エディー・バウアーは、100年以上の歴史を持つアメリカのアウトドアブランドです。
世界で初めてダウンジャケットを作ったことでも知られ、その品質と機能性は多くの人から信頼されています 。
しかし、その一方で、一部ではダサいという声もあるようです。
そこでこの記事では、エディー・バウアーがダサいと言われる理由と、どんな人におすすめできるのか、SNSなどの評判を交えながら解説します。
エディー・バウアーの服が気になっているけど、時代遅れじゃないか不安な人は、ぜひ参考にしてください。
エディーバウアーとは?
エディー・バウアーは、1920年にアメリカのシアトルで生まれたアウトドアブランドです。
創業者のエディー・バウアーが真冬の釣りで遭難し、凍死しかけた壮絶な体験がブランドの原点になっています 。
この経験から、彼は羽毛の優れた保温性に着目し、ダウンが偏らないように菱形のキルティングを施した、アメリカ初のダウンジャケット「スカイライナー」を1936年に完成させました 。
「自らが作り、自らが試す」という信念のもと、エディー・バウアーの製品は機能性を追求し続けてきました。
第二次世界大戦中にはアメリカ空軍のパイロットのために、氷点下50度以上の環境に耐えるフライトジャケットを開発 。
K2ヒマラヤ遠征隊のために作られた「カラコラムパーカー」など、その製品は常に極限の環境で人々の命を守る役割を担ってきました 。
エディー・バウアーは単なるファッションブランドではなく、実用性と信頼性を追求した、本物のライフギアブランドと言えます。
エディーバウアーがダサいと言われている理由
確かな品質と歴史があるにもかかわらず、なぜエディー・バウアーはダサいというイメージを持たれてしまうのでしょうか。
それには、ブランド特有のいくつかの理由があるようです。
おじさん世代のブランドというイメージが定着しているから
エディー・バウアーがダサいと言われる一番の理由は、おじさん世代のブランドというイメージが強いことかもしれません。
流行に左右されないベーシックなデザインと、ゆったりとした着心地、そして丈夫で長持ちする品質は、実用性を大切にする中高年層から長年支持されてきました。
その結果、父親が着ていそう、老けて見えるといったイメージが生まれ、若い世代からは少し敬遠されがちです 。
SNSでは、長く着られるデザインが魅力という声がある一方で、その変わらないスタイルが野暮ったい印象に繋がっているようです。
実際に、日本から一時撤退した理由の一つとして、トレンドを追わない定番品中心の品揃えが、若い世代の支持を得られなかったからでは、と分析する声もありました 。
現代のトレンドから外れた野暮ったいシルエット
機能性を最優先するアウトドアブランドとしての特徴が、今のファッションでは裏目に出ることもあるようです。
特に、そのシルエットは時代遅れと見なされる一因になっています。
エディー・バウアーの服は、もともとアメリカ人の体型を基準に、重ね着などを考えて作られているため、全体的に身幅が広く、アームホールも大きいデザインが多く見られます。
これを平均的な日本人が着ると、どうしてもダボっとした感じになりがちです。
体にフィットするスリムなシルエットが主流の現代ファッションの中では、少し垢抜けない印象を与えてしまうのかもしれません 。
日本再上陸後の変化に対する古参ファンの不満
2021年末に一度日本から撤退し、2023年に再上陸を果たしたエディー・バウアーですが、この復活が新たな問題を生んでいます 。
特に、ブランドを長年愛用してきた昔からのファンからは、新しい製品に対して厳しい意見が出ているのです。
SNSなどでは、新生EBは全然ダメ、サイズ感、価格、商品ラインナップ全てがダメダメです、といった辛辣な声も少なくありません 。
彼らが指摘するのは、主にサイズ感の変更、価格設定、そしてラインナップの変化です。
かつての魅力だった本国仕様のUSサイズがなくなり、日本人向けのサイズ感に変わったことへの不満や、以前より価格が上がったと感じる声。
また、ビジネスカジュアルにも使えたシャツなどがなくなり、アウトドアに特化しすぎているという指摘もあります。
このように、ブランドイメージを変えようとした試みが、かえって昔からのファンの失望を招き、以前の方が良かったという声に繋がっているようです。
エディーバウアーの評判・口コミ
SNSやレビューサイトから集めた、エディー・バウアーのリアルな声を紹介します。
良い口コミ
・ とにかく作りが頑丈で長持ちする。20年前に買ったシャツが今でも着られるほど丈夫 。
・ ダウンジャケットは見た目が薄くてもすごく暖かく、風も通さない。真冬でも安心 。
・ セールなら、他の有名アウトドアブランドより安く高品質なアウターが手に入る。コスパが高い 。
・ 流行り廃りのないベーシックなデザインが多く、一つのものを長く愛用できる 。
・ 古着だと、今はないデザインのセーターや味のあるジャケットが手頃な価格で見つかるのが良い 。
悪い口コミ
・ 日本再上陸後の商品は、サイズ感も価格も期待外れ。前のUSサイズに戻してほしい 。
・ どうしてもおじさんのブランドというイメージが抜けない。若い人が着ると野暮ったく見えることがある 。
・ アメリカンサイズが基準なので、袖が長すぎたり身幅が大きすぎたりして、だらしなく見えることがある 。
・ アイテムによって品質に当たり外れがある気がする。昔の製品と比べると質が落ちたように感じる 。
・ デザインに新鮮味がなく、他のブランドでもっと良いものが見つかる 。
エディーバウアーがおすすめな人
ここまでの情報をふまえて、エディー・バウアーはどんな人におすすめできるのかを解説します。
流行に左右されず、質の良い定番品を長く使いたい人
もしあなたが、一時的なトレンドよりも、本当に質の良いものを長く大切に使いたいと考えているなら、エディー・バウアーは良い選択肢になります。
ブランドの根底には、過酷な環境で機能するという実用的な考え方があります 。
そのため、デザインはとてもベーシックで、耐久性も高いです。
20年前に買ったシャツが今でも着られるという口コミがあるように、その作りは長く使える品質です 。
流行に流されない、本質的な価値を求める人にとって、エディー・バウアーのアイテムは信頼できるパートナーになるはずです。
ヴィンテージ古着やオーセンティックなアメカジが好きな人
今のファッションシーンで、エディー・バウアーが最も輝くのは、実は古着市場かもしれません。
特に80年代から90年代に作られた、通称「黒タグ」時代のアイテムは、ヴィンテージファンの間でとても人気があります 。
この時代の製品は、上質なグースダウンをたっぷり使っていたり、今はないユニークなデザインのセーターがあったりと、魅力的なアイテムが豊富です 。
新品に不満を持つファンがいる一方で、古着市場では本物のエディー・バウアーの魅力を探す楽しみがあります。
昔ながらのアメリカンカジュアルが好きな人にとって、エディー・バウアーの古着は宝の山と言えるかもしれません。
機能性を重視するアウトドア愛好家
ファッションとしての評価は色々ですが、アウトドアギアとしてのエディー・バウアーの信頼性は確かです。
創業者が自らの命を守るために開発した歴史が示す通り、その製品は常に機能性を第一に考えて作られています 。
十分な収納力を持つポケットや、冷気の侵入を防ぐ工夫、そして高い保温性を誇るダウンウェアは、キャンプやハイキング、釣りといった本格的なアウトドア活動でその真価を発揮します 。
見た目のおしゃれさよりも、野外で確実に役立つ道具を求める人にとって、エディー・バウアーはとても頼りになるブランドです。
エディーバウアーがおすすめできない人
一方で、次のような人には、エディー・バウアーはあまりおすすめできません。
ファッションのトレンドを最優先する人
エディー・バウアーは、トレンドを追いかけるブランドではありません。
最新の流行よりも、長年培ってきた品質と機能性を守ることを大切にしています 。
そのため、SNSや雑誌で話題になるような、最先端のデザインのアイテムを見つけるのは難しいでしょう。
常に流行を意識していたい人にとっては、エディー・バウアーのクラシックなスタイルは物足りなく、時代遅れに感じられる可能性が高いです。
スリムで現代的なフィット感を求める人
日本のブランドに見られるような、体にフィットするシャープなシルエットが好きな人には、エディー・バウアーのサイズ感は合わないかもしれません。
再上陸後にサイズ感は見直されましたが、ブランドの基本はアウトドアでの動きやすさを考えた、ゆとりのあるフィット感です 。
タイトな着こなしをしたい人にとっては、そのゆとりが野暮ったさやだらしなさに感じられてしまう恐れがあります。
日本撤退前のUSサイズ商品を愛用していた人
これは少し特別なケースですが、もしかすると、かつての熱心な愛用者こそ、今のエディー・バウアーをおすすめできないかもしれません。
2021年の撤退以前の、本国仕様のUSサイズや豊富なビジネスカジュアルのラインナップに慣れ親しんだ人にとって、現在の日本の商品は、サイズ感、品揃え、価格の面で大きな違いを感じる可能性が高いです 。
彼らが愛したエディー・バウアーの面影は、今の店舗ではなく、古着市場に求めるしかないのが現状です。
エディーバウアーのおすすめポイント
ダサいという評価がある一方で、エディー・バウアーには他にはない確かな魅力があります。
ここでは、そのおすすめポイントを3つ紹介します。
100年以上の歴史が証明する信頼性と機能性
エディー・バウアーの最大の強みは、100年以上の歴史そのものです。
創業者の命がけの体験から生まれたダウンジャケット、世界の山々に挑む探検隊を支えたギア、軍の厳しい基準をクリアした製品など、そのすべてがブランドの信頼性を物語っています 。
この揺るぎない歴史と背景は、製品が持つ本質的な価値を証明しています。
他ブランドにはない、古着市場での圧倒的な価値
今のエディー・バウアーを語る上で、古着市場の存在は欠かせません。
ファッションに詳しい人にとっては、古着こそがエディー・バウアーのメインステージと言えるかもしれません。
現行品への不満が聞かれる一方で、古着市場には高品質な素材と優れたデザインを兼ね備えた80~90年代の名作が、驚くほど手頃な価格で眠っています 。
この状況は、購入を考えている人にとって重要な視点です。
つまり、エディー・バウアーは、現行品と古着という二つの全く異なる顔を持っているのです。
特徴 | 現行品のエディー・バウアー | 古着のエディー・バウアー |
サイズ感 | 日本人向けのフィット感、標準的 | クラシックなUSフィット、年代により様々 |
価格帯 | 定価での販売、比較的高価 | 比較的安価に入手可能 |
デザイン | 現代的なアウトドアベーシック | 多彩なデザイン、ノルディック柄など現行にはないユニークなアイテムも |
品質 | 賛否両論、低下を指摘する声も | 「黒タグ」時代など、高品質と評価される年代のものが存在する |
おすすめの人 | 手軽に購入したい人、標準的なサイズを求める人 | 独自のスタイルを求める人、高いコストパフォーマンスと本物感を重視する人 |
Google スプレッドシートにエクスポート
このように、古着を選ぶことは、より本質的で価値のあるエディー・バウアーの魅力に触れるための、賢い選択肢と言えます。
本格的な品質とリーズナブルな価格の両立
エディー・バウアーは、ザ・ノース・フェイスやパタゴニアといった他の人気アウトドアブランドと比べて、本格的な品質の製品をより手頃な価格で提供している点も大きな魅力です 。
特にダウン製品の保温性や耐久性には定評があり、セールなどを利用すれば、非常に高いコストパフォーマンスで信頼できるアウトドアウェアを手に入れることができます 。
最高級ブランドには手が出ないけれど、ファストファッションでは満足できない、という品質と価格のバランスを重視する人にとって、エディー・バウアーは良い選択肢になります。
エディーバウアーのおすすめアイテム
最後に、エディー・バウアーの魅力を象徴する、おすすめのアイテムを3つ紹介します。
ブランドの原点にして頂点「スカイライナー」
エディー・バウアーを語る上で絶対に外せないのが、ブランドの原点であるスカイライナーです 。
1936年にアメリカで初めて特許を取得したこのダウンジャケットは、まさに歴史的な名作。
特徴は、ダウンの偏りを防ぐ菱形のキルティングと、フライトジャケットのようなリブ仕様の襟と袖口です 。
短めの着丈でスッキリしたシルエットは、ジーンズやチノパンはもちろん、スラックスと合わせたきれいめなスタイルにも合い、アウトドアウェアの枠を超えた魅力を持っています 。
探検隊の歴史を纏う名作「カラコラムパーカー」
ブランドの冒険の歴史を象徴するのが、1953年のK2ヒマラヤ遠征隊のために開発されたカラコラムパーカーです 。
極寒の地での活動を考えて作られたこのモデルは、お尻まで隠れる長めの着丈と、四角いキルティングが特徴。
グローブをしたままでも使いやすい大きなポケットや、冷気の侵入を防ぐ設計など、すべてが機能性を追求した結果です 。
圧倒的な保温性と、歴史を感じさせる骨太なデザインは、本物志向の人にぴったりな一着です 。
古着で探したい隠れた名品(セーター、ナイロンジャケットなど)
ダウンジャケットのイメージが強いエディー・バウアーですが、古着市場に目を向けると、色々な隠れた名品に出会えます。
特に人気が高いのが、高品質なウールを使ったニットウェアです。
中でも、温かみのあるノルディック柄や幾何学模様のセーターは、レトロな雰囲気でコーディネートの主役になり、古着好きから支持されています 。
また、90年代に展開されていた高機能ライン「EBTEK」のナイロンジャケットも、そのレトロなデザインが今のストリートファッションに新鮮に映り、注目を集めました 。
ダウン以外のアイテムにこそ、ブランドの奥深い魅力が隠されているのかもしれません。
まとめ
エディー・バウアーがダサいと言われる背景には、おじさんブランドというイメージや、今のトレンドとは違うクラシックなシルエット、そして日本再上陸後の変化に対するファンの戸惑いなど、いくつかの理由があるようです。
しかし、それはブランドの一つの側面にすぎません。
100年以上の歴史に裏打ちされた本物の機能性と信頼性、そして何よりも、古着市場で見つけられる価値と魅力は、他のブランドにはないものです。
結論として、トレンドの最先端を求める人やスリムなフィット感を好む人にとっては、エディー・バウアーは確かにダサいと感じられるかもしれません。
しかし、流行に左右されない普遍的な価値を理解し、その歴史や背景に魅力を感じる人、特に古着という選択肢を考えられる人にとっては、これほど賢く、そして面白い選択肢は他にないでしょう。
大切なのは、自分が現行品と古着、どちらのエディー・バウアーに価値を見出すかを知ることです。