トレンドとベーシックを組み合わせたカジュアルウェアで人気のPAGEBOY(ページボーイ)。
個性的で日常にも取り入れやすいデザインが魅力ですが、一部ではダサいというイメージもあるようです。
そこで本記事では、PAGEBOYがダサいと言われる理由と、どんな人におすすめできるのか、またはできないのかを評判とともに解説します。
PAGEBOYの服が欲しいけど、周りからセンスがないと思われたらどうしよう?と不安な人は、ぜひ参考にしてください。
PAGEBOYとは?
PAGEBOYは、株式会社アダストリアが展開するファッションブランドです。
特別なレギュラーブランドというコンセプトを掲げ、トレンドと定番アイテムをバランス良く組み合わせた、ハイカジュアルなスタイルを提案しています 。
公式のターゲット層は20代の女性で、比較的手に取りやすい価格帯のアイテムが多く、主にファッションビルやショッピングセンターにお店を構えています 。
可愛らしさとクールさを両立させた、女性らしいカジュアルスタイルが中心です。
さらに、もう一つのラインとして、ユニセックスで展開するPAGEBOYLIM(ページボーイリム)も存在します 。
こちらは年齢や性別を超えて、自由にファッションを楽しめるブランドをコンセプトにしており、Z世代を意識したジェンダーレスなスタイルが特徴です 。
人気クリエイターとのコラボも積極的に行っており、よりファッション感度の高い層に向けたアイテムも展開しています 。
このように、PAGEBOYは女性向けのメインラインと、ユニセックスなPAGEBOYLIMという二つの側面を持っています。
この多様性が幅広い層に支持される一方で、ブランド全体のイメージが掴みにくく、人によって評価が分かれる要因の一つになっているのかもしれません。
PAGEBOYがダサいと言われている理由
なぜ一部でPAGEBOYは、ダサい、あるいは野暮ったいというイメージを持たれてしまうのでしょうか。
その背景には、ブランド特有のいくつかの理由があるようです。
若者向け・学生ブランドのイメージが強いから
PAGEBOYの公式ターゲットは20代女性ですが、世間一般のイメージでは、10代から大学生向けのブランドという認識が強いようです 。
口コミサイトでは、学生向けかな、という感じがします、といった意見や、学校で他の人とかぶってしまう、という声も見られ、特に中高生や大学生からの支持が厚いことがわかります 。
この学生ブランドというイメージが、20代後半以降の大人世代には若すぎる印象を与えてしまうようです。
デザインは好きでも、年相応ではないかもしれないという不安から、ダサいと感じてしまうのかもしれません。
価格の割に品質が低いという声があるから
手頃な価格でトレンドアイテムが手に入るのがPAGEBOYの魅力ですが、その一方で、価格の割に品質が低いという厳しい意見も目立ちます。
この品質への不満は、見た目の安っぽさに直結するため、ダサいという印象を強める原因になっているようです。
具体的には、ボタンがすぐに取れたり、コートのスナップが甘くて外れやすかったり、一度の洗濯で糸がほつれたり、といった縫製に関する不満の声が見られます 。
また、生地に関しても、他の同価格帯ブランドに比べてペラペラ、すぐにシワになってだらしなく見える、といった声があり、素材感に疑問を持つユーザーもいるようです 。
デザインが良くても、作りが甘いと全体的にチープで野暮ったい印象を与えかねません。
個性的すぎるデザインが合わせにくいことがあるから
PAGEBOYの魅力は、ベーシックな中に少しひねりを加えた個性的なデザインです。
しかし、その個性が強すぎると、かえってコーディネートが難しくなり、手持ちの服と合わないと感じる人もいるようです 。
例えば、アシンメトリーなフリルやキャラクターとのコラボアイテム、特徴的なシルエットの服などは、単体で見ると可愛くても、手持ちの服に合わせるには少し工夫が必要な場合があります 。
うまく着こなせないと、服だけが浮いてしまい、センスがない印象を与えてしまう可能性もあります。
また、流行を強く意識したアイテムは、そのシーズンはおしゃれに見えても、翌年には時代遅れに見えてしまうリスクもあります。
定番として長く着られる服を求める人にとっては、PAGEBOYのトレンド性の高い一部のアイテムが、結果的にダサいと感じられる要因になることがあるのです。
PAGEBOYの評判・口コミ
SNSやレビューサイトから集めた、PAGEBOYに関するリアルな評判や口コミを紹介します。
良い口コミ
- デザインが甘すぎず、かっこいい要素もあって絶妙なバランス
- トレンドのアイテムが手頃な価格で手に入るので挑戦しやすい
- カジュアルだけど品があり、着回しやすい服が多い
- ユニクロなどでは物足りないと感じる人にちょうどいい、少し個性的なデザインが魅力
- 落ち着いた色合いのアイテムも多く、大人可愛いスタイルが作れる
- 店員さんがあまり干渉してこないので、自分のペースでゆっくり買い物できる
- フリルやステッチなど、ディテールにこだわったアイテムが可愛いと褒められる
悪い口コミ
- 価格の割に生地が薄かったり、縫製が雑だったりして品質が低いと感じる
- ボタンがすぐに取れたり、一度の洗濯で糸がほつれたりしたことがある
- 学生向けのイメージが強く、30代になると着るのが少し恥ずかしく感じる
- デザインは可愛いが、すぐにシワになる素材の服が多くて安っぽく見える
- コートのスナップが甘くてすぐ外れるなど、作りの甘さが目立つことがある
- 人気がある分、学校や街で他の人とかぶってしまうことがある
- デザインが個性的すぎて、手持ちの服と合わせにくいアイテムがある
PAGEBOYがおすすめな人
PAGEBOYはどんな人におすすめなのでしょうか。3つのポイントにわけてみました。
トレンドを手頃な価格で楽しみたい10代〜20代前半の人
毎シーズンの流行をいち早く取り入れたい、ファッションに敏感な10代から20代前半の人にとって、PAGEBOYは最適なブランドの一つです。
高価なブランドでは手が出しにくいトレンドアイテムも、PAGEBOYなら挑戦しやすい価格で手に入ります。
品質よりも今のトレンド感を優先し、ファッションを色々試してみたい人には心強い味方となるでしょう。
甘すぎず、少しエッジの効いたカジュアルスタイルが好きな人
可愛いだけの服は物足りないけれど、メンズライクすぎるのも違う、と感じる人にPAGEBOYの甘辛ミックスなデザインはぴったりです。
フェミニンなシルエットにクールなディテールを加えるなど、その絶妙なバランス感覚が魅力です 。
他のブランドにはない、少しだけ個性的なカジュアルスタイルを求めている人におすすめです。
ユニセックスなアイテムも探している人
ジェンダーレスなファッションに興味がある人には、ユニセックスラインのPAGEBOYLIMが特におすすめです 。
メインラインとは少し違う、クールでモードなデザインが多く、オーバーサイズのトップスやスタイリッシュなパンツなど、性別を問わずに楽しめるアイテムが揃っています。
パートナーと服をシェアしたり、メンズライクな着こなしを楽しみたい女性にも新たな選択肢をくれます。
PAGEBOYがおすすめできない人
どんなブランドでも、合わないと思う人は一定数存在します。PAGEBOYをおすすめできない人は以下のような人です。
品質を重視し、長く着られる服を求める人
一つの服を大切に、何年も着続けたいと考えている人にとって、PAGEBOYの品質は物足りなく感じられるかもしれません。
口コミでも指摘されているように、縫製の甘さや耐久性の低さは、長く着ることを考えるとデメリットになります 。
デザインよりもまず、素材の良さや丁寧な作りを優先する人には、おすすめできません。
30代以上で、年相応の落ち着いたファッションをしたい人
ファッションに年齢は関係ありませんが、年相応の落ち着きや上品さを重視する30代以上の人にとっては、PAGEBOYの若者向けというイメージが少し気になるかもしれません 。
もちろんアイテム選びによっては大人っぽく着こなすことも可能ですが、ブランド全体の雰囲気を考えると、より自分のライフステージに合ったブランドを選んだ方が、理想のスタイルを築きやすいでしょう。
オフィスなど、フォーマルな場面で着る服を探している人
PAGEBOYのアイテムは、そのほとんどがカジュアルなシーン向けにデザインされています。
そのため、オフィスカジュアルや冠婚葬祭など、ある程度フォーマルさが求められる場面で着られる服はほとんどありません。
あくまで休日の普段着を探すブランドとして、仕事着などは他のブランドで探すのが良さそうです。
PAGEBOYのおすすめポイント
ここで、PAGEBOYの魅力を確認しておきましょう。
おすすめポイントは3つです。
トレンド感のあるデザインと豊富なアイテム展開
PAGEBOY最大の強みは、時代の空気を捉えたトレンド感のあるデザインです。
ジレやメッシュトップス、厚底スニーカーといったその時々の流行アイテムを、ブランドらしく商品化しています 。
常に新しいアイテムが入荷するため、お店を訪れるたびに新鮮な発見があり、ファッションの楽しさを感じさせてくれます。
挑戦しやすいリーズナブルな価格設定
品質面での指摘はありますが、手頃な価格設定はファッションの可能性を広げてくれる大きなメリットです。
普段は選ばないような大胆な色やデザインのアイテムも、この価格なら試してみようという気持ちになります。
PAGEBOYで気軽に新しいスタイルに挑戦することで、自分でも知らなかった新たな魅力を見つけられるかもしれません。
ジェンダーレスで楽しめる「PAGEBOYLIM」の存在
ユニセックスラインPAGEBOYLIMの存在は、ブランド全体の価値を高めています 。
メインラインが持つ若くてガーリーというイメージに対し、PAGEBOYLIMはクールで先進的という異なる魅力を提供します。
これにより、PAGEBOYは単なる若い女性向けのブランドに留まらず、より多様なファッション好きにアピールできるブランドへと進化しているのです。
PAGEBOYのおすすめアイテム
数あるアイテムの中から、特にPAGEBOYらしさが詰まったおすすめの3点を紹介します。
コーデの主役になる「ステッチフリルスカート」
フェミニンなフリルと、アクセントになる配色ステッチを組み合わせたこのスカートは、PAGEBOYの甘辛ミックスを象徴するアイテムです 。
アシンメトリーなデザインが動きを出し、シンプルなトップスに合わせるだけでコーディネートが華やかになります。
着ていると褒められるという声も多く、デザイン性の高さが伺えます 。
着回し力抜群の「レースカイキンシャツ」
繊細なレース素材を使った開襟シャツは、ブランドの人気ランキングで常に上位に入る定番アイテムです 。
一枚で着るのはもちろん、羽織りとしても使えるので、着回し力は抜群。
レースの透け感が程よい女性らしさとトレンド感を演出し、カジュアルなデニムからきれいめのスカートまで、幅広いボトムスと相性が良いのも魅力です。
大容量でデザイン性も高い「アウトポケットBAG」
PAGEBOYは洋服だけでなく、小物も人気があります。
特にこのアウトポケットBAGは、多くの人がお気に入りに登録するほどの大ヒットアイテムです 。
カーゴパンツのような多数のポケットが付いたデザインはトレンド感満載で、見た目以上の収納力も誇ります。
実用性とデザイン性を両立しており、コーディネートのアクセントとしても活躍します。
まとめ
PAGEBOYがダサいと言われる背景には、若者向けのブランドイメージや品質面での懸念、一部の個性的なデザインがあるようです。
これらの点は、特に品質や年齢相応のスタイルを重視する人にとっては、気になるポイントかもしれません。
しかしその一方で、トレンドを反映したデザインや挑戦しやすい価格設定、そしてユニセックスラインの存在といった、他にはない強い魅力もあります。
最終的にPAGEBOYがおしゃれかどうかは、その人の価値観やファッションに何を求めるかによります。
もし、服の寿命よりも今のトレンドを楽しむことを優先し、甘さとクールさが共存するデザインに惹かれるなら、PAGEBOYはとても魅力的な選択肢になるでしょう。
大切なのは、周りの評価に惑わされず、自分が本当に着たいと思える服を自信を持って選ぶことです。