街中やSNSでよく見かけるようになったシースルースカートですが、いざ自分が着るとなると少し勇気がいるアイテムですよね。
検索してみるとダサいとか痛いといったネガティブな言葉が出てきて、不安になってしまった人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、シースルースカートがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由やリアルな評判について徹底的にリサーチしました。
買おうか迷っている人や、もしかして自分もダサいと思われている?と心配な人は、ぜひ参考にしてみてください。
シースルースカートとは?
シースルースカートとは、チュールやオーガンジー、レースといった透け感のある素材で作られたスカートのことです。
以前は裏地がしっかりついたふんわりとした甘めのスカートが主流でしたが、最近のトレンドは少し変わってきています。
2024年から2025年にかけては、裏地がない、もしくは裏地が取り外せるタイプが増えていて、パンツや他のスカートの上に重ね着するレイヤードスタイルが注目されているんです。
ただ透けているだけではなく、いつものコーディネートにプラスしてニュアンスを変えるためのアイテムとして進化しています。
シースルースカートがダサいと言われている理由
流行っているはずのシースルースカートですが、なぜ一部ではダサいと言われてしまうのでしょうか。
SNSなどの声を深掘りしてみると、アイテムそのものが悪いというよりは、選び方や着こなし方に原因があることがわかってきました。
ここでは、シースルースカート特有のダサいと言われてしまう理由を解説します。
下着っぽくて目のやり場に困るから
これが一番多い意見かもしれません。特に白やベージュなどの薄い色は、パッと見たときにペチコートやランジェリーそのものに見えてしまうことがあります。
透け感が強すぎるものをそのまま履いてしまうと、セクシーさを通り越して、ただ露出が多いだけの人に見えてしまうこともあるようです。
見ている側としても、どこを見ていいのかわからず、品がないと感じてしまうことが、ダサいという評価につながっています。
ひと昔前の甘いコーデを引きずっているから
10年ほど前に流行った、パステルカラーのふんわりしたチュールスカートに、ピタッとしたTシャツを合わせるようなスタイルを今もそのまましていると、どうしても時代遅れ感が出てしまいます。
今は甘さを抑えたモードな着こなしや、カジュアルなアイテムと合わせるのが主流です。
昔の感覚のまま、リボンやフリルたっぷりの甘すぎるコーディネートをしてしまうと、今の空気感と合わずに野暮ったく見えてしまうのかもしれません。
静電気で足に張り付いている姿が美しくないから
これは見た目のスタイリング以前の問題ですが、シースルースカートにつきものなのが静電気です。
特に冬場、タイツと合わせたときに静電気でスカートが足にピタッと張り付いてしまうことがあります。
歩くたびにまとわりついて、足の形が露骨に出てしまっている姿は、あまりエレガントとは言えません。
素材の手入れや対策ができていないと、だらしない印象を与えてしまい、結果として安っぽく見られてしまうようです。
シースルースカートの評判・口コミ
実際にシースルースカートを購入した人や、街で見かけた人のリアルな声をまとめてみました。
良い意見もあれば、やはり扱いが難しいという厳しい意見もあるようです。
良い口コミ
- いつものデニムに重ねるだけで一気におしゃれに見えるしトレンド感が出た
- 黒のロング丈なら甘くなりすぎないから大人でも抵抗なく履けた
- 足のラインを隠したいけど重たく見えたくないときにフィルター代わりになって便利
- 旅行に持って行ったけれど軽くてシワになりにくいから写真映えもして良かった
- 冬はニットで重くなりがちだけど足元に透け感があるとバランスが良く見える
悪い口コミ
- ネットで安いのを買ったら網戸みたいにゴワゴワで恥ずかしくて外には履いていけない
- 静電気がすごすぎて歩くたびに足にまとわりつくのがストレスだった
- 椅子に座ったときに金具に引っ掛けて破いてしまわないか常に気を使って疲れる
- 骨格ウェーブだけど素材が硬すぎて腰回りが膨張して太って見えてしまった
- 裏地が短すぎて太ももが丸見えになるデザインだったので結局部屋着にするしかなかった
シースルースカートがおすすめな人
シースルースカートは着こなしに少しコツがいりますが、ハマればこれ以上ないくらいおしゃれなアイテムになります。
特にどんな人におすすめなのか、特徴を挙げてみました。
重ね着コーデを楽しめる人
今のシースルースカートの醍醐味は、なんといってもレイヤードです。
デニムパンツやスラックスの上からスカートを重ねるという、ちょっと高度な着こなしを楽しめる人にはぴったりです。
いつものパンツスタイルに飽きてきて、少し変化をつけたいと思っているなら、ぜひ挑戦してほしいアイテムです。
骨格ナチュラルタイプの人
骨格診断でいうと、骨格ナチュラルタイプの人はシースルースカートをかっこよく着こなせる傾向にあります。
フレーム感のある体型は、布をたっぷり使ったボリュームのあるものや、ざっくりとした素材感と相性が良いからです。
甘くならずに、ラフで粋な雰囲気を出せるのは骨格ナチュラルさんならではの特権かもしれません。
オールブラックコーデが好きな人
普段から黒い服をよく着る人にもおすすめです。
全身黒だとどうしても重たく見えてしまいがちですが、ボトムスを透け感のある素材に変えるだけで、同じ黒でも奥行きが出ます。
モードで洗練された雰囲気を作りたい人には、黒のシースルースカートは強力な武器になるはずです。
シースルースカートがおすすめできない人
一方で、買ったもののタンスの肥やしになってしまいそうな人もいます。
自分の性格やライフスタイルと合わない場合は、無理して取り入れなくてもいいかもしれません。
TPOを気にする場面が多い人
職場や親戚の集まりなど、きちんとした服装が求められる場にはあまり向きません。
どんなにおしゃれでも、透けている=だらしない、品がないと判断されてしまうリスクがあるからです。
誰からも好感を持たれる清潔感のある服装を重視するなら、避けたほうが無難でしょう。
静電気や肌触りに敏感な人
着心地を何よりも大切にしたい人には、正直あまりおすすめできません。
化学繊維特有のガサガサした肌触りや、冬場の静電気のパチパチ感は、敏感な人にとってはかなりのストレスになります。
1日中快適に過ごしたいなら、天然素材のスカートを選んだほうが幸せになれるかもしれません。
腰回りのボリュームを抑えたい骨格ストレートの人
骨格ストレートタイプの人は、腰の位置が高く体に厚みがあるのが特徴です。
ウエストにギャザーがたっぷり入ったふんわり系のシースルースカートは、腰回りの厚みをさらに強調してしまい、着太りしてしまう可能性があります。
もし着るなら、広がりすぎないすっきりとしたシルエットのものを選ぶ必要がありそうです。
シースルースカートのおすすめポイント
いろいろな意見はありますが、それでもシースルースカートには他にはない魅力があります。
ここが良い!というポイントを整理しました。
季節を問わず長く使える
実はオールシーズン使えるコスパの良いアイテムでもあります。
春夏はTシャツと合わせて涼しげに、秋冬は厚手のニットやブーツと合わせて異素材ミックスを楽しむことができます。
季節の変わり目に何を着ていいかわからないときでも、一枚重ねるだけでそれっぽく見えるので便利です。
体型カバーとおしゃれを両立できる
足を出すのは抵抗があるけれど、隠しすぎると野暮ったくなる、という大人の悩みを解決してくれます。
素肌を直接見せるのではなく、一枚フィルターを通すことで、足のラインをぼかしてくれる効果があるからです。
パンツの上に重ねれば、体型を完全に隠しながらトレンドのシルエットも手に入ります。
黒を選べば誰でもモードになれる
ダサいと言われるのを避ける一番簡単な方法は、黒を選ぶことです。
甘くなりがちなチュールやレースも、黒ならぐっと引き締まって大人っぽい印象になります。
シンプルなトップスに合わせるだけで、手抜きに見えない洗練されたコーデが完成するのは嬉しいポイントです。
シースルースカートのおすすめアイテム
最後に、今から買うならこれが正解というアイテムの選び方を紹介します。
失敗したくない人は、まずはここから始めてみてください。
チャコールグレーか黒のロング丈
初心者でも失敗しにくく、高見えするのはダークカラーでロング丈のものです。
明るい色は膨張して見えやすく、素材の良し悪しも目立ちますが、暗めの色はシックに決まります。
中途半端な丈ではなく、足首まである長さのものを選ぶと、縦のラインが強調されてスタイル良く見えます。
重ね着専用の巻きスカートタイプ
今っぽさを出したいなら、最初からパンツとの重ね着を想定した、裏地のない巻きスカートタイプがおすすめです。
いつものデニムやスラックスの上からベルトのように巻くだけで、印象がガラリと変わります。
下着が透ける心配もなく、安心してトレンドのスタイルを楽しめます。
広がりすぎないナローシルエット
若作り感や着太りを防ぐために、シルエットは広がりすぎないものを選びましょう。
ストンと落ちるナローシルエットや、プリーツ加工でボリュームが抑えられたデザインなら、大人の女性でも違和感なく取り入れられます。
甘さを抑えたデザインを選ぶことが、ダサいと言われないための近道です。
まとめ
シースルースカートがダサいと言われるのは、下着っぽく見えてしまったり、スタイリングが古かったりすることが主な原因のようです。
でも、選び方や着こなしさえ間違えなければ、コーデの幅を広げてくれるとても優秀なアイテムでもあります。
- 甘すぎるデザインは避けて黒やグレーなどのダークカラーを選ぶ
- デニムやパンツの上に重ねてレイヤードスタイルを楽しむ
- 静電気対策をしっかりしてきれいなシルエットをキープする
このあたりを意識すれば、大人の女性でも素敵に着こなせるはずです。
流行りだからと無理に取り入れる必要はありませんが、もし気になっているなら、まずはいつものパンツコーデに一枚重ねるところから始めてみてはいかがでしょうか。