トミージーンズは、世界的に有名なアメリカのファッションブランド、トミーヒルフィガーが展開するデニムラインです 。
90年代のストリートカルチャーを思わせる、モダンで遊び心のあるデザインが人気ですが、その一方で、一部からはダサいという声も聞こえてきます。
そこでこの記事では、トミージーンズがダサいと言われる理由をSNSやYouTubeの評判を基に深掘りし、おすすめできる人・できない人を解説します。
トミージーンズのアイテムが欲しいけど、周りからダサいと思われないか不安な人は、ぜひ参考にしてください。
トミージーンズとは?
トミージーンズは、トミーヒルフィガーのサブブランドとして、特にデニムを中心としたカジュアルウェアを展開しています 。
主なターゲットは10代後半から30代で、本家であるトミーヒルフィガーよりも若者を意識した、ストリート色の強いアイテムが多いのが特徴です 。
デザインは90年代のヒップホップカルチャーに強く影響を受けており、当時の雰囲気を現代風にアレンジしたコレクションが魅力です 。
赤・白・青のトリコロールカラーで構成されたフラッグロゴはブランドの象徴で、多くのアイテムにあしらわれています 。
トミージーンズがダサいと言われている理由
多くの人に愛されるトミージーンズですが、一部でダサいと言われるのはなぜでしょうか。
その理由は、ブランドの象徴的な特徴が、今のファッションの流れと合わないことがあるからのようです。
主張が強すぎるアイコニックなロゴデザイン
トミージーンズの最大の特徴であるフラッグロゴは、良くも悪くも存在感があります。
90年代は大きなロゴがステータスでしたが、最近はブランドを主張しないシンプルなスタイルが好まれる傾向にあります。
そのため、胸や背中に大きく配置されたロゴが、主張しすぎ、少し子供っぽいと感じられてしまうようです 。
特に大人の世代にとっては、このロゴの存在感が頑張っているように見えてしまい、敬遠される理由の一つになっています。
YouTubeのレビューでも、大きなロゴよりワンポイントロゴのアイテムの方が、大人でもさりげなく着こなせると評価されています 。
90年代リバイバルが時代遅れに見える危険性
トミージーンズは90年代ファッションのリバイバルを代表するブランドですが、この90年代らしさが諸刃の剣でもあります 。
ファッションにおけるレトロと、単なる時代遅れは紙一重。着こなし方を間違えると、一気に古臭い印象になってしまいます。
たとえば、当時のままの太いデニムパンツや、原色を使ったナイロンジャケットなどは、現代的なシルエットのアイテムと組み合わせる工夫が必要です 。
何も考えずに全身を90年代アイテムで固めてしまうと、ただ昔の服を着ているだけに見えかねません。
SNSなどでは、一昔前に流行ったブランドというイメージを持つ人もおり、この時代感がダサいという評価に繋がっています 。
着る人を選ぶ若者向けのイメージ
ブランド自身が10代〜20代の若者を主なターゲットにしていることも、ダサいと言われる理由の一つです 。
学生を中心に広く着られているため、大人が着るには若すぎる、年相応ではないというイメージがつきまといます。
特に30代にとっては、トミージーンズは青春時代に流行った懐かしいブランド。今あえて着ることに気恥ずかしさを感じる人もいるようです。
ある調査では、愛用者の年代は10代・20代が多数を占める一方で30代の割合が低く、この世代が一度ブランドから離れる傾向が見られます 。
トミージーンズの評判・口コミ
SNSやレビューサイトで見られるトミージーンズのリアルな声を紹介します。
良い口コミ
- 90年代のデザインが逆に今っぽくて可愛い
- ロゴがコーディネートのアクセントになって良い
- 古着で見つけるとテンションが上がる、一点物感がある
- 生地がしっかりしていて長く着られる、品質が良い
- オーバーサイズのシルエットが楽で着やすい
悪い口コミ
- ロゴが大きすぎて主張が激しい、少し恥ずかしい
- 一昔前に流行ったブランドというイメージが抜けない
- 街中で着ている人が多くて、かぶりやすい
- ダボっとしたシルエットが野暮ったく見える
- 良い年して着るには若すぎるデザイン
トミージーンズがおすすめな人
これまでの流れで若者向けのイメージが強まったかもしれませんが、大人の人も着こなし方次第で楽しめます。
トミージーンズがおすすめな人を3つのポイントでわけてみました。
90年代のストリート・ヒップホップカルチャーを愛する人
トミージーンズは、90年代の音楽やストリートカルチャーと深く結びついています。
当時、Snoop Doggなどの多くのアーティストが愛用し、そのスタイルを象徴する存在でした 。
単なる流行としてではなく、この時代のカルチャーそのものが好きな人にとって、トミージーンズは他に代えがたい特別なブランドです。
コーディネートの主役になるキャッチーなアイテムが欲しい人
シンプルな服装に物足りなさを感じているなら、トミージーンズのアイテムは良いアクセントになります。
大胆なロゴTシャツや色鮮やかなアウターは、一枚でコーディネート全体を華やかにしてくれます 。
Tシャツとデニムといった基本的な組み合わせだけでスタイルが決まるので、ファッションの主役になる一点を探している人におすすめです。
古着MIXスタイルで個性的な着こなしを楽しみたい人
トミージーンズは古着市場でも非常に人気が高く、希少な90年代のアイテムは今も多くのファンに愛されています 。
現行品だけでなく古着を取り入れることで、他の人とは違う自分だけのスタイリングが可能です。
新品のきれいめなアイテムに、ヴィンテージのトミージーンズを合わせるような古着MIXスタイルは、おしゃれな人の間でも定番のテクニックです。
トミージーンズがおすすめできない人
どんなブランドでも、スタイルに合わないと感じる人はいます。
トミージーンズをおすすめできないのは、以下のような人です。
ミニマルで無駄のないファッションを好む人
無地のアイテムを好み、ブランドロゴなどの装飾を避けるシンプルなスタイルが好きな人にとって、トミージーンズは正反対の存在かもしれません。
ブランドの魅力は、良くも悪くもその象徴的なロゴとデザインにあります。
静かで控えめなファッションを求める人には、トミージーンズの持つ主張は少しうるさく感じられる可能性があります。
流行の最先端を行くモードなスタイルを求める人
トミージーンズは、あくまでアメリカンクラシックをベースにしたカジュアルブランドです。
毎シーズンのトレンドを過激に追いかけるモード系のブランドとは少し違います。
その魅力は普遍的なアメカジの安心感にあるので、前衛的で実験的なデザインを求める人には物足りなく感じるでしょう。
ブランドロゴが悪目立ちすることを避けたい人
ファッションにおいて、ブランドロゴを身につけることに抵抗がある人もいます。
トミージーンズはロゴデザインが魅力の中心なので、そのロゴが悪目立ちすると感じる人には、着ていて心地よいブランドとは言えないかもしれません。
もちろんロゴが控えめなアイテムもありますが、ブランド全体のイメージを考えると、ロゴを避けたい人には積極的におすすめしにくいのが正直なところです。
トミージーンズのおすすめポイント
ダサいという評価がある一方で、トミージーンズにはそれを上回る魅力があります。
ブランドが長く愛され続ける3つのおすすめポイントを紹介します。
色褪せない90年代デザインのオーセンティシティ
多くのブランドが90年代リバイバルを打ち出す中、トミージーンズはそのムーブメントの「本物」です 。
トレンドとして消費されるデザインとは一線を画す、歴史に裏打ちされた説得力があります。
この本物だけが持つ空気感は、ファッションにおいて大きな価値です。
品質と価格のバランスが取れたコストパフォーマンス
トミージーンズは、デザイン性だけでなく品質の高さにも定評があります。
特にデニムやスウェットは、しっかりとした生地で作られており、長く愛用できる耐久性を備えています 。
高級ブランドというわけではありませんが、品質に対して価格は比較的手頃で、コストパフォーマンスに優れています。
現代的な着こなしにも対応するスタイリングの多様性
90年代のイメージが強いトミージーンズですが、現代のファッションにも柔軟に合わせられます。
例えば、オーバーサイズのロゴスウェットに、細身のスラックスやロングスカートを合わせることで、レトロとモダンが融合したコーディネートが完成します 。
アイテム単体のイメージに縛られず、合わせる服によって表情を変えられるのも魅力です。
トミージーンズのおすすめアイテム
これからトミージーンズに挑戦してみたい人へ、まず手に入れたい定番アイテムを3つ紹介します。
ブランドの顔となるロゴTシャツ
最も手軽にブランドの世界観を取り入れられるのがロゴTシャツです 。
胸元に大きくロゴがプリントされたものから、さりげなくフラッグロゴが刺繍されたシンプルなものまで、バリエーションも豊富です 。
大人なら、まずは控えめなワンポイントロゴのTシャツから試してみるのが良いかもしれません。
どんなボトムスとも相性が良く、一枚でもインナーとしても活躍する万能アイテムです 。
原点にして王道のデニムアイテム
ブランド名が示す通り、デニムはトミージーンズの核となるアイテムです。
90年代を思わせるゆったりとしたシルエットから、現代的なスリムフィットまで、多彩な形が揃っています 。
野暮ったく見せないためには、自分の体型やスタイルに合ったシルエット選びが重要です 。
質の良いデニムジャケットやジーンズは、流行に左右されず長く使えます。
着回し力抜群のスウェット・パーカー
リラックス感のあるカジュアルスタイルに欠かせないのが、スウェットやパーカーです。
着心地が良く、休日のラフな着こなしに最適。それでいてロゴのデザインが程よいアクセントになり、部屋着感をなくしてくれます 。
アウターのインナーとしてロゴを覗かせたり、一枚で主役として着こなしたりと、着回し力も抜群です。
まとめ
トミージーンズがダサいと言われるのは、ブランドの核である90年代のストリート感と主張の強いロゴデザインが、見る人のファッション観や年齢によって、時代遅れや子供っぽく見えてしまうからのようです。
しかし、これらの特徴こそが、90年代カルチャーが好きな人や、コーディネートに個性を求める人を惹きつける魅力でもあります。
結局のところ、トミージーンズがおしゃれかどうかは、着る人のスタイルや価値観、そして着こなし方次第と言えるでしょう。
この記事を参考に、自分にとってトミージーンズが魅力的なブランドかどうかを判断してみてください。