カルバンクラインがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

カルバンクライン ダサい
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ミニマルで洗練されたデザインを基盤に、世界的なファッションブランドとして知られるカルバンクライン 。1968年にニューヨークで誕生して以来、多くの人々を魅了し続けています 。  

しかし、その一方でカルバンクラインはダサい、時代遅れなのでは?といった声も聞かれます。

そこで本記事では、カルバンクラインがダサいと言われる理由を深掘りし、実際の評判や口コミを交えながら、おすすめできる人・できない人を解説します。

カルバンクラインのアイテムが欲しいけど、世間の評価が気になる…と不安に感じている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

カルバンクラインとは?

カルバンクラインは、1968年にデザイナーのカルバン・クライン氏と彼の幼馴染であるバリー・シュワルツ氏によってニューヨークで設立されたファッションブランドです 。

はじめはレディースのコートからスタートしましたが、すぐに事業を拡大し、今ではアパレル、アンダーウェア、ジーンズ、香水、アクセサリーと幅広いアイテムを展開しています 。

ブランドの根底には、すべてはカッティングから始まるという考え方があります 。その言葉通り、身体のラインをきれいに見せるシルエットが特徴で、特に70年代には働く女性たちから大きな支持を得ました 。  

カルバンクラインの名前が世界的に有名になったきっかけは、70年代後半から80年代にかけての挑発的な広告でした。

当時まだ10代だったブルック・シールズを起用したジーンズの広告は大きな話題を呼び、デザイナーズジーンズブームを作ります 。  

さらに90年代には、ケイト・モスらを起用したアンダーウェアのキャンペーンがファッション界に衝撃を与え、下着をファッションの一部として見せるスタイルを確立させました 。  

このように、カルバンクラインは単なるアパレルブランドではなく、時代のカルチャーを創り上げてきた存在です。

カルバンクラインがダサいと言われている理由

輝かしい歴史を持つ一方で、なぜカルバンクラインはダサいと言われてしまうのでしょうか。その背景には、ブランドのイメージや特定のアイテムが持つ印象が関係しているようです。

下着のイメージが強すぎるから

カルバンクラインと聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのはアンダーウェアではないでしょうか 。ブランドロゴが入ったウエストバンドは、まさにブランドの象徴です。  

このイメージは、近年のY2Kファッションブームの影響もあり、ローライズのボトムスから下着のウエストバンドをあえて見せるスタイルとして再び注目されています 。

しかし、この着こなしは人によって評価が大きく分かれるポイントです。

おしゃれなトレンドとして楽しむ人がいる一方で、一歩間違えると若作りで痛々しい、品がないといった印象を与えかねません。SNSなどでは、計算されたスタイリングでないとだらしなく見えてしまい、ダサいと感じるという意見が見られます 。  

この下着のブランドという強いイメージは、他のアイテムにも影響しています。

財布やバッグを持っていても、あのパンツのブランドだよね、という認識が先にきてしまい、ファッションアイテムとして見られにくい側面があるようです 。実際に、下着は良いけれど、それ以外のアイテムは買う気になれないという声も聞かれます 。  

90年代の流行が時代遅れに感じるから

カルバンクラインは、90年代のファッションシーンで大流行したブランドです。ロゴTシャツやスウェット、デニムジャケットといったアイテムは、当時の若者たちの定番でした 。

現在、ファッション界では90年代リバイバルがトレンドですが、この現象は世代によって受け取られ方が異なります。

当時を知る40代以上の世代にとって、カルバンクラインのロゴアイテムは懐かしい青春の象徴です。そのため、今になって自分が身につけることに、今さら感や気恥ずかしさを感じてしまうことがあります 。彼らにとっては、それは過去に流行が終わったものであり、今のファッションとして取り入れるには抵抗があるのかもしれません。  

一方で、90年代を知らない若い世代にとっては、そのスタイルが新鮮でおしゃれなレトロファッションとして映ります。K-POPアイドルなどが現代的に着こなしている姿を見て、憧れを持つ人も少なくありません 。  

このように、同じアイテムでも見る人の世代によって、トレンドの最先端と時代遅れの象徴という全く逆の印象を与えてしまうことが、ダサい、時代遅れだという評価が生まれる一因になっています。

財布などの小物が安っぽく見えるから

特に財布やバッグなどの小物類において、安っぽい、チープに見えるという厳しい評価が見られます 。この背景には、ブランドの販売方法が関係しているようです。  

カルバンクラインの製品は、正規店だけでなく、ディスカウントストアなどで並行輸入品として安く販売されることがあります 。  

こうした並行輸入品の中には、縫製が雑なものが混ざっている可能性があり、実物を見たらがっかりした、ロゴプレートが曲がっていたといった口コミにつながっています 。  

また、比較的手に取りやすい価格帯であることから、高校生や大学生といった若い世代に人気が高いことも、若者向けのブランド、大人が持つには少し恥ずかしいというイメージを強めているようです 。

ルイ・ヴィトンなどのハイブランドと比べると、素材や仕上げに価格なりの差があるのは事実で、高級感を求める層からは物足りないと感じられてしまうのかもしれません 。  

カルバンクラインの評判・口コミ

SNSやレビューサイトで見られるカルバンクラインに関するリアルな声を紹介します。

良い口コミ

  • アンダーウェアの着心地は本当に最高。コットンとストレッチ素材のバランスが絶妙で、肌触りが良く一日中快適に過ごせる 。  
  • デザインがとにかくシンプルですっきりしている。流行りがなく、どんなファッションにも合わせやすいのが魅力 。
  • 体を締め付けすぎないのに、シルエットを綺麗に見せてくれるフィット感が素晴らしい。特に女性用のブラは楽なのに安定感がある 。  
  • アンダーウェアのウエストゴムが丈夫で、何度も洗濯しているがヨレたり伸びたりしにくい。耐久性が高いと思う 。
  • 好きなK-POPアイドルが着ていたのがきっかけで購入した。同じものを着ているだけで気分が上がるし、やっぱりカッコいい 。

悪い口コミ

  • プレゼント用に財布を買ったが、値段の割に質感が安っぽく見えてしまい残念だった。自分で使うならいいけど、贈り物には向かないかも 。  
  • ネットで安く買った財布は、よく見ると縫製が荒い部分があった。並行輸入品は品質に当たり外れがあると感じた 。  
  • 下着のイメージが強すぎて、Tシャツを着ていると友人にパンツのブランドだよね?とからかわれることがある 。  
  • 自分が学生の頃に大流行したブランドだから、今さらロゴが大きく入ったものを着るのは少し恥ずかしい気持ちになる 。  
  • 3枚セットのボクサーパンツを買ったら、開封直後から化学薬品みたいな強い臭いがした。一度洗ったら色落ちもひどかった 。

カルバンクラインがおすすめな人

様々な意見がありますが、カルバンクラインが持つ独自の魅力は、特定の人々にとっては非常に価値のあるものです。

シンプルなデザインが好きな人

カルバンクラインの魅力は、余計な装飾を削ぎ落としたシンプルな美しさにあります 。

カッティングと素材の良さで魅せるスタイルは、都会的でクリーンなファッションを好む人におすすめです。無駄のないデザインは、着る人の個性や身体の美しさを引き立ててくれます。

流行に左右されず、長く愛用できるアイテムを求めている人には、良い選択肢となるでしょう 。

着心地や機能性を重視する人

特にアンダーウェアやルームウェアにおいて、カルバンクラインは抜群の快適さを提供します。

コットン、モダール、エラスタンといった素材を組み合わせることで、シルクのように滑らかで、通気性と伸縮性に優れた生地を実現しています 。  

多くのレビューでその着心地の良さが評価されており、毎日身につけるものだからこそ機能性を妥協したくない人から高い支持を得ています 。  

K-POPアイドルのようなファッションが好きな人

時代遅れという評価がある一方で、カルバンクラインは現代の若い世代、特に韓国ファッションシーンで人気を集めています。

SEVENTEENのミンギュや俳優のロウンといったトップアイドルたちがアンバサダーを務めており、彼らの着こなしは世界中の若者たちの憧れです 。

90年代のスタイルを現代風にアレンジした着こなしは、トレンドに敏感な層にとっては非常におしゃれに見えます。K-POPカルチャーが好きで、アイドルのようなスタイリッシュなファッションを目指したい人にとって、カルバンクラインはまさに旬のブランドと言えそうです。

カルバンクラインがおすすめできない人

一方で、その特性から、ある種の人々にとっては合わない可能性もあります。

ハイブランドのステータスを求める人

カルバンクラインは世界的に有名ですが、その立ち位置は高級ブランドとファストファッションの中間にあります。

一部のアイテムがディスカウントストアで販売されていることや、比較的手頃な価格帯であることから、グッチやプラダのような、持っていること自体がステータスになるブランドとは少し違います 。  

富や社会的地位を象徴するようなアイテムを求めている人には、カルバンクラインは少し物足りなく感じられるかもしれません。

個性的で装飾的なデザインが好きな人

ブランドの中心がシンプルなスタイルであるため、個性的で飾り立てたファッションを好む人には、そのデザインが普通すぎる、物足りないと感じられるでしょう。

大胆なプリント柄や複雑なディテールなど、主張の強いスタイルを好む人にとって、カルバンクラインのシンプルさは魅力的に映らない可能性があります。

90年代ファッションに気恥ずかしさを感じる人

前述の通り、90年代に青春時代を過ごした世代の中には、当時の大流行を経験したからこそ、現在のリバイバルブームに乗り切れない人もいるようです 。  

彼らにとってカルバンクラインのロゴは、過去の思い出と強く結びついており、それを今再び身につけることに気恥ずかしさや違和感を覚えてしまうのです。

もしブランドに対して、懐かしいけどもう終わったもの、という感覚があるなら、無理に選ぶ必要はないかもしれません。

カルバンクラインのおすすめポイント

カルバンクラインが長年にわたり愛され続ける理由、その魅力を3つのポイントで紹介します。

流行に左右されないシンプルなデザイン

カルバンクラインのデザインは、一時的なトレンドに流されません。それは、余計なものを削ぎ落とした先にある本質的な美しさを追求しているからです 。

計算されたカッティング、上質な素材、そしてすっきりとしたシルエット。これらの要素が組み合わさることで、何年経っても古くならない普遍的なスタイルが生まれます。

シンプルなTシャツやジーンズがただの普通で終わらないのは、この美学が細部にまで行き届いているからかもしれません 。

着心地抜群のアンダーウェア

アンダーウェアは、カルバンクラインが最も得意とする分野であり、その品質は高く評価されています。

肌に直接触れるものだからこそ、素材にはこだわっています。コットンの通気性、モダールの柔らかさ、エラスタンの伸縮性を組み合わせることで、まるで第二の肌のような快適な着心地を実現 。  

また、締め付け感がないのに体にフィットするウエストバンドや、動きを妨げない立体的なカッティングなど、機能面での工夫もされています 。一度体験すると手放せなくなる、その品質の高さが最大の魅力です。  

韓国ファッションでトレンドアイテムに

カルバンクラインは、過去のイメージに留まることなく、常に現代のファッションと向き合っています。

その代表例が、韓国のユースカルチャーとの融合です。韓国市場向けに開発されたダウンジャケットは、トレンドを反映したショート丈でボリュームのあるシルエットや、絶妙なパステルカラーで人気を博しています 。

これは、ブランドが持つシンプルなDNAを受け継ぎつつ、現代の若者が求める今っぽさを見事に取り入れた例です。歴史あるブランドでありながら、進化を続ける姿勢が、新たなファンを獲得し続けています。

カルバンクラインのおすすめアイテム

数あるアイテムの中から、これさえ押さえておけば間違いない、ブランドを代表するおすすめアイテムを3つご紹介します。

定番のモダンコットンシリーズ

カルバンクラインを語る上で外せないのが、このモダンコットンシリーズです。

象徴的なロゴ入りウエストバンドと、非常に柔らかいコットンモーダル素材が特徴で、世界中の有名人やおしゃれな人々に愛用されています 。  

スポーティでありながらセクシーさも感じさせるデザインは、まさにブランドのスタイルを象徴しています。初めてカルバンクラインのアイテムを買うなら、まずこのシリーズから試してみるのがおすすめです。

着回しやすいロゴTシャツ・スウェット

90年代のストリートシーンを象徴するアイテムであり、今また新鮮な魅力を放っているのがロゴTシャツやスウェットです 。

胸元にあるCalvin Kleinのロゴは、シンプルなコーディネートのアクセントになります。現代風に着こなすなら、ワイドパンツやスラックスと合わせてきれいめに仕上げるのがポイント 。

上質なコットン素材で着心地も良く、長く愛用できる定番アイテムです。

人気の韓国ラインのダウンジャケット

カルバンクラインは昔のブランド、というイメージを覆すのが、韓国で企画されたダウンジャケットです。

日本のストリートでも着ている人を見かけることが増え、その人気は確かなものになっています。最大の特徴は、短めの着丈とボリューム感のあるシルエット 。羽織るだけでトレンド感のあるスタイリングが完成します。  

軽量ながら保温性も高く、実用性も十分。定番色だけでなく、ミントやベビーピンクといった柔らかなカラーがあるのも魅力で、ブランドの新たな可能性を感じさせる一着です 。  

まとめ

カルバンクラインがダサいかどうかは、人によって意見が分かれます。その評価は、見る人の世代、注目するアイテム、そしてファッションに対する考え方によって大きく変わるようです。

90年代の象徴としての懐かしさと、現代のトレンドとしての新しさ。

アンダーウェアブランドとしての信頼と、総合ファッションブランドとしての挑戦。

そして、高級感と誰もが手に取れる親しみやすさ。

これらの様々な要素が共存していることが、カルバンクラインというブランドの面白さなのかもしれません。

この記事で解説した様々な視点を踏まえ、ブランドの価値を理解した上で、カルバンクラインが持つ時代を超えたシンプルさや快適さが自分のスタイルに合うと感じたなら、それはあなたにとって最高の選択となるはずです。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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