スウェーデン生まれのアウトドアブランド、フェールラーベンが作るカンケンリュック。
四角い形とキツネのロゴが特徴的で、世界中で長く愛されています。
でも、一部ではダサい、時代遅れなんて声も。
この記事では、なぜカンケンリュックがダサいと言われるのか、SNSの口コミなどを参考にしながら、どんな人におすすめできるのかを解説します。
カンケンリュックが欲しいけど、周りの目が気になる…と不安な人はぜひ読んでみてください。
カンケンリュックとは?
カンケンリュックが生まれたのは1978年のスウェーデン 。作ったのはアウトドアブランドのフェールラーベンです。
当時、スウェーデンの子供たちは重い通学カバンで肩や背中を痛めていました。その問題を解決するために、丈夫で軽いカンケンリュックが開発されたんです 。
カンケンはスウェーデン語で「持ち運ぶ」という意味。その名の通り、とても実用的な作りになっています 。
発売から40年以上たった今でも、デザインはほとんど変わっていません。この四角い形は、生地の無駄をできるだけ減らすための工夫でもあるんですよ 。
素材には「ビニロンF」という、実は日本で開発された生地が使われています 。とても軽くて丈夫なのが特徴で、長く使える信頼性の高いリュックとして世界中にファンがいます。
カンケンリュックがダサいと言われている理由
長く愛されているカンケンリュックですが、ダサい、野暮ったいと言われてしまうのには、いくつかの理由があるようです。
一時期のブームでみんなが持っていたから
日本でも一時期、街中で見かけない日はないほど大流行しました 。
みんなが同じものを持つと、どうしても「昔流行ったもの」というイメージがついてしまいます。
特にファッションに敏感な人からすると、それが時代遅れに見えてしまうのかもしれません。
学生カバンのようで子供っぽく見えるから
カンケンリュックはもともと、子供たちのためのスクールバッグとして作られました 。
そのシンプルで四角い形は、日本のランドセルのようにも見えます 。
そのため、大人がきれいめな服装に合わせると、少し子供っぽい印象を与えてしまい、コーディネートから浮いてしまうことがあるようです。
細い肩紐が安っぽく見えるから
カンケンリュックの肩紐は、軽さを重視しているためとてもシンプルで細い作りです 。
クッション性がないため、他のリュックと比べると少し頼りなく見えてしまうことも 。
また、新品のうちは生地がパリッとしていて硬いので 、柔らかい素材の服とは合わせにくいと感じる人もいるようです。
カンケンリュックの評判・口コミ
実際に使っている人はどう感じているのでしょうか。SNSや通販サイトの口コミを、良い点と悪い点にわけて見ていきましょう。
良い口コミ
- 四角いから見た目以上にたくさん入る
- 10年以上使えるくらい本当に丈夫
- とにかく軽くて疲れない
- カラーが60色以上あって選ぶのが楽しい
- ファスナーが大きく開くから荷物の出し入れが楽
- 流行り廃りのないシンプルなデザインが好き
悪い口コミ
- 荷物が重いと細い肩紐が肩に食い込んで痛い
- 中に仕切りがないから小物がごちゃごちゃになる
- サイドポケットが細くてペットボトルが入らない
- 買ったばかりの頃は生地が硬くてゴワゴワする
- 手提げの持ち手が短くて使いにくい
カンケンリュックがおすすめな人
カンケンリュックの特徴や口コミから、とくにおすすめな人を3つのポイントでわけてみました。
ファッションの差し色として使いたい人
カンケンリュックの魅力は、なんといってもカラーの豊富さ 。
荷物が少ない人なら、肩への負担も気にならないでしょう 。
その日の服装に合わせて色を選んで、コーディネートのアクセントにするのがおすすめです。アクセサリー感覚で楽しみたい人にぴったりです。
良いものを長く使いたい人
一つのものを大切に長く使いたい、という考えの人にはカンケンリュックがとても合っています。
使われているビニロンFという素材は、10年以上使えると言われるほど丈夫です 。
また、作っているフェールラーベンは、環境に配慮したものづくりを続けているブランド 。
流行り廃りで買い替えるのではなく、愛着のわく道具として使い続けたい人におすすめです。
自分らしい色を選びたい人
みんなが持っているからダサい、と感じるなら、定番とは違う自分だけの色を見つけるのが一番です。
カンケンリュックは60色以上という、驚くほどたくさんのカラーがあります 。
少し珍しい色や、自分の好きな色を選ぶだけで、他の人とは違う個性を出すことができますよ。
カンケンリュックがおすすめできない人
一方で、カンケンリュックの独特な作りが合わない人もいます。とくにClassicモデルがおすすめできないのは、以下のような人です。
重いパソコンなどを毎日持ち運ぶ人
カンケンリュックのClassicモデルは、肩紐にクッションがありません 。
ノートパソコンや分厚い本など、重い荷物を毎日運ぶ人だと、肩に紐が食い込んで痛く感じてしまう可能性があります。
通勤や通学で荷物が重くなりがちな人には、あまり向いていないかもしれません。
リュックの中をきれいに整理したい人
カンケンリュックの中は、大きなポケットが一つあるだけのシンプルな作りです 。
細かい仕切りやポケットはないので、鍵やイヤホンなどの小物は底で混ざってしまいがち。
バッグインバッグなどを使わないと整理が難しいので、リュックだけで完結させたい人には不便に感じるでしょう。
流行遅れだと思われたくない人
カンケンリュックはとても有名で、大流行したアイテムです。
そのため、人によっては「懐かしい」「まだ使ってるんだ」と思うかもしれません 。
もちろんファッションの価値観は人それぞれですが、トレンド感を一番大事にしたいのであれば、他のブランドを選んだほうが安心かもしれません。
カンケンリュックのおすすめポイント
ダサいという意見もありつつ、なぜカンケンリュックはこんなにも長く愛されているのでしょうか。その魅力を3つのポイントで紹介します。
流行り廃りのない、シンプルなデザイン
カンケンリュックのデザインは、1978年に生まれてからほとんど変わっていません 。
これは、一時的な流行を追ったのではなく、機能にもとづいた普遍的な形だからです。
流行遅れを心配する声もありますが、むしろトレンドを超えた魅力があるからこそ、世代を超えて使われ続けていると言えます。
驚くほど丈夫な日本生まれの素材
カンケンリュックの丈夫さを支えているのは、日本の会社が開発した「ビニロンF」という特別な素材です 。
この素材は、湿気を含むと繊維が膨らんで水の侵入を防ぐという、面白い性質を持っています 。
とても頑丈で、漁で使う網やロープにも使われるほど信頼性が高いんです 。
環境のことを考えたものづくり
フェールラーベンの製品を選ぶことは、その会社の考え方を応援することにも繋がります。
カンケンリュックの四角い形は、生地を裁断するときにゴミがほとんど出ないように工夫されたデザインです 。
環境への意識が高い現代では、こうしたブランドの姿勢も、製品を選ぶうえで大切なポイントになりますね。
カンケンリュックのおすすめアイテム
カンケンリュックには、実は色々な種類があります。ダサいと言われる理由や、口コミの弱点をカバーしたモデルもたくさんあるので、目的別におすすめの3モデルを紹介します。
Kanken Classic:まずはコレ!基本の定番モデル
すべてのカンケンリュックの元祖であり、ブランドの顔ともいえるのがこの「Kanken Classic」です 。
容量16Lは普段使いにちょうどいいサイズ。カンケンらしいデザインや軽さ、豊富なカラーを一番楽しめるモデルです。
荷物が少ない人なら、肩紐の細さも気にならないでしょう。
Kanken Laptop:重い荷物も安心の実用モデル
「カンケンは好きだけど肩が痛い」「パソコンを安全に運びたい」という悩みに応えて作られたのが「Kanken Laptop」シリーズです。
一番の特徴は、クッションパッドが入った肩紐 。重い荷物でも肩への負担がぐっと楽になります。
さらに、パソコンを衝撃から守る専用の収納スペースも付いていて、とても実用的です 。
13、15、17インチ用と、パソコンの大きさに合わせて選べるのも嬉しいポイントです 。
Kanken No. 2:大人っぽく持ちたい人向けの上級モデル
「カンケンの形は好きだけど、子供っぽく見えるのは避けたい」という大人におすすめなのが「Kanken No. 2」です。
素材には、フェールラーベンが独自に開発した「G-1000」という、より落ち着いた風合いの生地が使われています 。
持ち手とロゴには本革が使われていて、ぐっと高級感が増しています 。
カジュアルな印象を抑え、きれいめなスタイルにも合わせやすいプレミアムなモデルです。
まとめ
カンケンリュックがダサいと言われるのは、過去に流行りすぎたイメージや、独特のデザインが理由のようです。
でもそれは、見方を変えれば流行に左右されないデザインで、とても丈夫だということでもあります。
大切なのは、周りの評価より自分に合っているかどうか。
重い荷物を持つならクッション付きの「Laptopモデル」、大人っぽく見せたいなら「No. 2モデル」など、種類も豊富です。
この記事を参考に、自分にぴったりのカンケンを見つけてみてください。