That’s life(ザッツライフ)は、90年代から2000年代のストリートカルチャーを感じさせるデザインが人気です。厚手で丈夫なヘビーウェイト生地 を使った、ゆったりした服がSNSなどで話題になっています。
でも、一部では「That’s lifeはダサい」とか「ちょっと時代遅れかも」という声もあります。
この記事では、That’s lifeがダサいと言われる理由と、逆におすすめできる人・できない人を解説します。
「That’s lifeの服が欲しいけど、ダサいと思われないかな?」と不安な人は、ぜひ参考にしてください。
That’s life(ザッツライフ)とは?
That’s life(ザッツライフ)は、日本のストリートファッションブランドです。詳しい背景やデザイナーは公表されていませんが、スタイルは一貫しています。
ブランドの基本はヴィンテージスタイル です。90年代から2000年代初めのスケーターやカレッジスタイルを思わせる、どこか懐かしいデザインが特徴です。
製品の多くはヘビーウェイトを特徴とし、12オンスや13オンスといった厚手で丈夫なスウェット生地を使っています 。
シルエットは今の流行でもあるビッグシルエットで、ゆったり着るのが前提です。
CAP BOY(キャップボーイ)やANGEL GIRL(エンジェルガール) といったオリジナルのキャラクターロゴも、ブランドの顔になっています。
販売は公式オンラインストアのほか、ZOZOTOWN などの大手通販サイト、そして2022年からはルミネエスト新宿に実店舗も持っています 。ネットだけでなく、実際に商品を手に取って確かめたい人にも買いやすくなっています。
That’s life(ザッツライフ)がダサいと言われている理由
That’s lifeのアイテムは、その世界観で多くのファンがいますが、その特徴が、一部の人から「ダサい」「野暮ったい」と言われる理由にもなっています。
なぜネガティブに捉えられることがあるのか、ブランド特有の理由を見ていきます。
「CAP BOY」など特定のロゴが子供っぽくて恥ずかしい?
That’s lifeの服には、CAP BOYやFLOWER BOY といった、ポップなイラストのキャラクターロゴがよく使われています。これらは90年代のストリートブランド風のレトロなデザインで、ブランドの大事な要素です。
でも、このグラフィックが「ダサい」と感じる大きな理由になっているようです。
SNSなどでは「ロゴがかわいすぎる」「大人が着るには子供っぽい」といった声が見られます。シンプルなデザインが好まれる中で、こうしたキャラクターデザインは、良くも悪くも子供っぽく見えてしまいます。
特に20代半ば以上の大人が着る場合、コーディネートのバランスが悪いとロゴだけが浮いてしまい、若作りしているように見えたり、センスがないと思われたりするかもしれません。
本人はレトロ感を狙っていても、周りからは「学生みたいな服」と見られて「恥ずかしい」と感じることもあるのです。
ヴィンテージ加工が「本当に古い服」に見えて野暮ったい
That’s lifeが得意とするのが、Vintage stylesと名前がついたアイテム群です 。例えば、Vintage styles URBAN SCARS zip hoodie など、わざと色褪せやダメージ加工を施した商品がたくさんあります。
この「新品なのに古着っぽい」加工は、おしゃれな人には「こなれ感」として映ります。でも、このデザインが、一般的には理解されにくい部分もあるようです。
SNSのコメントなどを見ると、「ヴィンテージ加工というか、ただ汚れて見える」「安っぽい古着にしか見えない」といった厳しい意見もあります。
ファッションに詳しくない人からすると、デザインとしての色褪せやダメージは、単なる汚れやほつれに見えてしまうかもしれません。
その結果、清潔感がなく「だらしない」「野暮ったい」という印象になってしまうのです。この「狙った加工」が「本当に古い服」や「安っぽい服」に見える可能性は、このブランドを選ぶうえで考えておく必要がありそうです。
流行が終わりつつある「量産型ストリート」のイメージ
That’s lifeが使うヘビーウェイト生地 とビッグシルエットの組み合わせは、ここ数年のストリートファッションの定番スタイルでした。このスタイルは一気に広まり、多くの若者が同じような格好をしていました。
しかし、流行りすぎたことが、逆に「ダサい」と言われる原因にもなっています。
流行は、広まりきると飽きられていきます。SNSでは「That’s life、街中で見飽きた」「あんなにダボっとしたシルエットは、もう流行遅れ」といった声も出てきました。
流行に敏感な人たちからは、「今あの格好は“量産型”のイメージが強い」「トレンドが一周して、ちょっと古いスタイルに感じる」と見られ始めています。
ブランドが悪いというより、ブランドが象徴するスタイル自体が「終わった」トレンドと見なされつつあるのかもしれません。
中古市場での流通量が多く「安っぽい」イメージが定着
That’s lifeのアイテムは人気があるため、中古市場でもたくさん取引されています。メルカリ やセカンドストリート 、楽天市場 などで検索すると、たくさんの商品が出てきます。
これは人気がある証拠でもありますが、ブランドイメージの低下にも繋がっています。
中古市場に商品が多いということは、それだけ「買って、着て、すぐに手放す」というサイクルが早いことを示しています。特にメルカリでは、数千円で取引されていることも珍しくありません 。
定価が約9,000円から15,000円ほど のアイテムが、中古で安くたくさん出回っていると、新品を買おうか迷っている人には「リセール(再販)の価値が低い」「結局はその程度の価値なのかな?」という印象を与えてしまいます。
「安く手に入るブランド」というイメージがつくと、新品の価格(例えばスウェットパンツで9,460円 )が不当に高く感じられ、結果として「安っぽい」という評価に繋がってしまうのです。
That’s life(ザッツライフ)の評判・口コミ
SNSや通販サイトで見られるThat’s lifeの、具体的な良い口コミと悪い口コミを整理しました。ブランドの特徴がそのまま表れています。
良い口コミ
悪い口コミ
That’s life(ザッツライフ)がおすすめな人
「ダサい」という意見もありますが、That’s lifeの強い個性は魅力でもあります。
That’s lifeがぴったり合うのは、こんな人です。
90s-00sのグラフィックやヴィンテージ加工が好きな人
That’s lifeの魅力は、徹底した「懐かしさ」です。CAP BOY やCircle logoなどのグラフィックは、今のシンプルなデザインとは逆の方向にあります。
もし、当時のスケーターブランドやカレッジスウェットにあったような、ポップで、少しダサいかどうかギリギリの線のグラフィックが好きなら、このブランドは合っています。
また、Vintage styles のような、わざとらしいダメージや色褪せを「味」として楽しめる、古着が好きな人にもおすすめです。
生地の「タフさ」と「重さ」を最重要視する人
That’s lifeがこだわるヘビーウェイト は、ただの宣伝文句ではありません。12.7ozや13.0oz と、具体的な重さ(オンス)を書いていることからも本気なのがわかります。
これは、最近の薄くて軽いファストファッションのスウェットとは違います。
すぐに生地が伸びたり、フードがへたったりする服に飽き飽きしている人、ガシガシ着ても形が崩れない「タフさ」をスウェットに求める人にとって、That’s lifeは値段以上の価値があるはずです。
その「重さ」こそが「品質の証」と思える人には、最高の服になります。
トレンドのストリートスタイルを低リスクで試したい人
That’s lifeは、公式オンラインストアだけでなく、ZOZOTOWN や、行きやすい場所にあるルミネエスト新宿 の実店舗でも売られています。
これは、買うときのハードルがとても低いということです。一部のファンしか買えないブランドと違って、誰でも買いやすいのが強みです。
「流行りのビッグシルエットを試したいけど、どれがいいかわからない」「まずはお手本通りのストリートスタイルを手軽に揃えたい」という入門者にとって、That’s lifeは失敗の少ない、良い選択肢になります。
That’s life(ザッツライフ)がおすすめできない人
反対に、That’s lifeの特徴が合わない人もいます。買ったあとに「ダサい」「恥ずかしい」と後悔しないために、おすすめできない人の特徴も説明します。
周囲との「被り」や「量産型」を最も避けたい人
That’s lifeは、買いやすさ と人気のため、良くも悪くも「被りやすい」ブランドです。
特に人気のパーカーやスウェットは、街中やキャンパスで同じものを着ている人を見かける可能性がかなり高いです。
また、中古市場にたくさん出回っている ことからもわかるように、多くの人が一度は着ており、「量産型ストリートファッション」の代表的なアイテムの一つになっています。
ファッションで「他人と違うこと」「個性」を一番大事にする人にとって、That’s lifeを選ぶのは、自分のスタイルに合わないかもしれません。
大人っぽさやクリーンな(清潔感のある)服装を求める人
That’s lifeのブランドの軸は、Vintage styles 、グラフィックロゴ、ビッグシルエットです。これらはすべて、「大人っぽさ」や「清潔感」とは反対の要素です。
URBAN SCARS(都会の傷跡) と名付けられたダメージ加工や、子供っぽいと言われるCAP BOY のロゴは、わざと「崩した」スタイルです。
もし、あなたがシンプルで洗練された服装や、オフィスカジュアルのような「キレイめ」なスタイルをしたいなら、That’s lifeの服を合わせるのは難しいでしょう。
TPOによっては「だらしない」「安っぽい」と見られてしまう可能性が高いブランドです。
軽快な着心地や機能性(速乾性など)を重視する人
おすすめな理由として「生地のタフさ」を挙げましたが、これは着心地の面ではマイナスにもなります。
HEAVY WEIGHT 13.0oz という生地は、単純に「重い」です。軽いアウターを1枚羽織るより重く感じることもあり、人によっては「肩が凝る」「動きにくい」と感じるでしょう。
さらに、この分厚い生地は「ものすごく乾きにくい」という現実的なデメリットもあります。梅雨や冬の洗濯では、乾くのに丸一日以上かかることも珍しくありません。
軽い着心地や、洗濯のしやすさといった実用性を大事にする人には、この「重さ」は大きなストレスになるため、おすすめできません。
That’s life(ザッツライフ)のおすすめポイント
色々な意見を踏まえた上で、That’s lifeが持つ、他のブランドにはない良いところを3つに絞って紹介します。
12オンス超え「ヘビーウェイト」への徹底したこだわり
That’s lifeの一番の価値は、その生地です。多くのブランドがヘビーウェイトと宣伝する中で、That’s lifeは12.7ozや13.0oz と、具体的な数字を出しています。
これは、生地の品質に自信があるからです。このオンス数の生地は、スウェットの中でも特に「スーパーヘビーウェイト」と呼ばれるものです。
コシが強くて、フードは立体的に立ち上がり、シルエットが崩れません。数年着ても耐えられるタフさは、このブランドを選ぶ大きな理由になります。
「ヴィンテージスタイル」の明確な世界観
That’s lifeは、そのデザインに「迷い」がありません。商品のラインナップはVintage styles という言葉の通り、90sから00sのストリートカルチャーというハッキリしたテーマで統一されています。
トップスからパンツ 、アウターまで、その世界観は一貫しています。
この「ブレなさ」は、ブランドとしての強い意志を感じさせます。流行りに合わせて色々やるのではなく、「このスタイルが好きだ」というこだわりがあるのです。
この世界観に共感できるなら、That’s lifeは他にない特別なブランドになります。
オンラインと実店舗(ルミネ)での入手のしやすさ
That’s lifeは、ネット通販と実店舗のバランスがとても良いです。公式オンラインストアやZOZOTOWN で全国どこからでも買える便利さがありながら、都内の一等地であるルミネエスト新宿 に実店舗があります。
ストリートブランド、特にヘビーウェイト やビッグシルエットを売りにするブランドでは、試着できることがとても大事です。
生地の「重さ」や、自分に合った「ゆったり感」は、ネットの写真だけではわかりません。
買う前に実物を確認できる という安心感は、特に値段が高いアウターなどを買うときには大きなメリットです。
That’s life(ザッツライフ)のおすすめアイテム
最後に、That’s lifeの「ダサい」と言われる部分と「魅力」がよくわかる、ブランドを象徴するアイテムを3つ紹介します。
ブランドの象徴:「HEAVY WEIGHT “CAP BOY” LOGO ZIP HOODIE」
That’s lifeの「顔」とも言えるアイテムです。ブランドがこだわるHEAVY WEIGHT 12.7ozの丈夫な生地、流行りのビッグシルエット、そして賛否が分かれるCAP BOYのグラフィック 。
このアイテムをどう感じるかで、That’s lifeというブランドが自分に合うかどうかが、ほぼ決まります。
このロゴを「子供っぽい」と思うか、「レトロで可愛い」と思うか。このアイテムを選ぶことは、ブランドの世界観をすべて受け入れることになります。
ヴィンテージスタイルの本領:「Vintage styles TS logo denim fur jacket」
That’s lifeの世界観はスウェットだけではありません。このデニムファージャケットは、ブランドのもう一つの柱であるVintage styles を表しています。
90年代を思わせるデニムジャケットに、絶妙なヴィンテージ加工とロゴ刺繍が施されています。スウェット以外でブランドのこだわりを感じたい人や、もっと本格的な古着っぽいアウターが欲しい人におすすめです。
00年代シルエット:「TS logo Rigid Baggy Denim pants」
トップスがビッグシルエットなら、合わせるパンツも重要です。このバギーデニムパンツ は、ブランドが提案するコーディネートを完成させるために必要なアイテムです。
Rigid(リジッド=未洗い)の硬い生地と、00年代を思わせる太めのBaggy(バギー)シルエット が特徴です。
トップスだけでなく、パンツまで含めた全身のシルエットで90s-00sの雰囲気を出したい人にとって、ぴったりの一本になるでしょう。
まとめ
That’s life(ザッツライフ)が「ダサい」と言われるのは、ブランドの「特徴」が強すぎることの裏返しです。
- CAP BOYなどのポップなロゴ は、人によっては「子供っぽく恥ずかしい」。
 - こだわりのヴィンテージ加工 は、人によっては「汚れていて安っぽい」。
 - 定番のビッグシルエットは、人によっては「流行遅れで量産型」。
 
これらは、That’s lifeが中途半端なデザインではなく、ハッキリしたこだわりを持って服を作っている証拠とも言えます。
結局、That’s lifeがあなたにとって「ダサい」か「クール」かは、あなたがファッションに何を求めるかによります。
清潔感や大人っぽさを求めるなら、このブランドは避けたほうが良いかもしれません。
しかし、90年代の雰囲気、丈夫な生地、そして少し「野暮ったい」一歩手前のデザインが好きなら、That’s lifeは最高の相棒になる可能性があります。
この記事で解説したいろいろな評判を参考に、ご自身のスタイルと比べて、後悔のない選択をしてください。
