マムートは、160年以上の歴史を持つスイスの本格アウトドアブランドです 。
プロの登山家からも絶大な信頼を得る高い機能性が魅力ですが、街で着るには少しダサいのでは?という声も聞かれます。
そこでこの記事では、マムートがダサいと言われる理由と、実際の評判を解説します。
どんな人におすすめで、どんな人には合わないのかも紹介するので、マムートのアイテムを買おうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
マムートとは?
マムートは、1862年にスイスでロープメーカーとして始まった、歴史あるアウトドアブランドです 。
ブランドの名前はドイツ語でマンモスを意味していて、ロゴマークにも力強いマンモスが描かれています 。
もともとは登山用のロープ作りで名を馳せ、その技術力と安全性へのこだわりが、ウェアやバックパックなどすべての製品に受け継がれています 。
ファッション性よりも、まずは極限の状況で命を守るための機能性を追求するのがマムートのスタイル。
この実用性を第一に考える姿勢が、ブランドの大きな特徴です。
マムートがダサいと言われている理由
プロも認める高い品質を誇るマムートですが、なぜ一部でダサいというイメージがあるのでしょうか。
その理由をみていきましょう。
主張が強すぎるマンモスのロゴ
マムートの象徴といえば、マンモスのロゴマークです 。
アウトドア好きにはおなじみのロゴですが、街で着るには主張が強すぎると感じる人もいるようです。
特に、昔ながらの赤いロゴはインパクトが強く、コーディネートから浮いてしまいがち。
SNSでは、ロゴがもう少し控えめだったら普段使いしやすいのに、といった声も見られます。
もちろん、最近はロゴが目立たないモデルも増えていて、おしゃれな人からも人気です 。
ただ、ブランドの顔であるロゴの存在感が、一部でセンスがないと思われる原因になっているようです。
本格的すぎて街で浮いてしまう機能性
マムートのウェアは、雪山などの過酷な環境で性能を発揮するための、本格的な機能が満載です。
例えば、ヘルメットの上からかぶれるフードや、登山用具に干渉しないポケットの位置、悪天候でも目立つ鮮やかな色使いなど、すべてに意味があります 。
しかし、こうしたプロ仕様の機能が、街中では少し大げさに見えてしまうことも。
脇の下の換気用ジッパーや、たくさんの調整コードなどが、都会のシンプルな服装の中では場違いな雰囲気を出してしまい、野暮ったい印象につながることがあります 。
一歩間違えると野暮ったいシルエットとサイズ感
マムートの服はヨーロッパのサイズが基準なので、日本のサイズ感とは少し違います。
だいたい、いつもよりワンサイズ下を選ぶのがちょうど良いと言われています 。
このサイズ選びを間違えると、全体的にダボっとした印象になり、せっかくのデザインが台無しになってしまいます。
特に、重ね着を前提としたモデルはゆったり作られているため、Tシャツ一枚の上に着ると、袖や身幅が余ってだらしなく見えてしまう可能性も 。
ただ、最近のモデルは体にフィットする細身のシルエットが多く、正しくサイズを選べばとてもスタイリッシュに着こなせます 。
マムートの評判・口コミ
実際にマムートを使っている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミを集めてみました。
良い口コミ
- ダウンは「着てるのを忘れるくらい軽い」のに、試着しただけで汗ばむほど暖かいです。
- ダウンなのにモコモコ着ぶくれしない。シルエットがすっきりしていて街でもカッコよく着こなせます。
- ノースフェイスやアークテリクスみたいに、周りと被りまくらないのが良いですね。
- Seonのリュックは仕事道具とジムの着替えを分けられるのが最高。これ一つで通勤もプライベートも完結します。
- 作りが本当にしっかりしてる。値段は高いけど、何年も使える安心感があります。
- ソフトシェルは着心地が良すぎて、一度着たら他のアウターに戻れなくなりました。
悪い口コミ
- マンモスのロゴが大きすぎて、ちょっと子供っぽく見えるのが残念です。
- モノは良いんだろうけど、やっぱり値段が高い。ジャケット一枚にこの値段は、なかなか手が出せません。
- ネットで買ったけどサイズが全然合わなかった。ヨーロッパサイズだから、試着しないと本当に難しい。
- 機能はすごいんだろうけど、街で着るにはゴツすぎるかな。いかにも「山から来ました」って感じになっちゃう。
- 色が独特すぎて、持ってる服と全然合わない。もうちょっと普段使いしやすい色があればいいのに。
マムートがおすすめな人
これまでの評判を踏まえて、マムートがどんな人におすすめなのかを3つのポイントで紹介します。
本物の機能性を求める人
見た目だけでなく、服としての性能にこだわりたい人にはマムートがぴったりです。
マムートのジャケットは、急な大雨でもしっかり体を守ってくれる本物の防水性を備えています 。
ダウンジャケットも、極寒の地で通用するレベルの暖かさです 。
ファッションアイテムというより、信頼できる道具として、日々の生活に安心感と快適さを求める人におすすめです。
他人と被らないブランドが好きな人
街を歩けば、同じブランドのロゴをたくさん見かけることも珍しくありません。
みんなと同じものは着たくない、というこだわりがある人にとって、マムートは良い選択肢になります。
品質は確かでありながら、知る人ぞ知る通なブランドという立ち位置が魅力。
他人と差をつけたい人には最適です 。
仕事でも使える機能的な服を探している人
マムートには、ビジネスシーンを想定して作られたアーバンコレクションというシリーズがあります 。
特にSeonシリーズのバックパックは、パソコンを入れる場所と着替えなどを入れる場所が分かれている画期的なデザインで、多くのビジネスパーソンに支持されています 。
アウトドアで培われた耐久性や快適さを、スマートなデザインで仕事にも活かしたい人におすすめです。
マムートがおすすめできない人
一方で、マムートが合わない人もいます。購入してから後悔しないように、どんな人におすすめできないのかも確認しておきましょう。
ロゴが目立つのが苦手な人
マムートのデザインは、マンモスのロゴと切り離せません。
服のロゴはできるだけ目立たない方が好き、という人には、マムートの定番アイテムは少し主張が強く感じられるかもしれません 。
もちろん、ロゴが同色で目立たないモデルもありますが 、ブランドの象徴であるロゴが好きになれない場合は、他のブランドを検討した方が良いでしょう。
トレンドのファッションを追いかけたい人
マムートの服は、流行を追いかけるのではなく、長く使えることを前提に作られています。
機能的で飽きのこないデザインが中心なので、今シーズン流行りのシルエットや色を着たい、という人には少し物足りなく感じるかもしれません。
マムートは流行りの服というより、長く付き合える相棒のような存在です。
とにかく価格を抑えたい人
マムートは、最高品質の素材と技術を使って作られているため、価格は決して安くありません 。
その分、長く使える丈夫さがありますが、手頃な価格で買える服を探している人には向かないでしょう。
コストパフォーマンスを最優先に考えるなら、他のブランドも見てみることをおすすめします。
マムートのおすすめポイント
ここでは、マムートが多くの人に愛される理由、その魅力について確認しておきましょう。
歴史が証明する圧倒的な信頼性
160年以上の歴史は、そのまま信頼性の高さにつながっています 。
もともと命綱であるロープ作りから始まったブランドなので、その安全性へのこだわりは並大抵ではありません。
厳しい品質管理を経て作られた製品は、いざという時に本当に頼りになります。
この絶対的な安心感が、マムート最大の魅力です。
スタイリッシュに進化したデザイン
昔の野暮ったいイメージを持っている人もいるかもしれませんが、最近のマムートはデザインが大きく進化しています。
体にフィットする細身のシルエットのものが多く、ダウンジャケットでも着ぶくれせず、すっきりと着こなせます 。
色も落ち着いたものが増え、街のファッションにも自然に馴染む、洗練されたアイテムがたくさん見つかります 。
仕事から休日まで使える幅広い品揃え
マムートは登山用品だけでなく、日常生活で活躍するアイテムも豊富です。
雨風に強い本格的なジャケットから、普段使いしやすいフリース、そしてビジネスシーンに特化したバックパックまで、様々な製品が揃っています 。
そのため、休日のアウトドアから毎日の通勤まで、様々な場面でマムートの品質を体感できます。
マムートのおすすめアイテム
ダサいかも、という不安を吹き飛ばす、機能的でおしゃれなおすすめアイテムを3つ紹介します。
【ジャケット】Ayako Pro HS Hooded Jacket AF
本格的な登山にも対応できるほどの高い防水性を持ちながら、街でも違和感なく着られるジャケットです 。
ゴアテックス素材が雨や風を完全にシャットアウトしてくれるので、天気が悪い日の通勤や通学も快適。
アジアンフィットモデルなので、日本人の体型に合い、すっきりとしたシルエットで着こなせます。
【ダウン】Meron IN Hooded Jacket AF
ダウンジャケットは着ぶくれする、というイメージを覆す一着です。
900フィルパワーという最高品質のダウンを使っているため、驚くほど軽く、そして非常に暖かいのが特徴 。
シルエットも細身でスタイリッシュなので、ダウン特有のモコモコ感がありません 。
アウターとしてはもちろん、コートのインナーとしても使える、まさに大人のためのダウンです。
【バックパック】Seon Transporter
マムートのバックパックの中でも、特にビジネスパーソンから絶大な人気を誇るのがこのモデルです。
パソコンや書類を入れる仕事用のスペースと、着替えなどを入れるプライベート用のスペースが完全に分かれているのが最大の特徴 。
シンプルなデザインでどんな服装にも合わせやすく、耐久性も抜群。
一度使うと手放せなくなる、考え抜かれたバックパックです 。
まとめ
マムートがダサいと言われることがあるのは、プロ向けの本格的な道具を、ファッションという視点だけで見てしまうからです。
ロゴの主張や本格的すぎる機能は、すべて本物であることの裏返しと言えます。
流行に左右されず、長く使える本当に良いものを探している人にとって、マムートは最高の選択肢になるでしょう。
最近ではデザインも洗練され、街で着ても全く違和感のないスタイリッシュなアイテムが増えています。
あなたが服に何を求めるかによって、マムートの評価は大きく変わるはずです。