カシオが展開する腕時計ブランド、エディフィス。
モータースポーツの世界観を表現したスポーティーなデザインと、高い機能性で知られています 。
しかし、インターネット上では「エディフィスはダサい」「おじさんっぽい」といったネガティブな声を見かけることもあります。
そこでこの記事では、カシオのエディフィスがダサいと言われるのはなぜか、その理由をSNSなどの評判も交えながら探っていきます。
「エディフィスの腕時計が気になっているけど、買って後悔しないかな?」と不安に思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
エディフィス(EDIFICE)とは?
エディフィスは、時計メーカーのカシオ計算機が2000年から展開している腕時計ブランドです 。
コンセプトは「Speed & Intelligence」。その名の通り、モータースポーツのようなスピード感と、知的な雰囲気を両立させたデザインが特徴です 。
かつてはF1チームの公式パートナーを務めるなど、レースとの関わりも深く、その世界観を時計に落とし込んだモデルを数多く発表しています 。
スマートフォンと連携する機能や、ソーラー充電システムといった先進技術を積極的に取り入れながらも、比較的手頃な価格帯で提供されているのが大きな魅力です 。
エディフィスがダサいと言われている理由
機能的でスポーティーなエディフィスですが、なぜダサいというイメージがついてしまったのでしょうか。考えられる理由をいくつか紹介します。
文字盤がごちゃごちゃして見えるから
エディフィスは多機能なクロノグラフモデルが多いため、文字盤にたくさんの情報が詰め込まれています。
サブダイヤルや目盛りがいくつも配置されたデザインは、メカニカルでかっこいいと感じる人がいる一方で、情報量が多すぎて「ごちゃごちゃして見える」「視認性が悪い」と感じる人もいるようです 。
この過度な装飾性が、一部からは洗練されていない、野暮ったい印象を持たれてしまう原因かもしれません。
大きくて重いモデルが多いから
エディフィスの腕時計は、存在感のある大きめなサイズのモデルが少なくありません。中にはケース径が45mmを超え、重さが200gを超えるものもあります 。
がっしりした体格の人には似合いますが、腕が細い人だと時計だけが悪目立ちしてしまい、バランスが悪く見えてしまうことも。
また、長時間着けていると重さで疲れてしまうという意見もあり、軽い腕時計を好む人からは敬遠される傾向があるようです 。
おじさん向けのイメージがあるから
エディフィスは、その機能性や落ち着いたデザインから、中高年向けの時計というイメージを持つ人もいるようです 。
そのため、ファッションに敏感な若い世代からは「少し古臭い」「おじさんが着けていそう」と見られてしまうことがあります。
G-SHOCKのようなストリートカルチャーとの強い結びつきがないことも、若者向けのイメージから遠ざかっている一因かもしれません。
品質の良くないモデルも存在するから
ほとんどのモデルは価格以上の品質を誇りますが、一部のユーザーからは耐久性について厳しい声も上がっています。
例えば、「大事に使っていたのに、1年も経たずにベゼルの塗装が剥がれてきた」というような口コミも見られました 。
このような一部の製品の問題が、ブランド全体のイメージを下げて「安物」という印象につながり、ダサいという評価に結びついている可能性も考えられます。
エディフィスの評判・口コミ
実際にエディフィスを使っている人はどう感じているのでしょうか。SNSなどのリアルな声を集めてみました。
良い口コミ
- この価格でこの品質はすごい。コストパフォーマンスが最高
- スポーティーなデザインがとにかくかっこいい
- 最近のモデルは薄くてシンプル。ビジネスシーンでも使える
- 仕上げが綺麗で、値段以上の高級感がある
- ソーラー充電やスマホ連携機能が便利で実用的
悪い口コミ
- 文字盤の情報が多すぎて、時間が分かりにくいモデルがある
- ステンレスのモデルは重くて、長時間着けていると疲れる
- 塗装が剥がれてしまった。耐久性に少し不安がある
- サイズが大きすぎて、自分の腕には似合わなかった
- デザインが少しおじさんっぽいと感じる
エディフィスがおすすめな人
では、どのような人にエディフィスはおすすめなのでしょうか。
コスパの良い腕時計を探している人
エディフィスの最大の魅力は、なんといってもそのコストパフォーマンスの高さです 。
ソーラー充電やスマートフォンリンクといった便利な機能を搭載しながら、多くのモデルが数万円台で購入できます 。
「あまりお金はかけられないけど、安っぽく見えない、機能的な腕時計が欲しい」という人には、最適な選択肢の一つです。
モータースポーツやメカニカルなデザインが好きな人
「Speed & Intelligence」をコンセプトに掲げるエディフィスは、モータースポーツの世界観を随所に取り入れています 。
クロノグラフのメカニカルな雰囲気や、スピードメーターを思わせる文字盤のデザインは、車やバイクが好きな人の心をくすぐるはずです。
初めて本格的なアナログ腕時計を買う人
これまで腕時計にあまり興味がなかった人が、大人の第一歩としてアナログ腕時計に挑戦するのにもエディフィスはぴったりです 。
比較的手に取りやすい価格なので、高価な機械式時計にいきなり手を出すのは怖いと感じる人でも、気軽にアナログウォッチの楽しさを体験できます。
エディフィスがおすすめできない人
一方で、エディフィスがしっくりこない人もいるでしょう。
シンプルでミニマルなデザインが好きな人
エディフィスにはシンプルな3針モデルもありますが、基本的には多機能で装飾的なデザインのモデルが中心です 。
そのため、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインや、北欧系のシンプルな時計が好みの人には、少し派手に感じられるかもしれません。
腕が細い人や軽い時計を好む人
前述の通り、エディフィスには大きくて重いモデルが多いため、腕が細い人には似合いにくい場合があります 。
また、着けていることを忘れるくらい軽い時計を求めている人にとっても、エディフィスのずっしりとした重さはデメリットに感じられるでしょう 。
ブランドのステータス性を重視する人
エディフィスは世界的に有名なカシオのブランドですが、高級腕時計ブランドのようなステータス性や資産価値を求める人には向いていません。
あくまで実用性とデザイン性を楽しむための時計と割り切って選ぶのが良いでしょう。
エディフィスのおすすめポイント
エディフィスの魅力を3つのポイントに絞って紹介します。
圧倒的なコストパフォーマンス
やはり一番の魅力は、その価格からは考えられないほどの機能性と品質です。
サファイアガラス風防やスマートフォンリンク機能など、高級腕時計にも採用されるようなスペックを、数万円で手に入れることができます 。
「安かろう悪かろう」ではない、信頼できる品質はさすがカシオといったところです。
進化し続けるデザイン
「大きくてゴツゴツしている」というイメージは、もはや過去のものになりつつあります。
近年、エディフィスはデザインの幅を大きく広げています。
厚さ10mmを切る薄型モデルや、ラグジュアリースポーツウォッチのような八角形ベゼルを採用したモデル、シンプルな3針モデルなど、現代のファッションに合わせやすいスタイリッシュな腕時計が次々と登場しています 。
スマートフォンリンクなどの先進機能
Bluetoothでスマートフォンと連携できるモデルも多くラインナップされています 。
専用アプリを使えば、自動で正確な時刻に修正してくれるだけでなく、海外に行ったときも簡単に現地の時刻に合わせることができます 。
アラームやタイマーの設定もスマホで直感的に行えるなど、腕時計をより便利に使える機能が満載です。
エディフィスのおすすめアイテム
最後に、数あるモデルの中から特におすすめしたいアイテムを3つのタイプに分けて紹介します。
【薄型・シンプル】EFR-S108シリーズ
「エディフィスはごちゃごちゃしている」というイメージを覆す、シンプルな3針モデルです 。
厚さ7.8mmという薄型ケースと、スポーティーな八角形ベゼルが特徴で、非常にスタイリッシュな印象を与えます 。
ビジネスシーンでもプライベートでも使いやすく、価格も2万円前後と非常に手頃なのが魅力です 。
【ラグスポ風】EFS-S570YDシリーズ
高級腕時計のトレンドである、ラグジュアリースポーツウォッチのような雰囲気をまとったモデルです。
こちらも八角形のベゼルが特徴的で、薄型のケースと美しい仕上げにより、価格以上の高級感を漂わせています 。
ソーラー充電機能を搭載しており、電池交換の手間がかからないのも嬉しいポイント。オンオフ問わず使える万能な一本です 。
【高機能】ECB-S10YD
厚さ9.6mmの薄型ケースに、ソーラー充電とスマートフォンリンク機能を詰め込んだ高機能モデルです 。
アナログ針とデジタル液晶を組み合わせた文字盤は、視認性も抜群。
海外出張が多いビジネスマンや、ガジェット好きな人に特におすすめしたい、実用性に優れた一本です 。
まとめ
カシオ エディフィスがダサいと言われる理由と、その魅力について解説しました。
文字盤がごちゃごちゃして見える、大きくて重いといったネガティブなイメージは、主に過去のモデルから来ているようです。
現在のエディフィスは、薄型でスタイリッシュなモデルも数多く登場しており、そのデザインは日々進化しています。
圧倒的なコストパフォーマンスと、カシオならではの信頼性も兼ね備えており、モデル選びを間違えなければ、非常に満足度の高いブランドです。
この記事をきっかけに、エディフィスの新たな魅力に気づいていただけたら幸いです。