高い機能性を備えたダウンやフリースが人気のアメリカのブランド、ケープハイツ。
多くのアウトドア好きから支持されていますが、一部ではダサいという声も聞かれます。
そこでこの記事では、ケープハイツがダサいと言われる理由と、実際の評判を解説します。
「ケープハイツが欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人はぜひ参考にしてください。
ケープハイツとは?
ケープハイツは、1994年にアメリカで誕生したライフスタイルブランドです 。
もともとはL.L.Beanなど、有名アウトドアブランドの生産を手がける工場でした 。
その長年の経験を活かし、ニューイングランド地方の厳しい自然環境にも耐えられる、機能的でシンプルなウェアを作っています 。
ブランドのロゴにある三角形は、ケープコッドの海岸とアパラチア山脈を表現しており、街からアウトドアまで、あらゆるシーンで活躍するアイテムを提案しています 。
ケープハイツがダサいと言われている理由
確かな品質で人気のケープハイツですが、なぜダサいというイメージがあるのでしょうか。 その理由を探ってみましょう。
シンプルすぎて地味に見える
ケープハイツのデザインは、余計な装飾がないシンプルさが特徴です。
どんな服装にも合わせやすく長く使えるのが魅力ですが、そのシンプルさが人によっては地味で、面白みに欠けると感じられることがあります。
特に、ザ・ノース・フェイスのように大きなロゴや大胆なデザインが人気のアウトドアファッションの中では、ケープハイツの控えめなデザインは物足りなく、没個性的だと思われてしまうのかもしれません。
アウトドア感が野暮ったい
ケープハイツのウェアは、90年代のアメリカンアウトドアを彷彿とさせる、クラシックな雰囲気が持ち味です 。
このレトロなスタイルが、現代の洗練されたファッションの中では少し野暮ったく、時代遅れに見えてしまうことがあります。
例えば、ブランド定番の「80/20クロス」という生地は、機能的ですがマットでクラシックな風合いです 。
最新のテクニカル素材に比べると、少し古風な印象を与えかねません。
着る人のコーディネートによっては、ただの普通のアウトドアウェアに見えてしまい、お父さんの休日着のようなイメージを持たれる可能性もあります。
ロゴの知名度が低い
カナダグースやモンクレールのように、一目でどこのブランドか分かるロゴは、一種のステータスにもなります 。
その点、ケープハイツのロゴは、まだ一般的な知名度が高いとは言えません。
そのため、ブランド名で自分を表現したい人にとっては、魅力が感じられにくいようです。
SNSでは、品質は良いけれど、ブランドの分かりやすさを求める人からは少し物足りない、という声も見られます。
ケープハイツの評判・口コミ
実際にケープハイツを使っている人はどう感じているのでしょうか。 SNSなどのリアルな声を集めてみました。
良い口コミ
- ダウンなのに着ぶくれせず、シルエットがきれい
- 驚くほど軽くて動きやすいのに、中は薄着でも十分暖かい
- 生地にハリがあって高級感があるし、撥水性もあって実用的
- フリースの毛足が長くて、ずっと触っていたくなるくらい肌触りが最高
- デザインがシンプルだから、仕事から休日まで着回し力が高い
- 有名ブランドに負けない品質なのに、価格が手頃で嬉しい
- ポケットの内側がフリースだったり、細かい部分の作りが丁寧で使いやすい
悪い口コミ
- デザインがシンプルすぎて、他のブランドと比べると少し地味に感じる
- ロゴの知名度が低いので、着ていてもどこのブランドか気づかれにくい
- 定番のダウン「LUTAK」はかなり細身なので、中に厚手の服を着ると窮屈
- 良くも悪くも普通で、ファッションとしての遊び心やトレンド感はあまりない
- もう少し明るいカラーバリエーションが欲しい
ケープハイツがおすすめな人
ケープハイツは、どんな人に合っているのでしょうか。 おすすめな人を3つのポイントでわけてみました。
機能的でシンプルな服が好きな人
アウトドアブランドの機能性は欲しいけど、派手なデザインは苦手、という人にケープハイツはぴったりです。
厳しいテストをクリアした本物の機能性を持ちながら、デザインは都会的で控えめ 。
流行に左右されず、長く使える良いものを探している人におすすめです。
街でもアウトドアでも着たい人
平日は仕事、週末はキャンプやサーフィンへ、といったアクティブなライフスタイルの人にもおすすめです。
ジャケット一着で、オンもオフも自然に着こなせます 。
まさに、街と自然をシームレスにつなぐブランドコンセプトを体現できる人と言えるでしょう。
ブランドロゴを主張したくない人
ブランド名よりも、自分の目で見て良いと思えるものを選びたい、という価値観を持つ人にもフィットします。
ケープハイツの控えめなロゴは、品質への自信の表れでもあります。
ブランドのステータスに頼らず、自分のスタイルを持っている人が着こなすことで、その魅力がより一層引き立ちます。
ケープハイツがおすすめできない人
一方で、ケープハイツが合わない人もいます。 購入してから後悔しないように、チェックしてみてください。
トレンド感を重視する人
ファッションは流行が一番大事、という人にはケープハイツは物足りないかもしれません。
クラシックでベーシックなデザインは、トレンドの最先端とは言えず、ともすれば時代遅れに見られることも。
常に新しいファッションを楽しみたい人には、もっとデザイン性の高いブランドの方が満足できるでしょう。
ブランドのステータスが欲しい人
着ている服のブランドが、自信や満足感につながる人には、ケープハイツは向いていないかもしれません。
ロゴの知名度が高くないため、一目で高級ブランドだと認識されることは少ないです。
分かりやすいステータスを求めるなら、より認知度の高いブランドを検討することをおすすめします。
本格的な登山で使いたい人
ケープハイツは高い機能性を持ちますが、あくまでライフスタイルブランドです。
街中や日帰りハイキングでは十分な性能を発揮しますが、冬山登山のような極限環境での使用は想定されていません。
より専門的な用途には、アークテリクスやマムートといった本格的なアウトドアブランドから選ぶのが賢明です 。
ケープハイツのおすすめポイント
ここで、ケープハイツの魅力を確認しておきましょう。 おすすめポイントは3つです。
着膨れしない都会的なシルエット
ケープハイツのダウンは、着膨れ感を抑えたスマートなシルエットが最大の魅力です 。
ダウンの量を調整したり、肩周りがすっきり見えるラグランスリーブを採用したりと、長年の経験で培った技術が活かされています 。
ジャケットの上から羽織ってもスマートに決まるので、まさに都会で着るためのダウンウェアです。
ファクトリーブランドならではの品質
有名ブランドの生産を手がけてきた工場から生まれたケープハイツは、品質の高さが折り紙付きです 。
撥水性や耐摩耗性に優れた生地、保温性を高めるダウンとフェザーの黄金比、風の侵入を防ぐ袖口のリブなど、細部までこだわりが詰まっています 。
シンプルな見た目の裏には、ユーザーの快適さを考えた実直なものづくりが息づいています。
シーンを選ばない着回し力
シンプルなデザインとベーシックなカラー展開で、驚くほど着回しやすいのもポイントです。
定番のダウンジャケットは、スーツに合わせれば通勤アウターに、休日にデニムと合わせればカジュアルスタイルにと、オンオフ問わず活躍します 。
一着で様々な着こなしが楽しめるので、コストパフォーマンスも非常に高いと言えます。
ケープハイツのおすすめアイテム
最後に、ケープハイツを代表する3つのアイテムを紹介します。 初めての一着にもおすすめです。
定番ダウンのLUTAK(ルタック)
ケープハイツで圧倒的な人気を誇る、ブランドの顔とも言えるダウンジャケットです 。
着膨れしないシャープなシルエットが特徴で、胸元の斜めポケットとロゴがアクセントになっています 。
フードは取り外し可能で、すっきりとしたスタンドカラージャケットとしても着こなせます 。
ただし、かなり細身の作りのため、試着してからの購入がおすすめです 。
肌触り抜群のフリースRIVAS(リバス)
ダウンと並ぶもう一つの定番が、フリースのRIVASです。
毛足が長く、いつまでも触っていたくなるような極上の肌触りが特徴 。
秋や春はアウターとして、冬はインナーとして長く活躍します。
肩周りが動かしやすいラグランスリーブや、風を防ぐ大きな襟など、登山での使用も想定された機能的なデザインが魅力です 。
春秋に活躍するBREAKHEART(ブレークハート)
季節の変わり目に重宝するのが、軽量アウターのBREAKHEARTです 。
すっきりとしたショート丈のジャケットで、防風性と撥水性を備えています。
Tシャツやシャツの上にさっと羽織るだけで様になり、一枚持っているとコーディネートの幅がぐっと広がる便利なアイテムです。
まとめ
ケープハイツがダサいと言われるのは、そのシンプルさやクラシックな雰囲気が、トレンドやステータスを重視する価値観とは少し違うからです。
しかしそれは、品質の高さや着回しやすさといった、本質的な価値の裏返しでもあります。
流行に流されず、自分らしいスタイルを大切にする人にとって、ケープハイツは最高のパートナーになってくれるはずです。
この記事を参考に、自分に合うブランドかどうか、ぜひ見極めてみてください。