ドレステリアがダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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ドレステリアは、上質で洗練されたアイテムがそろう、日本のセレクトショップでありオリジナルブランドです 。ヨーロッパの伝統的なスタイルを現代風にアレンジした上品なコーディネートを提案し、多くのファッション好きから支持されています。

しかし、その一方で「ドレステリアはダサい」という声が聞かれることもあります。

そこでこの記事では、ドレステリアがダサいと言われる理由をSNSの評判などから探り、どんな人におすすめで、どんな人には向かないのかを解説します。

ドレステリアの服が欲しいけど、もしかして時代遅れかな?と不安な人は、ぜひ参考にしてください。

目次

ドレステリアとは?

ドレステリアは、1998年に大手アパレル企業のワールドが立ち上げた、セレクトショップでありオリジナルブランドです

ブランドのコンセプトは「今に受け継がれる物への再評価、再構築」 。イギリスの伝統、イタリアの職人技、フランスのエスプリといったヨーロッパのファッション文化を取り入れつつ、現代に合わせた上品なスタイルを提案しています

主なターゲットは、本質的な価値がわかる30代から50代の大人の男女です

トレンドを追いかけるよりも、長く使える普遍的なデザインと質の良い素材を大切にする層から信頼を得ています。

価格帯はセレクトショップの中でも少し高めで、Tシャツが1万円前後、定番のパーカーは約2万円、ジャケットは4万円以上と、一つひとつのアイテムにこだわりが感じられます

オリジナルアイテムの質の高さはもちろん、国内外からこだわりのブランドをセレクトしており、ファッションとライフスタイルをトータルで提案する世界観も特徴です

ドレステリアがダサいと言われている理由

上質で洗練されたイメージのドレステリアですが、なぜ一部でダサいと言われてしまうのでしょうか。

その背景には、ブランドが持つ変わらないスタイルと、今のファッショントレンドとの間に生まれたギャップがあるようです。

時代に合わないコンサバなデザインが野暮ったい

ドレステリアの魅力は、流行に左右されないクラシックで上品なスタイルです。

しかし、その変わらないスタイルが、今のファッションが好きな人から見ると、少し物足りなくコンサバすぎると感じられることがあるようです。それが、野暮ったいというイメージにつながっています。

特に、昔からのファンからは「店舗が改装されてからOLっぽくなってしまい、個性が薄れた」という声も聞かれます

これは、ブランドが持っていた独自のこだわりや、少し尖ったセレクトの魅力が、より多くの人に受け入れられるスタイルに変わったと感じる人がいることを示しています。

この背景には、ブランドの経営的な事情も関係しているのかもしれません。

情報によると、ドレステリアは長年、利益を出すのに苦労してきたとされています 。厳しい状況の中、より安定した顧客層であるオフィスワーカーなどをターゲットにした、手堅いきれいめスタイルに力を入れるのは、ビジネスとしては自然な流れです。

しかしその結果、かつてのブランドが持っていた独自の魅力やファッション好きを唸らせるような面白みが薄れ、一部のファンにとっては物足りなく、野暮ったいものに映ってしまったのかもしれません。

定番パーカーのタイトなシルエットが時代遅れ

ドレステリアを代表するアイテムといえば、多くの人が「吊裏毛ジップアップパーカ」を思い浮かべるでしょう

しかし、この有名なパーカーが、時代遅れというイメージの大きな原因になっているようです。

その理由は、とてもコンパクトでタイトなシルエットにあります。発売された当初は、そのすっきりとしたサイズ感が都会的で洗練されていると人気でした。

ですが、今のファッションの主流は、肩が落ちたデザインや身幅の広いオーバーサイズのシルエットです。

リラックス感のある着こなしが好まれる中で、ぴちぴちに見えることもあるドレステリアのパーカーのタイトなシルエットは、窮屈で古くさいと感じる人も少なくありません

実際にSNSなどでは「中に厚手の服が着られない」「腕周りがきつい」といったサイズ感の悩みが投稿されています

最近ではウェブ限定で大きめのサイズも出ていますが 、ブランドの基本的なデザインはスリムなままなので、この点が今のトレンドと大きく異なっています。

価格に見合わないディテールがセンスない

ドレステリアのアイテムは、決して安くありません。定番パーカーは約2万円、アウターは5万円を超えるものもあり、買う側も高い品質を期待します

素材や縫製の質は確かですが、細かい部分のデザインがその期待に応えられないと、価格に見合わない、センスがない、という厳しい評価につながってしまいます。

例えば、パーカーのフード紐がよく挙げられます。

SNSなどでは、紐が安っぽい、ビニール紐みたいだ、という声がよく見られます 。本体の生地である吊裏毛は、ふっくらと柔らかく最高の着心地なだけに、この紐の安っぽさが目立ってしまうのです。

数万円を払って手に入れる一着だからこそ、細かい部分まで完璧であってほしいと思うのは当然です。

このような細かな点での妥協が、ブランド全体の信頼を損ない、高いだけでセンスがないという不満を生む原因になっています。

ドレステリアの評判・口コミ

SNSやレビューサイトで見られるドレステリアの評判や口コミを、良い点と悪い点に分けて紹介します。

良い口コミ

  • 吊裏毛の生地が最高。ふっくら柔らかいのに丈夫で、何年も着られる
  • パーカーのフードの立ち上がりがとにかく綺麗。これを羽織るだけでコーデが締まる
  • シンプルで上品なデザインだから、年を重ねても長く使える。まさに大人のための服
  • 試着すると良さがわかる。計算されたシルエットが体をきれいに見せてくれる
  • ダウンコートの品質がすごい。世界最高品質のホワイトグースダウンで、軽くてとても暖かい

悪い口コミ

  • 定番パーカーのサイズ感がタイトすぎる。特に腕周りが細くて動きづらい
  • パーカーのフードの紐が安っぽくて残念。値段を考えると納得いかない
  • 昔に比べて普通のOLさん向けのブランドになった。前みたいな面白みがなくなった
  • パーカーのフードは飾り。デザインはいいけど、実際に被るには小さすぎて使えない
  • 一部の店舗で店員さんの接客態度が気になった

ドレステリアがおすすめな人

ドレステリアの特徴を考えると、次のような人に特におすすめです。

上質で長く使えるベーシックアイテムを求める人

流行に流されず、本当に良いものを長く大切に着たい人にとって、ドレステリアはぴったりのブランドです。

アイコンである吊裏毛のスウェットや、高品質なホワイトグースダウンを使ったコートなど、素材と作りにこだわったアイテムは、何年も着続けられるほどの耐久性と普遍的なデザインを備えています

ファッションを消費ではなく、自分への投資と考える人には、価格に見合うだけの満足感を与えてくれるでしょう。

きれいめで品のあるスタイルを好む30代〜50代の人

ドレステリアの服は、大人の体を美しく見せるのが得意です。

タイトでコンパクトなシルエットは、ルーズな服装が苦手で、きちんと感や品格を大切にしたい30代から50代の層によく合います

トラディショナルでクリーンなスタイルなので、オフィスから休日のきれいめな装いまで、いろいろな場面で活躍します。だらしなく見えず、いつも洗練された印象でいたい大人の男女にこそ、その良さがわかります。

トレンドに左右されない自分だけの定番を見つけたい人

世の中のトレンドに振り回されず、自分のスタイルを持っている人にもドレステリアはおすすめです。

ブランドの哲学である「再評価、再構築」は、一時的な流行とは違います

ドレステリアのアイテムを持つことは、単に服を買うだけでなく、自分のスタイルへの自信を表現することにもつながります。自分だけの定番を見つけ、それを自分らしく着こなす喜びを知っている人にとって、ドレステリアは信頼できるパートナーになるはずです。

ドレステリアがおすすめできない人

一方で、その独自のスタイルのため、次のような人にはあまり向いていないかもしれません。

流行のオーバーサイズシルエットを好む人

今のファッショントレンドである、ゆったりとしたオーバーサイズの着こなしが好きな人には、ドレステリアの服はあまり合わないかもしれません。

特に定番パーカーに代表されるコンパクトなサイズ感は、リラックスしたシルエットを求める人にとっては窮屈で時代遅れに感じられるでしょう

手持ちの服がドロップショルダーやワイドシルエットのアイテムばかりだと、ドレステリアの服をうまくコーディネートするのは難しいかもしれません。

常にファッションの目新しさや刺激を求める人

毎シーズン、新しいデザインや斬新なアイデアをファッションに求める人にとって、ドレステリアの変わらないスタイルは退屈に感じるかもしれません。

ブランドの基本は変わらないことの価値であり、目まぐるしく変わるトレンドを追いかけるのとは正反対です

そのため、ファッションを通じていつも新しい自分を表現したい、新しい刺激が欲しいというタイプの人には、物足りなさを感じさせる可能性があります。

コストパフォーマンスを最優先する人

品質は高いですが、価格もそれなりに高いため、コストパフォーマンスを一番に考える人にはおすすめしにくいブランドです。

パーカーの紐のように、細かい部分の作りに不満を持つ人がいるのも事実です

同じくらいの価格帯なら、もっとトレンド感のあるデザインや、違う価値を持つブランドもたくさんあります。限られた予算で最大限の満足を得たいなら、他の選択肢を考えてみるのが良いかもしれません。

ドレステリアのおすすめポイント

ドレステリアが長く愛され続ける理由、その魅力を3つのポイントで紹介します。

こだわり抜かれた上質な素材と丁寧な作り

一番の魅力は、素材と作りへのこだわりです。

和歌山にわずかに残る旧式の編み機でゆっくりと編まれた吊裏毛は、空気を含んだような特別な柔らかさと、型崩れしにくい丈夫さを両立しています

また、コートには世界最高品質と言われるホワイトグースダウンや、Super 120sのような極細のウール繊維を使うなど、見えない部分にも妥協がありません

日本のものづくり精神が感じられる丁寧な作りは、着るたびに愛着がわく確かな品質を約束してくれます。

大人の体をきれいに見せる計算されたシルエット

時代遅れと言われることもあるタイトなシルエットですが、これは大人の体を最も美しく見せるために計算されたデザインです。

やみくもに体のラインを隠すのではなく、ほどよいフィット感でシャープですっきりした印象を与えます

特にパーカーの立体的なフードや、ワンピースのウエストの位置など、細かい工夫によってスタイルが良く見えます 。オーバーサイズの服が持つルーズさとは違う、上品で洗練された雰囲気に見せてくれます。

ヨーロッパの伝統とモダンが融合した世界観

ドレステリアが提供するのは、単なる服ではなく、確立された一つの世界観です。

イギリスの伝統的なチェック柄、イタリアのモダンなカッティング、フランスのおしゃれな雰囲気。これらの要素が絶妙に混ざり合ったスタイルは、知的で上品な空気感を持っています

それは、トレンドを消費するだけのファッションではなく、文化や歴史に裏付けられた本質的な豊かさを求めるライフスタイルの提案でもあります。この揺るぎない世界観に共感する人にとって、ドレステリアは特別な存在であり続けます。

ドレステリアのおすすめアイテム

ドレステリアの世界観がわかる、特におすすめのアイテムを3つ紹介します。

ブランドの顔「吊裏毛ジップアップパーカ」

良くも悪くもドレステリアの顔といえるのが、このジップアップパーカです

一番の魅力は、他では味わえない吊裏毛の最高の着心地と、羽織るだけで様になる美しいフードの立ち上がりです

ただ、そのタイトなシルエットは着る人を選びます。購入を考えるなら、必ず試着してサイズ感を確かめることが大切です。

今のトレンドとは違いますが、このフィット感が自分のスタイルに合えば、きっと満足できる一着になるはずです。

上質な素材感が際立つコート類

ドレステリアの本当の良さは、コートなどのアウターに表れているかもしれません。

例えば、Super 120sウールを使ったPコートは、重厚感がありながら驚くほどしなやかで、美しいシルエットです

また、最高品質のホワイトグースダウンを使ったダウンジャケットは、都会的でスマートなデザインなのに、アウトドアブランド並みの暖かさを誇ります

高価ではありますが、素材の良さが直接伝わるアウターは、長く愛用できる確かな投資になります。

一枚で様になる上品なワンピース

大人の女性の魅力を引き出す、上品なワンピースもドレステリアの得意分野です。

シワになりにくく、美しいドレープが生まれる上質な生地を使い、ウエストの切り替えなどでスタイルが良く見えるように計算されています

華美な装飾がないシンプルなデザインだからこそ、素材の良さとシルエットの美しさが引き立ちます。

少し改まった食事会や学校行事などでも自信を持って着られる、頼りになる一着が見つかるはずです。

まとめ

ドレステリアがダサいと言われる主な理由は、ブランドの基本であるクラシックでタイトなシルエットが、今の主流であるオーバーサイズのトレンドと大きく違う点にあります。

このスタイルの違いが、時代遅れ、野暮ったいといった評価につながっているのであり、品質が低いわけではありません。

流行りのリラックスしたシルエットを求める人には、ドレステリアは合わないかもしれません。

しかし、流行に左右されないデザイン、優れた素材、そして体を美しく見せる計算されたシルエットを大切にする人にとっては、これからも魅力的なブランドであり続けるでしょう。

最終的には、どんなファッションが好きか、という個人の価値観によります。

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