フィントがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

  • URLをコピーしました!

50~70年代の映画のヒロインをテーマにした、クラシカルでガーリーなスタイルが魅力のファッションブランド、F i.n.t(フィント)。

古着屋さんで一点物を見つけるような、ときめきを感じさせてくれるデザインは、多くのファンを惹きつけています 。  

しかし、その独特な世界観からか、一部ではフィントはダサい、少し時代遅れかも?という声もあるようです。

そこでこの記事では、フィントがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。

フィントの服が欲しいけど、もしかして野暮ったい?と不安な人はぜひ参考にしてください。

目次

F i.n.tとは?

F i.n.t(フィント)は、株式会社フリーインターナショナルが運営するレディースファッションブランドです 。  

ブランドのコンセプトは、50~70年代のクラシカルなヴィンテージデザインにトレンドをあわせた、レトロ&ガーリースタイル 。  

毎シーズン、特定の年代の映画に登場するヒロインをテーマに、彼女のワードローブをイメージしたコレクションを展開しているのが大きな特徴です 。  

その魅力は、まるで古着屋で宝物を見つけたかのような高揚感を与えてくれる、ディテールに凝ったデザインにあります 。  

ターゲット層は主に20代ですが、より大人っぽいラインとして「an another angelus(アンアナザーアンジェラス)」も展開しており、こちらは20代から30代の女性に支持されています 。  

フィントは単なる洋服ではなく、着る人を物語の主人公にしてくれるような、夢のある世界観が魅力のブランドです。

F i.n.tがダサいと言われている理由

唯一無二の魅力を持つフィントですが、なぜ一部でダサい、センスがないといった評価を受けてしまうのでしょうか。

その理由は、フィントが持つ特有の魅力そのものに深く関わっているようです。

世界観が強すぎてコスプレ感が出てしまう

フィントがダサいと言われる一番の理由は、その独特で完成された世界観にあるようです。

シーズンごとに設定されるシネマヒロインというテーマは、ブランドの大きな魅力 。  

でも、このテーマ性が強すぎるあまり、全身をフィントのアイテムで揃えると、ファッションというよりコスプレのように見えてしまうことがあるのかもしれません。

YouTubeの購入品紹介動画などを見ても、フィントのアイテムはトータルコーディネートで魅力が最大限に発揮されるようにデザインされていることがわかります 。  

ブラウス、スカート、ワンピース、アウターまで、同じコレクションのアイテム同士は完璧に調和します。

この一貫性が、逆に今のファッションで重視される「着回し」や「抜け感」といった考え方とは、少し違う方向を向いているのかもしれません。

最近のファッションでは、色々なブランドのアイテムを自由に組み合わせて、自分だけのスタイルを作ることが楽しまれています。

しかし、フィントのアイテムは刺繍や襟の形、ボタンのデザインまでとても個性的。

手持ちのシンプルな服と合わせようとすると、ちぐはぐな印象になってしまうことも。

結果として全身をフィントで固めることになり、その統一感がかえって「作り込みすぎ」「日常着としては浮いてしまう」という印象を与え、コスプレみたいで野暮ったい、と見られてしまうようです。

年齢に合わない?リボンやフリルが若すぎる印象に

フィントのデザインといえば、リボンやフリル、パフスリーブ、大きな襟。

ブランドのガーリーな魅力を象徴するディテールです。

でも、これらのモチーフは少女らしさを連想させるので、年齢を重ねると、ちょっと若すぎるかな、痛いかも、と感じられてしまうことがあるようです。

ブランドのターゲット層には20代から30代も含まれていますが 、特に20代後半から30代の女性がファッションを選ぶとき、年相応の落ち着きや上品さが求められる風潮はまだあります 。  

そんな中で、大きなリボンのついたブラウスや、フリルがたくさんあしらわれたスカートを着るには、少し勇気がいるかもしれません 。  

もちろん、ファッションは個人の自由で、年齢で着るものを決める必要はありません。

ただ、周りの目を気にする人にとっては、フィントのガーリーなデザインが、若作りしている、TPOをわきまえていない、といったマイナスな評価に繋がる可能性もあります。

この年齢とのギャップ問題が、フィントはセンスがない、という印象の一因になっているようです。

現代のシンプル・カジュアルな主流トレンドとの違い

今のレディースファッションの主流は、リラックス感のあるオーバーサイズのシルエットや、スポーティーでシンプルなデザインです 。  

Tシャツにワイドパンツ、スニーカーといった、頑張りすぎていないカジュアルなスタイルが広く支持されています。

このようなトレンドの中で、フィントが提案するスタイルは全く異なる場所にあります。

ウエストをきゅっと絞ったワンピース、繊細な刺繍が施されたブラウス、クラシカルなTストラップシューズなど、そのデザインは緻密で装飾的 。  

これは、現代の主流である「引き算のファッション」とは逆の、「足し算のファッション」と言えるかもしれません。

この主流トレンドとの違いが、時代遅れという印象を生んでいるようです。

しかし、これはフィントがトレンドに追いつけていない、ということではありません。

ブランドのコンセプト自体が50~70年代のヴィンテージスタイルであり、長く愛されるアンティークのような服作りを目指しているため 、そもそも短期的な流行を追いかけていないのです。  

流行に敏感な人から見れば、フィントのスタイルは古く見えるかもしれませんが、ファンにとっては、その流行に左右されない魅力こそが価値なのでしょう。

この視点の違いが、ダサいという評価の根底にあるのかもしれません。

F i.n.tの評判・口コミ

SNSなどから、リアルな声を拾ってみました。

良い口コミと悪い口コミ、それぞれ見ていきましょう。

良い口コミ

  • デザインがとにかく可愛くて、他のお店では見つからない
  • 刺繍や衿、ボタンのデザインが凝っていて、値段以上に高く見える
  • ワンピースは一枚でコーディネートが決まるから楽ちん
  • 生地がしっかりしていて着心地がいい  
  • ウエストが絞られているデザインが多くて、スタイルが良く見える  

悪い口コミ

  • デザインに癖があって、手持ちの服と合わせるのが難しい
  • 骨格や体型によっては、似合わないデザインがある  
  • リボンやフリルが可愛すぎて、自分の年齢を考えると着るのに勇気がいる
  • シーズンごとのテーマ性が強いから、流行りが終わると古く見えそう
  • フリーサイズの服が多くて、サイズが合わないことがある

F i.n.tがおすすめな人

ここまでの分析を踏まえ、フィントはどんな人におすすめできるのかをまとめました。

レトロやヴィンテージの世界観をファッションで表現したい人

ただ服を着るだけじゃなく、ファッションで物語や世界観を表現したい。

そんな人にフィントはぴったりです。

50~70年代の映画のヒロインに憧れていて、クラシカルでロマンティックな雰囲気が好きな人なら、フィントの服は夢を叶えてくれるワードローブになるはずです 。  

コーディネートの主役になる、ディテールに凝った一着が欲しい人

普段のコーディネートがシンプルになりがちで、何か一つアクセントになるような特別なアイテムを探している人にもフィントはおすすめです。

フィントのワンピースやブラウスは、その一着だけでコーディネートが完成するほどの存在感と、細部までこだわったデザインが魅力 。  

主役級のアイテムで、いつものスタイルを少し変えてみたい人にぴったりです。

他の人と被らない、自分だけのスタイルを作りたい人

ファストファッションが広まり、街では似たような服装の人を見かけることも多いですよね。

そんな中で、自分だけの個性を大切にしたいと考える人は少なくありません。

フィントの服は、主流のトレンドとは少し違うデザインのため、他の人とファッションが被ることはほとんどないでしょう。

自分の「好き」を貫き、誰とも違うスタイルを築きたい人にとって、フィントは心強い味方になります。

F i.n.tがおすすめできない人

一方で、フィントの特性が合わない人もいます。

次のようなファッションの価値観を持つ人には、あまりおすすめできません。

ミニマルでシンプルなファッションを好む人

装飾のないクリーンなデザインや、無地のアイテムを中心としたシンプルなスタイルが好きな人にとって、フィントのデザインは少し飾りが多すぎると感じるかもしれません。

ブランドの魅力である刺繍、レース、フリルといった要素は、シンプルなファッションが好きな人の好みとは合わないでしょう 。  

手持ちの服との「着回し力」を一番に考える人

少ない服で色々なコーディネートを組む「着回し力」を服選びの基準にしている人には、フィントは不向きかもしれません。

フィントのアイテムは個性が強く、ブランドの世界観の中で着こなすようにデザインされているため、違うテイストの服と組み合わせるのは少し難しいです。

どんな服とも合わせられる万能な一着を求める人には、もどかしく感じてしまうでしょう。

30代以上で、落ち着いた大人なスタイルに変わりたい人

年齢を重ねて、これまでのガーリーなファッションから卒業し、よりシックで落ち着いた大人の女性らしいスタイルへ変えたいと考えている人にも、フィントはおすすめしにくいです。

フィントの服を大人っぽく着こなすこともできますが、ブランドが持つ「少女らしさ」は、スタイルチェンジを目指す人にとっては、少しイメージが違うかもしれません 。  

F i.n.tのおすすめポイント

フィントの魅力をさらに深く知るために、おすすめのポイントを3つご紹介します。

刺繍や衿のデザインなど、細部へのこだわり

フィントの服の価値は、遠くから見たシルエットだけでなく、近づいて初めてわかるような細部へのこだわりにあります。

オリジナルの花柄刺繍、アンティークのブローチのようなボタン、凝ったデザインの衿など、他では見られないような繊細なディテールが、服に物語性を与えています 。  

この丁寧な作り込みが、フィントの服が安っぽく見えない理由です。

一枚で世界観が完成する、豊富なワンピース

フィントのアイテムの中でも、特にブランドの魅力を象徴しているのがワンピースです 。  

コーディネートに悩むことなく、着るだけで映画のヒロインのような気分にさせてくれるワンピースは、ブランドの入門アイテムとしても最適。

コーディネートが難しい、というフィントの課題を、一着で解決してくれます。

映画のヒロインから着想を得た、毎シーズンのテーマ性

今季はどんな映画のヒロインがテーマなのだろう?と、毎シーズンのコレクション発表を楽しみに待つファンが多いのもフィントの特徴です 。  

この物語のあるテーマ設定は、ファッションをただ消費するだけでなく、一つの文化として楽しむ体験を提供してくれます。

お気に入りの映画の時代のコレクションを集めたり、テーマに合わせてヘアメイクを考えたりと、ファッションを通じた楽しみ方が広がります。

F i.n.tのおすすめアイテム

これからフィントに挑戦してみたい人に向けて、ブランドらしさを感じられる定番のおすすめアイテムを3つ選びました。

ブランドの顔「クレリック衿ワンピース」

白い衿とカフスが特徴的なクレリック衿のワンピースは、フィントのレトロで上品な世界観を象徴するアイテムの一つです 。  

どこか学生服のような懐かしい雰囲気と、きちんと感を両立させたデザインは、一枚でコーディネートの主役になります。

シーズンごとに様々な柄や色で登場する、まさにブランドの顔と呼べる一着です。

着こなしの幅を広げる「ボウタイ付きブラウス」

胸元で結ぶ大きなリボンが印象的なボウタイ付きブラウスも、フィントを代表する定番アイテム 。  

一枚で着るのはもちろん、ジャンパースカートやカーディガンのインナーとしても活躍します。

もし甘すぎるのが気になるなら、あえてデニムやシンプルなパンツなど、カジュアルなボトムスと合わせるのがおすすめ。

甘さが中和されて、ぐっと着こなしやすくなります。

レトロガールの定番「チェック柄ジャンパースカート」

インナーに合わせるブラウス次第で色々な表情を楽しめるジャンパースカートは、着回しを楽しみたい人にぴったりのアイテムです 。  

特に、どこか懐かしい雰囲気のチェック柄はフィントの得意とするところ。

シンプルな丸襟のブラウスを合わせれば優等生風に、フリルの多い華やかなブラウスを合わせれば可愛らしい印象にと、自分らしい重ね着スタイルを楽しめます。

まとめ

フィントがダサいと言われる理由は、その強い世界観やガーリーなデザイン、そして今のトレンドとの少し距離がある点にありました。

でも、それは欠点というより、フィントを唯一無二の存在にしている最大の魅力なのかもしれません。

結論として、フィントは客観的にダサいブランドなのではなく、着る人の好みを選ぶブランドだと言えそうです。

あなたがファッションに求めるものが、流行や着回しの良さではなく、心から好きだと思える世界観の表現や、他の誰とも違う自分だけのスタイルであるならば、フィントは最高のパートナーになってくれるはずです。

大切なのは、周りの評価に惑わされず、自分の「好き」という気持ちに正直になること。

この記事が、あなたのファッション選びの助けになれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次