春が近づくとお店にはきれいなピンクのシャツが並びます。ファッション誌では爽やかで季節感があるアイテムとして紹介されることが多いですよね。
でも、ネットで検索しようとすると、検索候補にダサいとか、気持ち悪いといったネガティブな言葉が出てきて不安になったことはありませんか。
実際に、流行っているからと買ってみたものの、鏡を見たらなんだか野暮ったく見えたり、パートナーから似合わないと言われたりした経験がある男性もいるようです。
メンズのピンクシャツは、着こなしを一歩間違えると清潔感を損なってしまう難しいアイテムなのは事実です。でも、うまく取り入れれば周りと差がつくおしゃれなアイテムでもあります。
この記事では、なぜメンズのピンクシャツがこれほどまでにダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSなどの生の声をもとに調べました。ピンクシャツを着てみたいけど失敗したくないという人は、ぜひ参考にしてください。
メンズのピンクシャツとは?
メンズファッションにおけるピンクシャツは、ボタンダウンシャツやポロシャツ、リネンシャツなどでよく見かける定番のトップスです。
海外のビジネスシーンでは、ピンクは親しみやすさや自信を表す色として普通に着られています。特にアメリカのトラッドなスタイルでは、紺のブレザーにピンクのシャツを合わせるのが王道とされています。
ただ、日本だと少し事情が違うようです。バブルの頃や、昔のホストなどのイメージが強く残っているせいか、独特な評価をされることがあります。
色にもいろいろあって、桜のような薄いピンクから、オレンジっぽいサーモンピンク、かなり派手なショッキングピンク、最近流行りのグレーがかったくすみピンクなどがあります。
どのピンクを選ぶか、どんな素材を選ぶかで、爽やかに見えるか、それとも下品に見えてしまうかが大きく変わってしまうアイテムです。
メンズのピンクシャツがダサいと言われている理由
リサーチしてみると、メンズのピンクシャツがダサいとか痛いと言われるのには、いくつかのはっきりした理由があることがわかりました。単なる好みの問題だけではないようです。
ひと昔前のホストやヤンキーのようなイメージがあるから
日本でピンクシャツというと、どうしても夜のお仕事の人や、少しやんちゃな人のイメージを持つ人が多いようです。
特に、光沢のあるツルツルした生地や、襟がすごく高いデザイン、体のラインがピチピチに出るようなシャツは、ひと昔前のお兄系ファッションを思い出させます。
胸元を大きく開けてアクセサリーを強調したりすると、時代遅れに見えたり、チャラチャラして見えたりしてしまいます。女性からすると、清潔感がなくて生理的に無理、と感じられてしまうこともあるようです。
肌の色と合っていないことが多いから
ピンクが似合わないと感じる一番の理由は、自分の肌の色と合っていないことかもしれません。
ピンクは肌の色によって似合う色味がかなり違います。日本人に多い黄色っぽい肌の人が、青みの強いピンクを着ると顔色が悪く見えたりします。
逆に色白の人が黄色っぽいピンクを着ると、肌がくすんで見えてしまうこともあります。服の色だけが浮いてしまって、なんだかセンスがない、野暮ったいと思われてしまう原因になります。
子供っぽいかおじさん臭いかの両極端になりやすいから
ピンクシャツは合わせ方次第で、年齢に合わない印象になりがちです。
例えば、ショートパンツに鮮やかなピンクのシャツを合わせると、まるで小学生のような子供っぽい格好になってしまうことがあります。
反対に、ピンクのポロシャツをベージュのチノパンにきっちり入れて着ると、今度は休日のゴルフウェアやお父さんの外出着のように見えてしまいます。今っぽいおしゃれな雰囲気とはかけ離れた、枯れた印象になってしまうんです。
無理して若作りしているように見えるから
SNSなどを見ていると、男性がピンクを着ること自体に違和感を持つ人もまだいるようです。男らしくありたいのに、あえて可愛らしい色を着ているのが空回りしているように見えるのかもしれません。
普段のキャラが硬派な人が急にピンクを着ると、モテようと必死になっているとか、若作りしようとしているという風に見られてしまい、それが痛々しさにつながることがあります。
安っぽい素材だと不潔に見えるから
ピンクなどの薄い色は、生地の質感がはっきりと出ます。ペラペラの薄い生地だと、どうしても安っぽく見えてしまいます。
また、汗染みやシワが目立ちやすい色でもあります。夏場に脇汗が滲んでいたり、シワだらけだったりすると、不潔な印象を一発で与えてしまいます。清潔感が大事なメンズファッションにおいて、不潔に見えるのは致命的です。
特に薄手の生地でインナーが透けていたりすると、ダサいと判断されてしまう大きな原因になります。
メンズのピンクシャツの評判・口コミ
実際にピンクシャツを着ている人や、それを見ている周りの人はどう思っているのでしょうか。SNSや通販サイトなどのリアルな声を集めてみました。
良い口コミ
- 春先に薄いピンクのシャツを着ると、顔周りが明るくなって優しそうと言われることが多いです
- 紺色のジャケットやデニムと合わせた時の色がきれいで、大人のおしゃれを楽しめます
- くすんだピンクなら派手すぎないので、白シャツやグレーシャツと同じ感覚で意外と使いやすいです
- しっかりした生地のシャツなら安っぽく見えないし、仕事着でもおしゃれな人だと褒められました
- 男性がさらっとピンクを着ていると、大人の余裕や自信がある感じで素敵だと思います
悪い口コミ
- サイズがピチピチで胸元を開けているピンクシャツの人は、ナルシストっぽくてちょっと引いてしまいます
- おじさんが鮮やかなピンクを着ていると、無理して若作りしているようで見ていて痛々しいです
- 汗染みが目立つので、夏場に脇汗が見えていると清潔感がなくて不潔に見えます
- 肌の色と合っていないピンクを着ている人が多くて、顔色が悪く見えたり服だけ浮いて見えたりします
- 半端な丈のパンツにピンクシャツを合わせていると、昔の大学生みたいで時代遅れな感じがします
メンズのピンクシャツがおすすめな人
ピンクシャツは誰にでも似合うわけではありませんが、ハマる人にはとても強い武器になります。次のような人にはおすすめです。
清潔感に気を使っている人
ピンクは甘い印象の色なので、それを引き締めるための清潔感が絶対に必要です。髪型を整えたり、肌の手入れをしたりしている人が着ると、ピンクの持つ優しさや華やかさがプラスに働きます。
服のシワを嫌って、アイロンがけやクリーニングをまめにできる人は、ピンクシャツを上品に着こなせるはずです。
紺や黒などのベーシックなズボンが多い人
ピンクシャツは主役になるアイテムなので、他のアイテムは控えめにするのが正解です。
普段からネイビーのスラックスや黒のスキニー、濃い色のデニムなど、落ち着いた色のズボンを履いている人は、ピンクシャツを差し色としてうまく使えます。
特にネイビーとピンク、グレーとピンクの組み合わせは、お互いの色を引き立て合うので失敗が少ないです。
自分に似合う色がわかっている人
自分の肌の色がどんなタイプか知っている人は、自分にぴったりのピンクを選べます。
肌が黄色っぽいイエローベースの人は、サーモンピンクやコーラルピンクなどの黄みを含んだピンクが似合います。
肌が色白やピンクっぽいブルーベースの人は、桜色やローズピンクなどの青みを含んだピンクが似合います。
自分のタイプに合った色を選べる人は、顔色がよく見えて、若々しく健康的な印象を与えられます。
メンズのピンクシャツがおすすめできない人
逆に、次のようなタイプの人には、ピンクシャツはちょっとハードルが高いかもしれません。
服の手入れが面倒だと感じる人
先ほども触れましたが、ピンクや白などの薄い色は汚れやシワが目立ちます。襟元の黄ばみや袖の汚れ、全体のシワは清潔感を台無しにします。
アイロンがけは面倒くさい、適当に洗濯して着たいという人は、すぐにヨレヨレの薄汚れたシャツになってしまい、だらしない印象になりがちです。服のケアに時間をかけられない人には向いていません。
男らしいワイルドな格好が好きな人
ファッションに無骨さや強さを求める場合、ピンクシャツはその雰囲気と合わないことが多いです。
例えば、バイカースタイルや全身迷彩柄のミリタリースタイルにピンクを合わせるのはかなり高度なテクニックがいりますし、ちぐはぐな印象になりやすいです。
また、男がピンクなんて、という考えが少しでもあると、それが態度に出てしまって似合わなくなることもあります。
全身を安いアイテムだけで済ませたい人
全身を安価な服で揃えるとき、黒やネイビーなら高見えさせることもできますが、ピンクのような色は素材の良し悪しが出やすいです。
ペラペラの生地のピンクシャツに、安っぽい生地のパンツを合わせると、全体的にチープで子供っぽい印象になってしまいます。
ピンクシャツを着るなら、時計や靴、あるいはシャツ自体には少しお金をかけて、全体の品格を上げる工夫が必要です。
メンズのピンクシャツのおすすめポイント
ここまで注意点をお伝えしましたが、正しく着ればピンクシャツには良いところもたくさんあります。
親しみやすさと好感度が出せる
ピンクは相手に安心感を与える色だと言われています。ビジネスや初対面の場で、威圧感を与えずに話しかけやすい雰囲気を作ることができます。
顔が怖くて怖がられやすいという悩みがある人こそ、薄いピンクシャツを着ることで、ギャップが生まれて好印象になることがあります。
ノーネクタイのスタイルでも、白シャツより柔らかくて華やかな印象になります。
周りとおしゃれで差をつけられる
男性のシャツはどうしても白や水色、ストライプばかりになりがちです。その中で、あえてピンクを選んで綺麗に着こなしていると、それだけでおしゃれに気を使っている人に見えます。
特に春の桜の時期や夏のリゾートなど、季節に合わせて色を選べるのは、大人の余裕として評価されやすいです。
くすみカラーなら大人っぽく決まる
最近はニュアンスカラーやくすみカラーが流行っていて、男性でも抵抗なく着られる落ち着いたピンクが増えています。
ビビッドなピンクではなく、グレーやベージュが混ざったようなスモーキーピンクなら、モノトーンの服とも相性が良くて、派手さを抑えつつ今っぽい雰囲気が出せます。ピンクは派手というイメージを覆して、シックに着こなすことができます。
メンズのピンクシャツのおすすめアイテム
ダサいと言われないために、どんなアイテムを選べばいいのか具体的におすすめを紹介します。
薄いピンクのオックスフォードボタンダウンシャツ
これが一番の王道です。オックスフォードというざっくりした生地は、光沢がなくてマットな質感なので、ピンクの甘さを程よく抑えてくれます。
第一ボタンを開けて、中に白いTシャツを少し見せて、濃い色のデニムやグレーのスラックスと合わせる。これだけで清潔感のあるスタイルが完成します。
スモーキーピンクのリネンシャツ
夏場におすすめなのが麻素材のシャツです。麻特有のシワ感やシャリ感のおかげで、ピンク色がナチュラルで涼しげに見えます。色は鮮やかなものより、くすんだダスティピンクがいいでしょう。
長袖を無造作にまくり上げて、ショートパンツや白のパンツと合わせると、子供っぽくならずに大人のリゾート感が出せます。
ピンクのストライプが入ったバンドカラーシャツ
無地のピンクはハードルが高いと感じる人には、白地にピンクの細いストライプが入ったシャツがおすすめです。白の部分が多いのでピンクが主張しすぎず、遠目にはニュアンスのある白シャツに見えます。
襟のないバンドカラーを選ぶと、カッチリしすぎない抜け感が出ます。カーディガンやジャケットのインナーとして使えば、さりげないアクセントになります。
まとめ
メンズのピンクシャツがダサいのかどうかについて、いろいろな角度から見てきました。
結論としては、メンズのピンクシャツそのものがダサいわけではありません。ダサいと言われてしまうのは、アイテム自体ではなく、選び方や合わせ方が間違っているからです。
- 自分の肌の色に合ったピンクを選んでいない
- ホストっぽい着こなしや、子供っぽい合わせ方をしている
- シワや汚れがあって清潔感がない
これらが主な原因です。
失敗しないためには、自分の肌の色を知ること、安っぽい光沢のある素材を避けること、サイズ感を間違えないこと、そしてボトムスはネイビーやグレーなどの基本色で引き締めることが大切です。
これらを守れば、ピンクシャツはあなたの印象を柔らかくして、周りにおしゃれで親しみやすいというイメージを与えてくれるはずです。世間のダサいという声に惑わされず、正しい選び方で大人のピンクシャツコーデを楽しんでみてください。


