90年代のストリートシーンを席巻したブランド、ノーティカ。近年、再び注目を集めていますが、一部ではダサい、時代遅れといった声も聞かれます。
そこで本記事では、ノーティカがダサいと言われる理由と、逆におすすめできる人・できない人を評判や口コミを交えながら解説します。
「ノーティカの服が欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人はぜひ参考にしてください。
ノーティカとは?
ノーティカは、1983年にニューヨークで誕生したライフスタイルブランドです 。ブランド名はラテン語で「船」を意味し、その名の通りマリンルックをベースにした上品でクリーンなスタイルが特徴です 。
90年代には、その動きやすさやデザイン性からラッパーやスケーターなどストリートシーンで絶大な支持を集めました 。
しかし、2008年に一度日本市場から撤退 。その後、約12年間のブランクを経て、2020年に人気スタイリストの長谷川昭雄氏をクリエイティブディレクターに迎え、日本での展開を再開しました 。
このリブランディングにより、かつてのイメージとは異なる、現代的なシルエットやデザインのアイテムが人気を博しています。
ノーティカがダサいと言われている理由
一度は日本から姿を消したノーティカですが、なぜ今、ダサいというイメージを持つ人がいるのでしょうか。その理由をSNSなどの声から探ってみました。
90年代の古着のイメージが強いから
ノーティカがダサいと言われる一番の理由は、90年代の古着のイメージが強いからかもしれません。
2008年に日本から撤退して以降、国内でノーティカのアイテムを手に入れるには古着屋を巡るしかありませんでした 。そのため、30代以上の人にとっては「昔流行ったブランド」「古着屋で見るブランド」という印象が根強く残っています。
当時のアイテムは、鮮やかなマルチカラーやビッグシルエットが特徴で、今のトレンドとは少し違うため、野暮ったく感じてしまう人もいるようです 。
おじさん世代のブランドだと思われているから
ノーティカに対して、おじさん世代が着るブランドというイメージを持つ人も少なくありません。
落ち着いたデザインのポロシャツやチノパンは、一歩間違えると休日のお父さんのような雰囲気になりがちです。特に、体型に合わないサイズ感や、色褪せたアイテムを着ていると、どうしても古臭い印象を与えてしまいます。
40代以上のファッションでは、大きすぎるロゴやカジュアルすぎるアイテムの多用は避けるべき、という風潮もあり 、かつてのノーティカのスタイルがそれに当てはまってしまうことが、ダサいイメージにつながっているようです。
ロゴのデザインが目立ちすぎるから
ノーティカのアイテムには、ヨットの帆をモチーフにしたロゴが大きく配置されているものが多くあります 。
このロゴが、一部の人からは「主張が強すぎてダサい」「安っぽく見える」といったネガティブな評価を受けているようです 。
最近のファッションでは、大きなロゴは敬遠される傾向にあるため 、ノーティカのクラシックなロゴデザインが、かえって時代遅れに見えてしまうのかもしれません。
ノーティカの評判・口コミ
実際にノーティカのアイテムを購入した人は、どのように感じているのでしょうか。SNSや通販サイトから良い口コミと悪い口コミを集めてみました。
良い口コミ
- とても着心地がよく、どんなときでも着られて最高です!
- デザインも良く生地もしっかりしていて思っていた通りの商品でとても気に入りました 。
- オーバーサイズで想像以上!裏起毛でないので、着やすいです 。
- 2万円台で独特なシルエットのアイテムが買えるのは、なかなかいい 。
- アメリカ製ならではの中厚で頑丈な生地感が最高!
悪い口コミ
- ディスカウントストアで売られているポロシャツのようで安っぽいイメージがある 。
- サイズ感がかなり大きめなので注意が必要 。
- ロゴがドーンと入ったスウェットを着ている人のイメージが強い 。
- 香水はやや流行遅れな印象 。
- 細かいキズがあり、気になりますがコストパフォーマンスからすれば問題ないかと 。
ノーティカがおすすめな人
ダサいという意見もありますが、今のノーティカは多くの人から支持されています。特に、以下のような人にはおすすめです。
90年代ファッションやストリートスタイルが好きな人
90年代のリバイバルがトレンドになっている今、当時の雰囲気を色濃く残すノーティカはぴったりのブランドです。
特に、リブランディング後のアイテムは、当時のストリート感を残しつつ、現代風のオーバーサイズにアップデートされています 。ゆったりとしたシルエットのスウェットやナイロンジャケットは、ストリートスタイルとの相性も抜群です 。
トレンド感のあるオーバーサイズを楽しみたい人
現在のノーティカの最大の特徴は、計算され尽くしたオーバーサイズのシルエットです 。
人気スタイリストの長谷川昭雄氏が監修しており、ただ大きいだけでなく、着た時にきれいに見えるようにデザインされています 。Tシャツ1枚でも様になるので、トレンド感のある着こなしを手軽に楽しみたい人におすすめです。
コスパ良くおしゃれな普段着を探している人
現在のノーティカは、デザイン性や品質が高いにもかかわらず、比較的手頃な価格設定が魅力です 。
Tシャツやスウェットなど、日常で活躍するベーシックなアイテムが多く、丈夫な生地を使っているため長く愛用できます 。おしゃれで長持ちする普段着を、コスパ良く手に入れたい人に最適です。
ノーティカがおすすめできない人
一方で、ノーティカのスタイルが合わない人もいます。購入してから後悔しないよう、おすすめできない人の特徴も確認しておきましょう。
きれいめ・ジャストサイズのファッションを好む人
ノーティカのアイテムは、オーバーサイズが基本です 。そのため、普段からジャストサイズできれいめな服装を好む人には、少しだらしなく見えてしまうかもしれません。
特に、40代以上の方がビジネスシーンやフォーマルな場で着用するには、カジュアルすぎる印象が強いでしょう 。
人と服装がかぶるのが嫌な人
リブランディング後のノーティカは非常に人気が高く、街中で同じアイテムを着ている人を見かける機会も増えました。
特に人気のアーチロゴのスウェットなどは、多くの人が着用しています 。他の人とファッションがかぶりたくない、個性を重視したいという人には、あまり向いていないかもしれません。
主張の強いロゴデザインが苦手な人
ノーティカのアイテムには、ブランドロゴが大きくデザインされたものが少なくありません。
シンプルな無地の服を好む人や、ロゴの主張が強いデザインが苦手な人にとっては、少し合わせにくいと感じる可能性があります 。購入前には、ロゴの大きさや配置をしっかり確認することをおすすめします。
ノーティカのおすすめポイント
今のノーティカには、かつてのイメージを覆す魅力がたくさんあります。特におすすめしたいポイントを3つ紹介します。
長谷川昭雄氏監修の洗練されたデザイン
2020年のリブランディングから、雑誌POPEYEなどで活躍した人気スタイリストの長谷川昭雄氏がデザインを監修しています 。
90年代の雰囲気は残しつつも、シルエットや色使いは現代的にアップデートされており、古臭さは全く感じさせません 。誰が着てもおしゃれに見える、計算されたデザインが最大の魅力です。
高品質でタフな素材感
Tシャツはインナーが透けないヘビーウェイト生地 、アウターは撥水加工が施されていたり、丈夫な素材が使われていたりと 、品質の高さもおすすめのポイントです。
洗濯してもへたりにくく 、ガシガシ使えるタフさは、日常使いにぴったりです。
手に取りやすい価格設定
デザインや品質にこだわりながらも、価格は比較的手頃に抑えられています 。
例えば、人気のパックTシャツは2枚組で展開されており、コストパフォーマンスは抜群です。トレンド感のあるアイテムを、気軽に試せるのは嬉しいポイントです。
ノーティカのおすすめアイテム
アーチロゴ スウェットフーディ
現在のノーティカを象徴するアイテムの一つです 。胸元に大きく配置されたアーチロゴが特徴で、一枚でコーディネートの主役になります。
計算されたオーバーサイズのシルエットで、着るだけでトレンド感のあるスタイルが完成します。
ヘビーウェイト パックTシャツ
シンプルながらもこだわりが詰まった定番アイテムです 。非常に肉厚な生地を使用しているため、一枚で着ても透ける心配がありません 。
首元は伸びにくいバインダーネック仕様で、長く愛用できるのも魅力です 。
セーリングジャケット
ブランドのルーツであるマリンスタイルを感じさせるセーリングジャケットも人気です 。
90年代を彷彿とさせるカラーリングやデザインが特徴で、古着好きやアメカジ好きにはたまらない一着。ゆったりとしたジーンズと合わせるだけで、雰囲気のあるコーディネートが作れます。
まとめ
ノーティカがダサいと言われるのは、主に2008年に日本を撤退する前の、古着のイメージが原因のようです。
2020年にリブランディングされた現在のノーティカは、人気スタイリストが監修する、現代的でおしゃれなブランドへと生まれ変わっています。
90年代のストリート感が好きな人や、質の良い普段着をコスパ良く手に入れたい人には非常におすすめのブランドです。この記事を参考に、ぜひ今のノーティカをチェックしてみてください。
