kolor(カラー) がダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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kolor(カラー)は、2004年にデザイナーの阿部潤一氏が設立した日本のファッションブランドです 。   

独創的な色使いやフォルム、さらには糸から作り込むオリジナルの素材使いが大きな特徴です 。国内外で高い評価を受ける  一方で、SNSやYouTubeなどを見ると、一部では「ダサい」「奇抜すぎる」 といった声や、デザイナー交代を受けて「終わった」 という厳しい意見も存在します。   

そこで本記事では、kolorがダサいと言われる特有の理由を、SNSの生の声を拾いながら解説します。さらに、実際の評判・口コミを整理し、どのような人におすすめできて、どのような人にはおすすめできないのかをまとめました。

「kolorの服が欲しいけど、もしかしてダサい?」  と不安に感じている人は、ぜひ参考にしてください。   

目次

kolor(カラー)とは?

kolor(カラー)は、2004年にデザイナーの阿部潤一氏によって設立されました 。   

阿部氏はその卓越したセンスから、素材の魔術師の異名を持っています 。他ブランドに先駆けてスポンジのような質感のダンボールニット素材 を取り入れるなど、素材への鋭い感覚と独創的な組み合わせに定評があります。   

ブランドの哲学は、素材、パターン、価格、時代性など、あらゆる角度から見た一番良いバランスを追求することです 。   

また、2013年春夏シーズンからは、セカンドライン的な立ち位置のkolor BEACON(カラー ビーコン)  も展開しています。BEACONは、メインラインより個々のアイテムに焦点を当て、より日常的に取り入れやすいシンプルなデザインが特徴です 。   

kolor(カラー)がダサいと言われている理由

kolor(カラー)が「ダサい」あるいは「終わった」と評価される背景には、他のブランドにはない、kolor特有の理由があるようです。

創業デザイナー阿部潤一氏の退任で「終わった」という声

kolorが終わったと言われる最大の理由は、2024年に起きたデザイナーの交代劇です 。   

創業からブランドの世界観を牽引してきた阿部潤一氏が退任し、後任として堀内太郎氏が就任するというニュースは、多くのファンに衝撃を与えました 。SNS上では、動揺を隠せない声も多く見られました 。   

この「終わった」という評価は、新しいデザインが具体的に劣化したという意味合いではなさそうです。

むしろ、阿部氏が築き上げてきた世界観があまりに完成されており 、長年人気と話題の中心であった が故に、その中心人物の不在そのものがブランドの魂が失われた、と捉える古くからのファンがいるためだと思われます。   

特有の「ドッキング」や色使いが奇抜で「ダサい」

kolorの魅力の根幹には、意図的に仕掛けられた違和感やズレがあります 。例えば、グレーのように見えるブルーや、ツイードのように見えるポリエステル といった、受け手の認識を意図的に裏切るような表現です。   

この違和感は、ブランドの意図や文脈を理解している層には独創的な魅力として映ります 。   

しかし、その文脈から一歩外れると、単なる奇抜、野暮ったいデザインとして誤解されやすい危険性も持っています。

まさにこの点を突くように、YouTubeのコメント欄では、ある種のファッションスタイルに対する辛辣な意見として、「服飾専門学生がよくしている格好が好きじゃない」「個性的でしょ?っていうのが滲み出すぎてて、ファッションてよりコスプレなんだよな」  という手厳しい指摘が見られます。   

このダサいという評価は、kolorが意図的に仕掛ける文脈のズレが、受け手側でTPOからの逸脱として認識された場合に発生するようです。

特に、ブランドの代名詞でもあるドッキング(異なる服の結合) やレイヤード(重ね着風のデザイン) は、このコスプレ感を助長するデザインと言えるかもしれません。   

アイテムの個性が強すぎて「着こなしが恥ずかしい」

デザインのズレや違和感は、個別のアイテムにも強く表れています。その象徴的な例が、一部のファンから「ブサイクパンツ」という愛称(あるいは蔑称)で呼ばれるパッカリングパンツです 。   

このパンツは、あえて縫い目をシワだらけにし、計算されたパターンによって独特の抜け感 を生み出しています。しかし、その独特すぎるシルエットが、文字通りブサイク、つまりダサいと見なされることがあります。   

YouTubeのレビュー動画では、このパンツの魅力を「(一見)だらしないけど決してだらしなくない」  と的確に表現しています。   

しかし、この「だらしない」と「だらしなくない」の境界線は非常に曖昧です。一歩間違えれば、それは単に本当にだらしない格好、センスがないと受け取られ、着ている本人が恥ずかしいと感じるリスクを伴います。

他にも、目を引くカタカナロゴや大胆なグラフィックが施されたプリントウェア があり、これらも主張の強さが悪目立ちしている、子供っぽいと見なされ、安っぽいという評価に繋がることもあるようです。   

kolor(カラー)の評判・口コミ

kolor(カラー)の特異性を反映し、評判や口コミは賛否両論がはっきりと分かれる傾向にあります。

良い口コミ

  • やはりデザインが唯一無二。他のブランドでは絶対に見つからない独自の世界観がある 。   
  • 素材の魔術師と言われるだけあって、スウェットやニットの素材感が本当にすごい 。   
  • クレイジーパターンのドッキングニットはもはや芸術品。複数の工場で別々に編んだものを再構築するなんて、こだわりが異常だ 。   
  • パッカリングパンツ(ブサイクパンツ)が、レビュー通り「だらしないけど決してだらしなくない」絶妙なバランスで、とにかく楽 。   
  • 夏場でもサラッとしていて履き心地が最高。ストレッチも効いていて機能的 。   
  • 単純じゃない色使いやデザインの違和感がクセになる 。   

悪い口コミ

  • 創業デザイナーの阿部さんが辞めて「終わった」と感じる。もうあのクレイジーな服は見られないかもしれない 。   
  • 服飾専門学生が着ていそう。個性的アピールが強すぎて「コスプレ」みたいで恥ずかしい 。   
  • 新しいデザイナーのコレクションを見たが、スタイリングが奇抜すぎて、どう着ればいいか分からない 。   
  • パッカリングパンツのシルエットが独特すぎて、本当に「ブサイクパンツ」に見えてしまい、自分には似合わなかった 。   
  • デザインはともかく、価格が見合ってない。高すぎる 。   
  • カタカナのロゴTシャツは、一歩間違えるとすごくダサい 。   

kolor(カラー)がおすすめな人

kolor(カラー)の服は、その強烈な個性ゆえに、着る人を明確に選びます。

ファッション上級者

kolorの服は、分かりやすいカッコよさを求める人には向きません。ブランドの根幹にある違和感やズレ を本質的に理解し、それを面白いと感じられる人におすすめです。   

他人の評価を気にしない、自己確立されたファッション観を持つ人に向いています。

本物志向の人

トレンドに流されず、唯一無二 のアイテムを求める人には最適です。   

また、見た目の奇抜さだけでなく、その背景にある品質を重視する人です。素材の魔術師 が選ぶ独特の生地や、日本製へのこだわり に価値を見出せる人です。   

ブランドの物語性を楽しみたい人

kolorを単なる服としてではなく、デザイナーの作品として捉えている人です。2024年のデザイナー交代 という出来事を、ブランドの歴史的転換点としてリアルタイムで目撃し、その文脈ごと楽しみたい人です。   

kolor(カラー)がおすすめできない人

一方で、以下のようなタイプの人にはkolorの服は「ダサい」「恥ずかしい」と感じられる可能性が高く、おすすめできません。

シンプルな服装が好きな人

ワードローブの基本がベーシックな服で構成されている人には、kolorのデザインはノイズに感じられるでしょう。ブランドの代名詞はドッキング やクレイジーパターン といった、複雑な装飾性です。   

服に違和感 ではなく調和や普通を求める人には、kolorの服は奇抜 でダサいとしか感じられない可能性が高いです。   

着回しやすさやコスパを重視する人

ブランドの哲学は、一つのアイテムで完成するもの です。これは裏を返せば、他のアイテムと協調する着回しやすさを最優先にはしていない、ということです。アイテムの個性が強すぎるため、コーディネートの難易度は非常に高くなります。   

分かりやすい高級感を求める人

kolorのアイテムは高額です 。しかし、その価値は分かりにくい部分にあります。複雑な製造工程 や、特殊な素材開発費が価格に反映されています。   

高い服は、誰が見ても高いと分かる上質なものであるべきだ、と考える人にとって、kolorのデザインは理解不能な浪費と映るかもしれません。

kolor(カラー)のおすすめポイント

「ダサい」という評価と表裏一体であるkolorの魅力、そのおすすめポイントを解説します。

独創的なテキスタイル

やはり最大の魅力は、ブランド設立時からこだわり続ける素材です 。デザイナーは素材の魔術師 と呼ばれ、他ブランドが使わないような独創的な生地を糸から開発しています。   

特に有名なのが、kolorが先駆けて取り入れたと言われるダンボールニット です。スポンジのような独特の質感とツルッとした表面感は、見た目だけでなく、触れた瞬間に品質の良さが分かります。   

計算され尽くしたリラックスシルエット

ダサい理由として挙げた「ブサイクパンツ」 や「だらしない」 シルエットは、裏を返せば最大の魅力でもあります。   

ブランドコンセプトである、リラックスでき、なおかつ安っぽくならない服 を体現するのが、これらのアイテムです。計算されたパターン によって生まれる意図的な抜け感であり、ただ大きいだけの服とは一線を画します。   

一着でスタイルが完成する存在感

一つのアイテムで完成する という哲学は、着る人にとって大きなメリットとなります。   

複雑なドッキングニット や、大胆なプリントウェア は、それ自体が強烈な個性と存在感を放ちます。難しいコーディネートを考える必要がなく、シンプルなパンツに合わせるだけで、その人自身のスタイルが確立されます。   

kolor(カラー)のおすすめアイテム

kolorの個性が凝縮された、ブランドを象徴するおすすめアイテムを紹介します。

クレイジーパターンドッキングニット

kolorのこだわりとドッキング の美学が最も色濃く反映された名作の一つです 。   

例えば、2021年秋冬のニット は、ケーブル編みや畦編みなど、それぞれを得意とする工場でわざわざ別々に編み上げ、それを一つの工場で再構築し直すという、非常に複雑な工程を経て作られています 。まさに着る芸術品と呼べるアイテムです。   

パッカリングパンツ(ブサイクパンツ)

ダサいと言われる理由の象徴でありながら、ファンからは最も愛されているアイテムの一つです 。   

ブサイクパンツ の愛称は、その独特なシルエットへの皮肉と愛情が入り混じったもの。YouTubeのレビュー でも絶賛される「だらしなくない」絶妙なバランスと、ストレッチが効いた快適な履き心地 は、一度体験するとクセになるようです。   

ダンボールニット素材のスウェット

kolorの入門編として、またブランドの素材愛 を最も体感できるアイテムとして定番です。   

ダンボールニット と呼ばれる、ハリと光沢のある独特な素材を使用したスウェットは、リラックスしているのに安っぽくない というブランドコンセプトを完璧に体現しています。フリマサイトなどでも、この素材に異素材をドッキングさせたデザイン が人気です。   

まとめ

kolor(カラー)がダサいと言われる理由は、その芸術性の高さと表裏一体です。ブランドの核である違和感やズレ 、ドッキング といった意図的なデザインが、文脈を理解しない層からは奇抜、コスプレ と誤解されることが第一の理由です。   

また、ブサイクパンツ のように意図的にだらしなく 見せるシルエットは、恥ずかしいと受け取られるリスクを伴います。さらに、2024年のデザイナー交代 が、一部のファンの失望感を「終わった」 という言葉で表出させている側面もあります。   

しかし、その本当の価値は分かりにくさの裏に隠されています。素材の魔術師 が生み出す最高品質の素材感と、常軌を逸した作り込み は、本物を知るファッション上級者を魅了し続けています。   

結論として、kolorは服に調和や分かりやすい高級感を求める人にはおすすめできません。一方で、他人の評価を気にせず、唯一無二 のデザインや、服の裏にある物語に対価を払える人にとっては、これ以上ない喜びを与えてくれるブランドです。   

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