イタリアのカジュアルブランドとして世界的に有名なディーゼル。
特にデニムが人気ですが、時計などのアクセサリーも個性的で多くのファンを魅了しています。
しかし、一部ではディーゼルの時計はダサい、時代遅れだという声も聞かれます。
せっかく買うなら、周りからセンスがないと思われたくないですよね。
そこでこの記事では、ディーゼルの時計がダサいと言われる理由を、SNSなどのリアルな声を元に探っていきます。
実際に使っている人の口コミや、どんな人におすすめで、どんな人には合わないのかも詳しく解説します。
ディーゼルの時計を買おうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ディーゼルとは?
ディーゼルは、1978年にイタリアで生まれたファッションブランドです 。
ブランド名の由来は、当時新しいエネルギーとして注目されていたディーゼル燃料から。
世界中どこでも同じように発音できて覚えやすいこの言葉のように、世の中を活気づけたいという創業者の思いが込められています 。
ディーゼルは、高級ブランドとも一般的なカジュアルブランドとも違う、プレミアム・カジュアル・ウェアという新しいジャンルを作り出しました 。
ブランドの根底にあるのは、勇敢であること。常識にとらわれず、新しいことに挑戦し続ける姿勢がディーゼルの魅力です 。
その精神は、時計のデザインにも色濃く反映されています。
ディーゼルの時計がダサいと言われている理由
個性的なデザインが魅力のディーゼルですが、なぜダサいと言われてしまうことがあるのでしょうか。
その理由を具体的に見ていきましょう。
圧倒的な「デカ厚」デザインが時代遅れに見えるから
ディーゼルの時計の最大の特徴は、デカ厚と呼ばれるそのデザインです。
ケースの直径が50mmを超えるモデルも珍しくなく、腕につけたときの存在感と重量感は圧倒的 。
実際に購入した人からも、箱を開けてまずデカさに驚いた、想像以上に重い、といった声が多く上がっています 。
この大きくて厚いスタイルは2000年代頃に流行しましたが、最近のトレンドはもっとシンプルで小ぶりなデザインに移っています。
そのため、流行に敏感な人から見ると、ディーゼルのデカ厚デザインは少し時代遅れで、野暮ったく見えてしまうことがあるようです。
主張が強すぎて子供っぽく見えてしまうから
文字盤のデザインも非常に個性的です。
航空機の計器をイメージしたメガチーフシリーズや、複数の時間を表示するミスターダディシリーズなど、メカニカルで遊び心のあるデザインが揃っています 。
ゴールドやオレンジといった派手な色使いも特徴の一つです 。
しかし、この装飾の多さや主張の強さが、人によってはごちゃごちゃして見えたり、子供っぽいと感じられたりするようです。
特に30代以上の大人が着けるには少し派手すぎるという意見もあり、いい年して着けるのは恥ずかしいと感じる人もいます 。
ファッションを選ぶため使いどころが難しいから
ディーゼルの時計は、デニムやTシャツ、レザージャケットといったカジュアルでストリート系のファッションに合うように作られています 。
ダメージジーンズにゴツい時計を合わせるような、男らしいスタイルにはぴったりです。
その反面、スーツやジャケットを着るようなビジネスシーンや、フォーマルな場にはまったく合いません 。
休日専用と割り切れば良いのですが、仕事でもプライベートでも一本の時計を使いたい人にとっては、使い勝手が悪いと感じるでしょう。
TPOを考えずに着けてしまうと、センスがないと思われかねません。
時計専門ブランドではないというイメージがあるから
時計の世界では、ロレックスやセイコーのように、ムーブメントから自社で作る専門ブランドが高く評価される傾向があります。
ディーゼルのようなアパレルブランドが作る時計は、ファッションウォッチと呼ばれ、時計好きからは少し下に見られてしまうことがあります。
デザイン性を重視するあまり、時計としての性能は二の次というイメージがあるためです。
中身は普通のクォーツで、見た目だけの時計だという偏見が、ダサいという評価につながっている面もあるかもしれません 。
ディーゼルの時計の評判・口コミ
実際にディーゼルの時計を使っている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミをまとめました。
- 他にないデザインでとにかくカッコいい。腕元のアクセントになる 。
- このゴツさと重さが男らしくて良い 。
- 光の角度で色が変わる偏光ガラスがきれい 。
- ストリート系のファッションに合わせるとコーデが格上げされる 。
- プレゼントしたらインパクトがあってすごく喜ばれた 。
悪い口コミ
- 思ったよりデカくて重い。慣れるまで時間がかかった 。
- デザインは好きだけど、モデルによっては時間が分かりにくい 。
- 日付の表示が小さすぎて見えない 。
- スーツには絶対に合わないので、完全に休日用 。
- 大人が着けるには、少し若すぎるデザインかなと感じる 。
ディーゼルの時計がおすすめな人
では、ディーゼルの時計はどんな人に向いているのでしょうか。
腕元でファッションを主張したい人
ディーゼルの時計は、ただ時間を確認するためのものではありません。
その大きさや独創的なデザインは、腕元の主役になるアクセサリーです 。
シンプルな服装でも、この時計をつけるだけで一気にコーディネートが引き締まります。
時計もファッションの一部として、自己表現を楽しみたい人には最高のアイテムでしょう。
ストリートやY2Kファッションが好きな人
2000年代に流行したスタイルが、Y2Kファッションとして再び注目されています 。
まさにその時代の空気感をまとったディーゼルのデカ厚デザインは、今のY2Kトレンドにぴったりハマります 。
流行のストリートファッションが好きな人にとっては、ディーゼルの時計はダサいどころか、むしろ最先端のカッコいいアイテムと言えるかもしれません。
他の人と被らない個性的な時計が欲しい人
シンプルな時計が多い中で、ディーゼルは真逆のデザインで独自の地位を築いています。
航空計器のような文字盤や、虹色に光るガラスなど、他では見られない個性的なディテールが満載です 。
みんなと同じものはつまらない、自分のスタイルを大切にしたい、という人にとって、ディーゼルの時計はぴったりの選択肢です。
ディーゼルの時計がおすすめできない人
一方で、その個性の強さから、おすすめできない人もいます。
ビジネスやフォーマルな場面で使いたい人
ディーゼルの時計はカジュアルな服装に特化しているため、スーツを着る仕事や冠婚葬祭には向きません 。
TPOをわきまえる必要がある場面での使用は避けた方が良いでしょう。
仕事でもプライベートでも使える時計を探しているなら、他のブランドを検討することをおすすめします。
シンプルでさりげないお洒落が好きな人
派手さよりも、シンプルで上質なものをさりげなく身に着けたいという人には、ディーゼルの時計は合わないでしょう。
ディーゼルの魅力は、装飾的で主張の強いデザインにあります。
控えめで落ち着いたスタイルを好む人とは、ファッションの方向性が異なります。
時計のブランドや性能を重視する人
時計を資産価値や機械としての精密さで評価する、いわゆる時計マニアの人にはおすすめできません。
ディーゼルはファッションブランドであり、時計専門メーカーのような歴史や技術的な背景はありません 。
時計にステータスや本格的な性能を求めるなら、価格は上がりますが、時計専門ブランドから選ぶのが賢明です。
ディーゼルの時計のおすすめポイント
ディーゼルの時計が持つ、他にはない魅力を3つ紹介します。
アクセサリーとしてのデザイン性の高さ
ディーゼルの時計は、時間を知る道具というより、腕につけるアクセサリーとして考えた方が良いかもしれません 。
計算されたケースの形や立体的な文字盤など、すべてがファッションのアクセントになるようにデザインされています。
遊び心のあるメカニカルな文字盤
ディーゼルの魅力は、なんといってもその独創的な文字盤にあります。
戦闘機のコックピットのようなデザインなど、男性なら誰もがワクワクするようなメカニカルな見た目は、見ているだけでも楽しめます 。
友人との会話のネタにもなるような、ストーリーを感じさせるデザインです。
手に取りやすい価格帯
これだけインパクトのあるデザインで、世界的に有名なブランドにもかかわらず、価格は2万円台から6万円台が中心と、比較的手頃です 。
特にファッションにお金をかけたい若い世代にとって、このコストパフォーマンスの高さは大きな魅力でしょう。
ディーゼルのおすすめアイテム
数あるモデルの中から、特におすすめの3シリーズを紹介します。
MEGA CHIEF (メガチーフ)
ディーゼルの時計の中でも、最も有名で人気のあるシリーズです 。
51mmを超える大きなケースと、航空機の計器盤をイメージした複雑な文字盤が特徴。
光の角度で色が変わる偏光ガラスを使ったモデルは特に人気で、ディーゼルの世界観を存分に楽しみたい人におすすめです 。
MR. DADDY (ミスターダディ)
デカ厚を極めたのが、このミスターダディシリーズ。
最大57mmという巨大なケースに、4カ国の時間を同時に表示できるという規格外のモデルです 。
その名の通り、圧倒的な存在感と威圧感は他の時計を寄せ付けません。
とにかく一番大きくて目立つ時計が欲しい、という究極の個性を求める人にぴったりです 。
D-SRUPTOR (ディスラプター)
ブランドの進化を感じさせる、新しいシリーズがディスラプターです 。
ブレスレットとケースが一体化したような未来的なデザインと、動物の爪をモチーフにしたインデックスが特徴的。
これまでのモデルより少し洗練されつつも、ディーゼルらしい遊び心は健在です 。
現代のY2Kやストリートファッションの流れを汲んだデザインで、トレンドを意識するならこのモデルがおすすめです。
まとめ
ディーゼルの時計がダサいかどうかは、人それぞれのファッションの好みや、時計に何を求めるかによって変わります。
ストリートファッションが好きで、個性を表現するアクセサリーとして時計を楽しみたい人にとって、ディーゼルの時計は最高のアイテムになり得ます。
一方で、ビジネスシーンで使いたい人や、シンプルで上品なスタイルを好む人には、子供っぽく、時代遅れに感じられるかもしれません。
結局のところ、一番大切なのは周りの評価ではなく、自分自身がそのデザインを気に入るかどうかです。
この記事を参考に、自分のスタイルに合うかどうかを考えてみてください。
もしディーゼルの時計に魅力を感じるなら、自信を持って身に着けるのが一番です。
それこそが、ディーゼルのブランド精神である「勇敢であること」に繋がるはずです。