冬のアウターとしてお店に並ぶことが多いスタンドカラーコートですが、ネットで検索しようとするとダサいという言葉が出てきてドキッとしたことはありませんか？
シュッとしていてカッコいいイメージがある一方で、一部では評判があまり良くないようです。
そこで本記事では、スタンドカラーコートがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由とおすすめできる人、できない人について解説します。
買おうか迷っているけど失敗したくないという人はぜひ参考にしてください。
スタンドカラーコートとは？
スタンドカラーコートとは、その名前の通り襟が立ったデザインのコートのことです。
一般的なコートのように襟が折り返されていないので、首元まですっぽりと覆われるのが特徴ですね。
マフラーがいらないくらい暖かいですし、顔周りに襟がくるので小顔に見える効果もあると言われています。
ビジネスマンがスーツの上に着ていることも多いですし、もちろん普段着として着ている人もたくさんいます。
スタンドカラーコートがダサいと言われている理由
では、なぜそんな便利なコートがダサいと言われてしまうのでしょうか。
SNSやYouTubeなどのリアルな声を調べてみると、コートそのものが悪いというよりも、着こなしやイメージの問題が大きいことがわかりました。
特に多かった理由をいくつか紹介します。
キメすぎているように見えるから
一番多かった意見がこれです。
襟を立てている姿が、どうしても自分に酔っているように見えてしまうという声がありました。
漫画やアニメのキャラクターならカッコいいのですが、現実世界で襟を高くして歩いていると、少し気取っているような印象を与えてしまうのかもしれません。
特に襟にワイヤーが入っていて不自然に立たせているものや、異常に襟が高いデザインのものは、ナルシストっぽくて恥ずかしいと感じる人がいるようです。
仕事着を休日に着ているように見えるから
スタンドカラーコートはビジネスシーンでよく使われます。
そのため、休日にデニムやスニーカーと合わせていると、仕事用のコートをそのまま着てきたのかな？と思われてしまうことがあります。
特に生地がテカテカしているものや、丈が中途半端に短いものを着ていると、どうしても疲れたサラリーマンの休日感が出てしまいがちです。
おしゃれで着ているはずなのに、服に無頓着な人に見られてしまうのは悲しいですよね。
昔流行ったサイズ感のままだから
ひと昔前は、ピチピチの細い服が流行っていた時期がありました。
その頃のイメージが強くて、今でも体のラインがくっきり出るようなタイトなスタンドカラーコートを着ている人がいます。
今は少しゆとりのあるサイズ感が主流なので、あまりにピタッとしすぎていると、時代遅れで野暮ったい印象になってしまいます。
特にパツパツのスキニーパンツと合わせているスタイルは、今の若い人たちから見ると少し古いファッションに見えてしまうようです。
スタンドカラーコートの評判・口コミ
ここでは、実際にスタンドカラーコートに対する世間の声をまとめてみました。
SNSや掲示板などで見かけた意見を、良いものも悪いものも正直に紹介します。
良い口コミ
- マフラーをしなくても首元が暖かいので荷物が減って楽です
- 襟が顔の周りにあるおかげで顔が小さく見える気がします
- 縦のラインが強調されるので背が高くてスタイル良く見えます
- 軍服っぽい重厚感のあるデザインのものは男らしくてカッコいいです
- スーツに合わせると真面目で仕事ができる雰囲気が出せます
悪い口コミ
- 襟が高すぎてファンデーションがついてしまうのが気になります
- 首が短いので襟に顔が埋もれてしまってバランスが悪いです
- 学生服の学ランみたいに見えると言われたことがあります
- 後ろから見たときに首に襟が当たって痛くなることがあります
- キザなホストみたいな雰囲気になってしまって苦手です
スタンドカラーコートがおすすめな人
いろいろな意見がありますが、似合う人にはとことん似合うアイテムです。
どんな人にならおすすめできるのか、特徴を整理してみました。
きれいめな服装が好きな人
パーカーやダウンジャケットのようなカジュアルな服よりも、シャツやニットなどのきれいめな服が好きな人にはぴったりです。
スタンドカラーコートは襟があるだけできちんとした印象になるので、大人っぽい落ち着いた雰囲気を出したい人には強い味方になります。
30代や40代で、年相応の清潔感を出したい人には特におすすめですよ。
荷物を持ち歩きたくない人
マフラーやストールを持ち歩くのが面倒だという人には最高のアウターです。
襟を立ててボタンを留めれば風が入ってこないので、コート一枚で防寒対策が完結します。
手ぶらで出かけたいミニマリスト思考の人にはとても便利ですね。
スタイルを良く見せたい人
スタンドカラーコートは、視線を上に集める効果があります。
襟の高さで顔が小さく見えたり、縦長のシルエットで身長が高く見えたりと、体型の悩みをカバーしてくれる要素がたくさんあります。
背筋が伸びてシュッとした印象に見せたい人にはおすすめです。
スタンドカラーコートがおすすめできない人
逆に、こういう人にはあまりおすすめできないかもしれません。
買ってから後悔しないように、チェックしておきましょう。
首が短めの人
どうしても襟の高さがある服なので、首が短めの人だと顎がつかえてしまったり、首が埋もれて見えたりすることがあります。
試着をしたときに、首周りが苦しくないか、顔が大きく見えてしまわないかをしっかり確認したほうがいいですね。
ストリート系や古着系が好きな人
ダボっとしたパーカーや、穴の空いたダメージデニムなどが好きな人には合わせにくいかもしれません。
スタンドカラーコートは真面目な印象が強いので、あまりにラフな服装と合わせるとチグハグな感じになってしまいます。
カジュアルな服が多い人は、別のコートを選んだほうが無難かもしれません。
スタンドカラーコートのおすすめポイント
ここまでの話をふまえて、スタンドカラーコートのいいところを改めてまとめてみます。
選び方さえ間違えなければ、とても頼りになるアイテムですよ。
オンオフ両方で使える便利さ
デザインがシンプルなので、平日の通勤にも休日のデートにも使えるのが最大の魅力です。
ただし、仕事着っぽく見えないように、休日は中に着るニットの色を明るくしたり、パンツの太さを変えたりする工夫は必要ですね。
一着でいろいろなシーンに対応できるのは、コスパの面でも優秀です。
独特の男らしさと品格
襟が立っているデザインには、他のコートにはない凛とした雰囲気があります。
特に生地がしっかりした厚手のウール素材のものなどは、着るだけで背筋が伸びるようなカッコよさがあります。
流行り廃りに関係なく、男らしいスタイルが好きなら持っておいて損はないはずです。
防寒性の高さ
やっぱり冬のアウターなので、暖かさは重要ですよね。
首元は体の中でも特に寒さを感じやすい場所ですが、そこをしっかりガードしてくれるのは心強いです。
風が強い日や、自転車に乗るときなどにも重宝しますよ。
スタンドカラーコートのおすすめアイテム
最後に、これから買うならどんなものがいいか、失敗しない選び方のヒントをお伝えします。
マットな質感のウール素材
安っぽく見えないように、テカリのないマットな質感のものを選びましょう。
ポリエステルでペラペラしたものよりも、ウールのような厚みのある生地のほうが襟がきれいに立ちますし、高級感が出ます。
膝まであるロング丈
中途半端に短い丈だと、どうしても一昔前の印象になりがちです。
膝くらいまであるロング丈を選ぶと、今のトレンドにも合いますし、大人っぽくてエレガントな雰囲気になりますよ。
ゆとりのあるサイズ感
体のラインを拾いすぎない、少しゆとりのあるサイズを選んでみてください。
中に厚手のニットを着ても動きやすいですし、リラックスした余裕のある大人の着こなしができます。
まとめ
スタンドカラーコートがダサいと言われるのは、主に着こなしやサイズ感が時代に合っていない場合が多いようです。
アイテム自体が悪いわけではないので、安心してください。
自分の体型に合ったサイズを選んで、素材感に気をつければ、とてもカッコよく着こなせる便利なアイテムです。
周りの声に惑わされすぎず、ぜひ自分に似合う一着を見つけてファッションを楽しんでくださいね。
