街中で見かける機会が増えた、キャッチーなロゴと鮮やかな色が特徴のバッグブランド、ノマディス。
SNSや雑誌で取り上げられることも多く、おしゃれな人が持っているイメージがありますよね。でも、ネットで検索しようとするとダサいという言葉が出てきてドキッとしたことはありませんか。
せっかく買うなら、周りから「センスいい!」と思われたいのが本音です。
そこで今回は、ノマディスがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由を徹底的に深掘りしました。リアルな口コミや評判をもとに、おすすめできる人とできない人を正直にお伝えします。
購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
ノマディスとは?
ノマディスは、2020年の春夏にスタートした日本のバッグブランドです。
「チープシックに、そして心はリッチに」というコンセプトを掲げていて、お金をかけすぎずに自分らしいおしゃれを楽しむというスタンスが多くの女性に支持されています。
特に人気なのが、マーケットバッグのような見た目のトートバッグ「SAC(サック)」や、フリンジがたっぷりとあしらわれたポシェットです。
南フランスの風景をイメージしたという鮮やかなカラーリングは、見ているだけで元気になれるようなパワーがあります。
ノマディスがダサいと言われている理由
人気がある一方で、なぜ一部の人からダサい、時代遅れといった厳しい声が上がっているのでしょうか。
SNSや口コミサイトを徹底的にリサーチしてみると、単なる好みの問題だけではなく、いくつかの具体的な理由が見えてきました。
ロゴが大きすぎて主張が激しいから
ノマディスの代名詞ともいえるトートバッグには、ブランド名のロゴがどーんとプリントされています。
これが可愛いという声がある一方で、今の気分じゃないと感じる人もいるようです。
ここ数年、ファッションのトレンドはロゴを目立たせない「クワイエット・ラグジュアリー」やシンプルなスタイルに移行しています。
そんな中で、遠くからでも読めるほど大きなロゴが入ったバッグは、どうしても「ブランド名を主張しすぎ」「広告みたいで恥ずかしい」と捉えられてしまうことがあります。
特に大人の女性が街中で大きなロゴを持って歩くことに対して、少し子供っぽい、野暮ったいという印象を持つ人もいるのが現実です。
素材と価格のバランスに納得感がない
ノマディスのトートバッグ「SAC」シリーズは、ナイロンやポリエステルといった化学繊維で作られています。
価格は1万7000円前後するのですが、素材だけで見ると「スーパーのエコバッグやノベルティに見える」という辛辣な意見もありました。
レザーのバッグなら2万円近くしても納得感がありますが、ナイロンのバッグにその金額を出すのは高い、安っぽいと感じる人が一定数います。
「値段の割に高見えしない」=「ダサい買い物をしてしまった」という後悔につながりやすいのかもしれません。
流行りすぎて量産型に見える
SNSでインフルエンサーやママタレントが一斉に紹介した時期があり、一気に認知度が上がりました。
その結果、公園やショッピングモールに行くと「またあのバッグだ」「あっちの人も持ってる」という被り現象が発生しています。
人と同じファッションを嫌う人にとっては、猫も杓子も持っている状態は「没個性」や「量産型」に見えてしまいます。
流行りに飛びついた感が強く出てしまうと、どうしても「今さら感」や「時代遅れ」というネガティブなレッテルを貼られやすくなってしまうのです。
手入れされていないフリンジがだらしない
ノマディスのもう一つの人気アイテムであるフリンジバッグ。
新品のときはフリンジが綺麗に揺れて素敵ですが、使っているうちにフリンジが折れ曲がったり、ボサボサになったりすることがあります。
実際にフリマアプリなどの出品画像を見てみると、保管状態が悪くてフリンジに寝癖のような跡がついているものも見受けられました。
手入れされずにヨレヨレになったフリンジバッグを街で見かけると、どうしても「みすぼらしい」「だらしない」という印象を与えてしまいます。これが結果としてブランド全体のイメージを下げてしまっている可能性もあります。
ノマディスの評判・口コミ
では、実際にノマディスを使っているユーザーはどう感じているのでしょうか。
良い口コミだけでなく、悪い口コミもしっかりチェックして、リアルな評判を整理しました。
良い口コミ
まずは、買ってよかったというポジティブな意見からです。
- 色がとにかく可愛くて、持っているだけでテンションが上がります。シンプルな服に合わせてアクセントにするのがお気に入りです。
- トートバッグは洗濯機で丸洗いできるのが本当に助かります。子供と公園に行くときも汚れを気にせずガシガシ使えます。
- 見た目以上に荷物が入ります。マチが広いので、スーパーで買い物をしたときも食材がたっぷり入って便利です。
- リバーシブルで使えるのが嬉しいです。ロゴを見せたくない日は裏返して無地のバッグとして使っています。
- フリンジのデザインが他にはなくておしゃれです。揺れる感じが可愛くて、周りからもよく褒められます。
悪い口コミ
次に、購入してから気づいた不満点やネガティブな意見です。
- 持ち手のロープが硬くて、薄着の季節に腕にかけると食い込んで痛いです。重い荷物を入れると修行のようになります。
- バッグの中に仕切りや底板がないので、荷物がぐちゃぐちゃになります。自立もしないので、置いたときにクタッとなるのがストレスです。
- フリンジバッグのポシェットは思ったより小さかったです。長財布が入らなくて、財布を買い替えることになりました。
- ナイロン素材なのに1万円越えはやっぱり高い気がします。実物を見たら生地が思っていたよりカジュアルすぎました。
- 使っているうちにショルダーの紐が切れてしまいました。耐久性が少し心配です。
ノマディスがおすすめな人
賛否両論あるノマディスですが、ライフスタイルや好みによっては最強のパートナーになります。
具体的にどんな人におすすめなのか、3つのポイントで紹介します。
子育て中のママやアクティブ派
ノマディスのトートバッグ「SAC」は、ナイロン製でとにかく軽くて丈夫です。
そして何より「洗える」という点が最強のメリットです。
公園で砂がついたり、子供にお菓子をこぼされたりしても、ネットに入れて洗濯機で洗えば元通りになります。
汚れを気にして高いレザーバッグを持つよりも、ガシガシ使えて清潔に保てるバッグを探しているママには全力でおすすめできます。
シンプルな服が多い人
ユニクロや無印良品など、ベーシックでシンプルな服を好んで着る人にもぴったりです。
服がシンプルな分、バッグで色や柄を取り入れると一気におしゃれに見えます。
ノマディスのバッグは発色がとても綺麗なので、モノトーンやベージュのコーディネートに一点投入するだけで、手抜き感のない「こなれたスタイル」が完成します。
アクセサリー感覚でバッグを持ちたい人には最適です。
荷物が多いけれど重いのは嫌な人
レザーのバッグは見た目が重厚で素敵ですが、バッグ自体が重くて肩が凝るという悩みがあります。
その点、ノマディスのバッグは本体が300gから400g程度と非常に軽量です。
パソコンや水筒、折り畳み傘など、荷物が多くなりがちな人にとって、バッグ自体の軽さは正義です。
荷物は多いけれど、なるべく身体への負担を減らしたいという人には救世主のような存在になるでしょう。
ノマディスがおすすめできない人
逆に、こういう人にはノマディスは合わないかもしれません。
買ってから後悔しないように、おすすめできない人の特徴も挙げておきます。
フォーマルやきれいめな場での使用を考えている人
ノマディスはあくまでカジュアルなバッグです。
素材がナイロンやキャンバスなので、カチッとしたスーツやオフィスカジュアルには馴染みません。
また、結婚式や高級レストランなど、きちんとした服装が求められる場所では「カジュアルすぎる」「場違い」と思われてしまう可能性があります。
TPOを選ばずにどこでも使えるバッグを探している人には不向きです。
バッグの中身をきっちり整理したい人
ノマディスのトートバッグには、基本的に底板やしっかりした仕切りがありません。
荷物を入れると袋のように形が変わる「くたっと感」が魅力のデザインですが、几帳面な人にとってはこれがストレスになります。
バッグの中で物が迷子になるのが嫌な人や、バッグを置いたときにシャキッと自立してほしい人にはおすすめできません。
使うならバッグインバッグが必須になります。
痛みに敏感な人や肌が弱い人
口コミでも多かったのが「持ち手が痛い」という意見です。
特に「SAC」シリーズのロープハンドルは、デザイン性は高いもののクッション性がありません。
夏場にノースリーブや薄手のTシャツの上から肩にかけると、ロープが肌に食い込んで赤くなってしまうことがあります。
重い荷物を長時間持ち運ぶことが多い人や、肩へのあたりが優しいバッグを求めている人は避けたほうが無難です。
ノマディスのおすすめポイント
色々な意見がありますが、それでも多くの人に愛されているのには理由があります。
ノマディスならではの魅力を改めて確認しておきましょう。
コーデの「ハズし」が簡単に作れる
おしゃれに見えるコツの一つに「ハズし」というテクニックがあります。
きっちりした服にあえてラフなアイテムを合わせることで、抜け感を出すというものです。
ノマディスのバッグは、持つだけでこの「ハズし」が完成します。
ジャケットやトレンチコートなどの真面目なアウターに、あえてロゴ入りのナイロントートを合わせる。それだけで「頑張りすぎていないおしゃれ」な雰囲気が出せるのは大きな魅力です。
ディテールへのこだわり
一見シンプルなバッグに見えますが、実は細かいところにこだわりが詰まっています。
例えばフリンジバッグの「DANCE」シリーズ。
ただのフリンジではなく、革をねじった「ツイストフリンジ」になっています。これにより、動いたときの揺れ方が立体的でとても綺麗に見えます。
また、最新のモデルではショルダーの長さを内側で結んで調節できるように改良されるなど、ユーザーの声を取り入れて進化している点も好感が持てます。
豊富なカラーバリエーションと別注モデル
毎シーズンのように新しい色が発売されるので、選ぶ楽しさがあります。
さらに、BEAMSやUNITED ARROWSといった大手セレクトショップとのコラボ(別注)モデルも頻繁に出ています。
別注モデルは、持ち手がラメ入りの紐になっていたり、ボディの配色が特別だったりと、通常モデルとはひと味違う凝ったデザインが多いです。
人とかぶりたくない人は、こうした別注モデルを狙うのも賢い選択です。
ノマディスのおすすめアイテム
最後に、これからノマディスを買うならこれをチェックしてほしいというおすすめアイテムを紹介します。
NOMADIS SAC(サック)
やっぱりまずは王道のトートバッグです。
サイズはいくつかありますが、おすすめは「Mesh Wide(メッシュワイド)」などのワイドタイプです。
間口が広いので荷物の出し入れがしやすく、マチもしっかりあるので収納力は抜群です。
リバーシブル仕様なので、ロゴが気になる日は裏返して無地バッグとして使えます。まずはこの一つがあれば、買い物から旅行まで幅広く活躍してくれます。
NOMADIS DANCE(ダンス)
ちょっとしたお出かけに使えるポシェットならこれです。
名前の通り、心が踊るようなデザインが特徴です。
日本製で牛革を使っているので、ナイロントートに比べると高級感があります。
スマホとミニ財布、リップくらいの最低限の荷物しか入りませんが、アクセサリー感覚で持つには最高の可愛さです。シンプルなワンピースに斜めがけするだけで、一気に華やかになります。
NOMADIS BEAMS別注モデル
人とかぶりたくない、安っぽく見えるのは嫌という人にはBEAMSなどの別注モデルがおすすめです。
通常のロープハンドルではなく、ラメが織り込まれたコードに変更されていたり、大人っぽい落ち着いたカラーリングが採用されていたりと、特別感があります。
セレクトショップのバイヤーがこだわり抜いてオーダーしたものなので、センスの良さは保証付きです。見つけたら早めにチェックすることをおすすめします。
まとめ
ノマディスがダサいと言われる理由は、主に「ロゴの主張」「素材感」「流行りすぎ」の3点でした。
しかし、それ以上に「軽さ」「洗える便利さ」「色の可愛さ」といったメリットを感じているユーザーがたくさんいます。
大切なのは、自分のライフスタイルに合っているかどうかです。
高級感やフォーマルさを求めるなら他のブランドがいいでしょう。でも、日常を明るくしてくれるような、気兼ねなく使える相棒を探しているなら、ノマディスは決して悪い選択ではありません。
周りの声に惑わされず、自分が持ってワクワクするかどうかで選んでみてくださいね。


