スカルやタイガーなどインパクト抜群のイラストが目を引くエドハーディーですが、ネットやSNSを見ていると「ダサい」という声を見かけることがあります。
かつて一世を風靡したブランドだけに、今着ると時代遅れなんじゃないかと不安になる人もいるかもしれません。
そこで本記事では、エドハーディーがなぜダサいと言われてしまうのか、そのリアルな理由を徹底的に解説します。
また、逆に今だからこそおすすめできる人や、避けたほうがいい人の特徴も正直にお伝えします。
「エドハーディーが気になっているけど、失敗したくない」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。
エドハーディーとは?
まずはエドハーディーというブランドについて、少しだけおさらいしておきましょう。
エドハーディーは、伝説的なタトゥーアーティストであるドン・エド・ハーディーのアートワークをファッションに落とし込んだブランドです。
2000年代にアメリカのロサンゼルスで誕生し、またたく間に世界中で大ブレイクしました。
当時はマドンナやブラッド・ピットといった超大物セレブたちがこぞって愛用していて、日本でもテレビをつければ芸能人が着ているのをよく見かけましたよね。
ロックでハードなデザインの中に、どこか繊細な芸術性を感じるのが最大の特徴です。
日本の入れ墨やアメリカントラディショナルタトゥーの要素がミックスされていて、服というよりも「着るアート」といった雰囲気があります。
エドハーディーがダサいと言われている理由
一時代を築いたエドハーディーですが、なぜ今「ダサい」と言われることがあるのでしょうか。
SNSや口コミを徹底的にリサーチしてみると、このブランド特有の理由がいくつか見えてきました。
単にデザインが変というわけではなく、日本独自のカルチャーや過去の流行り方が大きく関係しているようです。
ドン・キホーテで安売りされていたイメージが強いから
これが一番大きな理由かもしれません。
30代から40代の人にとって、エドハーディーといえば「ドンキのジャージ」というイメージが強烈に残っています。
かつてブームが落ち着いた頃、ディスカウントストアのドン・キホーテでライセンス商品や並行輸入品が大量に販売されていました。
本来は高級なLAブランドだったはずが、いつの間にか「深夜のコンビニにたむろするヤンキーの部屋着」というポジションになってしまったんです。
そのため、ファッションにこだわりがある人からすると「安っぽい」「量産型」という印象を持たれがちです。
本物のヴィンテージ品は質が高いのですが、パッと見のロゴのインパクトだけで「あ、ドンキで買ったのかな?」と思われてしまうリスクがあります。
ひと昔前の「オラオラ系」ファッションを連想させるから
2000年代後半から2010年代にかけて流行った、いわゆる「オラオラ系」や「ギャル男」スタイルの象徴だったことも理由のひとつです。
雑誌でいうと『メンズナックル』や『ソウルジャパン』全盛期の時代ですね。
金髪に日焼けした肌、そしてピチピチのサイズ感でエドハーディーを着るスタイルが当時は大流行しました。
そのイメージがあまりにも強すぎるため、今着ていると「時代が止まっている人」や「昔のヤンキーに憧れている人」に見えてしまうことがあります。
今のトレンドはオーバーサイズやリラックス感のあるシルエットが主流なので、当時の着こなしをそのまま再現してしまうと、どうしても「野暮ったい」「古臭い」と思われてしまうんです。
デザインが主張しすぎてコーディネートが難しいから
エドハーディーのアイテムは、とにかくデザインの主張が激しいです。
スカル、ハート、薔薇、英字ロゴが所狭しとプリントされていて、さらにラインストーンでキラキラしているものも多いですよね。
これが「派手すぎて恥ずかしい」と感じる人も少なくありません。
特に最近のファッションは、シンプルで洗練されたノームコアや、落ち着いた色味のスタイルが好まれる傾向にあります。
そんな中で全身エドハーディーで固めてしまうと、街中で浮いてしまったり、威圧感を与えてしまったりします。
「頑張ってオシャレしました感」が空回りして見えてしまう、という辛辣な意見もありました。
エドハーディーの評判・口コミ
では、実際にエドハーディーに対する世間の評判はどうなのでしょうか。
ネット上のリアルな声を、良い意見と悪い意見に分けて整理してみました。
良い口コミ
最近はZ世代を中心に再評価されていることもあり、ポジティブな意見もたくさんあります。
- Y2Kファッションとして取り入れると一周回って今っぽい
- NewJeansやaespaなどのK-POPアイドルが着ていて可愛かった
- 刺繍のクオリティが高くて古着としての価値がある
- 他の人とかぶらない個性的なファッションが楽しめる
- タトゥーアートとしてのデザインはやっぱりかっこいい
特に10代や20代の若い世代からは、過去のヤンキーイメージを知らないためか「レトロで可愛い」「派手で映える」と好意的に受け止められているようです。
悪い口コミ
一方で、やはり過去のイメージを引きずっている層や、シンプル好きの人からは厳しい声も聞かれます。
- どうしても昔のヤンキーやチンピラを思い出してしまう
- ドン・キホーテの安売りコーナーにあるイメージが抜けない
- いい歳をした大人が着ていると痛々しく見える
- デザインがゴチャゴチャしていて品がない
- 偽物や安っぽいライセンス品が多くて本物の良さが伝わりにくい
やはり「怖い」「柄が悪い」といったネガティブなイメージは根強く残っているようです。
着る人の雰囲気や合わせ方によって、評価が真っ二つに分かれるブランドだと言えます。
エドハーディーがおすすめな人
賛否両論あるエドハーディーですが、ハマる人にはとことんハマるブランドです。
今の時代にエドハーディーをおすすめできるのは、次のような人たちです。
Y2Kファッションやストリートスタイルが好きな人
今、2000年代のファッションをリバイバルする「Y2K」トレンドが世界的に盛り上がっています。
そのど真ん中にあるのがエドハーディーです。
当時の空気感をリアルに表現できるアイテムとして、感度の高いファッショニスタたちが注目しています。
ローライズのデニムにピタッとしたTシャツを合わせたり、あえて派手なメッシュキャップを被ったりするスタイルを楽しみたい人には最高のブランドです。
K-POPカルチャーに影響を受けている人
NewJeansやaespaなど、世界で活躍するK-POPアイドルたちが衣装や私服でエドハーディーを着用するケースが増えています。
彼女たちのような「ガールクラッシュ(女性が惚れる女性)」なスタイルに憧れている人にはぴったりです。
アイドルのように、ハードなアイテムを可愛らしく着こなしたいなら、今すぐ取り入れるべきでしょう。
周りと同じ量産型ファッションが嫌な人
ユニクロやGUなどのシンプルで無難な服ばかり着ている人が多い中で、エドハーディーの個性は際立ちます。
「自分の好き」を貫きたい人や、ファッションで自己表現をしたい人にとっては、強力な武器になります。
特にヴィンテージの刺繍アイテムなどは一点物に近い存在感があるので、他人とかぶりたくない人におすすめです。
エドハーディーがおすすめできない人
逆に、今のエドハーディーをおすすめできないのはどんな人でしょうか。
失敗しないためにも、以下のポイントに当てはまる人は少し慎重になったほうがいいかもしれません。
シンプルで清潔感のある服装を好む人
無地やモノトーン、ミニマリズムを好む人にとって、エドハーディーは対極にある存在です。
どうしても柄や色がうるさくなってしまうので、落ち着いた雰囲気を出しにくくなります。
また、清潔感を第一に考える人にとっては、スカルやタトゥーのモチーフが「汚らしい」「怖い」と感じられることもあるでしょう。
無理して取り入れると、自分の好みと合わずにタンスの肥やしになってしまう可能性が高いです。
過去のヤンキーイメージを極端に気にする人
30代後半から40代、50代の人で、当時のブームをリアルタイムで見てきた人の中には、どうしてもネガティブな記憶が拭えない人もいます。
「あの頃の流行り物をまだ着ているの?」と周りに思われるのが怖い人や、職場の目や世間体を気にする人にはおすすめできません。
堂々と「これが今のスタイルだ」と言い切れる自信がないと、着ていて居心地が悪くなってしまうかもしれません。
全身を同じブランドで固めたい人
エドハーディーで全身を固める、いわゆる「セットアップ」スタイルはかなり難易度が高いです。
一歩間違えると、本当に「深夜のコンビニに行く人」になってしまいます。
現代風に着こなすなら、一点だけ取り入れて他はシンプルにまとめるなどの引き算が必要です。
何も考えずに上下揃えて着たいという人には、あまり向いていないブランドだと言えます。
エドハーディーのおすすめポイント
ダサいと言われることもあるエドハーディーですが、それでも多くの人を惹きつける魅力があります。
ここでは、あえて今エドハーディーを選ぶべきおすすめポイントを紹介します。
圧倒的なアートワークの美しさ
ドン・エド・ハーディーは、タトゥー界の巨匠です。
彼が描く虎や龍、鯉といったモチーフは、単なるイラストではなく美術作品のような力強さがあります。
特に初期のヴィンテージアイテムに見られる刺繍の密度や色使いは、今のファストファッションには絶対に真似できないクオリティです。
服を着るというより、アートを身にまとうような高揚感は、このブランドならではの体験です。
ヴィンテージ市場での価値上昇
実は今、初期のエドハーディーのアイテムは古着市場で価格が高騰しています。
特に「Made in USA」のタグが付いたものや、クリスチャン・オードジェーが関わっていた時期のアイテムは、世界中のコレクターが探しています。
安っぽいライセンス品ではなく、本物のヴィンテージを手に入れることは、資産価値のあるレアアイテムを持つことと同じです。
「ダサい」どころか、知る人ぞ知る「お宝」になっているのが今の現状なんです。
コーディネートのスパイスとしての優秀さ
シンプルな服装にひとつ取り入れるだけで、一気に雰囲気を変えることができます。
例えば、白Tシャツにデニムという普通の格好でも、エドハーディーのメッシュキャップを被るだけで、今のトレンド感が出せます。
ハイブランドのバッグにあえてエドハーディーを合わせるような「ハズし」のテクニックも人気です。
使いようによっては、これ以上ないほど便利なアクセントアイテムになります。
エドハーディーのおすすめアイテム
最後に、今エドハーディーを取り入れるなら絶対に外さない、おすすめのアイテムをいくつか紹介します。
メッシュキャップ
エドハーディーの代名詞とも言えるのがメッシュキャップです。
一番手軽に取り入れやすく、Y2Kファッションの象徴的なアイテムでもあります。
派手なプリントやラインストーンが入ったデザインを選んで、浅めに被るのが今の気分です。
髪型をセットするのが面倒なときにも使えるので、ひとつ持っておくと重宝します。
刺繍入りデニムパンツ
最近のトレンドであるワイドシルエットのデニムパンツもおすすめです。
お尻のポケットや太ももの部分に大きな虎や龍の刺繍が入ったデザインは、インパクト抜群です。
トップスをシンプルにして、パンツを主役にしたコーディネートを組むとかっこよく決まります。
古着屋さんで、いい具合に色落ちした太めのサイズを探してみてください。
スカジャン
日本発祥のアイテムであるスカジャンと、エドハーディーの和柄デザインは相性抜群です。
サテン生地の光沢感と豪華な刺繍は、羽織るだけで主役級の存在感を放ちます。
冬のアウターとしてはもちろん、春先や秋口にも活躍します。
黒や紺などのベースカラーを選べば、意外とどんな服にも合わせやすいですよ。
まとめ
エドハーディーが「ダサい」と言われる理由は、主に過去のヤンキーイメージやドン・キホーテでの安売りによるものでした。
しかし、今はY2KトレンドやK-POPアイドルの影響で、Z世代を中心に「クールなブランド」として再評価されています。
大切なのは、過去のイメージにとらわれず、今の時代の感覚で楽しむことです。
全身コテコテにするのではなく、一点豪華主義で取り入れたり、サイズ感をアップデートしたりすれば、誰でもおしゃれに着こなせます。
もしあなたが「周りと違うファッションがしたい」「あのアートワークが好きだ」と感じるなら、世間の評判なんて気にせずにチャレンジしてみてください。
ファッションは結局のところ、自分が着ていて楽しいかどうかが一番大切ですからね。


