古くから日本のお守りとして親しまれてきた勾玉ですが、ファッションとして取り入れようとすると少しハードルが高く感じるかもしれません。実際にネットで検索してみると、ダサいとか怖いといったネガティブな言葉を見かけることもあります。
勾玉のネックレスが欲しいけれど、周りから変に思われないか不安。そんなふうに迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、勾玉のネックレスがダサいと言われてしまう理由や、実際の評判、そしてどんな人ならおしゃれに着こなせるのかを解説します。購入を迷っている人はぜひ参考にしてください。
勾玉のネックレスとは?
勾玉は、縄文時代から日本に存在する伝統的な装身具です。独特の曲がった形は、動物の牙や胎児、あるいは魂の形を模していると言われています。三種の神器の一つである八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)としても有名ですよね。
本来は魔除けや幸福を招くお守りとしての意味合いが強いアイテムですが、最近ではその歴史的な背景や美しいフォルムに惹かれて、ファッションアイテムとして身につける人も増えています。素材も翡翠(ひすい)や瑪瑙(めのう)、水晶などさまざまで、色や質感によって全く違う表情を見せてくれるのが特徴です。
勾玉のネックレスがダサいと言われている理由
歴史ある勾玉ですが、なぜ現代のファッションにおいてはダサいと言われてしまうことがあるのでしょうか。SNSや口コミをリサーチしてみると、いくつかの特有の理由が見えてきました。
お土産物のような安っぽいイメージがある
観光地のお土産屋さんで、数百円から千円程度で売られているプラスチックやガラス製の勾玉を見たことはありませんか。あのイメージが強烈に残っているため、勾玉=子供のおもちゃや安物のお土産という印象を持っている人が多いようです。
特に、蛍光色の紐やチープな金具がついたものは、大人が身につけるには少し品質が物足りなく映ります。素材の質感や加工の精度が低いと、どうしてもファッション全体が安っぽく見えてしまい、それがダサいという評価につながっているのです。
スピリチュアルな雰囲気が強すぎて怖い
勾玉はパワーストーンとしての側面も強いため、身につけ方によっては宗教色が強くなりすぎてしまうことがあります。
たとえば、巨大な水晶の勾玉を太い麻紐で首から下げていると、ファッションというよりも何かの儀式や願掛けの意味合いが強く出てしまいます。周りの人からすると、おしゃれセンスがないというよりも、何か深い事情があるのではないかと勘ぐってしまい、近寄りがたい印象を与えてしまうのです。これが、ダサいを超えて怖いと言われる原因の一つです。
独特の形状が生理的に合わない
勾玉のあの独特なフォルムについて、一部ではネガティブな意見も見られます。
Cの字型に曲がった形が、幼虫や虫のように見えてしまうという声や、胎児を連想させて生々しいと感じる人もいるようです。これは個人の感性の問題ですが、スタイリッシュな幾何学模様のジュエリーに見慣れている人からすると、勾玉の有機的な曲線は少し野暮ったく、あるいは不気味に映ることがあるのかもしれません。
コーディネートになじまず浮いてしまう
伝統的なデザインの勾玉ネックレスは、現代の洋服に合わせるのが非常に難しいアイテムです。
太めの紐や組紐を使ったネックレスは、Tシャツやニットといったカジュアルな服装と合わせると、そこだけ時代劇や民芸品のような雰囲気が漂ってしまいます。ネックレス単体で見れば美しくても、全身のコーディネートとして見たときに調和が取れていないと、唐突でセンスがないと感じられてしまうのです。
勾玉のネックレスの評判・口コミ
では、実際に勾玉のネックレスを購入した人や身につけている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミをリサーチして整理しました。
良い口コミ
- 出雲石の深い緑色は他の宝石にはない重厚感があって、見ているだけで心が落ち着く
- 形が丸くて可愛らしいので、愛着が湧いて手放せなくなる
- 守られているような安心感があり、仕事やプライベートで勝負時のときのお守りになる
- 最近はK18ゴールドやプラチナを使ったモダンなデザインも出ていて、ジュエリーとして普通におしゃれ
- 人とかぶらない個性的なアクセサリーを探していたので、日本の伝統を感じられる勾玉はぴったりだった
悪い口コミ
- ネットで安いのを買ったらプラスチックみたいで安っぽく、恥ずかしくて外につけていけなかった
- 紐の部分がすぐに解けてしまったり、汗で変色したりして手入れが面倒
- 会社につけていったら、上司に数珠みたいだねと言われてショックだった
- 勾玉の形が独特すぎて、どんな服に合わせればいいのか正解がわからずタンスの肥やしになっている
- スピリチュアルにハマっている人だと思われて、距離を置かれた気がする
勾玉のネックレスがおすすめな人
ダサいと言われるリスクはあるものの、選び方や身につける人によっては非常に魅力的なアイテムになります。勾玉のネックレスはどのような人におすすめなのでしょうか。
日本の歴史や伝統文化に誇りを持っている人
勾玉は単なるアクセサリーではなく、日本の歴史そのものです。出雲地方で作られる伝統的な出雲型勾玉や、皇室献上の歴史を持つ背景にロマンを感じられる人には最高のアイテムです。
流行のブランドロゴを身につけるよりも、数千年の歴史を身に纏うことに価値を感じる。そんな芯のある大人の感性を持っている人なら、勾玉の持つ重厚な存在感に負けることなく、自分のスタイルの一部として堂々と着こなせるでしょう。
本物の素材の良さを理解できる人
安っぽいお土産物ではなく、出雲石(碧玉)や糸魚川翡翠といった希少な天然石の美しさを楽しめる人におすすめです。
これらの石は、深く吸い込まれるような緑色や、光を透過する神秘的な質感を持っています。派手なキラキラした輝きとは違う、石そのものが持つ静かなエネルギーや質感を愛でることができる人なら、勾玉は一生モノの相棒になるはずです。本物を知る人は、決してそれをダサいとは言いません。
自分だけの個性を表現したい人
周りと同じ流行のネックレスでは満足できない、自分だけの個性を表現したい人にも向いています。
特に最近では、伝統的な形を守りつつも、貴金属やダイヤモンドと組み合わせたデザイナーズジュエリーとしての勾玉も登場しています。和と洋が融合したデザインは、モードなファッションやシンプルな服装のアクセントとして非常に優秀です。人とは違うセンスをアピールしたい人にとって、勾玉は意外な武器になります。
勾玉のネックレスがおすすめできない人
一方で、以下のようなタイプの人には、勾玉のネックレスはあまりおすすめできません。購入してから後悔しないためにも、自分に当てはまらないか確認してみてください。
とにかく安く済ませたい人
アクセサリーにお金をかけたくないからといって、数百円の安い勾玉を選ぼうとしているならやめたほうが無難です。
前述の通り、低価格帯の勾玉は作りが粗雑で、どうしてもおもちゃのように見えてしまいます。大人が身につけると、逆に貧相に見えてしまうリスクが高いです。勾玉に関しては、価格と見た目の品質が比例しやすいアイテムだということを覚えておきましょう。
スピリチュアルなイメージを極端に嫌う人
自分自身は気にならなくても、周囲からお守りや魔除けのような目で見られることに抵抗がある人にはおすすめできません。
どれだけおしゃれなデザインを選んでも、勾玉という形そのものに宗教的なイメージを持つ人は一定数います。「何か悩みがあるの?」「壺とか買わされそう」といった偏見を持たれるのが面倒だと感じるなら、もっと一般的なモチーフのネックレスを選んだほうがストレスがないでしょう。
コーディネートを考えるのが苦手な人
普段の服装がカジュアル一辺倒だったり、アクセサリーの合わせ方に自信がなかったりする人にもハードルが高いです。
勾玉は存在感が強いため、適当に服の上から下げるだけでは浮いてしまいます。トップスの色味を抑えたり、ネックレスの長さを調整したりといった工夫ができないと、結局使いこなせずに終わってしまう可能性が高いです。
勾玉のネックレスのおすすめポイント
ここまで読むと少し難しそうに感じるかもしれませんが、勾玉にはそれを補って余りある魅力があります。他のアクセサリーにはない、勾玉ならではのおすすめポイントを紹介します。
世界に一つだけの天然石の表情
天然石で作られた勾玉は、一つとして同じものがありません。石の模様や色の濃淡、光の入り方など、すべてが一点ものです。
特に瑪瑙や碧玉などは、見る角度によって全く違う表情を見せてくれます。自分だけの石と出会い、それを身につける喜びは、大量生産された既製品のアクセサリーでは味わえない特別な体験です。自分だけの運命の石を探す過程も含めて楽しめます。
日本人の肌に馴染む色彩と形状
勾玉の丸みを帯びた形状と、天然石の優しい色合いは、日本人の肌の色や骨格に非常によく馴染みます。
特に深緑色の出雲石や赤瑪瑙は、日本人の黒髪やオークル系の肌を美しく引き立ててくれます。西洋のジュエリーが鋭角的な輝きで主張するのに対し、勾玉は持ち主の雰囲気に寄り添い、内側から品格を引き出してくれるような奥ゆかしさがあります。和装はもちろん、リネンやコットンなどの天然素材の洋服とも相性抜群です。
現代風に再解釈された新しいデザイン
古いイメージを覆すような、洗練されたモダンなデザインが増えているのも大きなポイントです。
最近のブランドでは、勾玉のフォルムを抽象化してゴールドの地金で表現したり、パライバトルマリンやルビーといった宝石を埋め込んだりしたものも登場しています。これらは一見すると勾玉とは気づかないほどスタイリッシュで、お守りとしての意味を込めつつ、純粋にジュエリーとして楽しむことができます。
勾玉のネックレスのおすすめアイテム
最後に、ダサいと言わせない、品質とデザインにこだわったおすすめの勾玉アイテムをいくつか紹介します。
アナヒータストーンズの出雲型勾玉
勾玉といえばここ、と言われるほど有名なのがアナヒータストーンズです。
特に注目したいのが「出雲型勾玉」と呼ばれるシリーズ。尾の部分がふっくらとして丸みを帯びているのが特徴で、これが最も美しい勾玉の形とされています。伝統的な碧玉や瑪瑙を使ったものはもちろん、組紐を現代風にアレンジしたネックレスなど、初心者でも取り入れやすいアイテムが揃っています。品質が保証されているので、最初の一つとして間違いありません。
MasPenderのK18勾玉ジュエリー
もっと都会的でラグジュアリーなものを探しているなら、MasPender(マスペンダー)というブランドがおすすめです。
ここは勾玉を「日本のDNAを宿すジュエリー」と定義し、K18ゴールドやプラチナ、ダイヤモンドといった高級素材を使って勾玉をデザインしています。従来のパワーストーンの枠を超えた、完全にハイジュエリーとしての仕上がりです。スーツやドレスに合わせても違和感がなく、大人のステータスとして身につけられます。
シンプルな小ぶりの天然石チョーカー
日常使いを考えるなら、石のサイズが1cm〜1.5cm程度の小ぶりなものを選ぶのがコツです。
大きな勾玉は主張が激しいですが、小さなサイズなら鎖骨の間にちょこんと収まり、可愛らしいアクセントになります。紐も太いものではなく、細いレザーコードや華奢な金属チェーンに付け替えることで、ぐっと現代的な雰囲気になります。水晶やローズクォーツなどの淡い色なら、肌馴染みも良く、さりげないお守りとして活躍してくれます。
まとめ
勾玉のネックレスは、選び方や合わせ方を間違えるとダサいと思われてしまうこともありますが、それはあくまで安価なものや極端なスタイリングの場合です。
本物の素材を選び、自分のファッションに合わせて大切に身につければ、これほど日本人の心に響く美しいアクセサリーはありません。流行に流されず、自分の価値観を大切にする大人にこそ、ぜひ挑戦してほしいアイテムです。
あなただけのお気に入りの勾玉を見つけて、その歴史と美しさを日常に取り入れてみてください。




