漆黒の世界観で統一されたアイテムが魅力的なBLVCK PARIS（ブラックパリ）。アパレルから小物、スイーツまで独自の美学を貫き、世界中にファンがいます。
しかし、一部ではBLVCK PARISはダサい、少し時代遅れなのでは？という声もあるようです。
そこでこの記事では、BLVCK PARISがダサいと言われる理由を深掘りし、実際の評判や口コミを交えながら、どんな人におすすめで、どんな人には合わないのかを解説します。
BLVCK PARISのアイテムが欲しいけど、センスがないと思われないか不安…と感じている人は、ぜひ参考にしてください。
BLVCK PARIS（ブラックパリ）とは？
BLVCK PARIS（ブラックパリ）は、2017年にフランス人デザイナーのジュリアン・オハヨンが設立した高級ライフスタイルブランドです 。
最大の特徴は、服やアクセサリー、革製品だけでなく、デジタルグッズやスイーツまで、すべての商品を黒一色でそろえている点です 。
単なるファッションブランドではなく、オールブラックという新しいライフスタイルを提案しており、伝統的なファッションは時代遅れになったと宣言しています 。
このブレない姿勢がSNSで数百万人のフォロワーを惹きつけ、世界的な人気を獲得。日本でも渋谷や心斎橋に実店舗を構えるなど、その存在感を増しています 。
黒という色を通じて、品質とデザインにこだわった独自の価値観を発信し続けるブランドです。
BLVCK PARIS（ブラックパリ）がダサいと言われている理由
唯一無二の世界観でファンを魅了する一方で、BLVCK PARISがダサいと評されるのには、ブランドの根幹をなす特徴そのものに理由がありそうです。
なぜ一部の人から野暮ったい、あるいはセンスがないと見られてしまうのか、ブランド特有の理由を4つの側面から解説します。
全身黒のスタイルが「個性のない量産型」に見える可能性
BLVCK PARISの魅力は、なんといっても全身を黒で統一するスタイルです。
黒一色のコーディネートは確かにおしゃれで、大人っぽい印象になります。
ただ、ブランドのロゴ入りフーディーやパンツで全身を固めてしまうと、かえって個性がなく見えてしまうかもしれません。いわゆる「ブランドに着られている」状態になり、周りと同じような量産型ファッションに見られてしまう可能性があります。
色や柄を組み合わせて自分らしさを表現するのがファッションの醍醐味だと考える人にとっては、黒一色にこだわるスタイルは、少し物足りなく感じてしまうのかもしれません。
ロゴ主張の強いデザインが「若者向けで子供っぽい」印象を与えることも
BLVCK PARISの人気アイテムには、背面に大きなロゴがプリントされたTシャツやフーディー、ブランドのモノグラム柄があしらわれたデザインが多く見られます 。
こうしたロゴを前面に押し出したデザインは、ストリートファッションでは定番ですが、見る人によっては若者向けで子供っぽいという印象を与えがちです。
最近のトレンドは、ブランドをあまり主張しない、質の良さを重視するスタイルへと移りつつあるため、大きなロゴは少し時代遅れに感じられることがあります。
特に大人が着るには主張が強すぎて、コーディネートから浮いてしまうことも。デザインの主役がロゴであるため、長く愛用するには少し飽きがくる、と感じる人もいるようです。
ラグジュアリー価格とカジュアルアイテムのギャップが「センスがない」と思われる原因に
BLVCK PARISは、自らを高級ライフスタイルブランドと位置づけています 。
価格もフーディーが23,100円〜36,300円、Tシャツが20,900円〜24,750円と、決して安くはありません 。
しかし、主力商品はフーディーやTシャツ、スウェットパンツといった、一般的なカジュアルウェアです。
この高級ブランドというイメージと、実際に売られているカジュアルなアイテムとの間に、ギャップを感じる人もいるようです。
なぜ普通のTシャツに2万円以上もするのか、その価格は品質に見合っているのか、それともブランドイメージによるものなのか。
この疑問が解消されない限り、価格が割高に感じられ、それを買うこと自体がセンスがないと思われてしまう可能性があります。
徹底した世界観が一部で「やりすぎ」「野暮ったい」と敬遠される
「さぁ、あなたの人生をブラックアウトする時間です」 。
これはBLVCK PARISが掲げるスローガンの一つです。ブランドは単に黒い服を売るだけでなく、オールブラックのライフスタイルは文化の転換であるとまで語り、強い哲学を発信しています 。
この徹底した世界観は、熱心なファンを生む一方で、一部の人からは「やりすぎ」「少し重たい」と敬遠される原因にもなっています。
ファッションをあくまで気軽に楽しみたい層にとって、このような真面目で哲学的なアプローチは、少し気恥ずかしく、野暮ったいものに感じられるかもしれません。
BLVCK PARIS（ブラックパリ）の評判・口コミ
SNSなどでのリアルな声を集めてみました。良い点と悪い点の両方を知ることで、ブランドの本当の姿が見えてくるはずです。
良い口コミ
・とにかく黒のデザインがかっこいい。持っているだけで存在感がある。 ・生地感がしっかりしていて良い。ダンボールニットのような素材は暖かくて着心地も抜群。 ・ブランドの世界観が統一されているので、コーディネートに悩まずシックに決まる。 ・ケーキやスイーツが芸術的で美しい。味も美味しく、プレゼントにすると非常に喜ばれる。 ・iPhoneケースなどの小物がスタイリッシュ。服はハードルが高いけど、小物なら取り入れやすい。
悪い口コミ
・服のサイズ感が公式のサイズ表とかなり違う。特にパンツの丈が7cmも短くて履けなかった。 ・ユニセックスのアイテムでも、少し女性向けのシルエットに感じることがある。 ・デザインは好きだが、カジュアルなアイテムにしては価格が高いと感じる。 ・リュックは見た目はおしゃれだが、思ったより容量が小さくポケットの配置も使いづらかった。 ・プレゼント用に購入したケーキのギフトバッグが少し破れていて残念だった。
BLVCK PARIS（ブラックパリ）がおすすめな人
ブランドの特性や評判を踏まえると、BLVCK PARISは特定の人々にとって、非常に満足度の高い選択肢となり得ます。以下のような志向を持つ人には、特におすすめです。
ミニマルで統一感のある世界観を好む人
流行に流されず、一貫したスタイルで自分のワードローブをそろえたい人にとって、BLVCK PARISは理想的なブランドです。
色の組み合わせに悩むことなく、どのアイテムを選んでも洗練されたミニマルなスタイルが完成します。
黒という色が好きで、自分のスタイルを確立したい人にとって、このブランドは強力な味方になるでしょう。
ストリートとラグジュアリーの融合を楽しめる人
BLVCK PARISは、高級ブランドでありながら、主力はフーディーやTシャツといったストリートウェアです。
このラグジュアリーストリートというジャンルを理解し、その価値を楽しめる人には最適です。
単なる服としてだけでなく、ブランドが持つ世界観や背景にお金を払うことに価値を見出せる人、つまり、特定のブランドのフーディーを着ることが自己表現の一つだと考える人に向いています。
アパレル以外のライフスタイルも黒で統一したい人
このブランドの面白さは、服だけに留まらない点にあります。
iPhoneケースや財布、さらには誕生日ケーキまで、身の回りのあらゆるものを黒で統一したいと考えるこだわり派の人にとって、BLVCK PARISは唯一無二の存在です 。
ファッションを超えて、ライフスタイルそのものを一つのコンセプトで染め上げたいという人に、最高の満足感を提供してくれます。
BLVCK PARIS（ブラックパリ）がおすすめできない人
一方で、その強い個性ゆえに、BLVCK PARISが全くフィットしない人もいます。購入後に後悔しないためにも、以下に当てはまる場合は慎重に検討することをおすすめします。
多彩なカラーコーディネートを楽しみたい人
これは最も分かりやすい点ですが、ファッションを通じて様々な色を使い、季節感や気分を表現したい人にとって、BLVCK PARISの世界観は窮屈に感じるでしょう。
ワードローブが黒一色になることに魅力を感じない、むしろ色の持つ力を楽しみたいという人には、このブランドは根本的に合いません。
コストパフォーマンスを重視する人
商品の価値を、素材や機能性といった実用的な面で判断する人にとって、BLVCK PARISの価格設定は割高に映る可能性が高いです。
ブランドの価値の多くは、そのコンセプトやイメージにあります。
そのため、オールブラックという物語に共感できない現実的な買い物客にとっては、フーディーに3万円を支払うことは納得しがたい選択となるでしょう。
ロゴが目立つファッションを好まない人
ブランドロゴが目立つデザインを好まず、さりげなく上質なものを身につけたいと考える人には、BLVCK PARISはおすすめできません。
ブランドの多くのデザインは、ロゴそのものが主役です。
これは、ブランド名をアピールするよりも、服自体のシルエットや素材感で個性を表現したいという人々の考えとは相容れません。こうした人々にとっては、BLVCK PARISのデザインは少し派手すぎると感じられるでしょう。
BLVCK PARIS（ブラックパリ）のおすすめポイント
BLVCK PARISには、批判的な意見を上回る独自の魅力があります。ここでは、購入を迷っている人の背中を押す、3つのおすすめポイントを紹介します。
唯一無二の「オールブラック」という徹底したコンセプト
多くのブランドがトレンドを追いかける中で、オールブラックという一つのコンセプトを徹底的に貫くBLVCK PARISの姿勢は、それ自体が強力な魅力です。
そのブレない世界観は、ファンに絶対的な安心感と自信を与えます 。
誰にでも好かれようとするのではなく、自分たちの信じる美学を追求する。その潔さが、他にはないブランド価値を生み出しています。
素材感とディテールで魅せるデザイン
ただの黒い服、という批判は実物を見れば覆されるかもしれません。
口コミでも評価されているように、BLVCK PARISは素材感にこだわっており、独特の風合いを持つダンボールニットなど、触れて初めてわかる質の高さがあります 。
色という要素をなくしたからこそ、デザイナーの意識はシルエットの美しさ、素材の質感、そして細かなディテールへと向かいます。ミニマルな中に宿るこだわりこそ、このブランドのデザインの真髄です。
ギフトにも最適なアパレル以外のユニークな商品展開
BLVCK PARISの魅力は服だけではありません。
特に、食べるのが惜しくなるほど美しい漆黒のケーキやスイーツは、食べる芸術品と高く評価されており、忘れられない特別なギフトとして最適です 。
また、人気ブランドCASETiFYとのコラボiPhoneケースなど、スタイリッシュなテックアクセサリーも充実しています 。
服に抵抗がある人でも、こうした小物からブランドの世界観に触れることができるのは、大きな魅力と言えるでしょう。
BLVCK PARIS（ブラックパリ）のおすすめアイテム
BLVCK PARISの世界観を体験してみたいけれど、何から手をつければ良いかわからないという人のために、特におすすめのアイテムを3つのカテゴリーに分けて紹介します。
定番でありながら主役級のフーディー＆セットアップ
ブランドの象徴とも言えるのが、フーディーやスウェットのセットアップです 。
上質な素材による着心地の良さと、バックスタイルや袖のロゴが放つ存在感が魅力です。一枚でコーディネートが完成し、洗練されたストリートスタイルを演出できます。
ただし、口コミで指摘されている通り、サイズ感には注意が必要です 。購入を検討する際は、サイズ表をそのまま信じるのではなく、可能であれば実店舗で試着するか、オンラインの場合は手持ちの服と実寸を比較することをおすすめします。
毎日の生活を彩るiPhoneケースなどのファッション小物
最も手軽にBLVCK PARISの世界観を取り入れられるのが、iPhoneケースやカードケースといったファッション小物です 。
特にiPhoneケースは非常に人気が高く、ブランドのクールな美学を毎日持ち歩くことができます。
服のようにサイズ選びで失敗する心配がなく、価格も比較的手頃なため、ブランドへの入り口として最適です。日常的に使うアイテムをBLVCK PARISで統一することで、生活全体の質が上がったような満足感を得られるでしょう。
食べる芸術品と評される漆黒のスイーツ
BLVCK PARISを最もユニークな形で体験できるのが、芸術的なスイーツのコレクションです。
リアルな蛇をかたどったケーキや、黒い薔薇の花束が美しいチーズケーキなど、その見た目は圧巻の一言 。
味の評価も非常に高く、特別な日のサプライズや、センスの良い贈り物としてこれ以上の選択肢はないかもしれません。ファッションに興味がない人にも、その美しさと美味しさでブランドの魅力を伝えることができる、強力なアイテムです。
まとめ
BLVCK PARISがダサいと言われる理由は、そのブランドの核となる考え方に直結しています。全身黒というスタイルが個性的でないように見えたり、ロゴを多用したデザインが子供っぽく感じられたり、高級な価格設定が内容に見合わないと判断されたりすることがあるようです。
しかし、これらの批判はあくまで一面的な見方です。そのブレないコンセプトは、他にはない強力なアイデンティティを確立しており、ミニマルで統一感のあるスタイルを愛する人々にとっては、これ以上ないほど魅力的なブランドと言えるでしょう。
最終的に、BLVCK PARISがあなたにとってダサいかかっこいいかは、その徹底された美学に共感できるかどうかで決まります。
もしあなたがその漆黒の世界観に惹かれるのであれば、自信を持ってそのスタイルを楽しんでください。
ただし、服を購入する際はサイズ選びに注意しましょう。もし迷いがあるなら、まずはアクセサリーや芸術的なスイーツから、その世界の扉を叩いてみるのが良いかもしれません。
