170年以上の歴史を持つアメリカの老舗ブランド、フルーツオブザルーム 。
アイコニックな果物のロゴが特徴で、Tシャツやスウェットは世界中で愛されています。
でも、一部では「ダサい」「時代遅れかも」なんて声も聞こえてきます。高品質で手頃な価格が魅力なのに、なぜそんな風に言われてしまうのでしょうか 。
この記事では、フルーツオブザルームがダサいと言われる理由をSNSなどのリアルな声から探り、実際の評判や口コミを交えながら、どんな人におすすめできるのかを解説します。
「フルーツオブザルームの服、気になっているけどダサいのかな?」と不安に思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
フルーツオブザルームとは?
フルーツオブザルームは、1851年にアメリカで生まれた、とても歴史の長いアパレルメーカーです 。
特にTシャツや下着といったベーシックなアイテムで知られていて、アメリカでは「ヘインズ」と並ぶ2大ブランドと言われるほどの国民的な存在です 。
ブランド名の「FRUIT OF THE LOOM」は、「機織り機(LOOM)で成功が実を結ぶ(FRUIT)」という創業者の願いが込められています 。
日本でも、セレクトショップはもちろん、「しまむら」や「ライトオン」といった身近なお店で手に入るため、多くの人に親しまれています 。
また、昔からバンドTシャツのボディとしてもよく使われていて、古着好きの間では80年代や90年代のヴィンテージ品が人気を集めています 。
フルーツオブザルームがダサいと言われている理由
多くの人に愛されているフルーツオブザルームですが、一部でダサいイメージがあるのはなぜでしょうか。その理由を探ってみました。
あの果物ロゴ、かわいいけど子供っぽい?
フルーツオブザルームといえば、リンゴやブドウが描かれたあのカラフルなロゴ 。
ブランドの顔ともいえるこのロゴですが、一部では「子供っぽく見える」という意見があるようです 。
特にロゴが大きくプリントされていると、大人が一枚で着るには少し気恥ずかしいと感じる人も。シンプルでベーシックな服だからこそ、ポップなロゴが浮いてしまい、安っぽく見えてしまうのかもしれません 。
ただ、このロゴが好きだという人もたくさんいます。
特に古着ファンの間では、年代によって少しずつデザインが違うロゴが「レトロでかわいい」と人気です 。昔のリアルな絵画風のロゴから、80年代のイラスト風のロゴまで、その違いを楽しむのも魅力の一つになっています 。
ゆったりシルエットが、部屋着に見えちゃう
フルーツオブザルームの服は、アメリカのブランドらしく、全体的にゆったりとしたシルエットが特徴です 。
このリラックス感のある着心地の良さが魅力なのですが、一歩間違えると野暮ったく見えてしまうことも 。
自分の体型に合わないサイズを選ぶと、服に「着られている感」が出てしまい、だらしない印象になりがちです。その結果、おしゃれな外出着というよりは、家で着る「部屋着」や「寝間着」のように見えてしまうようです 。
もともとが実用的な日常着として作られているため、このアメリカンなサイズ感をどう着こなすかで、評価が分かれるポイントと言えそうです。
安くて身近だからこその「下着っぽさ」
フルーツオブザルームがダサいと言われる背景には、その安さも関係しているようです。
高品質なのに驚くほど手頃な価格は大きな魅力ですが、それが逆に「安っぽい」というイメージにつながってしまうことがあります 。SNSでは「日本のスーパーで売っているブランドみたいな感じ」という声も見られました 。
また、もともとが下着メーカーとして始まった歴史も影響しています 。
特に白い無地のTシャツは、一枚で着ていてもどこか下着っぽさが抜けず、インナーに見えてしまうと感じる人も少なくありません 。
「しまむら」や「ドン・キホーテ」など、身近な量販店で手軽に買えることも、この「特別感のない普段着」というイメージを強めているのかもしれません 。
フルーツオブザルームの評判・口コミ
実際にフルーツオブザルームを着ている人はどう感じているのでしょうか。ネットで見つけたリアルな声を集めてみました。
良い口コミ
- ヘビーウェイトの生地がとにかく丈夫。洗濯を繰り返してもヨレにくくて、ガンガン着られるのがいい
- アメリカ綿のサラッとした肌触りが気持ちよくて、夏でも快適
- このクオリティでこの値段はコスパが良すぎる。色違いで何枚も欲しくなる
- Tシャツの脇に縫い目がない「丸胴」仕様だから、肌にストレスがなくて着心地が最高
- ルームウェアの肌触りが別格。特にボア生地のものは軽くてふわふわで、リラックスタイムにぴったり
- ちょっとレトロなロゴや、昔ながらのボックスシルエットが逆に今っぽくておしゃれ
- パーカーはフードが二重でしっかり立つ。安いパーカーにありがちなペラペラ感がない
悪い口コミ
- 果物のロゴがどうしても子供っぽく見えて、一枚で着るのには勇気がいる
- アメリカンサイズで作りが大きいから、だらしなく見えてしまうことがある
- ヘビーウェイトの生地は丈夫だけど、ゴワゴワして硬く感じることも
- Tシャツによっては生地が薄くて、特に白はインナーが透けるのが気になる
- 乾燥機にかけると結構縮むので、サイズ選びが難しい
- スウェットの裾リブが緩めで、着ているうちに伸びてきてしまうのが残念
- デザインがシンプルすぎて地味。良くも悪くも普通で、おしゃれ着としては物足りない
フルーツオブザルームがおすすめな人
フルーツオブザルームは、どんな人に合うのでしょうか。おすすめな人を3つのポイントでわけてみました。
アメカジの定番が好きな人
流行に流されず、ジーンズに無地Tシャツのような、普遍的なアメリカンカジュアルスタイルを愛する人には、フルーツオブザルームは最高の選択肢です 。
ブランドが持つ歴史や変わらないデザインが、スタイルに深みを与えてくれます。トレンドを追いかけるよりも、自分だけの定番を長く着続けたい人にぴったりです。
コスパと品質を重視する人
見た目のおしゃれさだけでなく、服としての丈夫さや品質を大切にする人にもおすすめです。
厚手の生地やほつれにくい縫製など、作りはとてもしっかりしています 。毎日の洗濯にも耐えられるタフさと、手頃な価格を考えれば、これほどコストパフォーマンスの高いブランドはなかなかありません 。
良いものを気兼ねなく普段使いしたい、という合理的な考えを持つ人なら、きっと満足できるはずです。
古着やヴィンテージが好きな人
着込むほどに味が出る、古着やヴィンテージアイテムが好きな人にとって、フルーツオブザルームは宝の山です 。
年代によって少しずつ違うタグやロゴのデザイン、生地の風合いを探すのは、古着の醍醐味の一つ 。
古着屋で自分だけの一枚を見つけるような、ファッションの楽しみ方を知っている人には、たまらないブランドでしょう 。
フルーツオブザルームがおすすめできない人
一方で、フルーツオブザルームが合わない人もいます。以下のような人には、他のブランドの方が良いかもしれません。
きれいめなスタイルが好きな人
フルーツオブザルームの魅力は、アメリカンなラフさにあります。
そのため、体にフィットする細身のシルエットや、上品できれいめなファッションを好む人には、そのゆったりしたサイズ感が野暮ったく感じられる可能性があります 。
光沢のある滑らかな生地が好きな人にとっても、米綿のドライな質感は好みが分かれるところです 。
トレンドのファッションを楽しみたい人
ファッションで個性を表現したい、常に流行の最先端を追いかけたい、という人には、フルーツオブザルームのベーシックなデザインは少し物足りないかもしれません 。
このブランドの良さは「変わらないこと」にあるため、トレンドを強く意識したアイテムはほとんどありません。
人と服装がかぶるのが嫌な人
フルーツオブザルームは非常に人気があり、多くの人が着ています。
セレクトショップから量販店まで、いろいろな場所で売られているため、街中で同じ服を着ている人を見かけることも少なくないでしょう 。
他の人とは違う、自分だけのファッションを楽しみたい人には、少し物足りないかもしれません。
フルーツオブザルームのおすすめポイント
ここで、フルーツオブザルームの魅力を再確認しておきましょう。おすすめポイントは3つです。
170年以上の歴史が証明する品質
1851年の創業から、人々の生活に寄り添う服を作り続けてきたフルーツオブザルーム 。
これだけ長く続いているという事実そのものが、製品の品質と信頼性の高さを物語っています。一枚のTシャツにも、長い歴史に裏打ちされた安心感があります 。
アメリカ綿ならではの快適な着心地
フルーツオブザルームの魅力は、なんといってもその着心地の良さです。
アメリカ産のコットンを使ったTシャツは、サラッとしていて汗をかいてもベタつきにくく、とても快適 。
さらに、多くのTシャツは脇に縫い目のない「丸胴編み」で作られているため、肌へのストレスが少なく、リラックスして着ることができます 。
毎日着られる圧倒的なコスパ
品質が良くても、値段が高ければ普段使いはしにくいもの。
フルーツオブザルームは、丈夫で長持ちする製品を、驚くほど手頃な価格で提供しています 。
例えば、有名ブランドの定番スウェットと同じくらい厚手のパーカーが、半額近い値段で手に入ります 。この気軽さが、毎日の生活に豊かさをもたらしてくれます。
フルーツオブザルームのおすすめアイテム
数あるアイテムの中から、特にブランドの魅力を感じられる代表的なものを3つ紹介します。
パックTシャツ
まず試してほしいのが、複数枚がセットになったパックTシャツです 。
インナーにも一枚で着るにもちょうど良い絶妙な厚みの生地で、着心地も抜群 。
日本人の体型に合わせた「ジャパンフィット」モデルもあり、誰にでも似合う基本の一枚が見つかります 。
ヘビーウェイトスウェット&パーカー
秋冬の主役になるのが、12オンスの肉厚な生地を使ったスウェットやパーカーです 。
非常に丈夫で、長年着てもへたりにくいのが特徴 。裏地は起毛していて暖かく、一枚でもアウターのインナーとしても大活躍します 。
フードがしっかり立つので、だらしなく見えないのも嬉しいポイントです。
ルームウェア
意外な人気アイテムが、ルームウェアです 。
タオルのようなパイル生地や、軽くて暖かいボア素材のセットアップは、SNSでも「着心地が最高すぎる」と評判です 。
リラックスタイムの質を上げてくれるだけでなく、そのまま近所へ出かけられるワンマイルウェアとしても使えます 。
まとめ
フルーツオブザルームが「ダサい」と言われることがあるのは、それが多くの人にとって「普通」で「当たり前」の存在だからかもしれません。
特徴的なロゴ、ゆったりしたシルエット、手頃な価格。これらはトレンドを追いかける人から見れば、少し物足りなく映ることもあるでしょう。
しかし、見方を変えれば、それらはすべて流行に左右されない本物の価値の証です。
170年以上の歴史が培った品質、毎日着たくなる快適さ、そして生活に寄り添う価格。これこそがフルーツオブザルームの最大の魅力です。
最終的にダサいかどうかは、着る人の価値観次第。
もしあなたが、丈夫で着心地が良く、歴史のある本物のデイリーウェアを求めているなら、フルーツオブザルームは最高の相棒になってくれるはずです。





