全身グレーがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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最近、SNSや街中で全身をグレーでまとめたワントーンコーデをよく見かけるようになりました。都会的で洗練された印象がある一方で、一部では全身グレーはダサいという人も存在します。そこで本記事では、全身グレーがダサいと言われる理由とおすすめできる人・できない人を解説します。全身グレーをやってみたいけど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。

目次

全身グレーとは?

全身グレーとは、その名の通りトップスからボトムスまでをグレー系の色味で統一するコーディネートのことです。オールグレーやワントーンコーデとも呼ばれます。

白や黒のモノトーンと並んで定番のように思えますが、実はグレーという色は明るさや色味の幅が非常に広いです。明るいライトグレーから、黒に近いチャコールグレーまで様々です。これらをうまく組み合わせることで、落ち着いた大人の雰囲気や、トレンド感のあるクワイエット・ラグジュアリーなスタイルを作ることができます。

全身グレーがダサいと言われている理由

おしゃれなはずの全身グレーですが、なぜダサいと言われることがあるのでしょうか。その理由を深掘りしてみると、いくつかの明確な原因が見えてきました。

部屋着やパジャマに見えるから

全身グレーがダサいと言われる最大の理由は、部屋着感が出てしまうことです。特にスウェット素材のグレーは、多くの人にとって家で着るリラックスウェアのイメージが強く染み付いています。上下ともに明るい杢グレー(霜降りグレー)のスウェットやパーカーで合わせてしまうと、どんなに高いブランドのものであっても、コンビニに行く途中の寝巻き姿に見えてしまうようです。だらしない、気を使っていないという印象が、ダサいという評価につながっています。

作業着やおじさんっぽく見えるから

グレーは昔から事務服や工場の作業着として使われてきた色でもあります。そのため、素材選びを間違えると一気に地味で野暮ったい印象になります。特に艶のないのっぺりとした化学繊維のグレーや、サイズ感の合っていないグレーのスラックスなどは、仕事に疲れたおじさんというイメージを持たれがちです。華やかさがなく、枯れた印象を与えてしまうことが、マイナス評価の原因となっているようです。

顔色が悪く沈んで見えるから

グレーという色は、着る人の顔色に大きく影響します。特に肌の色味によっては、全身をグレーで覆うことで顔が土気色に見えたり、生気がなく見えたりすることがあるようです。鏡で見たときに、なんだか今日元気ない?と聞かれそうなほど顔色がくすんで見える場合、周りからはおしゃれではなく、単に暗い人という印象を持たれてしまいます。自分に似合わないトーンのグレーを選んでしまっていることが原因かもしれません。

全身グレーの評判・口コミ

実際に全身グレーのコーディネートに対する世間の声を調べてみました。良い意見もあれば、やはり厳しい意見もあるようです。

良い口コミ

  • 落ち着いていて知的に見える
  • 他の色にはない大人っぽい余裕を感じる
  • シンプルだけど素材の良さが引き立つ
  • 黒ほど重たくならず白ほど気張らない絶妙なバランス
  • シルバーアクセサリーとの相性が抜群に良い

悪い口コミ

  • どうしてもスウェットのパジャマ感・部屋着感が抜けない
  • コンクリートと同化して存在感がなくなる
  • ねずみ男みたいに見えてしまう
  • おしゃれ上級者じゃないとただの地味な人になる
  • 汗染みが目立つのが気になって清潔感がない

全身グレーがおすすめな人

全身グレーは難易度が高いと思われがちですが、似合う人やうまく着こなせる人には強力な武器になります。全身グレーがおすすめな人を3つのポイントでわけてみました。

メリハリのある顔立ちの人

はっきりとした顔立ちの人や、黒髪でコントラストが強い人は全身グレーがよく似合います。服の色が控えめな分、本人の顔立ちが引き立ち、洗練された印象になります。また、ロマンスグレーと呼ばれるような白髪の男性や、ショートカットの女性なども、グレーの持つ知的な雰囲気とマッチして非常にかっこよく決まります。

小物使いが得意な人

全身グレーはあくまでキャンバスのようなものです。そこに眼鏡や時計、シルバーのアクセサリー、上質な革靴などを足し算できる人は、全身グレーを最高におしゃれに見せることができます。服はシンプルに抑えて、小物で個性を出すスタイルが好きな人にはぴったりです。特にシルバーアクセはグレーとの相性が最高なので、アクセサリー好きにはたまりません。

素材選びにこだわりがある人

同じグレーでも、ニットのふわふわした質感、スラックスの艶感、デニムの硬い質感など、異素材を組み合わせることを楽しめる人におすすめです。色味を揃える代わりに素材で奥行きを出すテクニックを使える人は、のっぺりとした地味な印象にならず、立体的なコーディネートを作れます。

全身グレーがおすすめできない人

残念ながら、全身グレーを避けたほうが無難な人もいます。以下のような特徴がある場合は注意が必要です。

清潔感やヘアセットに無頓着な人

グレーは曖昧な色なので、着る人の素の状態が浮き彫りになります。髪がボサボサだったり、髭の手入れがされていなかったり、姿勢が悪かったりすると、即座にだらしない部屋着の人認定をされてしまいます。黒やネイビーのように服が体型や雰囲気を引き締めてくれる効果は薄いので、身だしなみを整えるのが面倒な人にはおすすめできません。

肌の色がくすみやすい人

パーソナルカラーでいうと、特にイエローベースの秋タイプ(オータム)の人は、青みの強いグレーを着ると顔色が悪く見える傾向があります。顔色がくすんで見えたり、老けて見えたりする場合は、無理に全身をグレーにするのは避けたほうが良いかもしれません。もし着るなら、顔から遠いボトムスだけにするか、ベージュ混じりのグレージュを選ぶ工夫が必要です。

安っぽい化学繊維の服が多い人

ペラペラのポリエステルやナイロンなど、安価な素材のグレーは、どうしても作業着っぽさが出てしまいます。ファストファッションでも高見えする素材はありますが、生地の風合いを気にせずに服を選んでしまう人は、全身グレーにすると貧相に見えてしまうリスクが高いです。

全身グレーのおすすめポイント

ここで、全身グレーならではの魅力を確認しておきましょう。おすすめポイントは3つです。

都会的で洗練された印象

全身グレーの最大の魅力は、その都会的な雰囲気です。色が氾濫している街中で、あえて色を使わないスタイルは目を引きます。黒ほど威圧感がなく、白ほど汚れを気にしなくていい。その中間の曖昧さを楽しむ余裕が、洗練された大人の印象を与えます。クワイエット・ラグジュアリーという言葉が流行っていますが、まさにそれを体現できるスタイルです。

どんな色とも馴染む包容力

全身グレーといっても、靴やバッグ、インナーに少しだけ他の色を混ぜることができます。グレーは無彩色なので、どんな色とも喧嘩しません。例えば、足元だけ真っ白なスニーカーにしたり、インナーのTシャツの首元だけ白を見せたりするだけで、一気に清潔感が出ます。ベースがグレーなら、差し色で遊ぶことも簡単です。

季節を問わず楽しめる

春はライトグレーで軽やかに、冬はチャコールグレーやニット素材で温かみのあるスタイルにと、季節に合わせてトーンを変えることで一年中楽しめます。特に秋冬のグレーの重ね着は、重厚感と温かみがあり、非常に人気があります。コート、マフラー、ニットとアイテム数が増えても、色が統一されているのでうるさくなりません。

全身グレーのおすすめアイテム

全身グレーを成功させるための具体的なアイテムを紹介します。

ハリのあるスラックス

部屋着感を払拭するために一番重要なのがボトムスです。スウェットパンツではなく、センタープレスの入ったスラックスを選びましょう。ウール素材や、ハリのあるコットン素材など、きちんとした生地感のものを選ぶだけで、トップスがカジュアルでもよそ行きの顔になります。

質の良いハイゲージニット

トップスには、Tシャツやスウェットではなく、目の詰まったきれいなニット(ハイゲージニット)がおすすめです。ニットの上品な光沢と柔らかさが、グレーの作業着っぽさを消してくれます。少し明るめのライトグレーを選ぶと、顔周りが明るくなり(レフ板効果)、清潔感が出ます。

白いTシャツ(レイヤード用)

これはグレーのアイテムではありませんが、全身グレーを成立させるための必須アイテムです。グレーのトップスの下に白Tシャツを着て、首元と裾から少しだけ白を見せます。この少しの白が、全身グレーのぼんやりした印象を引き締め、清潔感とメリハリを与えてくれます。これがあるかないかで、ダサいかおしゃれかが決まると言っても過言ではありません。

まとめ

全身グレーは、一歩間違えると部屋着や作業着に見えてしまう難しいスタイルであることは事実です。しかし、素材の選び方や、白を挟んでメリハリをつけるなどの工夫をすれば、誰でも洗練された印象を手に入れることができます。

ダサいと言われる理由のほとんどは、スウェットの上下や、サイズの合っていない服を着ていることにあります。きれいめな素材を選び、身だしなみを整えれば、全身グレーはあなたの知性や大人っぽさを引き出してくれる最高のスタイルになります。まずは手持ちのアイテムで、鏡の前でバランスを見ながら挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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