イタリアの美しいリゾート地、カプリ島で生まれたカプリウォッチ。
スワロフスキーをふんだんに使ったきらびやかなデザインが魅力的で、腕元を華やかに彩ってくれます。
しかし、一部では「カプリウォッチはダサい」という声も。
そこで本記事では、カプリウォッチがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。
「カプリウォッチが欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人はぜひ参考にしてください。
カプリウォッチとは?
カプリウォッチは、1995年にイタリアのカプリ島で誕生した腕時計ブランドです 。
そのルーツは、1900年にスタイアーノ家が始めた工芸品店にまでさかのぼります 。
カプリ島を訪れる人々から「もっと斬新でカラフルな腕時計が欲しい」という要望に応える形で生まれました 。
デザインは、カプリ島のシンボルである時計台や、地中海の美しい自然からインスピレーションを得ています 。
文字盤にマルチカラーのスワロフスキーを散りばめたモデルが特に有名で、その華やかさがブランドの象徴です。
デザインはイタリアで行われていますが、時計の心臓部であるムーブメントには、信頼性の高い日本製のMIYOTA(シチズン)製クォーツが採用されています 。
イタリアの陽気なデザインと日本の確かな技術が融合した、ユニークなブランドです。
カプリウォッチがダサいと言われている理由
多くのファンを魅了するカプリウォッチですが、なぜ一部でダサいと言われてしまうのでしょうか。
その理由を詳しく見ていきましょう。
デザインが派手すぎる
カプリウォッチがダサいと言われる一番の理由は、その派手なデザインにあるようです。
文字盤を埋め尽くすほどのスワロフスキーは、良くも悪くも非常に目立ちます。
口コミでは「綺麗で可愛い」と評価される一方で、「文字盤がキラキラしすぎて時間が見づらい」という声も実際にあります 。
この過度な装飾性が、一部の人にとっては「やりすぎ」「センスがない」と感じられてしまうのかもしれません。
シンプルで落ち着いたファッションを好む人からは、野暮ったいと思われがちです。
時計好きからの評価が低い
時計を機能性や技術的な側面で評価する、いわゆる時計愛好家からの評価はあまり高くないようです。
カプリウォッチに搭載されているMIYOTA製のクォーツムーブメントは、信頼性が高く正確ですが、大量生産される汎用的なものです 。
そのため、職人技が光る機械式時計を好む層からは「ファッションウォッチ」と見なされ、本格的な時計とは認められにくい傾向があります。
海外の時計フォーラムでは、ムーブメントのローター(回転錘)の音が「シャカシャカ鳴って耳障り」「おもちゃみたいに安っぽく感じる」といった具体的な批判も見られます 。
見た目の豪華さに反して、中身が伴っていないと感じる人がいるのも事実です。
一昔前のトレンド感がある
46mmや49mmといった大ぶりのケースサイズや、クリスタルを多用したデザインは、2000年代に流行したスタイルを彷彿とさせます 。
近年のファッショントレンドは、シンプルで控えめな「クワイエット・ラグジュアリー」が主流です。
そのため、カプリウォッチの自己主張の強いデザインは、今の時代には少し古くさく「時代遅れ」に映ってしまう可能性があります。
また、海外の有名セレブが愛用しているのはパテック・フィリップやカルティエといった超高級ブランドがほとんどです 。
カプリウォッチは、タレントの菊地亜美さんが愛用していることで知られていますが 、ハイファッションというよりは、より大衆的なイメージが強いかもしれません。
トレンドに敏感な人にとっては、少し「終わった」ブランドと感じられたり、身につけるのが「恥ずかしい」と思われたりすることもあるようです。
カプリウォッチの評判・口コミ
実際にカプリウォッチを使っている人はどう感じているのでしょうか。
SNSや通販サイトから、良い口コミと悪い口コミを集めてみました。
良い口コミ
- とても綺麗な時計で、これからの季節に活躍してくれそう
- デザインは写真の通りかわいいし、安っぽい感じはない
- 値段の割に高級感があり、迫力が半端ない
- ちょっと派手かなと思ったけど、付けてみると華やかでワンポイントアクセントになっていい
- 夏にピッタリ。白がとても映えて大活躍しそう
悪い口コミ
- 文字盤がキラキラしすぎて時間がわかりづらい
- 思っていたより厚みがあった
- つけると重みがある
- バンドがおもちゃみたいなプラスチック
- 手首には大きく、ベルト調整が必要だった
カプリウォッチがおすすめな人
では、どのような人にカプリウォッチはおすすめなのでしょうか。
ファッションの主役になる時計が欲しい人
カプリウォッチの最大の魅力は、その圧倒的な存在感です。
シンプルな服装でも、この時計をつけるだけで一気に華やかな印象になります。
ブレスレット代わりにもなるので、アクセサリー感覚で時計を楽しみたい人にはぴったりです 。
「今日のコーデ、何か物足りないな」と感じたときのアクセントとして活躍してくれるでしょう。
リゾートファッションや夏コーデを楽しみたい人
カプリウォッチのデザインは、太陽が降り注ぐリゾート地に非常によく合います。
特に白やブルーを基調としたモデルは、夏の開放的な気分を盛り上げてくれます 。
Tシャツやワンピースといったカジュアルな夏服との相性も抜群。
旅行やレジャーなど、非日常の時間を楽しむためのお供としておすすめです。
人とは違う個性的なアイテムが好きな人
定番ブランドの時計では満足できない、という個性派の人にもカプリウォッチはおすすめです。
そのユニークなデザインは、周りの人の目を引くこと間違いなし。
「その時計、どこの?」と会話のきっかけになることも多いようです。
自分のスタイルを確立していて、ファッションで自己表現を楽しみたい人にこそ、着けこなしてほしい時計です。
カプリウォッチがおすすめできない人
一方で、カプリウォッチがあまり向いていない人もいます。
シンプルでミニマルなファッションを好む人
普段から無地の服や落ち着いた色合いを好む人にとって、カプリウォッチの派手さは悪目立ちしてしまう可能性があります。
時計だけが浮いてしまい、全体のコーディネートがちぐはぐな印象になることも。
控えめで洗練されたスタイルを目指す人には、あまりおすすめできません。
時計の機能性やステータス性を重視する人
時計を単なるアクセサリーではなく、資産価値や社会的なステータスを示すものとして考えている人には、カプリウォッチは物足りないかもしれません。
前述の通り、時計愛好家からの評価は決して高くないため、ステータスシンボルにはなりにくいでしょう。
また、本格的な機械式時計の複雑な機構や職人技に魅力を感じる人にも、クォーツ式のカプリウォッチは向いていません。
フォーマルな場面で使える時計を探している人
ビジネスシーンや冠婚葬祭など、フォーマルな服装が求められる場面には、カプリウォッチのデザインはふさわしくない場合が多いです。
特に、文字盤にカラフルなスワロフスキーが散りばめられたモデルは、カジュアルな印象が強すぎます。
TPOをわきまえる必要がある場面では、着用を避けたほうが無難でしょう。
カプリウォッチのおすすめポイント
カプリウォッチならではの魅力を3つのポイントにまとめました。
カプリ島の魅力を凝縮したユニークなデザイン
カプリウォッチのデザインは、何と言ってもユニークです。
イタリア・カプリ島の美しい風景や、陽気な雰囲気がそのまま時計に落とし込まれています 。
他のブランドにはない大胆な色使いと、きらびやかな輝きはカプリウォッチならでは。
見ているだけで気分が上がるような、楽しさに満ちたデザインが最大の魅力です。
手の届く価格で得られる華やかさ
カプリウォッチの価格帯は、5万円から8万円台のものが中心です 。
これは、数十万円以上する高級ブランド時計と比べると、比較的手の届きやすい価格と言えます。
「値段の割に高級感がある」という口コミも多く 、コストパフォーマンスの高さが評価されています。
本格的な高級時計は手が出ないけれど、腕元をおしゃれに飾りたい、という人にぴったりの選択肢です。
信頼性の高い日本製ムーブメント
デザインの国イタリアと、技術の国日本のハイブリッドである点も大きなポイントです。
心臓部には、世界的に評価の高いシチズン系のMIYOTA製クォーツムーブメントが使われています 。
クォーツ式なので、機械式時計のように毎日ゼンマイを巻く必要がなく、時間も正確でメンテナンスが簡単です 。
日本の正規販売代理店で購入すれば、5年間の長期保証が付いてくるのも安心できる点です 。
カプリウォッチのおすすめアイテム
最後に、カプリウォッチの人気コレクションをいくつかご紹介します。
Millefiori(ミッレフィオーリ)
イタリア語で「千の花」を意味するコレクション。
その名の通り、文字盤に色とりどりのスワロフスキーが花のように散りばめられています 。
カプリウォッチのアイコンとも言える、最も華やかで人気のあるモデルの一つです 。
Rocks(ロックス)
クロノグラフ(ストップウォッチ機能)を搭載した、スポーティーで男性的なコレクションです。
45mmや49mmといった大きめのケースサイズが特徴で、力強い存在感を放ちます 。
フェイスラインにクリスタルを埋め込んだモデルもあり、ゴージャスさと無骨さが両立しています 。
ClockTower(クロックタワー)
カプリ島のシンボルである時計台をモチーフにしたコレクション 。
文字盤に時計台のデザインが描かれており、カプリ島を訪れた記念やお土産としても人気です 。
他のモデルに比べてデザインはシンプルですが、遊び心を感じさせるシリーズです。
まとめ
カプリウォッチがダサいと言われる理由は、主にその派手なデザインや、ファッションウォッチという位置づけにありました。
しかし、その評価は見る人の価値観やファッションスタイルによって大きく変わります。
- カプリウォッチがおすすめな人
- ファッションの主役になる時計が欲しい人
- リゾートファッションや夏コーデを楽しみたい人
- 人とは違う個性的なアイテムが好きな人
- カプリウォッチがおすすめできない人
- シンプルでミニマルなファッションを好む人
- 時計の機能性やステータス性を重視する人
- フォーマルな場面で使える時計を探している人
カプリウォッチは、TPOや自身のファッションスタイルを理解した上で身につければ、これ以上ないほど魅力的なアクセサリーになります。
この記事を参考に、自分にとってカプリウォッチが「アリ」か「ナシ」かを判断してみてください。
