日本の鞄メーカーのエースが手がけるウルティマトーキョーは、上質なレザーと機能性を兼ね備えたビジネスバッグや財布が人気のブランドです。しかし、ネットで検索すると「ダサい」というキーワードが出てきて不安になる人もいるかもしれません。
そこで本記事では、ウルティマトーキョーがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSや口コミなどの一次情報から徹底的に分析しました。おすすめできる人とできない人も正直に解説します。「ウルティマトーキョーが気になっているけど、買って後悔したくない」という人はぜひ参考にしてください。
ウルティマトーキョーとは?
ウルティマトーキョーは、スーツケースやビジネスバッグで有名なエース株式会社が展開している自社ブランドです。 「TOKYOスタイル」をコンセプトにしており、東京という街の洗練されたデザインと、日本の職人による丁寧なモノづくりを融合させています。特にイタリアンレザーなどを使った革製品に定評があり、ビジネスマンを中心に支持されています。
ウルティマトーキョーがダサいと言われている理由
高品質なバッグを作っているはずのウルティマトーキョーですが、なぜ一部で「ダサい」と言われてしまうのでしょうか。SNSやYouTubeなどの生の声をリサーチしてみると、いくつかの特有の理由が見えてきました。
おじさんが持つセカンドバッグのイメージがあるから
40代以上の男性にとって、昔流行った箱型のセカンドバッグは「集金人」や「お父さんの休日」といった古いイメージが染み付いています。ウルティマトーキョーはクラッチバッグや多機能なショルダーバッグを多く展開していますが、そのデザインや持ち方によっては、どうしても昭和のセカンドバッグを連想させてしまうようです。
特に、小脇に抱えるスタイルは若い世代から見ると「野暮ったい」「時代遅れ」と受け取られがちです。機能的で便利なのですが、見た目の印象だけで損をしてしまっている部分があるようです。
ポケットなどの機能が表に出すぎて生活感が出るから
最近のファッショントレンドは、装飾を極力減らしたミニマルでシンプルなデザインが主流です。 一方でウルティマトーキョーは、「使いやすさ」を追求するあまり、ポケットやファスナーなどの機能がデザインとして表に出ている商品が多くあります。これが「ごちゃごちゃしている」「スマートじゃない」と捉えられ、ダサいと感じる人がいるようです。
便利さを取るか、見た目のスタイリッシュさを取るか。この好みの違いが、ダサいという評価に繋がっているのかもしれません。
荷物を詰め込みすぎてシルエットが崩れている人がいるから
ウルティマトーキョーの人気商品である3WAYスマートバッグなどで見られる意見です。 空っぽの状態や荷物が少ない時は非常にスタイリッシュなのですが、荷物をパンパンに詰め込むと形が崩れてしまい、一気に不恰好に見えてしまいます。 街中でそういった「余裕のないパンパンなバッグ」を使っている人を見かけると、「なんかダサいな」という印象を持ってしまうのかもしれません。使う人の荷物量とバッグの容量が合っていないことが原因と言えそうです。
ウルティマトーキョーの評判・口コミ
実際にウルティマトーキョーを使っている人の評判はどうなのでしょうか。SNSや通販サイトの購入者レビューから、リアルな声を良い面と悪い面の両方で集めてみました。
良い口コミ
- 革の質感が予想以上に良く、安っぽい革特有の臭いもしない
- パソコンやタブレットを入れるポケットの配置が絶妙で使いやすい
- イタリアンレザーの手触りが柔らかく、使っていくうちに手に馴染んでくる
- この品質の本革バッグがこの価格で買えるのはコスパが良い
- 撥水加工がされているモデルもあり、雨の日でも気兼ねなく使えるのが助かる
悪い口コミ
- 荷物をたくさん入れるとバッグの形が崩れてしまい、シルエットが悪くなる
- ナイロン製のバッグに比べると、本革を使っている分どうしても重さを感じる
- ファスナーの滑りが悪かったり、たまに引っかかったりすることがある
- 思ったよりもサイズが大きく、スマートに見えないことがあった
- 内側のポケットが少し狭くて、小物の出し入れがしにくいと感じることがある
ウルティマトーキョーがおすすめな人
ウルティマトーキョーは、全ての人に合うわけではありませんが、ハマる人にはとことんハマるブランドです。リサーチ結果に基づき、特におすすめな人の特徴を挙げます。
革の品質にはこだわりたいけどブランド料は払いたくない人
ハイブランドのバッグはロゴ代で高くなりがちですが、ウルティマトーキョーは品質そのものにコストをかけています。 「ブランド名よりも、革の質や縫製の良さを重視したい」という堅実な考えの人にはぴったりです。特にイタリアンレザーの質感やエイジングを楽しみたい人には、価格以上の満足感があるはずです。
荷物の整理整頓が好きな几帳面な人
カバンの中で物が迷子になるのが嫌いな人におすすめです。 ウルティマトーキョーのバッグは、日本のビジネスマンのために考え抜かれたポケット配置が特徴です。スマホ、財布、名刺入れ、PCなど、それぞれの定位置を決めてきっちり収納したい人にとっては、これ以上ない相棒になるでしょう。
40代・50代で年相応の落ち着きが欲しい人
若者向けのペラペラなバッグでは恥ずかしいけれど、ギラギラした高級ブランドも持ちたくない。そんな40代・50代の男性におすすめです。 ウルティマトーキョーのデザインは落ち着いていて品があります。スーツスタイルにもジャケパンにも自然に馴染むので、職場で浮くことなく、大人の余裕を演出できます。
ウルティマトーキョーがおすすめできない人
逆に、購入を避けた方がいいのはどのような人でしょうか。ミスマッチを防ぐために、おすすめできない人の特徴も正直にお伝えします。
荷物をとにかくたくさん持ち歩く人
普段から水筒、折り畳み傘、分厚い書類、着替えなど、荷物が多い人にはあまり向きません。 ウルティマトーキョーのバッグは「スマートに持つ」ことを前提に設計されているものが多く、マチ(厚み)が薄い傾向があります。無理やり詰め込むと形が崩れてダサく見えてしまうので、大容量を求めるなら他のアウトドアブランドなどを選んだ方が無難です。
流行りのストリート系ファッションが好きな人
オーバーサイズの服や、ストリート系のカジュアルファッションを好む人には合わせにくいかもしれません。 ウルティマトーキョーはあくまで「きれいめ」「ビジネス」「トラッド」なスタイルが得意です。ラフすぎる格好に合わせると、バッグだけが真面目すぎて浮いてしまう可能性があります。
有名ブランドのロゴでドヤりたい人
「どこのバッグ?」と聞かれた時に、誰もが知っている有名ブランド名を答えたい人には不向きです。 エースというメーカーは有名ですが、ウルティマトーキョーというブランド名は知る人ぞ知る存在です。ブランドの知名度やステータス性でマウントを取りたい人は、トゥミやポーターを選んだ方が満足度は高いでしょう。
ウルティマトーキョーのおすすめポイント
ここでは、他のブランドにはないウルティマトーキョーならではの魅力を3つのポイントに絞って紹介します。
コスパ最強のイタリアンレザー
ウルティマトーキョーの最大の武器は、なんといっても革の品質です。 運営元のエースが長年培ってきた調達力を活かし、上質なイタリアンレザーを惜しみなく使用しています。同等の革を使った他社ブランドなら倍の値段がしてもおかしくないクオリティを、手の届く価格帯で提供している点は驚異的です。
日本の通勤事情を考え抜いた機能性
海外ブランドのバッグは「車移動」を前提に作られていることが多く、大きすぎたり重すぎたりすることがあります。 しかしウルティマトーキョーは、日本の満員電車や徒歩通勤を想定して作られています。体の前で抱えた時に邪魔にならない薄さや、改札を通りやすいサイズ感など、日本人の生活に寄り添った「気配り」が設計に反映されています。
使うほどに味がでる経年変化
合皮のバッグは古くなると「劣化」しますが、本革のウルティマトーキョーは「変化」を楽しめます。 使い込むほどに革が柔らかくなり、色に深みが出てくるエイジング(経年変化)は、本革ならではの楽しみです。手入れをしながら長く使うことで、自分だけのオリジナルな風合いに育っていく過程は、愛着を深めてくれます。
ウルティマトーキョーのおすすめアイテム
最後に、ウルティマトーキョーの中でも特に評判が良く、ダサいと言わせない実力派アイテムを厳選して紹介します。
3WAYスマートバッグ
リュック、ショルダー、手持ちの3通りで使える人気のバッグです。 マチが薄く設計されているので、背負った時のシルエットが非常にきれいです。スーツに合わせても違和感がなく、自転車通勤の人にも支持されています。荷物を少なめにしてスマートに使いこなすのが、おしゃれに見せるコツです。
ゼウスシリーズの財布
2色のレザーを組み合わせたバイカラーのデザインが特徴の財布です。 外側と内側で色が違う遊び心がありながら、素材はアンティーク調のイタリアンレザーなので安っぽく見えません。小銭入れなどの使い勝手もよく考えられており、ビジネスシーンで出しても恥ずかしくない大人の財布です。
2WAYクラッチショルダー
「セカンドバッグはダサい」という声を覆す、現代風にアップデートされたアイテムです。 ショルダーベルトを付ければボディバッグのように斜めがけができ、外せばバッグインバッグとしても使えます。薄型で無駄のないデザインなので、休日のお出かけに必要な最低限の荷物をスタイリッシュに持ち運べます。
まとめ
ウルティマトーキョーが「ダサい」と言われる理由は、過去のセカンドバッグのイメージや、機能性を重視したデザインが一部の人の好みと合わないことにあるようです。
しかし、実際に使っているユーザーからは、革の品質の高さや使い勝手の良さを絶賛する声が多く挙がっています。特に、40代・50代のビジネスマンや、良いものを長く使いたい堅実な人にとっては、非常に満足度の高い選択肢です。
周りの「ダサい」という声に惑わされず、自分のライフスタイルに合うかどうかで判断してみてください。品質と機能性を重視するあなたなら、きっとウルティマトーキョーの良さを実感できるはずです。



