ダブルレースシステムやカラフルな三角チップで、かつて一世を風靡したKaepa。懐かしいと感じる人もいれば、量販店の靴売り場で見かけて気になっている人もいるでしょう。
ただ、ネット検索をするとダサいという言葉が出てきて、購入をためらってしまうことはありませんか。
この記事では、Kaepaがなぜ一部でダサいと言われてしまうのか、その理由を徹底的に掘り下げます。SNSや実際の利用者の声をリサーチした上で、おすすめできる人とできない人を正直に解説します。Kaepaを買おうか迷っているけど、周りの目が気になるという人はぜひ参考にしてください。
kaepaとは?
Kaepa(ケイパ)は、1975年にアメリカで誕生したスポーツシューズブランドです。創業者のトム・アダムスがテニスの試合中に靴紐が切れてしまい、応急処置として紐を別々に結んだことから、足の締め付けを自在に調整できるダブルレースシステムが生まれました。
日本では1990年代に大ブームとなり、靴紐につける三角のプラスチックチップ(デルタロゴ)を交換して自分好みにカスタマイズするのが流行しました。現在は伊藤忠商事がマスターライセンスを持ち、スニーカーだけでなく、ジャージやカジュアルウェアなど幅広いアイテムを日本国内で展開しています。
特にチアリーディングの世界ではトップブランドとして知られており、高い機能性を持つ専門シューズとしても定評があります。一方で、一般市場では手頃な価格帯のファミリー向けブランドとして親しまれています。
kaepaがダサいと言われている理由
Kaepaがダサい、野暮ったいと言われてしまうのには、いくつかの明確な理由があります。SNSの声や市場の状況を分析すると、単なるデザインの好き嫌いではなく、ブランドが置かれている環境やイメージが大きく影響していることがわかります。ここでは、Kaepa特有のネガティブな評価の背景を解説します。
量販店やワゴンセールの常連という安っぽいイメージ
最も大きな要因は、販売チャネルの問題です。現在のKaepaは、ショッピングモールに入っているようなスニーカー専門店やセレクトショップではなく、総合スーパーの衣料品売り場やディスカウントストア、ホームセンターなどで販売されていることがほとんどです。
食品や日用品の買い出しついでに目にする場所で、ワゴンに山積みにされて安売りされている光景が、ブランドの価値を下げてしまっています。ドン・キホーテなどで2,000円台で売られていることも珍しくなく、安くて便利な実用品という認識が強いため、おしゃれとして履くには抵抗があるという声が多く聞かれます。どこで買ったかバレると恥ずかしいと感じる心理が、ダサいという評価につながっています。
おじさんの休日着として定着してしまった
かつて90年代に青春を過ごした世代が、そのまま年齢を重ねて今も愛用しているケースが多く、おじさんが休日に履く靴というイメージが定着しています。
実際に口コミやレビューを見ても、購入者の中心は50代から70代です。楽だから、安いからという理由で選ばれており、ファッション感度の高い若者が積極的に選ぶブランドではなくなっています。ジャージの上下セットなどは、部屋着や近所のコンビニに行くときの格好として認識されており、街着としてのステータス性が低いのが現状です。若者から見ると、お父さんやおじいちゃんが履いている靴という印象が強く、時代遅れに映ってしまうのです。
デザインのアップデート不足と素材の質感
現在の店頭に並んでいるKaepaの商品の多くは、かつてのヒット商品のデザインを踏襲していますが、現代的なトレンドに合わせたアップデートが十分ではありません。
特に指摘されるのが素材の質感です。コストパフォーマンスを重視した結果、合成皮革や樹脂パーツが多用されており、それがプラスチックのような安っぽさを感じさせています。SNSなどでも、デザインが野暮ったい、古臭いという意見が見られます。ナイキやアディダスのような最新のハイテク素材や洗練されたシルエットと比較すると、どうしても見劣りしてしまい、センスがないと感じられてしまうのです。
kaepaの評判・口コミ
実際にKaepaを使用している人たちはどう感じているのでしょうか。ネット上の口コミやSNSでの声を独自にリサーチし、良い評判と悪い評判を整理しました。イメージだけで語られることの多いブランドですが、実際のユーザー満足度は意外な傾向を示しています。
良い口コミ
購入者の多くは、その実用性の高さに驚いています。特に価格と機能のバランスについては高評価が目立ちます。
- とにかく軽くて歩きやすいので、長時間履いても疲れないのが嬉しい
- 幅広で甲高の足でも痛くならず、日本人の足に合っていると感じる
- ドン・キホーテなどで2,000円から3,000円程度で買えるのでコスパが最高
- 仕事や作業用として履き潰すのにちょうどよく、気兼ねなく使える
- デザインが90年代っぽくて、逆にレトロで可愛いという見方もできる
悪い口コミ
一方で、品質面やデザイン、履き心地の癖については厳しい意見も見られます。
- 購入してすぐにソールが剥がれてしまったことがあり、耐久性に不安がある
- インソールのポコポコした突起が独特で、足触りが気持ち悪いと感じることがある
- 見た目が安っぽく、プラスチックのような素材感が恥ずかしい
- ロゴの主張が強すぎて、普段着に合わせると子供っぽく見えてしまう
- 雨の日にタイルなどの上で滑りやすいと感じる
kaepaがおすすめな人
ダサいという声がある一方で、Kaepaには熱烈な支持層も存在します。ブランドのイメージよりも実益を重視する人にとっては、これ以上ない選択肢となる場合があります。具体的にどのような人にマッチするのか解説します。
履き心地と軽さを何より重視する人
Kaepaの最大の特徴は、驚くほどの軽さです。多くのユーザーがレビューで言及しているように、履いていることを忘れるほどの軽量性は、足腰への負担を劇的に減らします。
加齢により重い靴が辛くなってきた人や、ウォーキングを日課にしている人には最適です。見栄えよりも、毎日の散歩や買い物を快適にこなしたいという実需派の人にとって、Kaepaは頼れる相棒となります。
幅広・甲高で合う靴がなかなか見つからない人
海外ブランドのスニーカーは細身に作られていることが多く、日本人の足には窮屈に感じることがあります。しかしKaepaは、日本市場向けに幅広の4E設計などを多く展開しています。
これまでデザイン重視の靴で足が痛くなってしまった経験がある人や、ゆったりとした履き心地を求めている人には強くおすすめできます。足指が自由に動かせる開放感は、一度味わうと手放せなくなる魅力があります。
90年代ファッションや古着スタイルを楽しみたい人
ファッションは巡るもので、近年はY2Kファッションや90年代リバイバルがブームです。その文脈において、Kaepaのレトロなロゴや配色は、逆に新鮮でクールなアイテムとして再評価されています。
古着屋で当時のビンテージKaepaを探している若者や、あえてメジャーブランドを外して個性を出したいファッション上級者にはおすすめです。ダサいと言われるギリギリのラインを攻める、ダサかっこいいスタイリングを楽しむことができます。
kaepaがおすすめできない人
逆に、購入して後悔してしまう可能性が高い人もいます。自分の求めているものが以下の点に当てはまる場合は、他のブランドを検討したほうがよいでしょう。
ブランドの知名度やステータスを気にする人
靴や服で他人から評価されたい、トレンドの最先端を行きたいと考えている人には向きません。残念ながら現在のKaepaには、履いているだけで羨ましがられるようなブランド力はありません。
合コンやデート、またはファッションにうるさい友人と会う場面で着用すると、量販店で買ったのかなと思われてしまうリスクがあります。ブランドロゴを見せることに喜びを感じるタイプの人には、満足度が低いでしょう。
細身でスタイリッシュなシルエットを好む人
Kaepaのシューズは快適性を重視しているため、全体的にボテッとした丸みを帯びたシルエットのものが多いです。シュッとした細身のヨーロピアンなデザインや、モード系のファッションを好む人には、足元だけ浮いて見えてしまいます。
スタイリング全体をシャープにまとめたい場合、Kaepaのボリューム感や野暮ったさは邪魔になることが多いです。洗練された都会的なデザインを求めるなら、他の選択肢を探すべきです。
激しいスポーツでの耐久性を求める人
チアリーディングなどの専門競技用モデルを除き、量販店で売られている低価格帯のモデルは、本格的なスポーツ用としては耐久性が心もとない場合があります。
部活動で毎日ハードに使ったり、長距離のランニングを行ったりする場合、ソールの摩耗やアッパーの破損が早く訪れる可能性があります。あくまで軽い運動や日常履き、軽作業用として割り切るのが賢明です。
kaepaのおすすめポイント
ネガティブな意見を覆すだけの魅力がKaepaにはあります。他のブランドにはない、Kaepaならではの強みを紹介します。
介護や医療の現場でも選ばれるプロユースの信頼感
意外に知られていませんが、Kaepaのジャージやシューズは、介護士や看護師といった現場のプロたちから高い支持を得ています。
動きやすく、汚れに強く、そして買い替えやすい価格であることは、過酷な現場で働く人々にとって最大のメリットです。ただの安物ではなく、働く人の足を支える機能的なギアとしての側面を持っています。プロが選ぶ道具としての信頼感は、Kaepaの大きな魅力の一つです。
チアリーディング界での圧倒的なブランド力
一般市場での評価とは裏腹に、チアリーディングの世界ではKaepaは憧れのブランドです。日本チアリーディング協会の公認シューズとしても認定されており、その機能性は折り紙付きです。
人を持ち上げたり、飛んだり跳ねたりする過酷な動きに対応するためのグリップ力や軽量性は、世界レベルの技術が詰め込まれています。特定の世界で頂点を極めているブランドという事実は、持つ人に密かな誇りを与えてくれます。
昭和・平成レトロを感じさせるノスタルジー
30代後半以上の世代にとって、Kaepaは青春時代の象徴でもあります。ダブルレースの紐を調整したり、ロゴの色を変えたりした記憶は、何物にも代えがたいノスタルジーを呼び起こします。
最近では、当時のデザインを復刻したり、しまむらやアベイルといった店舗とコラボして懐かしいデザインを展開したりしています。エモいアイテムとして生活に取り入れることで、日常にちょっとした楽しさをプラスできます。
kaepaのおすすめアイテム
最後に、Kaepaの中でも特におすすめできるアイテムを厳選して紹介します。
超軽量ウォーキングスニーカー
最も失敗が少ないのが、量販店などで手に入る軽量スニーカーです。特にアッパーがメッシュ素材になっているモデルは通気性が良く、夏場でも快適です。
幅広設計のものが多く、足を入れた瞬間にその楽さを実感できるはずです。犬の散歩やゴミ出し、近所への買い物など、つっかけ感覚で履ける一足として玄関に置いておくと非常に重宝します。
レトロデザインのトラックジャケット
古着テイストを取り入れたいなら、ロゴが大きく入ったトラックジャケット、いわゆるジャージの上着が狙い目です。
黒や紺などのベーシックな色も良いですが、あえて原色を使った派手な切り替えデザインのものを選ぶと、90年代のストリート感が演出できます。デニムや太めのパンツと合わせて、ラフに着こなすのが今の気分です。
チアリーディングシューズ ステラライト
もしあなたがダンスやジムでのフィットネスをしているなら、チアリーディング専用モデルのステラライトを試してみる価値があります。
一般のスニーカーとは次元の違う軽さと、足裏の感覚をダイレクトに感じられるソールは、運動のパフォーマンスを向上させてくれます。白を基調としたシンプルなデザインなので、意外とどんなウェアにも合わせやすく、知る人ぞ知る名品として愛用できます。
まとめ
Kaepaがダサいと言われるのは、主に量販店での安売りイメージや、デザインが時代に合っていないと見なされることが原因です。しかし、その裏には軽さや履きやすさ、そしてコストパフォーマンスの高さという強力なメリットが存在します。
流行を追いかけるファッションアイテムとしてではなく、生活を快適にする実用品として、あるいはレトロを楽しむ個性的なアイテムとして捉え直せば、Kaepaは非常に優秀なブランドです。
周りの評判を気にして避けるのではなく、自分の用途に合っているかどうかで判断してみてください。その履き心地の良さを知れば、ダサいという言葉は気にならなくなるはずです。


