アートのようなデザインと、特徴的なシルエットでファッション好きの心を掴むUN3D.(アンスリード)。
特に、アイコンであるオリガミプリーツは、他にはない独特の存在感を放っています。
ただ、その個性的なデザインからか、一部では「ダサい」「奇抜すぎる」なんて声もあるようです。
そこでこの記事では、アンスリードがダサいと言われる理由を分析し、口コミを交えながら、どんな人におすすめできるのか、できないのかを解説していきます。
「アンスリードの服が気になるけど、自分には似合わないかも?」と不安な人は、ぜひ参考にしてみてください。
UN3D.(アンスリード)とは?
UN3D.(アンスリード)は、2016年にデザイナーの荻原桃子さんが立ち上げた日本のブランドです 。
荻原さんは、人気ブランドMURUA(ムルーア)のディレクターを務めた経歴もあり、ファッションアイコンとしても知られています 。
ブランド名は、UN STANDARD、UN SIMPLE、UN SIMILARという3つのアンチテーゼを組み合わせたもの 。
これは、常識や流行にとらわれず、自由な個性を大切にするというブランドの哲学を表しています 。
その哲学を形にしているのが、構築的なタックや複雑なプリーツ、美しいドレープといったデザインです 。
これらの要素から生まれる立体的なシルエットは、一目でアンスリードだとわかるほど個性的。
それでいて、体型をきれいに見せる工夫や、着心地の良さ、品質の高さも追求されており、ただ奇抜なだけではない、着る人のことを考えた服作りが魅力です 。
デザイナーは、ありふれたものではなく、見た人がドキドキするような特別な価値を届けたいと考えています 。
だからこそ、アンスリードの服は一般的なファッションとは少し違います。
この「普通ではない」ことを目指す姿勢が、ブランドの魅力であり、同時に「ダサい」という声が生まれる理由にもなっているようです。
UN3D.(アンスリード)がダサいと言われている理由
アンスリードの服が一部で「ダサい」や「センスがない」と言われるのは、ブランドが持つ独特の個性と関係がありそうです。
ここでは、アンスリードならではの具体的な3つの理由を掘り下げていきます。
デザインが個性的すぎて奇抜に見えるから
アンスリードのデザインは、ブランドコンセプトにもある通り、他に類似しないことを意識して作られています。
その象徴が、ブランドのアイコンでもあるオリガミプリーツです 。
日本の折り紙からヒントを得たこのデザインは、職人が手作業で仕上げる複雑なもので、まるでアート作品のよう 。
この圧倒的な存在感が、人によっては「やりすぎ」「着るのが恥ずかしい」と感じさせ、奇抜さが目立ってしまうことがあります。
また、お笑い芸人でありアーティストの野性爆弾くっきー!さんとのコラボレーションも、ブランドの姿勢をよく表しています 。
この企画は大きな話題になりましたが、ブランド自身も賛否があったと認めているほど、その独特なアートワークはファッションの枠を超えていました 。
こうした前衛的な試みはファンには刺激的ですが、一般的な感覚からすると理解しがたく、「センスがない」と思われてしまう原因になります。
さらに、左右非対称なカッティングや、ボリュームのあるシルエットもアンスリードの特徴です。
安定感や調和を求める人から見ると、こうしたデザインは「バランスが悪い」「不格好」と見えてしまうのかもしれません。
着こなしの難易度が高く、野暮ったく見えがちだから
アンスリードのアイテムは、一つひとつがコーディネートの主役になるほどデザイン性が高いのが特徴です。
デザイナー自身は、手持ちの服に1点取り入れるスタイルを提案していますが、その個性の強さが逆に難しいと感じる人もいるようです 。
例えば、オリガミプリーツスカートに手持ちのシンプルなTシャツを合わせると、スカートのデザインだけが浮いてしまい、全体のバランスがちぐはぐに見えてしまうことがあります。
結果として、どこか洗練されていない「野暮ったい」印象になりかねません。
アンスリードの服を着こなすには、合わせるアイテムにもある程度のデザイン性や、モードな雰囲気が求められます。
手持ちのベーシックな服と簡単には馴染んでくれないため、コーディネートの難易度は高め。
この「着る人を選ぶ」性質が、うまく着こなせていない例を見たときに「ダサい」という印象を与えてしまうようです。
モード感が強く、日常着としては浮いてしまうから
アンスリードの服は、ファッションショーやアートギャラリーのような、少し特別な空間でこそ輝きます。
そのドラマティックなデザインは、非日常的な場面で真価を発揮すると言えるでしょう。
しかし、これを近所のスーパーや公園といった日常的なシーンで着た場合、その場の雰囲気から浮いてしまう可能性があります。
周りの服装との差が大きいと、「場違い」「気合が入りすぎ」といった印象を与えかねません。
ブランドは、着る人の「共感」を大切に服作りをしていると語っていますが、製品そのものが持つ芸術性は、日常との間に少し距離を生むことがあります 。
この「日常とのズレ」が、見る人に違和感を与え、「現実的じゃない」「時代遅れ」といった評価に繋がるのかもしれません。
服自体は素敵でも、着る場面を間違えると、その魅力が伝わらず、結果的に「ダサい」という印象だけが残ってしまうのです。
UN3D.(アンスリード)の評判・口コミ
SNSなどで見られる、アンスリードのリアルな評判をまとめてみました。
良い口コミ
悪い口コミ
UN3D.(アンスリード)がおすすめな人
アンスリードのデザインは少し個性的ですが、こんな人にはきっと気に入るはずです。
ありきたりな服に飽きた、自分だけの個性を表現したい人
アンスリードは、量産型のファッションでは物足りない人のためのブランドです 。
もしあなたが、服を自分を表現するためのツールだと考えているなら、アンスリードのデザインは最高の相棒になるかもしれません。
他の誰とも被らない、自分だけのスタイルを作りたいという人にこそ、その価値がわかるはずです。
あるユーザーが、その「普通じゃない」部分に惹かれて購入を決めたように、人と違うことを楽しめるかどうかがポイントです 。
モードなスタイリングやレイヤードファッションが好きな人
アンスリードのアイテムは、重ね着(レイヤード)することで、さらに魅力が増します。
アシンメトリーなトップスにワイドパンツを合わせたり、ワンピースの上にベストを重ねたりと、着る人の創造力を掻き立てるアイテムが豊富です 。
シルエットや素材感で遊ぶ、少し建築的なスタイリングが好きな人にとって、アンスリードは宝箱のようなブランドと言えそうです。
品質とデザイン性を両立させたい、本物志向の人
アンスリードの服は、その多くが日本製で、複雑なパターンや丁寧な縫製など、細部までこだわって作られています 。
ファストファッションとは違う、長く愛用できる確かな品質は、流行よりも本質的な価値を求める人にぴったりです。
デザインの面白さだけでなく、作り手の想いや技術が詰まった「良い服」を長く着たいと考える人におすすめです。
UN3D.(アンスリード)がおすすめできない人
一方で、アンスリードの世界観が合わない人もいます。無理して着ると、かえってお洒落が楽しめなくなってしまうかもしれません。
シンプルでベーシックなファッションを好む人
アンスリードは、ブランドコンセプトの一つに「UN SIMPLE」を掲げている通り、ミニマリズムとは正反対のスタイルです 。
無駄を削ぎ落としたデザインや、控えめなスタイルが好きな人にとって、アンスリードの装飾的で複雑なデザインは、少し落ち着かないものに感じるでしょう。
ワードローブの基本がシンプルなニットや定番デニムで構成されている人には、あまり向いていないかもしれません。
着回し力やコーディネートの簡単さを最優先する人
アンスリードのアイテムは、一点で強いインパクトを放ちます。
そのため、どんな服にも合わせやすいわけではありません。
毎日のコーディネートを効率的に組みたい人や、一つのアイテムで何通りも着回したい人にとって、アンスリードの服は少し扱いにくい存在です。
購入しても合わせる服に悩み、結局あまり着る機会がなくなってしまう可能性もあります。
トレンドを意識したコンサバティブなスタイルが中心の人
アンスリードは、世の中のトレンドとは少し距離を置き、独自のスタイルを追求するブランドです 。
そのため、流行を程よく取り入れたい、きれいめで保守的なファッションを好む人とは、方向性が少し異なります。
流行に乗り遅れたくない、安定感のあるお洒落を楽しみたいという人には、少し挑戦的に感じられるかもしれません。
UN3D.(アンスリード)のおすすめポイント
アンスリードが持つ、他にはない魅力を3つのポイントでご紹介します。
ブランドの象徴『オリガミプリーツ』がもたらす唯一無二の存在感
「奇抜」という評価は、見方を変えれば「誰にも真似できない」という最大の魅力です。
ブランドの象徴であるオリガミプリーツは、まさにその代表例 。
職人の手仕事から生まれる立体的なプリーツは、動くたびに美しい陰影を作り出し、着る人をドラマティックに見せてくれます 。
このスカートやパンツを一枚取り入れるだけで、他がシンプルでも、一瞬で個性的でおしゃれなスタイルが完成します。
計算され尽くした構築的なシルエットと体型カバー効果
一見、難しそうに見えるアンスリードのシルエットですが、実は体型をきれいに見せるための工夫が隠されています 。
例えば、体をふんわりと包むコクーンシルエットのワンピースは、気になるお腹周りやヒップラインをカバーしてくれます 。
また、ボリュームのあるデザインは、リラックスした着心地でありながら、モードな雰囲気を損ないません。
デザイン性だけでなく、スタイルアップ効果まで考えられているのは嬉しいポイントですね。
長く愛用できる高品質な素材と丁寧な縫製
アンスリードは、デザインだけでなく品質にもこだわっています。
しっかりとした生地選びや、丁寧な縫製は、服を長く大切に着たいという人にぴったりです 。
一目惚れして買った服が、数年後も変わらずきれいな状態で着られるのは、とても嬉しいこと。
一時の流行で終わる服ではなく、自分のスタイルの一部として長く寄り添ってくれる「資産」のような服を提供している点が、アンスリードの大きな魅力です。
UN3D.(アンスリード)のおすすめアイテム
初めてアンスリードに挑戦する人でも取り入れやすい、おすすめのアイテムを3つ選びました。
ORIGAMI PLEATS SKIRT(オリガミプリーツスカート)
アンスリードの世界観を最も象徴するアイテムで、まずチェックしたい一着です 。
歩くたびに揺れる複雑なプリーツは、どこから見ても美しく、シンプルなトップスを合わせるだけでコーディネートが決まります。
ウエストがゴム仕様になっているものが多く、見た目に反して履き心地が楽なのも人気の理由です 。
デザインワンピース
コーディネートを考える手間なく、一着でスタイルが決まるワンピースは、アンスリードの得意なアイテムです 。
特に、体のラインを拾わないコクーンシルエットやテントラインのワンピースは、リラックス感とおしゃれさを両立させてくれます 。
異素材を組み合わせたデザインや、アシンメトリーなカッティングなど、アンスリードらしい遊び心が詰まった一着は、普段使いから少し特別な日まで、幅広く活躍してくれます 。
オリガミプリーツトートバッグ
「服を着るにはまだ勇気がいる」という人には、アイコンのオリガミプリーツをデザインしたトートバッグがおすすめです 。
A4サイズやノートパソコンも入る実用的な大きさで、サイドのプリーツがコーディネートのアクセントになります。
シンプルな服装にこのバッグを持つだけで、ぐっと洗練されたモードな印象に。
アンスリードの世界観を気軽に日常に取り入れられる、入門アイテムにぴったりです。
まとめ
アンスリードが「ダサい」と言われることがあるのは、その強烈な個性が、着る人や場面を選ぶことがあるからのようです。
ブランドが掲げる「UN STANDARD, UN SIMPLE, UN SIMILAR」という哲学は、そもそも多くの人に受け入れられることだけを目指しているわけではありません。
そのデザインは、個性的で着こなしが難しい反面、他にはない圧倒的な存在感と、着る人の魅力を引き出す力を持っています。
シンプルやベーシックが好きな人には向かないかもしれませんが、ありきたりな服に飽きて、ファッションで自分を表現したい人にとっては、最高のブランドになるでしょう。
最終的に、アンスリードがダサいかどうかは、その人の好みやファッションに何を求めるか次第。
もしあなたが、その独特な世界観に少しでも惹かれたなら、それはあなたにとって特別な一着になるかもしれません。