ポーターは、日本製にこだわった高い品質と機能性で、長年多くの人に愛されてきた日本のカバンブランドです 。シンプルで丈夫な作りは、カジュアルからビジネスまで幅広いシーンで活躍します 。
しかし、一部では「ポーターはダサい」という声も聞かれます 。
そこで本記事では、ポーターがダサいと言われる理由と、逆におすすめできる人・できない人をSNSでの評判などを交えながら解説します。
「ポーターのバッグが欲しいけど、もしかして時代遅れ?」と不安な人はぜひ参考にしてください。
ポーターとは?
ポーターは、1935年創業の老舗カバンメーカー「吉田カバン」が1962年に立ち上げた初の自社ブランドです 。
創業者の「一針入魂」という精神を受け継ぎ、素材選びからデザイン、縫製まで全ての工程を日本の職人が手掛けています 。
その丁寧なものづくりから生まれる高い品質と耐久性、そして使いやすさを追求した機能的なデザインが、国内外で高く評価されています 。
ポーターがダサいと言われている理由
品質に定評のあるポーターですが、なぜ一部でダサいというイメージがあるのでしょうか。その理由をSNSの声などを元に探っていきます。
90年代に流行った「おじさんのバッグ」だから
ポーターがダサいと言われる一番の理由は、40代〜50代の男性が多く使っているイメージがあるからのようです 。
特に1990年代、代表的なシリーズであるタンカーが、有名人の愛用をきっかけに大ブームとなりました 。
当時タンカーを愛用していた若者たちが今「おじさん世代」になり、その卓越した耐久性から今も同じバッグを使い続けています 。
このことから、若い世代からは「昔流行ったバッグ」「おじさんが持っている」という印象が強く、少し古臭いと感じられてしまうことがあるようです 。
マジックテープの財布が子供っぽいから
ポーターには「学生が持つブランド」というイメージもあります 。
特に、手頃な価格で手に入るナイロン製のマジックテープ式財布は、多くの学生が使っていました 。
社会人になって会計の際に「バリバリ」という音を立てるのは、子供っぽくて恥ずかしいと感じる人もいるようです 。
SNSでも「元カレがポーターのビリビリ財布で引いた」といった手厳しい意見が見られます 。
もちろん、ポーターには上質な革財布もたくさんありますが 、このマジックテープ財布の印象が強く残っている人も少なくありません。
みんなが持っていてかぶるから
タンカーシリーズをはじめ、ポーターのバッグは非常に人気が高いため、街中で持っている人を頻繁に見かけます 。
多くの人が持っているアイテムは、安心感がある一方で、個性がなく見えたり、制服のように感じられたりすることもあります。
ファッションで他の人とかぶりたくない、自分らしさを出したいと考えている人にとっては、この点が少し物足りなく感じるのかもしれません。
デザインが少し野暮ったく見えるから
ポーターのデザインは、ミリタリーやワークウェアから着想を得たものが多く、機能性を重視した無骨なスタイルが特徴です 。
そのため、一部のモデルに見られる大きなポケットやゴツゴツした金具のディテールが、人によっては「野暮ったい」「洗練されていない」と感じられることがあるようです 。
特に、シンプルでミニマルなファッションを好む人からは、少しゴテゴテしたデザインに見えてしまうのかもしれません 。
ポーターの評判・口コミ
実際にポーターを使っている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミをまとめました。
良い口コミ
- とにかく丈夫で長持ちする。10年、20年と現役で使える
- 日本製で職人さんが作っているから作りが丁寧で安心感がある
- ポケットが多くて収納力が高く、荷物の整理がしやすい
- シンプルなデザインで流行に左右されず、どんな服装にも合わせやすい
- 使い込むほどに金具の塗装が剥げたり生地が馴染んだりして味が出る
悪い口コミ
- マジックテープの財布は、大人が使うには少し子供っぽくて恥ずかしい
- 学生が持つブランドというイメージがまだある
- 人気がありすぎて、他の人とかぶりやすい
- デザインによっては、おじさんっぽく見えてしまうことがある
- ファスナーが少し硬くて開け閉めしにくいと感じることがある
ポーターがおすすめな人
ポーターのバッグや小物は、次のような人に特におすすめです。
良いものを長く大切に使いたい人
ポーターの製品は「一針入魂」の精神で、日本の職人によって丁寧に作られています 。
防弾チョッキにも使われるような丈夫な素材を使ったり 、負荷がかかる部分を補強したりと、長く使える工夫が随所に施されています 。
流行り廃りのないデザインも多いため、一つのものを長く愛用したい人には最適です 。
機能性や実用性を重視する人
ポーターのバッグは、見た目のおしゃれさだけでなく、使いやすさも徹底的に考えられています。
多くのモデルでポケットが豊富に用意されており、荷物を整理して収納しやすいのが特徴です 。
また、軽量な素材を使っていたり 、撥水加工が施されていたりと 、日常で気兼ねなく使える実用性の高さも魅力です。
シンプルで飽きのこないデザインが好きな人
ポーターのデザインは、基本的にシンプルで無駄がありません 。
そのため、どんなファッションにも合わせやすく、年齢や性別を問わずに使えます 。
ブランドロゴもさりげないものが多く、ブランドを主張しすぎるのが苦手な人にもぴったりです。
ポーターがおすすめできない人
一方で、次のような人にはポーターはあまり向いていないかもしれません。
ファッションで個性を出したい人
ポーターは非常に人気が高く、多くの人が愛用しているブランドです 。
そのため、他の人とは絶対にファッションがかぶりたくない、という強いこだわりがある人には物足りなく感じる可能性があります。
定番ブランドならではの安心感よりも、希少性や独自性を重視する人には、他のブランドの方が合っているかもしれません。
子供っぽいイメージを避けたい大人
マジックテープ式の財布など、一部のアイテムにはどうしても「学生向け」というイメージがつきまといます 。
大人がポーターを選ぶ際は、レザー素材の財布や、落ち着いたデザインのビジネスバッグなど、年相応のアイテムを意識して選ぶと良いでしょう 。
フォーマルな場面で使いたい人
ポーターのバッグはカジュアルなデザインのものが中心です 。
就職活動やフォーマルなビジネスシーンでは、自立しにくいナイロン製のバッグは不向きな場合があります 。
冠婚葬祭などの場面では、よりフォーマルなブランドのバッグを選ぶのが無難です。
ポーターのおすすめポイント
ポーターが長年にわたって愛され続ける理由、その魅力を3つのポイントにまとめました。
「一針入魂」から生まれる圧倒的な品質
ポーターの製品は、すべて日本の職人の手によって作られています 。
創業以来変わらない「一針入魂」の精神で、細部まで丁寧に仕上げられており、その品質の高さは折り紙付きです 。
修理などのアフターサービスも充実しており、安心して長く使い続けることができます 。
使い込むほどに味が出る「経年変化」
ポーターの魅力の一つに、経年変化を楽しめる点があります 。
タンカーシリーズの金具は、あえて塗装が剥がれやすいように作られており、使い込むことでヴィンテージのような風合いが出てきます 。
レザー製品はもちろん、一部のナイロンやキャンバス生地のアイテムも、使うほどに色が変化したり、生地が柔らかく体に馴染んだりしていきます 。
時代に合わせて進化する多様なシリーズ展開
ポーターは定番のタンカーシリーズだけでなく、常に新しいシリーズを発表し続けています 。
防弾チョッキにも使われる素材を使ったタフな「ヒート」 、上品な革小物が揃う「カレント」 、女性向けの「ポーターガール」 など、そのバリエーションは非常に豊かです。
自分のライフスタイルや好みに合わせて、最適なアイテムを見つけられるのも大きな魅力です。
ポーターのおすすめアイテム
数あるポーターのアイテムの中から、特におすすめのものを3つ紹介します。
タンカーシリーズ
ポーターの代名詞ともいえるシリーズです 。アメリカ空軍のフライトジャケットMA-1をモチーフにした3層構造のオリジナル生地は、軽くて柔らかく、独特の光沢感があります 。ショルダーバッグやリュック、財布まで幅広いラインナップが揃っており、最初に持つポーターとしてもおすすめです 。
ヒートシリーズ
耐久性を重視するならヒートシリーズがおすすめです 。耐熱・耐摩擦・引裂強度に優れたバリスターナイロンをメイン素材に使用しており、非常にタフな作りが特徴です 。黒一色で統一された武骨なデザインは、男性を中心に人気を集めています 。
カレントシリーズ
大人が持つなら、上品な革小物が揃うカレントシリーズがぴったりです 。牛革の表面に波のような型押しを施したデザインは、落ち着いた雰囲気で高級感があります 。財布や名刺入れなど、ビジネスシーンでも活躍するアイテムが豊富です 。
まとめ
ポーターがダサいと言われる理由は、過去の大流行による「おじさん」や「学生」といった特定のイメージが原因であることが多いようです。
しかし、その品質の高さと機能性、そして時代を超えて愛されるシンプルなデザインは、多くの人にとって非常に魅力的です。
ポーターにはタンカー以外にも数多くのシリーズがあり、レザーを使った大人向けのアイテムや、女性向けのラインも充実しています。
世間のイメージに惑わされず、自分のスタイルに合ったアイテムを選べば、ポーターはきっと長く付き合える最高の相棒になってくれるでしょう。



