サーフブランドとしてのルーツを持ちながら、今では大人のカジュアルシューズとして定着しているコンカラーシューズ。独特の丸みを帯びたフォルムや、履き心地の良さで根強いファンがいます。
しかし、ネットで検索しようとすると「ダサい」なんて言葉が出てきて、ちょっと不安になった人もいるのではないでしょうか。
買おうか迷っているのに、そんな評判を目にすると躊躇してしまいますよね。そこで本記事では、コンカラーシューズが本当にダサいのか、なぜそう言われてしまうのか、その理由とおすすめできる人・できない人を掘り下げて解説します。「コンカラーが気になっているけど、失敗したくない」という人は、ぜひ参考にしてください。
コンカラーシューズとは?
まずは、コンカラーシューズがどんなブランドなのかを簡単に振り返っておきましょう。
コンカラーは1998年にスタートしたブランドです。もともとはサーフブランドとして始まり、アクションスポーツを楽しむ人たちの間で人気を集めました。海上がりの疲れた足をリラックスさせるための「アフターシューズ」という位置づけだったんですね。
面白いのは、このブランドを運営しているのが日本の企業だということです。靴産業の街として有名な、東京都台東区浅草にある株式会社コレクションという会社が手がけています。
つまり、海外のブランドのように見えて、実は日本人の足を知り尽くした日本のメーカーが企画しているんです。これが後ほど紹介する「JAPAN FIT」という履き心地の良さにつながっています。
当初はサーファー向けのコアなアイテムでしたが、今ではその快適さとシンプルなデザインが評価され、普段履きやビジネスカジュアルに使う人も増えて、ライフスタイルブランドへと進化しています。
コンカラーシューズがダサいと言われている理由
では、なぜ一部で「ダサい」なんて言われてしまうのでしょうか。SNSや口コミなど、生の声を徹底的にリサーチして見えてきた理由は、大きく分けて3つありました。
決してブランド全体が悪いわけではなく、見る人の好みや世代、合わせ方によるミスマッチが原因のようです。
おじさんっぽいデザインに見えるから
ひとつ目の理由は、デザインが「おじさんっぽい」と感じられることがある点です。
コンカラーの靴は、日本人の足に合わせて幅広で甲高に作られています。また、つま先が丸いフォルムのモデルが多いのも特徴です。これが、シュッとした細身のスニーカーを見慣れている若い世代や、トレンドのハイテクスニーカーが好きな人から見ると、「野暮ったい」「おじさんの靴みたい」と映ってしまうことがあります。
特に10代や20代の若い女性から見ると、父親が履いている靴というイメージが重なるのかもしれません。実際に口コミでも、「50代以降ならいいけど、若者が履くとダサいかも」「ジャージやスウェットに合わせるとおじさんに見える」といった辛辣な意見もちらほら見受けられました。
流行りの厚底や派手な装飾がない分、地味で落ち着きすぎている印象を与えてしまうのが、「ダサい」と言われる一番の要因のようです。
合皮の質感が安っぽく見えることがあるから
ふたつ目は、素材感に関する誤解です。
コンカラーの多くのモデルには、高品質な合成皮革(シンセティックレザー)が使われています。これは、水や汚れに強くて手入れが楽だという機能的なメリットがあるから採用されているものです。
しかし、世の中には「本革こそが正義」という価値観を持つ人もいます。そういった人たちからすると、合皮特有の均一な質感や、履き込んだ時のシワの入り方が「安っぽい」と感じられてしまうことがあるようです。
「1万5千円くらいするのに合皮なの?」と、価格と素材のバランスに納得できない層が、ネガティブな評価を下しているケースが見られました。ただ、これは「安っぽい」のではなく、あえて「機能的な素材を選んでいる」というブランドの意図が伝わっていないことによるミスマッチとも言えます。
ファッションとの合わせ方が難しいから
3つ目は、コーディネートの難易度です。
コンカラーはとてもシンプルなデザインですが、独特のボリューム感があります。そのため、合わせるパンツの太さや丈によっては、足元だけが浮いてしまったり、スタイルが悪く見えてしまったりすることがあるようです。
例えば、極端に細いスキニーパンツにボリュームのあるコンカラーを合わせると、足だけ大きく見えてバランスが悪くなることがあります。逆に、だぼだぼのストリート系ファッションとも、テイストが少し異なります。
「何にでも合う万能選手」と思いきや、実はおしゃれに見せるにはバランス感覚が必要なんですね。「買ったはいいけど、手持ちの服と合わせたらなんか変だった」という経験が、「この靴はダサい」という感想につながっているのかもしれません。
コンカラーシューズの評判・口コミ
では、実際に履いているユーザーはどのように感じているのでしょうか。ネット上の口コミやレビューを、良いものも悪いものも包み隠さず整理しました。
調べてみると、実は購入者の満足度は非常に高く、リピーターが多いのがこのブランドの特徴だということがわかりました。
良い口コミ
まずは良い口コミからです。履き心地の良さに感動する声が圧倒的に多かったです。
- もう3足目の購入です。幅広の私の足でも締め付け感がなくて、長時間歩いても全然疲れません。
- 日本人の足に合わせた「JAPAN FIT」というだけあって、サイズ選びで失敗しませんでした。普段のサイズでぴったりです。
- 仕事用に黒のマンハッタンを履いています。革靴に見えるのに中身はスニーカーだから、外回りが本当に楽になりました。
- インソールのクッション性がすごく良くて、ふわふわした履き心地が病みつきになります。
- オアシスというモデルは紐を結ばなくていいので、脱ぎ履きが多い時にすごく便利です。
悪い口コミ
一方で、気になる悪い口コミもありました。特に耐久性に関する指摘がいくつか見られました。
- デザインは気に入っているのですが、しばらく履いていたらソールが剥がれてしまいました。耐久性は少し弱いかもしれません。
- 縫製の糸がほつれてくることがありました。個体差があるのかもしれませんが、少し残念です。
- やっぱり合皮なので、本革のような高級感や経年変化は期待できません。数年履くと表面が劣化してきます。
- 他のスニーカーに比べると、知名度が低いので「どこの靴?」と聞かれることが多いです。
- 価格が以前より少し上がった気がします。中国製でこの値段だと少し高いかなと感じることもあります。
コンカラーシューズがおすすめな人
ここまでの内容を踏まえて、コンカラーシューズはどんな人にぴったりなのかをまとめました。もしあなたがこれらに当てはまるなら、コンカラーは最高の相棒になるはずです。
足の幅が広くて靴選びに困っている人
コンカラーの一番の強みは、なんといっても「幅広・甲高」な設計です。
海外ブランドのスニーカーだと、デザインはかっこいいけど横幅がキツくて足が痛くなることってありませんか。無理してサイズを上げると、今度はつま先が余って歩きにくいなんてことも。
コンカラーなら、そんな悩みとはおさらばです。「JAPAN FIT」のワイドな作りは、日本人の足にストレスなくフィットします。夕方になっても足がむくんで痛くなりにくいので、足の悩みを持っている人には本当におすすめです。
仕事で歩くことが多いビジネスマン
スーツやオフィスカジュアルで仕事をしているけど、革靴は疲れるから履きたくないという人にも最適です。
特に「マンハッタン」などの黒いモデルは、パッと見は落ち着いた革靴のように見えますが、機能は完全にスニーカーです。クッション性が高く軽量なので、営業でたくさん歩く人や、立ち仕事の人にとっては救世主のような存在になるでしょう。
「仕事終わりの足の重さが全然違う」という声も多く、一度履くと革靴には戻れなくなるかもしれません。
大人のリラックススタイルを楽しみたい人
30代や40代になって、あまり派手なハイテクスニーカーは気恥ずかしいけど、おしゃれはしたいという人にもおすすめです。
コンカラーのデザインは、シンプルで主張しすぎない「大人の余裕」を感じさせます。デニムやチノパンとの相性が抜群で、休日のパパコーデや、ちょっとしたお出かけにちょうどいいんです。
サーフブランド由来のゆるい雰囲気があるので、キメすぎない自然体のおしゃれを楽しみたい人にぴったりですよ。
コンカラーシューズがおすすめできない人
逆に、こういう人にはコンカラーは合わないかもしれません。買ってから後悔しないように、チェックしておきましょう。
流行りのトレンドを追いかけたい若者
もしあなたが、SNSで映えるような最新のトレンドや、誰もが知っているプレミアスニーカーを求めているなら、コンカラーは物足りないでしょう。
厚底や複雑なデザイン、大きなロゴが入った靴が好きな人からすると、コンカラーはあまりにシンプルすぎて「地味」に映ります。ファッションで個性を爆発させたい10代や20代前半の人には、もっと別の選択肢があるはずです。
本革の経年変化を楽しみたい革靴好き
靴を育てるのが好きで、クリームを塗って手入れをしたり、革のエイジングを楽しんだりしたい人には向きません。
コンカラーの多くは合皮(シンセティックレザー)です。これは手入れが楽で汚れにくいというメリットがある反面、使い込んでも本革のような味は出ません。あくまで「スニーカー」として割り切って使える人向けです。
本格的なレザーシューズの重厚感や質感を求めているなら、同じ価格帯でも本革を使っている他のブランドを探したほうが幸せになれるでしょう。
足の幅が極端に細い人
コンカラーは幅広の人には天国ですが、逆に足の幅が細い人には緩すぎる可能性があります。
欧米型の細長い足の形の人が履くと、靴の中で足が遊んでしまって、フィット感が損なわれることがあります。もし自分が幅狭だと自覚しているなら、一度試着してサイズ感を確かめることを強くおすすめします。
コンカラーシューズのおすすめポイント
ここでは、コンカラーならではの魅力を3つのポイントに絞って紹介します。他のブランドにはない、こだわりの機能が詰まっています。
日本人のために作られた「JAPAN FIT」
何度も触れていますが、やはり一番のポイントはこれです。
日本のメーカーが、日本人の足型に合わせて木型(ラスト)から開発しています。欧米ブランドの「アジアンフィット」とはレベルが違います。
ただ幅が広いだけでなく、かかとのホールド感や甲の高さなど、細部まで計算されています。履いた瞬間に「あ、これ楽だわ」と感じられる安心感は、コンカラーならではの強みです。
高機能インソール「URBAN BOUNCER」
コンカラーの履き心地を支えているのが、独自のインソール「URBAN BOUNCER(アーバンバウンサー)」です。
これがただの中敷きではありません。高反発な素材が使われていて、歩くたびに衝撃を吸収してくれます。しかも通気性が良いので、蒸れやすい日本の夏でも快適に過ごせます。
靴本体も軽いのですが、このインソールのおかげでさらに足取りが軽く感じられます。まるで雲の上を歩いているような、というのは言い過ぎかもしれませんが、それくらい快適なんですよ。
汚れに強くて手入れが楽
メイン素材に使われている高品質なシンセティックレザーは、傷や汚れに強いのが特徴です。
本革だと雨の日には履けませんが、コンカラーなら多少の雨でも気にせず履けますし、汚れてもサッと拭くだけできれいになります。
忙しい毎日の中で、靴の手入れに時間をかけられない人にとっては、この「メンテナンスフリー」な点は大きなメリットと言えるでしょう。いつもきれいな足元を保てるのは、大人の身だしなみとしても重要ですよね。
コンカラーシューズのおすすめアイテム
最後に、これからコンカラーデビューをする人におすすめの定番モデルを3つ紹介します。
MANHATTAN EX(マンハッタン エクストラ)
コンカラーと言えばこれ、というくらいの看板モデルです。
くるぶし丈のミッドカットデザインで、程よいホールド感があります。特に「ブラック」はビジネスカジュアルの定番として大人気です。スラックスに合わせても違和感がなく、仕事と休日をシームレスにつないでくれる万能な一足です。
初めてコンカラーを買うなら、まずはここから入るのが間違いないでしょう。
OASIS(オアシス)
その名の通り、足のオアシスのようなリラックスモデルです。
最大の特徴は、紐を結ぶ必要がない「シューレースストッパー」がついていること。脱いだり履いたりが頻繁にある日本の生活様式にぴったりです。
デザインもシンプルで、かかとを踏んでも大丈夫なくらい柔らかい素材感のものもあります。休日のドライブや、ちょっとそこまでのお出かけに最高の一足です。
FLOATER(フローター)
もう少しカジュアルに、デニムやカーゴパンツと合わせたいならこのモデルです。
アメカジテイストが強めで、ボリューム感のあるデザインが特徴です。ソールも少し厚めなので、ワイドパンツなど太めのボトムスともバランスが取りやすいです。
サーフブランドとしてのルーツを感じさせるデザインで、アクティブな大人の休日に彩りを添えてくれます。
まとめ
コンカラーシューズが「ダサい」と言われる理由は、主におじさんっぽく見えるデザインや、合皮の質感に対する好みの違いにあるようです。
でも、それは裏を返せば「流行に左右されないベーシックなデザイン」であり、「手入れが楽で機能的」というメリットでもあります。
- 足が幅広で、自分に合う靴がなかなか見つからない人
- 仕事でもプライベートでも履ける、楽な靴を探している人
- 派手なブランドものよりも、実用性と快適さを重視する人
こういった人たちにとっては、コンカラーは決してダサい靴ではなく、むしろ「賢い選択」と言えるでしょう。
周りの評判を気にするよりも、自分の足が喜ぶ靴を選ぶのが一番です。もし気になっているなら、ぜひ一度その履き心地を試してみてください。きっと、「もっと早く出会いたかった」と思うはずですよ。
