イラストレーターkeisuke sakai氏が手掛けるブランド、Left Alone（レフトアローン）。
ポップでどこか哀愁のあるイラストが魅力的で、ゆったりとしたシルエットのカジュアルウェアが人気です。
しかし、一部ではレフトアローンはダサいという人もいるようです。
そこでこの記事では、レフトアローンがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。
レフトアローンが欲しいけど、もしかしてダサい？と不安な人はぜひ参考にしてください。
レフトアローンとは？
レフトアローンは、イラストレーターのkeisuke sakai氏が描く、愛らしくもユニークなキャラクターが主役のアパレルブランドです 。
2017年の夏に本格的にスタートし、海外のレトロアートや日本のストリートカルチャーから影響を受けた独特の世界観で、多くのファンを魅了しています 。
このブランドの大きな特徴は、ただのファッションアイテムというより、keisuke sakai氏のアート作品を身にまとう感覚に近いことかもしれません。
デザイナー自身が個展を開くなどアーティストとしても活動しており、そのアート性が服に色濃く反映されています 。
そのため、レフトアローンのアイテムは一枚一枚にデザイナーの想いが込められているように感じられます。この独自性が、熱心なファンを生み出しているようです。
レフトアローンがダサいと言われている理由
唯一無二の世界観を持つレフトアローンですが、なぜ一部でダサいや野暮ったいといった声が上がるのでしょうか。
その理由は、ブランドの持つ強い個性そのものにあるようです。
個性的すぎるイラストが子供っぽいと見られがち
レフトアローンの中心にあるのは、デザイナーが描くポップで愛らしいキャラクターたちです 。
動物や人物をモチーフにしたイラストは、精巧な刺繍やプリントで表現され、ブランドの象徴になっています。
ファンにとってはたまらなく可愛いデザインですが、ファッションの好みが違う人からは、そのグラフィックが子供っぽい、幼稚に見えると評価されてしまうことがあるようです。
特に、シンプルで大人びたスタイルを好む人から見ると、背中や胸に大きく配置されたキャラクターは、どうしても幼い印象を与えがちです。
ある程度の年齢になると、こうしたキャラクターもののアイテムを身につけることに抵抗を感じる人が増えるのも自然なことでしょう。
ブランドのアートとしての魅力が、逆に一部の人にとってはファッションとして取り入れにくい子供っぽさという壁になっているのかもしれません。
ストリート色が強くコーディネートの難易度が高い
レフトアローンは、日本のストリートカルチャーから影響を受けているブランドです 。
そのため、アイテムの多くはオーバーサイズのシルエットや、存在感の強いデザインが特徴。典型的なストリートファッションとして着こなすことで、その魅力が最大限に発揮されます。
このストリート色の強さが、コーディネートを難しくしている一因のようです。
レフトアローンのアイテムは一枚で主役になるインパクトがあるため、手持ちのシンプルな服と安易に組み合わせると、ちぐはぐな印象になってしまうことがあります。
例えば、レフトアローンの刺繍パーカーをきれいめのスラックスと合わせると、世界観が合わず、結果的にセンスがない着こなしに見えてしまう可能性も。
このブランドを着こなすには、アイテムの背景を理解し、全体のスタイリングをストリートテイストで統一する、ある程度のファッション知識が求められるのかもしれません。
熱心なファンが多くオタクっぽいという先入観
レフトアローンは非常に人気が高く、公式オンラインストアでは新作が発売されるとすぐに売り切れになることも珍しくありません 。
この人気と希少性が、熱心なファンによるコミュニティを形成しています。ファン同士がSNSで着用画像を投稿するなど、その熱量はかなり高いようです。
しかし、この熱心なファンたちの存在が、ブランドをよく知らない人から見ると、特定の趣味に没頭する、いわゆるオタクっぽさとして映ることがあります。
キャラクターというアイコンを共有するコミュニティのあり方が、アニメやゲームのファンと重なって見えるのかもしれません。
その結果、レフトアローンを着ている人は特定のカルチャーに属する人、という先入観が生まれ、ブランドに興味を持ち始めたばかりの人が気後れしてしまう可能性があります。
このイメージが、一部の好きな人だけのもの、という印象を強め、自分には合わないと敬遠されることにつながっている側面もありそうです。
レフトアローンの評判・口コミ
SNSなどで見られるレフトアローンのリアルな声を集めてみました。
良い口コミ
- 他にはないデザインで、着ているだけで気分が上がる。
- 刺繍のクオリティが本当に高くて、値段以上の価値を感じる。
- ただの服じゃなくて、アート作品を身につけている感覚が好き。
- 周りの人と絶対に被らないから、個性を出したい時にぴったり。
- キャラクターが可愛いけど、どこか哀愁のある世界観に惹かれる。
悪い口コミ
- いい歳して着るにはキャラクターが子供っぽくて恥ずかしい。
- デザインは好きだけど、手持ちの服と合わせにくくて結局着ていない。
- イラストがメインの服にしては、少し値段が高いと感じてしまう。
- 好きな人にはたまらないんだろうけど、知らない人から見たらただの変な柄の服。
- シルエットがゆったりすぎて、スタイルが悪く見えることがある。
レフトアローンがおすすめな人
ここまでの分析を踏まえ、レフトアローンがどんな人におすすめなのかを具体的に解説します。
アートやイラストの世界観をファッションで表現したい人
レフトアローンは、単なる服ではなく、デザイナーkeisuke sakai氏のアート作品そのものと言えるかもしれません 。
服を自己表現のキャンバスと考え、特定のアーティストの世界観に共感し、それを自分の一部として身につけたい人には、これほど合うブランドは他にないでしょう。
彼の描くキャラクターや物語性に惹かれる人にとって、レフトアローンを着ることは、お気に入りの絵を部屋に飾るのと同じくらい満たされた体験になるはずです。
他人と被らない個性的なストリートウェアを求める人
街を歩けば同じブランドの服を着た人とすれ違う、そんな状況に飽き飽きしている人にとって、レフトアローンは最高の選択肢になるかもしれません。
独特なデザインと、人気アイテムの希少性から、他人とコーディネートが被る可能性はかなり低いでしょう 。
自分のスタイルを確立し、ファッションで個性を際立たせたいと願う人にとって、レフトアローンはその他大勢から一線を画すための強力な武器になります。
一着を長く愛用したい品質重視の人
レフトアローンのアイテム、特にスウェットやパーカーの刺繍クオリティは、多くのファンから高く評価されています。
プリントでは表現できない立体感と高級感があり、丁寧に作られていることが一目でわかります。
流行り廃りの激しいファストファッションとは違い、一着を長く大切に着続けたいと考える品質重視の人にこそおすすめです。
本当に価値のあるものにお金を使いたいという価値観を持つ人に、レフトアローンはきっと満足感を与えてくれるでしょう。
レフトアローンがおすすめできない人
一方で、ファッションに対する考え方によっては、レフトアローンが全く合わない場合もあります。
ミニマルでシンプルな着こなしを好む人
無地のTシャツや装飾のないスラックスなど、シンプルなスタイルを好む人にとって、レフトアローンのデザインは正反対かもしれません。
ブランドの魅力は、イラストという足し算によって世界観を成り立たせている点にあります。
そのため、シンプルでクリーンなスタイルを好む人が無理にレフトアローンを取り入れると、自身のスタイルを崩してしまう可能性が高いでしょう。
TPOやオフィスカジュアルを重視する人
レフトアローンは、ストリートカルチャーを背景に持つカジュアルウェアです 。
そのため、職場での服装や、フォーマルな場にはあまり向いていないでしょう。
ファッションにおいてTPOを優先する人や、普段の服装がオフィスカジュアル中心の人にとっては、レフトアローンのアイテムは着る機会がほとんどないかもしれません。
流行を追いかけたいミーハーな気質の人
レフトアローンは、毎シーズンのトレンドを追いかけるタイプのブランドではありません。
デザイナー自身の内なる世界観を、時間をかけて表現しています。
そのため、今シーズン流行っているから、という理由で服を選ぶ人にとっては、魅力的に映らない可能性があります。
世間の流行に敏感で、常にトレンドの最先端にいたいという人には、おすすめできないブランドです。
レフトアローンのおすすめポイント
レフトアローンの魅力をさらに深く知るために、特におすすめのポイントを3つご紹介します。
デザイナーの魂が宿る、唯一無二のグラフィック
レフトアローンの最大の魅力は、keisuke sakai氏という一人のアーティストが生み出した、完全にオリジナルなグラフィックです 。
流行を分析して作られるデザインとは違い、そこには作り手の個人的な感情や物語、アートへの情熱が詰まっています。
この作家性こそが、レフトアローンを他のブランドとは違う特別な存在にしています。
服を着ることで、デザイナーの魂の一部に触れるような、深い満足感を得られるかもしれません。
見る人が見ればわかる、こだわりの刺繍クオリティ
レフトアローンの多くのアイテムには、とても緻密で美しい刺繍が施されています。
単なるプリントでは表現できない色の深みや立体感、そして手仕事の温かみが感じられます。
この刺繍は、デザインの魅力を引き出すだけでなく、製品としての耐久性や高級感を高めています。
ファッションに詳しい人が見れば、そのクオリティの高さとこだわりは一目瞭然。細部へのこだわりが、所有する喜びを大きくしてくれます。
人気アイテムの希少性が所有欲を満たす
人気アイテムが発売後すぐに完売してしまう状況は、少し不便に感じるかもしれません 。
しかし、この手に入りにくさが、逆にアイテムの価値を高め、所有者の満足感を刺激します。
誰もが簡単に手に入れられるものではないからこそ、苦労して手に入れた一着には特別な愛着が湧くものです。
レフトアローンを持つことは、希少なアートピースをコレクションする喜びに近い感覚をもたらしてくれるでしょう。
レフトアローンのおすすめアイテム
これからレフトアローンに挑戦してみたい方のために、まずチェックすべき代表的なアイテムを3つご紹介します。
ブランドの象徴「刺繍スウェット・パーカー」
レフトアローンの世界観を最も体感できるのが、背中や胸に大胆な刺繍が施されたスウェットやパーカーです。
「CAT ZIP PARKA」のようなアイテムは、まさにブランドの顔と言える存在 。
着心地の良いボディに、アート作品のような精巧な刺繍が施されており、一枚でコーディネートの主役になります。
初めての一着として、このカテゴリーから選ぶのがおすすめです。
さりげなく個性を主張する「ロンT・Tシャツ」
スウェットやパーカーほどのインパクトはまだ早いと感じる方には、ロングスリーブTシャツやTシャツが良いかもしれません。
「ICON CAT L/S TEE」や「CROCO GIRL L/S TEE」といったアイテムは、より気軽にブランドの世界観を取り入れられます 。
刺繍ではなくプリントでデザインされているものも多く、価格も比較的手頃なため、入門編として最適です。
ジャケットやシャツのインナーとして使えば、さりげなく個性を主張できます。
意外な名作も多い「パンツ・小物類」
レフトアローンの魅力はトップスだけではありません。
「CHANGE DENIM PANTS」のようなデザイン性の高いパンツや、キャップ、ショルダーバッグといった小物類も非常に人気があります 。
トップスでキャラクターを取り入れるのに抵抗がある人でも、パンツのデザインや小物のロゴなどで、ブランドの世界観を楽しめます。
コーディネートのアクセントとして取り入れるのもおすすめです。
まとめ
レフトアローンがダサいと言われるのは、ブランドの最大の魅力である、独特なアート性が理由のようです。
その個性は、シンプルなファッションを好む人や、着回しやすさを求める人にとっては、子供っぽさや扱いにくさとして映ってしまいます。
しかし、それは決してブランドの欠点ではありません。
レフトアローンは、すべての人に受け入れられることを目指したブランドではないのでしょう。
デザイナーkeisuke sakai氏の描く世界観に心から共感し、ファッションを通じて自分を表現したいと願う人々のために存在しています。
もしあなたが、他人と被らないこと、アート性を身にまとうこと、そして一着の服に込められた物語を大切にしたいと考えるなら、レフトアローンはきっとあなたにとって最高のパートナーになるはずです。
周りの評価は気にせず、自分の感性を信じて、その唯一無二の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
