セイコー5は、世界中で愛されているセイコーの腕時計ブランドです。
本格的な機械式時計でありながら、手頃な価格で手に入ることから、多くの時計ファンに支持されています 。
しかし、一部ではセイコー5はダサいという人も存在します。
そこで本記事では、セイコー5がダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。
セイコー5が欲しいけど、もしかしてダサい?と不安な人はぜひ参考にしてください。
セイコー5とは?
セイコー5は、1963年にセイコーが発売した自動巻き腕時計のブランドです 。
当時、自動巻き時計はまだ高価なものでしたが、セイコー5は画期的な機能と手頃な価格で、世界中の若者を中心に大ヒットしました 。
その名前は、以下の5つの特徴を備えていることに由来します 。
- 自動巻き機構: 腕の動きでゼンマイが巻かれるため、電池交換が不要です 。
- 防水機能: 日常生活での水仕事にも耐えられる防水性を備えています 。
- 3時位置のデイデイト表示: 日付と曜日がひと目でわかります 。
- 4時位置の埋め込み式リューズ: リューズが邪魔になりにくく、見た目もすっきりしています 。
- 耐久性の高いケースとバンド: 丈夫で長く使えるように作られています 。
これらの特徴は、現在のモデルにも受け継がれており、セイコー5は実用的な腕時計として高い評価を得ています 。
セイコー5がダサいと言われている理由
多くの人に愛されるセイコー5ですが、なぜ一部ではダサいと言われてしまうのでしょうか。
その理由をSNSやYouTubeの声を元に探ってみました。
ブレスレットが安っぽく見えるから
セイコー5がダサいと言われる一番の理由は、ブレスレットの安っぽさにあるようです。
特に安価な海外モデルでは、板を折り曲げて作られたブレスレットが使われていることが多く、軽くてシャラシャラとした音がチープな印象を与えてしまうことがあります 。
実際に、購入後にブレスレットを別のものに交換して楽しむ人も多いようです 。
ムーブメントの精度が低いイメージがあるから
セイコー5に搭載されているムーブメントは、公式な精度として1日に数十秒の誤差が許容されています 。
これは高級なスイス時計などと比べると見劣りするため、時代遅れだと感じる人もいるようです。
また、古いモデルには、時刻合わせの際に秒針を止められるハック機能や、手巻き機能がついていないものもありました 。
こうした機能が現代の時計では当たり前になっているため、古いイメージを持たれる一因かもしれません。
おじさんが着けている時計という印象があるから
日本では、セイコー5に対して「お父さんやおじいちゃんが着けていた時計」というイメージを持つ人も少なくありません。
一時期、国内での販売が縮小し、主に海外で展開されていたため、若い世代には馴染みが薄くなってしまったようです 。
セイコーというブランド自体が持つ真面目で堅実なイメージが、一部の人には古臭く見えてしまうのかもしれません 。
ステータス性が低いから
腕時計をファッションの一部として、または社会的地位を示すアイテムとして捉える人にとって、セイコー5は物足りなく感じられることがあります。
価格が手頃で多くの人が手にできるため、ロレックスのような高級時計が持つ特別感やステータス性はありません。
そのため、腕時計で個性をアピールしたい人や、周りの目を気にする人からは、少し恥ずかしい、貧乏くさいといったネガティブな意見も聞かれます 。
セイコー5の評判・口コミ
実際にセイコー5を使っている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミをまとめました。
良い口コミ
- この価格でこの品質はすごい。コストパフォーマンスが最高。
- ずっしりとした重みがあって、価格以上の高級感がある。
- デザインがシンプルで、仕事でもプライベートでも使いやすい。
- さすがセイコー。作りが頑丈で安心して使える。
- 裏蓋が透明で、中の機械の動きが見えるのが楽しい。
- ロレックスも持っているけど、見劣りしないくらい満足度が高い。
悪い口コミ
- ブレスレットがシャラシャラしていて安っぽい。
- 1日に1分くらい時間がずれることがある。
- リューズが小さくて少し操作しづらい。
- 風防がサファイアガラスではないのが残念。
- ロゴのデザインが少し安っぽく感じる。
セイコー5がおすすめな人
セイコー5は、次のような人に特におすすめです。
初めて機械式時計を買う人
セイコー5は、数万円から本格的な機械式時計を手に入れることができます 。
品質も高く、セイコーという信頼できるブランドなので、機械式時計の入門機として最適です。
まずは手頃な価格で機械式時計の魅力を味わってみたいという人には、これ以上ない選択肢でしょう。
実用的な腕時計を気兼ねなく使いたい人
セイコー5は、もともとタフな実用時計として開発された歴史があります 。
防水機能や耐久性も高く、日常の様々なシーンで安心して使えます 。
高価な時計だと傷を気にしてしまいますが、セイコー5ならアクティブな場面でも気兼ねなく使えるでしょう。
自分で時計をカスタムしたい人
セイコー5は、世界中にカスタムパーツが豊富に存在し、自分だけの一本を作り上げる「Seiko Mod」という文化が根付いています 。
ブレスレットや文字盤、針などを交換することで、見た目の印象をガラリと変えることができます 。
安っぽさが気になる部分も、カスタムすることで自分好みの高級感ある時計に仕上げる楽しみがあります。
セイコー5がおすすめできない人
一方で、セイコー5は次のような人にはあまり向いていないかもしれません。
腕時計にステータスを求める人
セイコー5は、あくまで実用的な大衆向けの時計です。
ロレックスやオメガのような、身に着けることで社会的地位を示せるようなステータス性はありません。
腕時計をステータスシンボルとして考えている人には、物足りなく感じられるでしょう。
正確な時間を何よりも重視する人
機械式時計であるセイコー5は、クォーツ時計や電波時計と比べると時間の精度では劣ります 。
1日に数十秒の誤差は許容範囲とされているため、秒単位での正確さを求める人には不向きです。
仕事などで常に正確な時間が必要な場合は、他のタイプの時計を検討した方が良いかもしれません。
維持費をかけたくない人
機械式時計は、数年に一度オーバーホールという分解掃除が必要になります 。
セイコー5の場合、このオーバーホール費用が時計本体の価格と同じくらいか、それ以上にかかってしまうことがあります。
メンテナンスをせずに使い続けることもできますが、長く愛用したい場合は維持費がかかることを理解しておく必要があります。
セイコー5のおすすめポイント
セイコー5が多くの人に愛される魅力的なポイントを3つ紹介します。
圧倒的なコストパフォーマンス
セイコー5の最大の魅力は、なんといってもそのコストパフォーマンスの高さです。
1万円台から購入できるモデルもありながら、搭載されているのは信頼性の高い自社製の自動巻きムーブメントです 。
外装の仕上げも丁寧で、価格以上の満足感を得られると評判です 。
豊富なデザインバリエーション
セイコー5は、非常に多くのデザインが存在します。
シンプルなドレスウォッチから、ゴツゴツしたダイバーズウォッチ、ミリタリーウォッチまで、その種類は多岐にわたります 。
さらに、アニメや有名ブランドとのコラボモデルも数多く発売されており、自分のスタイルに合った一本が必ず見つかるでしょう 。
信頼性と耐久性の高さ
セイコー5のムーブメントは、精密さよりもタフさが重視されています。
その頑丈さは世界中で認められており、メンテナンスなしで10年以上動き続けたという話も珍しくありません 。
少々手荒に扱っても壊れにくいという安心感は、日常使いの時計として非常に大きなメリットです。
セイコー5のおすすめアイテム
数あるセイコー5の中から、特におすすめのモデルを3つ紹介します。
SBSA005(新生セイコー5スポーツ)
2019年にリニューアルされた新しいセイコー5スポーツの定番モデルです 。
ダイバーズウォッチらしい精悍なデザインと、4万円以下で手に入る価格で絶大な人気を誇ります。
カラーバリエーションも豊富で、カジュアルからビジネスまで幅広く活躍する一本です。
SNKE03K1(ブラックボーイ)
全体がブラックで統一された、シャープでかっこいいデザインが特徴のモデルです。
黒い稲妻という愛称でも知られ、赤い秒針がアクセントになっています。
1万円台で購入できる手頃さも魅力で、初めてのセイコー5としても人気が高いです。
SNKL23(ミニグランドセイコー)
シンプルでドレッシーなデザインから、海外ではミニグランドセイコーと呼ばれることもある人気モデルです。
スーツスタイルにも合わせやすく、落ち着いた雰囲気が魅力です。
ブレスレットを革ベルトに交換すると、さらに高級感が増しておすすめです。
まとめ
セイコー5がダサいと言われることがありますが、その多くは価格の安さや一部モデルのチープな外装に起因するイメージのようです。
しかし、その本質は、高いコストパフォーマンスと信頼性を両立した、非常に優れた実用時計です。
豊富なデザインの中から自分に合った一本を選び、時にはカスタムを楽しむことで、価格以上の価値と満足感を得られるでしょう。
この記事を参考に、セイコー5が自分にとって「ダサい」のか、それとも「最高の相棒」になり得るのか、ぜひ考えてみてください。