PUBLIC TOKYO(パブリックトウキョウ)は、すべての商品を日本国内で作る「ALL MADE IN JAPAN」を掲げるブランドです 。
都会的で質の良いカジュアルウェアが人気ですが、その一方で、インターネット上では「パブリックトウキョウ ダサい」という検索候補や、一部で「時代遅れ」「野暮ったい」といったネガティブな声も存在します。
「このブランドの服が欲しいけど、もしかしてダサい?」 「買ったはいいものの、周囲からセンスがないと思われたらどうしよう?」
こんな不安を抱えている人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、パブリックトウキョウがなぜ一部でダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSやYouTubeの一次情報を元に分析します。
さらに、実際の評判を整理し、おすすめできる人・できない人をはっきりと解説します。「もしかしてダサいかも?」と不安な人は、ぜひ参考にしてください。
PUBLIC TOKYOとは?
PUBLIC TOKYOは、その名の通り「東京のカジュアル」をコンセプトにした日本発のファッションブランドです 。
最大の特徴は、服作りのすべてを日本国内で行う「ALL MADE IN JAPAN」への強いこだわり 。
生地選びから縫製、加工に至るまで、日本の高い技術と品質管理のもとで作られるアイテムは、機能性と着心地の良さを両立しています 。
スタイルは「きれいめ」なテイストが中心です 。ターゲット層は10代や20代の若者も含まれますが 、実際には品質と合理性を求める30代以上の大人にも広く選ばれています。
価格帯は、ファストファッションとは一線を画し、中〜高価格帯に位置します。
例えば、ダウンジャケットが約4万円 、フーディ(パーカー)が約2.6万円 、カーディガンが約1.6万円 といった価格設定です。
この「高品質・高価格」と「若者も含むターゲット」という組み合わせが、評判を分ける一つの要因にもなっています。
PUBLIC TOKYOがダサいと言われている理由
高品質な日本製のアイテムを展開するPUBLIC TOKYOが、なぜ一部でダサいと評価されてしまうのでしょうか。
その理由は、品質の良し悪しではなく、ブランドが持つ「強み」そのものが、見る人によっては弱点として映ってしまうことにあります。
SNSやファッション掲示板で見られる生の声を分析すると、ブランド特有の3つの理由が浮かび上がってきました。
見た目がシンプルすぎて値段不相応に「安っぽい」
PUBLIC TOKYOの服は、YouTubeのレビュー動画でも「非常にシンプル」と評されるように、クリーンで装飾の少ないデザインが基本です 。
本当の価値は、目に見えるデザインよりも、「ALL MADE IN JAPAN」 に裏打ちされた上質な生地の質感や、丁寧な縫製といった「内側」にあります。
しかし、この「見えない価値」は、SNSの写真だけではなかなか伝わりません。
例えば、約2.6万円の「極 オーバーサイズバルーンフーディ」 や約4万円のダウンジャケット は、服に詳しくない人から見れば、ファストファッションで数千円で売られているシンプルなアイテムと「見た目」が大きく変わらないと映ることがあります。
その結果、「この見た目でこの値段は高すぎる」という不満が生まれ、「シンプルすぎて、価格の割に安っぽい」という評価につながります。
購入したことを知られると「コスパの悪い買い物をした」「恥ずかしい」と感じる層を生み出しているようです。
きれいめすぎて「量産型」や「野暮ったい」と思われる
PUBLIC TOKYOは、清潔感のある「きれいめ」なスタイル を得意としており、それが多くの人に支持される理由でもあります。
TPOを選ばず、誰からも好印象を持たれやすい「正解」のスタイルを提案してくれます。
しかし、ファッションにおいて「正解」や「安全」は、時に「退屈」や「没個性」と同じ意味になります。
特に、古着やモード系など、ファッションで個性を表現したい人から見ると、PUBLIC TOKYOのきれいめスタイルは、「面白みがない」「センスがない」と映ってしまいます。
SNS上では、「街で同じような格好をしている人をよく見かける」「個性がなく、いかにもお洒落を頑張っている感じがする」といった声が見られます。
この、誰にでも似合う優等生的なスタイルが、逆に「野暮ったい」あるいは「量産型」という、ダサいの言い換え表現に直結してしまうのです。
流行を追いすぎて「時代遅れ」になるのが早い
PUBLIC TOKYOのアイテムは、ただシンプルなだけではありません。
実は、その時々の「今っぽい」トレンドを積極的に、時には大胆に取り入れる特徴があります。
例えば、近年のトレンドである「短め」の着丈を採用したダウンジャケット や、「極 オーバーサイズバルーンフーディ」 のような極端なシルエット、レディースのカーブデニム などがそれにあたります。
これらのアイテムは、発売された瞬間は非常にファッショナブルです。
しかし、トレンドの「癖」が強いアイテムは、その流行が過ぎ去った瞬間に、最も「時代遅れ」に見えるリスクを抱えています。
高価格帯であるにもかかわらず、そのデザインの寿命が短い可能性があるのです。
「あのバルーンシルエット、去年は流行っていたけど、今着るのは恥ずかしい」 「あのアイテムはもう終わったよね」
このように、トレンドの変化に敏感な層からは、ワンシーズン前のアイテムが急にダサいものとして扱われる危険性があります。
この「高価格なトレンドアイテム」という性質が、購入をためらわせる、あるいは「時代遅れ」というネガティブな評価に結びついています。
PUBLIC TOKYOの評判・口コミ
ここでは、SNSやブログなどで見られるPUBLIC TOKYOに関する具体的な「良い口コミ」と「悪い口コミ」を整理して紹介します。
良い口コミ
- ALL MADE IN JAPAN は伊達じゃなく、生地と縫製の品質が本当に高い
- コンフォートシャツ は機能性が抜群。洗濯してもシワにならずアイロン不要で合理的
- ポリエステル素材なのにウールのような高級感があり、安っぽさがない
- デザインはシンプルだが、ショート丈ダウン などシルエットが今っぽく計算されている
- 他のブランドと被らない、絶妙なきれいめデザインが豊富
- LINEで店員さんにサイズ感や在庫を直接相談できるサポートが手厚い
悪い口コミ
- 4万円のダウン を買ったが、見た目がシンプルすぎて「安っぽい」と言われた
- 去年流行ったバルーンフーディ は、もうシルエットが「時代遅れ」で着るのが恥ずかしい
- 街中で着ている人を見ると、みんな同じ格好の「量産型」に見えてしまう
- 品質は良いのかもしれないが、デザイン自体が「野暮ったい」「センスがない」
- この値段を出すなら、もっとデザインに価値が感じられる服が他にある
PUBLIC TOKYOがおすすめな人
ここまでの分析を踏まえ、PUBLIC TOKYOがどのような人におすすめできるのか、その具体的な人物像を3つの側面に分けて解説します。
「見えない品質」や「機能」に価値を感じる人
PUBLIC TOKYOの最大の魅力は、目に見えるデザインよりも、その内側にあります。
服のタグを見て「ALL MADE IN JAPAN」 であることに満足感を覚えたり、洗濯の手間を省ける「イージーケア」や「ノーアイロン」 といった機能性に合理的な価値を見出したりするタイプなら、このブランドは最適です。
他人からの評価よりも、自分が着ていて「心地よいか」「合理的か」を重視する人にとって、信頼できるブランドでしょう。
「きれいめ」スタイルを数ランク格上げしたい人
きれいめなスタイル は好きだけど、ファストファッションの品質にはもう満足できない、という人にもPUBLIC TOKYOは強くおすすめです。
例えば、ファストファッションのシャツやスラックスは、数回洗うと形が崩れたり、生地が安っぽく見えたりしがちです。
しかし、PUBLIC TOKYOのアイテムは、高品質な素材と計算されたシルエットで、あなたのきれいめスタイルを数ランク格上げしてくれます 。
すでに持っているスタイルを「格上げ」するための、最適な投資先と言えます。
都会的で「今っぽい」ベーシックアイテムが欲しい人
「ベーシックなアイテムが欲しい。でも、何年も前の古いデザインは嫌だ」。
そんな要求に応えてくれるのも、このブランドの特徴です。
例えば、ただの「シンプルなダウン」ではなく、「今っぽい短めの着丈」のダウン 。
ただの「パーカー」ではなく、「トレンドのバルーンシルエット」のフーディ 。
このように、PUBLIC TOKYOは「ベーシック」と「トレンド」のバランスが絶妙です。定番アイテムこそ、現代的なアップデートが施されたものを選びたいという、都会的で感度の高い人にぴったりです。
PUBLIC TOKYOがおすすめできない人
一方で、ブランドの特性が「合わない」人も確実に存在します。以下のようなタイプの人には、PUBLIC TOKYOはおすすめできません。
「価格相応の見た目」や「ブランドロゴ」を最優先する人
「4万円の服 を買ったら、誰が見ても4万円の服だとわかってほしい」。
このように、服の価値を「他者からの視線」で判断する人には、PUBLIC TOKYOは向きません。
ブランドの価値は「見えない品質」 にあるため、デザインは極めてシンプルです 。
分かりやすいブランドロゴや、一目で高価だとわかる派手な装飾はありません。
「この服、安っぽくない?」と他人に思われることを極度に恐れる人は、購入後に後悔する可能性が高いため、おすすめできません。
流行に左右されず「10年着られる」服を求める人
これは非常に重要なポイントです。
高品質な「ALL MADE IN JAPAN」 という言葉から、「流行に左右されず、10年着られる定番品」をイメージするかもしれませんが、それは誤解です。
前述の通り、PUBLIC TOKYOはトレンドの「癖」が強いアイテムを多く展開しています 。これらのアイテムの「ファッション的な寿命」は、必ずしも長くありません。
もちろん品質的には10年持つかもしれませんが、デザインが「時代遅れ」 になるリスクは常に伴います。
流行に関係なく、不変的なクラシックアイテムを求めるのであれば、他のより保守的なブランドを選ぶべきです。
「個性」や「エッジ」を服装で表現したい人
PUBLIC TOKYOが提供するのは、あくまで「きれいめ」 で「シンプル」 なスタイルです。
それは多くの人にとっての「最適解」かもしれませんが、一部の人にとっては「退屈」です。
もしあなたが、服を通じて「他人とは違う自分」や「エッジの効いた個性」を表現したいと考えているなら、このブランドの服は物足りなく感じるでしょう。
むしろ、あなたの個性を薄めてしまい、その他大勢の「量産型」 の一員に見せてしまうかもしれません。
そうした人は、このブランドを「野暮ったい」と感じる側であり、購入者としては適していません。
PUBLIC TOKYOのおすすめポイント
「ダサい」という不安を抱えている人に向けて、それでもPUBLIC TOKYOを選ぶべき「おすすめポイント」を3つ、ブランドの特性に基づいて紹介します。
徹底した「ALL MADE IN JAPAN」の品質と信頼性
ブランドの根幹である「ALL MADE IN JAPAN」 は、やはり最大の魅力です。
これは単なるイメージではなく、日本の高い技術力に支えられた具体的な「品質」を意味します。
生地の選定、繊細な縫製、耐久性。これらすべてにおいて高い水準が担保されています。
流行のデザインを取り入れつつも、その土台には「長く使える(物理的に)」という信頼感があります。目先のデザインだけでなく、服そのものの「質」を重視する人にとって、これ以上ない安心材料です。
見た目を損なわない「高機能素材」の採用
PUBLIC TOKYOは、見た目の「きれいめ」感と、実用的な「機能性」を両立させるのが非常に得意です。
その代表格が「コンフォートリラックスシャツ」です 。
このシャツは、ポリエステル100%でありながら、化学繊維特有の嫌な光沢がなく、まるでウールのような上品な質感を持っています。
それでいて、洗濯してもシワにならず、アイロンがけが不要という高い機能性を誇ります 。
他にも、ウール素材でありながら自宅で洗濯可能な「PUBLIC SLACKS」 など、見た目の美しさを保ったまま、日常生活の「面倒」を解消してくれる合理的なアイテムが揃っています。
購入の不安を解消する「手厚いサポート体制」
これは、購入を迷っている人の背中を押す、非常に重要なポイントです。
PUBLIC TOKYOは、オンラインストアでの購入サポートが手厚いことで知られています 。
公式通販サイトでは、「返品・交換OK」を明言しており、サイズや生地感が不安な場合でも安心して試すことができます 。
さらに特筆すべきは、「LINE質問」という仕組みです 。
具体的なサイズ感や色味、在庫確認など、購入前の細かな不安や疑問を、LINEを通じて店舗スタッフに「直接」相談できるのです 。
購入のハードルを大きく下げてくれる体制が整っています。
PUBLIC TOKYOのおすすめアイテム
最後に、PUBLIC TOKYOの魅力が詰まった、具体的かつおすすめのアイテムを3つ紹介します。
コンフォートリラックスシャツ
まさにブランドの「名刺代わり」とも言えるアイテムです 。
前述の通り、「ウールのような高級感」と「ノーアイロン・速乾」という圧倒的な機能性を両立させています 。
トレンドのゆったりとしたリラックスシルエットでありながら、生地の上品さのおかげでだらしなく見えません。
PUBLIC TOKYOの「きれいめ」と「機能性」という2つの哲学が、この一枚に凝縮されています。何を買うか迷ったら、まずはこれから試す価値があります。
PUBLIC SLACKS
ブランド名を冠した定番のスラックスです 。
美脚効果にこだわり抜いたシルエットと、ウールとポリエステルを混紡した「イージーケア(洗濯可)」素材が特徴です 。
一見するとシンプルなスラックスですが、サイズ調整可能なアジャスターゴムを内蔵するなど、細部までこだわりが詰まっています 。
オン・オフ問わずに使え、PUBLIC TOKYOが目指す「格上げされたベーシック」を体現する一本です。
極 オーバーサイズバルーンフーディ
「ダサい」と言われる理由の一つとして挙げた、トレンド性の高いアイテムも、リスクを理解した上で選ぶなら強力な「おすすめアイテム」となります。
「極(きわみ)」の名が示す通り、極端なオーバーサイズと丸みを帯びたバルーンシルエットが特徴のフーディです 。
フードの立ち上がりが美しく、立体的なシルエットを保つように設計されています 。
確かに、このシルエットが「時代遅れ」になる日は来るかもしれません。
しかし、トレンドの「今」を全力で楽しみたい人にとっては、他のブランドでは見つからない、絶妙な存在感を放つ主役級のアイテムです。
まとめ
PUBLIC TOKYOが「ダサい」と言われる理由は、品質の低さやデザインの失敗にあるのではありません。
むしろ、その「見えにくい高品質」 、「高価格帯」 、「安全なきれいめスタイル」 、そして「寿命の短い強力なトレンド性」 という、ブランドの持つ強みや特性が、ある特定の価値観からはネガティブに解釈されてしまうことに起因します。
結論として、このブランドは「他人からの見た目」や「分かりやすいロゴ」を最優先する人、あるいは「10年後も変わらず着られる不変性」を求める人にとっては、「ダサい」あるいは「コスパが悪い」と感じられる可能性が高いでしょう。
しかし、もしあなたが「日本製」の確かな品質や、アイロン不要といった「合理的な機能性」 に価値を見出し、清潔感のある「きれいめ」スタイルを現代的なシルエットで楽しみたいと考える「合理的」な消費者であるならば、PUBLIC TOKYOはあなたの期待に応える、非常に優れた選択肢となります。

