みを抱えている人には丁度よい選択肢です。
シリコンバンドだとカジュアルすぎて浮いてしまう場面でも、ミラネーゼループなら適度な光沢感があり、知的な印象を与えることができます。
特にグラファイトやシルバーなどの落ち着いた色は、オフィスカジュアルとの相性が抜群です。
ミラネーゼループがおすすめできない人
逆に、以下のような特徴に当てはまる人は、購入前に一度立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。
後悔しないためにも、自分の服装や環境と照らし合わせてみてください。
大切なニットやスーツを着る人
前述の通り、ミラネーゼループは衣服に対して攻撃性を持っています 。
ウール、カシミヤ、シルクといったデリケートな素材の服を好んで着る人にとって、このバンドは天敵と言えます。ふとした瞬間に袖口が引っかかり、糸が飛び出てしまったときのショックは計り知れません。
大切な服を長く着たいのであれば、繊維を傷つけないレザーバンドやシリコンバンドを選んだほうが無難でしょう。
ノートパソコンを頻繁に使う人
仕事でMacBookなどのノートパソコンを長時間使う人も注意が必要です。
キーボードを打つ際、手首にあるバックルの金属部分がパームレストに当たってカチカチと音がしたり、最悪の場合はパソコン本体を傷つけてしまったりします 。
また、バンドの磁石がパソコンのスリープセンサーに干渉して、画面が勝手に消えてしまうといったトラブルも報告されています。
デスクワークが中心の人は、手首の下に厚みが出ないソロループなどのほうが作業効率は上がるかもしれません。
手首が極端に細い人
ミラネーゼループは構造上、折り返して留める部分がある程度の長さを必要とします。
手首がとても細い女性や男性の場合、バンドが余りすぎてしまい、時計の文字盤のすぐ横まで留め具が来てしまうことがあります 。
こうなると見た目のバランスが悪くなるだけでなく、腕を動かしたときに緩みやすくなってしまいます。購入前には必ず試着をして、自分の手首サイズで綺麗に収まるか確認することをおすすめします。
ミラネーゼループのおすすめポイント
ここまでネガティブな面にも触れましたが、それでもなお、ミラネーゼループが多くの人に選ばれているのには理由があります。
他のバンドにはない、ミラネーゼループならではの良さを改めて整理してみましょう。
純正品ならではの滑らかな質感
ダサいと言われる理由の一つに安っぽい偽物の存在を挙げましたが、Apple純正のミラネーゼループは全くの別物です。
純正品はメッシュの編み込みが非常に緻密で、表面を撫でても引っかかりがなく、まるでシルクのような手触りです 。光の反射も上品で、決してギラギラしすぎることがありません。
もしミラネーゼループのデザインが好きなら、妥協せずに純正品を選ぶことで、所有する満足感は大きく変わるはずです。
どんなシーンにも馴染む汎用性
ミラネーゼループの優れた点は、守備範囲の広さです。
スーツスタイルはもちろん、Tシャツにデニムといったラフな格好に合わせても、手元に程よいアクセントを加えてくれます。
結婚式の二次会のような少しフォーマルな場から、休日の買い物まで、バンドを付け替えることなく一本で対応できるのは大きなメリットです。
経年劣化が少なく長く使える
革バンドは汗や水に弱く、1年も使えばボロボロになってしまうことがありますが、ステンレス製のミラネーゼループは耐久性が非常に高いです。
PVDコーティングが施されたモデルなら傷にも強く、数年使っても新品のような輝きを保つことができます 。
初期投資は少し高く感じるかもしれませんが、買い替えの頻度を考えれば、実はコストパフォーマンスに優れた選択と言えるでしょう。
ミラネーゼループのおすすめアイテム
最後に、ミラネーゼループを検討している人におすすめのアイテムと、衣服へのダメージが気になる人への代替案を紹介します。
Apple純正 ミラネーゼループ
やはり一番のおすすめは、Apple純正のミラネーゼループです。
サードパーティ製の安価なものは、側面のエッジ処理が甘く、服を傷つけるリスクが格段に高くなります。また、メッキが剥がれて肌に色がついたり、金属臭がしたりすることもあります 。
長く快適に、そして服を守りながら使いたいのであれば、品質が保証された純正品を選ぶのが賢明です。価格は1万4800円ほどしますが、その価値は十分にあります。
レザーリンク(代替案として)
もし、ミラネーゼループのデザインや機能性は好きだけれど、服へのダメージや見た目の冷たさが気になるという場合は、レザーリンクを検討してみてください 。
こちらもマグネットで固定するタイプなので、ミラネーゼループと同じように無段階で調整ができ、着脱も簡単です。
素材が革なので服を傷つける心配がなく、見た目にも温かみがあり、よりモダンで落ち着いた印象を与えます。ダサいと言われる要素を回避しつつ、利便性を手に入れたい人には最適な選択肢となるでしょう。
まとめ
ミラネーゼループがダサいと言われる背景には、昔ながらのデザインに対するイメージや、安価な模倣品の氾濫、そして衣服を傷つけるという実用面でのデメリットがありました。
しかし、その一方で、純正品が持つ品質の高さや、唯一無二のフィット感、オンオフ問わず使える汎用性は、他のバンドにはない大きな魅力です。
重要なのは、自分のライフスタイルや普段の服装に合っているかどうかを見極めることです。
大切なニットを着る日は避ける、パソコン作業のときは外すなど、特性を理解して使いこなせば、これほど便利で美しいバンドはありません。
周りの評判に流されすぎず、自分にとって使いやすいかどうかを基準に選んでみてください。きっと、あなたなりの正解が見つかるはずです。

