モカシンシューズがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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秋冬の足元の定番として長く親しまれてきたモカシンシューズですが、最近ネットやSNSを見ているとダサい、時代遅れといったちょっと気になる言葉を目にすることがあります。

かつて大流行したアイテムだけに、今履いていると古く見えないか不安になってしまう人もいるようです。

この記事では、アグやミネトンカに代表されるモカシンシューズが、なぜ今ダサいと言われてしまうのか、その理由を掘り下げてみます。また、実際のユーザーの声を参考に、おすすめできる人とできない人を正直に解説します。モカシンを買おうか迷っている人はぜひ参考にしてください。

目次

モカシンシューズとは?

モカシンとは、一枚の革で足を包み込むように作られた靴のことです。もともとは北米のインディアンが履いていたスリッポンが起源と言われています。

現在日本でよく見かけるのは、内側にボアがついたアグのようなタイプや、フリンジがついたミネトンカのようなスエード素材のシューズですね。

柔らかくて履き心地がよく、特に冬場は暖かいことから、主婦層や子育て世代を中心に根強い人気があります。ただ、その独特な形と過去のブームの影響で、評価が分かれているのも事実です。

モカシンシューズがダサいと言われている理由

かつては冬のおしゃれの代名詞だったモカシンですが、なぜ今はネガティブなイメージを持たれることがあるのでしょうか。SNSや口コミサイトの声を拾ってみると、いくつかの理由が見えてきました。

ひと昔前の流行というイメージが強いから

モカシンがダサいと言われる大きな理由は、過去のブームの印象が強すぎることにあるようです。

2010年から2015年頃、スキニーデニムの裾をロールアップしてモカシンを履くスタイルが爆発的に流行しました。当時はそれがおしゃれの最先端でしたが、今はワイドパンツやゆるっとしたシルエットが主流です。

当時の流行スタイルそのままに、細身のパンツにモカシンを合わせていると、時計の針が止まっているように見えてしまいます。特に30代以上の世代は、意識してアップデートしないと平成の量産型ファッションに見られるリスクがあるかもしれません。

おばさんっぽい生活感が出てしまうから

モカシンは楽な靴というイメージが定着しすぎています。

スーパーへの買い物やゴミ出しなど、ちょっとした外出につっかけていく靴として重宝されすぎた結果、おしゃれ着というよりも実用靴としての認識が強くなりました。

特にベージュやキャメルといった定番色は、履き古すと汚れが目立ちやすく、かかとがすり減った状態で履いている人も少なくありません。そのクタッとした質感が、所帯じみた生活感を強調してしまい、結果としておばさんくさい、野暮ったいという評価につながっているようです。

メンテナンス不足で汚らしく見えるから

スエード素材や内側のボアは、手入れを怠るとすぐに劣化します。

雨染みがついたり、内側のファーが汗で寝てしまったり黒ずんだりしている状態は、周りから見ると不潔に映ってしまいます。

また、構造上かかとが柔らかいため、着脱の際についかかとを踏んでしまう人もいます。一度潰れたかかとは元に戻らず、だらしなく広がったままになります。こうしたいわゆる履き潰した状態のモカシンを見かける機会が多いため、アイテム自体のイメージも安っぽく見られているのかもしれません。   

足が短く見えてスタイルが悪くなるから

今のトレンドは厚底のスニーカーやブーツなど、足元にボリュームを持たせてスタイルをよく見せるのが主流です。

一方でモカシンは底が平らでヒールがありません。さらに甲の部分が広く開いているデザインや、足首にボリュームが出るボア素材は、視覚的に足を短く見せてしまうことがあります。

スタイルアップを重視する若い世代やファッション感度の高い層からすると、あえて足を短く見せるような靴を選ぶ理由がなく、センスがないと感じられる要因になっているようです。

モカシンシューズの評判・口コミ

実際にモカシンシューズを履いている人、または購入を検討した人のリアルな声を調べてみました。良い面も悪い面も包み隠さず紹介します。

良い口コミ

良い口コミでは、やはりその機能性と履き心地の良さを評価する声が圧倒的です。

  • 冬場のフローリングのような底冷えする場所でも、ボアのおかげで足先が冷えないのが最高です
  • 手を使わずに立ったままスポッと履けるので、子供を抱っこしている時や荷物が多い時に本当に助かります
  • スニーカーだと紐を結ぶのが面倒ですが、これはサンダル感覚で履けるのに見た目は靴なので便利です
  • 幅広の足で合う靴がなかなかないのですが、革が柔らかくて馴染むので痛くなりません
  • ドライビングシューズとして優秀です。底が薄いのでペダルの感覚が分かりやすく運転しやすいです

悪い口コミ

悪い口コミでは、見た目の劣化や歩行時の不快感に関する意見が目立ちました。

  • 最初はふかふかで気持ちいいですが、ワンシーズン履くと中の毛がへたってスカスカになり、急に貧相に見えます   
  • かかとのホールド感がないので、歩くたびにパカパカと脱げそうになります。無意識に変な力が入って疲れます
  • 雨の日にうっかり履いてしまったら、シミになって消えなくなりました。汚れが目立つので管理が大変です
  • 黒いタイツに合わせると、内側のボアの抜け毛がびっしりとついてしまい、脱いだ時に恥ずかしい思いをしました
  • 若い子が履いている厚底の靴と比べると、やっぱりどうしても古臭い感じが否めません

モカシンシューズがおすすめな人

ダサいという声がある一方で、モカシンには代えがたい魅力があるのも事実です。流行り廃りに関係なく、以下のような人には自信を持っておすすめできます。

冷え性で足元の防寒を最優先したい人

デザインよりも暖かさを何より重視する人にとって、モカシンは最強の味方です。

特に本物のシープスキンを使ったモデルは、保温性と通気性を兼ね備えており、まるでコタツに入っているような暖かさを提供してくれます。冷えからくる体調不良を防ぎたい人には必須アイテムと言えるでしょう。

小さな子供がいるママや妊婦さん

手を使わずに脱ぎ履きできる点は、子育て中のママにとって大きなメリットです。

保育園の送迎や児童館など、靴を脱いだり履いたりする回数が多い場面では、紐靴やブーツはストレスになります。しゃがむのが大変な妊婦さんにとっても、安全かつ楽に履ける靴として非常に優秀です。

車移動が中心の生活を送っている人

長時間歩くのではなく、車での移動がメインの人におすすめです。

モカシンはドライビングシューズとしての適性が高く、運転中に足が疲れにくい特徴があります。目的地に着いて少し歩く程度であれば、クッション性のなさやホールド力の弱さも気になりません。ドア・トゥ・ドアの生活スタイルの人には最適です。

モカシンシューズがおすすめできない人

ライフスタイルや求める条件によっては、モカシンを買って後悔することもあります。以下のような人は避けたほうが無難かもしれません。

よく歩く人や電車通勤の人

ショッピングで一日中歩き回る日や、徒歩移動が多い日には向きません。

ソールが平らで衝撃吸収性が低いため、長時間歩くと足の裏が痛くなりやすいです。また、かかとが浮きやすいため、駅の階段などで脱げそうになるストレスを感じるかもしれません。

雨の日でも気にせず履きたい人

天気を気にせずガシガシ履きたい人には不向きです。

モカシンの主な素材であるスエードやムートンは水に弱く、濡れるとシミや型崩れの原因になります。防水スプレーなどのメンテナンスが面倒だと感じる人は、合成皮革のスニーカーや撥水加工がされたブーツを選んだほうが幸せになれます。

スタイルアップして見せたい人

身長を高く見せたい、足を長く細く見せたいという願望がある人にはおすすめできません。

足元にボリュームが出るわりにヒールがないため、どうしても重心が下がって見えます。骨格診断などで重心を上げたいタイプと診断された人は、厚底の靴を選んだほうが全体のバランスが整います。

モカシンシューズのおすすめポイント

ここで、モカシンの魅力を再確認しておきましょう。おすすめポイントは3つです。

唯一無二のリラックス感

スニーカーのスポーティーさとも、革靴の堅苦しさとも違う、独特の抜け感があります。

適度に力の抜けたリラックススタイルを作るには最適です。張り切りすぎない大人の余裕を演出できるのは、モカシンならではの魅力と言えます。

素足で履ける心地よさ

特に天然皮革のモデルは吸湿性に優れているため、春先や秋口に素足で履くのが非常に気持ちいいです。

靴下を履かずにさらっと靴を履くスタイルは、海外セレブのようなこなれた雰囲気を醸し出せます。足が蒸れにくいのも嬉しいポイントですね。

豊富なカラーバリエーション

定番のキャメルや黒だけでなく、グレー、ネイビー、ピンクなど、カラー展開が非常に豊富です。

服がシンプルになりがちな人は、足元に差し色を持ってくることでコーディネートのアクセントになります。自分の好きな色が必ず見つかる楽しさがあります。

モカシンシューズのおすすめアイテム

ダサいと言わせないためには、選び方が重要です。品質が良く、大人が履いても恥ずかしくない定番ブランドのアイテムを紹介します。

UGG(アグ) アンスレー

モカシンの王道といえばアグのアンスレーです。

リボンなどの装飾がないシンプルなデザインなので、可愛くなりすぎず大人っぽく履きこなせます。中のウールの密度が高く、へたりにくいのが特徴です。安っぽいモカシンとは一線を画す高級感があり、迷ったらこれを選べば間違いありません。

MINNETONKA(ミネトンカ) キルティ スエード

フリンジがついたデザインが特徴のミネトンカは、カジュアルなスタイルが好きな人におすすめです。

アグに比べて革が薄く柔らかいため、足への馴染みが早いです。価格も比較的手頃なので、色違いで揃えたり、汚れたら買い替えたりしやすいのも魅力です。デニムとの相性は抜群ですね。

EMU Australia(エミュ オーストラリア) ケアンズ

アグと並ぶオーストラリアの有名ブランドです。

エミュの特徴は、撥水加工に力を入れている点です。水や汚れに強いモデルが多く展開されているため、メンテナンスに不安がある人や、より実用性を重視したい人に適しています。ファーの質も高く、温かさは保証付きです。

まとめ

モカシンシューズがダサいと言われる理由は、過去の流行のイメージや、履き潰して汚れた状態の人が目立つことにありました。しかし、アイテム自体が終わったわけではありません。

大切なのは、今の自分のライフスタイルに合っているかどうかです。トレンドを追いかけるよりも、快適さや自分らしいスタイルを大切にしたい人にとって、モカシンは依然として優秀な選択肢です。

周りの声に流されず、自分が心地よいと思えるなら堂々と履いて楽しみましょう。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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