ハワイ生まれのサーフブランドとして、かつて日本中で大流行したPIKO。ロゴが大きくプリントされたTシャツや、ゆったりとしたシルエットのカジュアルウェアは、当時の若者たちの象徴でした。しかし、現在では一部で、PIKOはダサいという声も聞かれます。
そこで本記事では、PIKOがダサいと言われる理由と、逆に今おすすめできる人、できない人を解説します。「懐かしいけど、今着るのはアリなの?」「安っぽく見られないか心配」と不安な人はぜひ参考にしてください。
PIKOとは?
PIKOは1994年にハワイで誕生したサーフブランドです。ブランドの象徴である螺旋状のロゴマークや、ハイビスカスなどの南国モチーフ、そして鮮やかな原色使いが特徴です。
日本では1990年代後半から2000年代初頭にかけて爆発的なブームを巻き起こしました。当時はサーファーだけでなく、小学生から大人まで幅広い層が着用し、まさに国民的な人気ブランドといえる存在でした。最近では、平成レトロやY2Kファッションの流行に伴い、Z世代の間で再注目される動きも出てきています。
PIKOがダサいと言われている理由
かつてあれほど人気だったPIKOが、なぜ今ダサいと言われてしまうのでしょうか。SNSやネット上の声をリサーチすると、単なるデザインの好みだけではない、このブランド特有の理由が見えてきました。
平成の小学生男子というイメージが強すぎる
PIKOがダサいと言われる最大の理由は、特定の年代における強烈な記憶です。特に現在の20代後半から30代の人たちにとって、PIKOは「小学生の頃に男子がみんな着ていた服」という印象が非常に強く残っています。
当時、修学旅行に行けばクラスの男子の多くがPIKOのTシャツを着ていた、という経験を持つ人も多いでしょう。そのため、大人になった今PIKOを見ると、ファッションアイテムというよりも「子供っぽい服」「昔の子供服」というレッテルが先に浮かんでしまうのです。この「思い出補正」が、逆におしゃれとして受け入れる際の大きな壁になっています。
量販店で安売りされていた過去の記憶
ブランドの価値を左右するのは、どこで売られているかという場所のイメージも重要です。PIKOはブームが落ち着いた後、長期間にわたって地方のショッピングセンターやディスカウントストア、いわゆる量販店の衣料品コーナーで販売されていました。
ワゴンセールで山積みになっていたり、手頃な価格で売られていたりする光景を見てきた人にとっては、「PIKO=安っぽい」「誰でも着ている量産型の服」というイメージが定着してしまいました。ファッションにおいて「希少性」は重要ですが、どこでも安く買えるという認識が、ブランドの特別感を薄め、ダサいという評価に繋がってしまっているようです。
現代のトレンドと逆行する派手なデザイン
近年のファッションの主流は、シンプルで無駄のないデザインや、落ち着いた色味のアースカラーなどです。一方でPIKOのTシャツは、背中に大きくロゴが入っていたり、原色を使った派手なグラデーションだったりと、主張が激しいデザインが多く見られます。
「洗練されたシンプルさ」を好む現代の感覚からすると、PIKOのデザインは「ガチャガチャしていてうるさい」「野暮ったい」と感じられることがあります。特に、ロゴの主張が強すぎるアイテムは、コーディネートの中で浮いてしまいやすく、着こなしが難しいという点も、ダサいと言われる一因です。
PIKOの評判・口コミ
実際にPIKOに対する世間の評判はどうなのでしょうか。SNSや掲示板にある生の声を整理しました。懐かしむ声がある一方で、やはり厳しい意見も見られます。
良い口コミ
- 昔流行ったデザインが今見ると逆に新鮮で可愛い
- 海やプールに行くときに着るとテンションが上がる
- 生地がしっかりしていて部屋着として優秀
- ゆったりしたサイズ感なので体型カバーができる
- 最近のコラボアイテムはおしゃれで普段使いできる
悪い口コミ
- 小学生の頃に着ていた記憶が蘇って恥ずかしい
- ドン・キホーテやしまむらで売っている安物のイメージが抜けない
- ロゴが大きすぎて街中で着るには勇気がいる
- デートに彼氏が着てきたら正直引いてしまう
- 時代が止まっている感じがして野暮ったく見える
PIKOがおすすめな人
ダサいという意見もありますが、ファッションは自由であり、PIKOにはPIKOならではの魅力があります。以下のような人には、PIKOは特におすすめできるブランドです。
Y2Kファッションやレトロ古着が好きな人
今、Z世代を中心に、2000年代のファッションを再解釈する「Y2Kブーム」が起きています。当時の空気感をリアルに持っているPIKOは、このトレンドにぴったりのアイテムです。
古着MIXスタイルや、あえて当時の「いなたい」感じを出したい人にとって、PIKOのロゴTシャツは最強のアクセントになります。当時の文脈を知らない若い世代にとっては、ダサいという先入観がなく、純粋にポップで可愛いグラフィックとして映ることも多いようです。
サーフィンや海水浴などアクティブなシーンで着る人
PIKOはもともとサーフブランドです。そのため、海や川、プールといった水辺のレジャーシーンとの相性は抜群です。
街中では派手に感じる原色のTシャツも、太陽が降り注ぐビーチでは非常によく映えます。機能的にも動きやすいものが多く、汚れても気にならないタフさがあるので、夏のアウトドアを思いっきり楽しみたい人には頼れる相棒になります。
周りの目を気にせず自分の好きを貫ける人
結局のところ、ファッションで一番大切なのは自分が着ていて楽しいかどうかです。PIKOのポップなデザインやロゴが好きなら、周りの評価を気にする必要はありません。
「ダサい」というのはあくまで他人の主観です。自分のスタイルを持っていて、それを堂々と着こなせる人であれば、PIKOをあえてハズしアイテムとして取り入れることで、個性的なおしゃれを楽しむことができます。
PIKOがおすすめできない人
一方で、以下のようなタイプの人には、PIKOのアイテムはあまりおすすめできません。購入してしまってから後悔しないよう、チェックしておきましょう。
トレンドに敏感で「今っぽさ」を重視する人
流行の最先端を追いかけたい人や、洗練された都会的なファッションを好む人には、PIKOはミスマッチです。今のトレンドであるミニマルなデザインや、シックな雰囲気とは対極にあるため、手持ちの服と合わせにくく、コーディネートに苦戦する可能性があります。
また、周囲から「おしゃれだね」と褒められたいという承認欲求が強い場合も、賛否が分かれるPIKOは避けたほうが無難です。「なんで今それ着てるの?」といじられるリスクを許容できないなら、手を出さないのが賢明です。
異性ウケやデート服を探している人
特に婚活中や、付き合い始めのデート服としてPIKOを選ぶのは避けたほうがよいでしょう。口コミでも見られたように、異性からの評価、特に女性から男性への評価において、PIKOは「子供っぽい」「センスがない」と厳しくジャッジされる傾向があります。
もちろん相手が同じ趣味を持っていれば話は別ですが、一般的には清潔感やシンプルさが求められるデートシーンにおいて、主張の激しいサーフブランドはリスクが高すぎます。
安っぽく見られるのが絶対に嫌な人
PIKOは実際にリーズナブルな価格帯のものも多く、量販店での取り扱いも多いブランドです。そのため、ハイブランドのような高級感やステータス性を求める人には全く向きません。
「いい服着てるね」と言われたい人や、素材の上質感にこだわりたい人にとっては、満足度が低い可能性があります。あくまでカジュアルに、ラフに着倒すブランドであると割り切れない人にはおすすめできません。
PIKOのおすすめポイント
ここまで厳しい意見も紹介してきましたが、それでもPIKOが長く愛され、話題になり続けるのには理由があります。このブランドならではのおすすめポイントを紹介します。
一周回って新しい「エモさ」がある
かつて一世を風靡したブランドだからこそ出せる、独特の「エモさ」があります。ロゴを見ただけで「懐かしい!」と会話が弾んだり、当時の思い出話に花が咲いたりと、コミュニケーションのきっかけになることもあります。
最近では、あえてその懐かしさを楽しむ「ネタ」としての消費だけでなく、ファッション感度の高い層が「ハズし」として取り入れるケースも増えています。この独特の存在感は、他の無難なブランドにはないPIKOだけの強みです。
現代風にアップデートされたコラボアイテム
実は最近のPIKOは、昔のデザインそのままではありません。人気アパレルブランドやインフルエンサーとのコラボレーションを積極的に行っており、現代のシルエットに合わせてアップデートされたアイテムが登場しています[]。
例えば「PIKO KAILA」のような新ラインや、セレクトショップとの別注モデルなどは、ロゴの配置やサイズ感、ボディの形が今風に調整されています。これなら「昔の人」にならずに、トレンド感のある着こなしが可能です。
手に取りやすい価格と入手のしやすさ
PIKOの魅力の一つは、やはりその親しみやすさです。古着屋では数百円から見つかることもありますし、新品でも比較的手頃な価格で手に入ります。
気負わずに買える値段なので、部屋着やワンマイルウェアとして、あるいはイベント用の衣装としてなど、気軽に取り入れることができます。汚れても洗えばいい、というラフな感覚で付き合えるのは、日常着として大きなメリットです。
PIKOのおすすめアイテム
もしこれからPIKOを取り入れるなら、どんなアイテムを選べばいいのでしょうか。失敗しにくいおすすめのアイテムをピックアップしました。
控えめなワンポイントロゴTシャツ
「デカロゴ」はPIKOの代名詞ですが、ダサいと思われないためには、あえてロゴが小さめのものを選ぶのが正解です。胸元に小さく刺繍が入ったタイプや、裾にタグが付いているだけのシンプルなデザインなら、子供っぽさが消え、大人のサーフスタイルとして成立します。これならジーンズやチノパンと合わせても、すっきりとまとまります。
コラボレーションラインのトップス
先ほど紹介した「PIKO KAILA」や、アパレルブランドとのコラボ商品は狙い目です。これらは最初から「今着ること」を想定してデザインされているため、シルエットがオーバーサイズになっていたり、色使いが今風にくすませてあったりと、工夫が凝らされています。
「それどこの?」と聞かれたときに「実はPIKOなんだ」と答えるギャップも楽しめます。おしゃれに着こなしたいなら、量販店のワゴンではなく、セレクトショップや公式通販のコラボアイテムをチェックしましょう。
古着のプリントスウェット
あえて「ダサさ」を楽しむなら、古着屋で90年代当時のスウェットやパーカーを探すのもおすすめです。新品のピカピカした状態よりも、着古して色が褪せた質感のほうが、古着MIXコーデとしての説得力が出ます。
ボトムスには今っぽいワイドパンツやスラックスを合わせて、全体バランスを整えるのがポイントです。全身を古着で固めすぎるとコスプレになってしまうので、足元や小物は綺麗なアイテムを使うなど、バランス感覚が試される上級者向けアイテムです。
まとめ
PIKOのTシャツがダサいと言われる理由は、主に「小学生時代の記憶」や「量販店での安売りイメージ」、そして「現代のトレンドとの乖離」にあります。しかし、それは裏を返せば、圧倒的な知名度と、時代を象徴するパワーを持っているということでもあります。
Y2Kファッションとして楽しみたい人や、海などのレジャーで着たい人にとっては、今でも十分に魅力的な選択肢です。大切なのは、周りの声を気にしすぎず、TPOに合わせて楽しむ心です。もしPIKOを取り入れるなら、今の自分のスタイルに合うデザインやサイズ感をうまく選んで、あなたらしい着こなしを楽しんでください。
