デュアリグがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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サッカーやフットサルのコーナーに行くと、必ずと言っていいほど目にするブランド、デュアリグ。手頃な価格で、フランス国旗のトリコロールがあしらわれたデザインをよく見かけます。しかし、ネットで検索しようとするとダサい、恥ずかしいといった検索候補が出てきて、購入をためらってしまう人もいるようです。

そこで本記事では、デュアリグがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由をSNSやネット上の生の声を元に徹底解剖します。安いから気になっているけど、着ていて恥ずかしくないか心配という人は、ぜひ判断材料にしてください。

目次

デュアリグとは?

デュアリグ(DUARIG)は、実は非常に歴史の古いブランドです。その起源は1886年、フランスのM.ジロー氏が革製のボールやベルトを製造したことに始まります 。欧州ではかつて名門サッカークラブのスポンサーを務めるなど、確かな実績を持つ老舗ブランドでした。   

現在、日本国内においては、大手スポーツ用品店ゼビオグループが独占的にライセンス展開を行っています。そのため、ゼビオやヴィクトリアの店頭ではメインブランドとして扱われており、他のナショナルブランド(ナイキやアディダスなど)に比べて安価な価格設定で販売されています。フランスの伝統と、日本の量販店ブランドとしての側面を併せ持っているのが特徴です。

デュアリグがダサいと言われている理由

歴史あるブランドであるにもかかわらず、なぜ日本ではダサい、安っぽいというネガティブな評価を受けてしまうのでしょうか。SNSや口コミサイトの声をリサーチすると、単なるデザインの問題だけではない、いくつかの構造的な理由が見えてきました。

ゼビオのワゴンセールのイメージが強い

最も大きな理由は、ブランドの露出の仕方にあります。デュアリグはゼビオグループの主力PB(プライベートブランド)に近い立ち位置のため、店頭のワゴンセールや特価コーナーで山積みされている光景が日常化しています。いつでも安売りされている、とりあえず買わされる安い服という刷り込みが、ブランドの価値を下げてしまっているのです。

ファッションにおいて希少性は重要な要素ですが、デュアリグにはそれがありません。誰でも安く手に入るため、こだわりのない人が着る服というレッテルを貼られやすいのが現状です。

中高生の部活の練習着感が抜けない

多くの中高生が、部活動を始める際に親に買ってもらう最初の練習着としてデュアリグを着用します。そのため、大人になっても学生時代の金欠の時に着ていた服、初心者が着る服というイメージが抜けきらない人が多いようです。

特に、ナイキやアディダスの最新モデルを着ることがステータスとなるスポーツコミュニティにおいては、デュアリグを着ていると一軍ではない、ガチ勢ではないという無言の格付けをされてしまうことがあります。これが恥ずかしいという感情に繋がっています。

デザインが一昔前のスポーツウェア

デザイン面での指摘も見逃せません。近年のスポーツウェアはシンプルで街着としても使えるデザインが主流ですが、デュアリグの一部アイテムには、90年代を彷彿とさせる大きなロゴ使いや、独特な幾何学模様、あるいはオリーブやオフホワイトといったおじさん臭い色使いが見受けられます。

もちろんシンプルなモデルもありますが、ロゴのフォントや配置が洗練されていないと感じる層からは、野暮ったい、センスがないと評価されてしまうことがあります。

デュアリグの評判・口コミ

では、実際に使用しているユーザーはどのように感じているのでしょうか。ネット上の口コミやYouTubeのレビューから、着飾らない生の意見をまとめました。

良い口コミ

  • 8歳の息子用に購入しました。すぐにサイズアウトする時期なので、上下セットでも安く揃えられるのは家計の味方です    
  • 素材は薄手ですが、夏場の練習にはむしろ涼しくて動きやすいです。洗濯してもすぐ乾くので助かります    
  • シンプルなデザインのものを選べば、他のメーカーと合わせても違和感がありません。ロゴが目立たないインナーやソックスは優秀です
  • ゼビオに行けば必ず売っているので、試合当日に靴下を忘れた時などの緊急時に頼りになります    
  • 防寒ウェア(ヒートクロスなど)は裏地もしっかりしていて、値段の割にかなり暖かいです

悪い口コミ

  • ペラペラの生地のものがあり、冬場はインナーなしでは寒いです。安っぽさは否めません    
  • シューズの履き口が狭く、履くのに苦労するモデルがあります。サイズ感も独特で、試着しないと失敗します
  • 全身デュアリグで揃えると、どうしてもあか抜けない印象になってしまいます
  • ロゴのデザインが古臭く、ストリートファッションとして普段着にするのは厳しいです
  • 周りがみんなナイキやプーマを履いている中で、自分だけデュアリグだと少し劣等感を感じます

デュアリグがおすすめな人

ネガティブな意見もありますが、用途を間違えなければ非常に優秀なブランドです。以下のような人には、自信を持っておすすめできます。

成長期の子供を持つ保護者

子供の成長は早く、高価なウェアを買っても半年で着られなくなります。また、土のグラウンドで練習すればすぐに泥だらけになり、破れることもあります。そんな状況で、1着数千円のブランドウェアを消費するのは経済的ではありません。

デュアリグなら、ナショナルブランドの半額近い価格で全身を揃えられます。質より量が必要な時期の子供には、最強のパートナーと言えるでしょう 。   

週1回のフットサルを楽しむエンジョイ勢

たまに体を動かす程度だから、ウェアにお金をかけたくない、機能性さえあればブランドロゴにはこだわらないという実利主義の人におすすめです。吸汗速乾性や防寒性といったスポーツウェアとしての基本機能は十分に備わっています。

浮いたお金で、良いシューズを買ったり、練習後の飲み代に回したりするほうが賢い選択と考える人にはぴったりです。

すぐにアイテムが必要な人

ネット通販は届くのに時間がかかりますが、デュアリグは全国のスーパースポーツゼビオやヴィクトリアで常時販売されています。明日試合なのにソックスに穴が開いた、急に寒くなったから今日中にアンダーシャツが欲しいといった緊急事態において、その入手性の高さは大きなメリットです 。   

デュアリグがおすすめできない人

一方で、以下のような人は購入後に後悔する可能性が高いため、避けたほうが無難です。

形から入るタイプの人

スポーツウェアをファッションの一部として捉え、モチベーションを高めたい人には不向きです。SNSに練習風景をアップしたい、ウェアの着こなしで周りに差をつけたいと考えている場合、デュアリグのロゴは映えません。

多少高くても、ナイキやアディダス、あるいはルースイソンブラのような人気ブランドを選んだほうが、精神的な満足度は高いでしょう。

ブランドの歴史や背景を語りたい人

デュアリグには1886年創業という歴史がありますが、現在の製品にそのストーリーを感じることは稀です 。あくまで日本の量販店向けの企画商品という側面が強いため、このブランドにはこういう哲学があって…というような所有欲を満たす要素は薄いです。   

リセールバリューを気にする人

メルカリなどのフリマアプリにおいて、デュアリグの古着は高値がつきません。使い終わったら売って次のウェアの資金にする、というサイクルを考えているなら、人気ブランドを買うべきです。

デュアリグのおすすめポイント

ダサいと言われがちなデュアリグですが、それを補って余りあるメリットも存在します。ブランド特有の強みを紹介します。

圧倒的なコストパフォーマンス

最大の魅力はやはり価格です。セール時期でなくても安く、セールにかかればさらに驚くような価格で販売されます。特に消耗品であるソックス、インナー、練習用プラクティスシャツにおいては、他ブランドの追随を許さないコスパを誇ります。

日本人の体型に合わせたサイズ感

海外ブランドのウェアは袖が長すぎたり、身幅が狭すぎたりすることがありますが、デュアリグの現在の製品は日本市場向け(ゼビオ企画)に作られています。そのため、日本人の体型にフィットしやすく、ゆったり着たいというニーズにも応えてくれます。

ヒートクロスなどの独自機能素材

ゼビオグループの技術力を活かした機能素材が使われている点も見逃せません。発熱素材ヒートクロスを使用したインナーやアウターは、冬場のスポーツシーンで高い評価を得ています。ブランド名は地味でも、中身の機能はしっかりしているのが特徴です。

デュアリグのおすすめアイテム

最後に、デュアリグの中でも特に評価が高く、失敗しにくいアイテムをピックアップしました。ロゴが目立たない、消耗品を中心に選ぶのが賢い買い方です。

ジョイントサポーター

YouTubeのレビューでも評価が高かったアイテムです。他メーカー品が入手困難な場合でもゼビオに行けば手に入り、機能面でもズレにくく、締め付け具合もちょうど良いと評判です。ロゴも目立たないので、ブランドを気にせず使えます 。   

サッカーソックス

消耗品の代表格であるソックスは、デュアリグで十分という声が多数です。カラーバリエーションも豊富で、チームカラーに合わせやすいのが特徴。穴が開いてもすぐに買い換えられる気軽さは、日々の練習において重要です。

インナーウェア(アンダーシャツ・スパッツ)

ユニフォームの下に着るインナーは、外からブランドロゴが見えにくいアイテムです。夏用の冷感インナーや冬用の保温インナーは機能性が高く、価格も安いのでまとめ買いに最適です。肌触りも悪くなく、実用性重視のプレーヤーに愛用されています。

まとめ

デュアリグがダサいと言われる主な理由は、ゼビオでの安売りイメージや、一部のデザインが洗練されていないことにありました。ファッション性やステータスを重視する人にとっては、確かに避けたほうがよいブランドかもしれません。

しかし、そのダサさの裏側には、圧倒的なコストパフォーマンスと実用性という強固なメリットが存在します。子供の練習着や消耗品、あるいは機能重視の実利派プレーヤーにとっては、これ以上ないほど頼りになる存在です。

周りの目は気にせず、賢くお金を使いたい。そんな地に足のついた考えを持つ人にとって、デュアリグは決して恥ずかしいブランドではありません。自分の目的と照らし合わせて、うまく取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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