BEAMS(ビームス)がダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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おしゃれな人が集まる場所といえばビームス、そんなイメージを持っている人も多いはずです。でも、ネットで検索しようとすると「ダサい」なんて言葉が出てきて、ドキッとしたことはありませんか。

せっかく高いお金を出して買うのに、周りから「あの人、センスないな」なんて思われたら嫌ですよね。実はその「ダサい」という評判には、ビームスというブランドが大きくなりすぎたからこその、深い誤解と理由があるんです。

この記事では、元アパレル店員の視点も交えながら、なぜビームスがダサいと言われてしまうのか、そのリアルな評判と、失敗しないための選び方について本音で解説していきます。「ビームスが欲しいけど、失敗したくない」と迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

BEAMS(ビームス)とは?

1976年に創業した、日本を代表するセレクトショップです。最初は6坪ほどの小さなお店からスタートし、アメリカのライフスタイルを日本に紹介することで若者たちの心を掴みました。

単に服を売るだけでなく、雑貨や家具、音楽に至るまで、生活にまつわるあらゆるモノやコトを提案してくれるのがビームスの特徴です。今では「セレクトショップ御三家」の一つとして数えられ、日本のアパレル業界を牽引する巨大企業に成長しました。

店舗に行けば、オレンジ色のショッパーを持った人を必ず見かけるほど、私たちの生活に浸透していますよね。でも、実はその「誰でも知っている」という有名さが、時にネガティブな評判を生む原因にもなっているんです。

BEAMS(ビームス)がダサいと言われている理由

多くのファンがいる一方で、なぜ一部の人からは辛辣な評価を受けてしまうのでしょうか。SNSや掲示板にある生の声を徹底的にリサーチしてみると、いくつかの共通点が見えてきました。

ビームス自体のデザインが悪いというよりは、選ぶ側とブランド側のミスマッチが起きているケースが多いようです。具体的な理由を見ていきましょう。

アウトレット専用ラインと混同されているから

これが一番大きな誤解の原因かもしれません。ビームスには、通常店舗に並ぶ商品のほかに、アウトレットやショッピングモール向けに作られた「BEAMS HEART(ビームス ハート)」などのリーズナブルなラインが存在します。

これらのラインは、学生や若い人でも買いやすいように価格を抑えている分、どうしても素材にポリエステルなどの化学繊維が多く使われることになります。もちろん、それはそれで「安くてトレンドを楽しめる」という価値があるのですが、服好きの人から見ると「生地がペラペラで安っぽい」と映ってしまうことがあるんです。

問題なのは、この安いラインの服を見て「ビームスって質が悪いよね」と、ブランド全体をひとくくりに評価されてしまうことです。「ビームスのスーツは安っぽい」という口コミの裏には、実はこのアウトレットラインの話だった、というケースが少なくありません 。   

年齢と選ぶ服が合っていないケースがあるから

ビームスは本当に幅広い年齢層に向けた服を作っています。流行に敏感な10代・20代向けのビッグシルエットの服もあれば、40代・50代の男性が着ても恥ずかしくないクラシックなスーツもあります。

しかし、もし大人の男性が、若者向けのデカデカとしたロゴが入ったTシャツや、極端に太いダボダボのパンツを無理して着ていたらどう見えるでしょうか。周りからは「若作りしていて痛々しい」「年相応じゃない」と思われてしまうかもしれません。

「ダサい」と言われる原因の多くは、服そのものではなく、着ている人と服の雰囲気が合っていない「ちぐはぐさ」にあることが多いのです。特にビームスはトレンドアイテムが多いので、大人が何も考えずに選ぶと事故が起きやすいブランドとも言えます。

どこにでもある量産型に見えるから

人気ブランドの宿命ですが、ビームスの服は街中で本当によく見かけます。特にロゴが入ったトートバッグやTシャツなどは、大学のキャンパスに行けば必ず誰かが持っている、と言われるほどです。

ファッションにこだわりがある人からすると、この「みんなが持っている」という状態が一番の敵なんです。「量産型大学生みたいで恥ずかしい」「個性がなくてつまらない」という厳しい意見は、人と同じであることを嫌う層から多く聞かれます。

また、誰でも着やすいようにデザインされた「セレオリ(セレクトショップオリジナル)」の商品は、無難になりがちです。「可もなく不可もなく、面白みがない」という評価も、この「被りやすさ」から来ているのかもしれません。

BEAMS(ビームス)の評判・口コミ

では、実際にビームスで購入している人たちはどう感じているのでしょうか。ネット上のリアルな声を、私の言葉で整理して紹介します。良い意見も悪い意見も包み隠さずお伝えしますね。

良い口コミ

  • スタッフさんのファッション知識がすごくて、相談するだけで勉強になる
  • ビームスプラスのチノパンは、生地がしっかりしていて何年履いてもへたらない
  • 別注アイテムのセンスが良すぎる。アウトドアブランドとのコラボは毎回争奪戦になる
  • スーツの作りが本格的。リングヂャケット製のものなど、値段以上のクオリティを感じる
  • 流行りの服だけでなく、ずっと着られる定番品もしっかり置いてあるから安心感がある
  • 彼氏や旦那さんへのプレゼントに選ぶと、知名度があるからやっぱり喜んでもらえる

悪い口コミ

  • 値段の割に生地が薄くて、数回洗濯したらヨレてしまったものがある
  • 店員さんがおしゃれすぎて、話しかけるのにどうしても緊張してしまう
  • ロゴがドーンと入った服は、子供っぽくて大人は着られない
  • アウトレットで買った服は、やっぱりメインラインのものとは質感が全然違った    
  • 人気商品はすぐに売り切れてしまって、欲しいときに手に入らないことが多い

BEAMS(ビームス)がおすすめな人

いろいろな意見がありますが、ビームスは「ハマる人にはとことんハマる」魅力的なブランドです。特に次のようなタイプの人には、自信を持っておすすめできます。

失敗しない定番アイテムが欲しい人

「流行を追いかけるのは疲れたけど、古臭い格好はしたくない」という人には、ビームスが展開する「BEAMS PLUS(ビームス プラス)」というレーベルがぴったりです。

ここでは、1940年代から60年代のアメリカの黄金期のスタイルをベースに、現代の技術でアップデートした服を作っています。流行り廃りのないデザインなので、一度買えば5年、10年と長く愛用できます。特にチノパンやボタンダウンシャツなどの「名品」と呼ばれるアイテムは、服好きの間でも一目置かれる存在です。

ビジネスでもおしゃれを楽しみたい人

仕事着だからといって適当に済ませたくない、スーツ姿を格好良く見せたいという人には、「BEAMS F(ビームス エフ)」というレーベルが最強の味方になります。

ここのスーツやジャケットは、単に高いだけではありません。イタリアの高級生地を使っていたり、日本国内のトップクラスの工場で縫製されていたりと、品質へのこだわりが尋常ではないんです。体に吸い付くような着心地を一度味わうと、もう量販店のスーツには戻れなくなるかもしれません。

ストリートカルチャーが好きな人

ただの流行りのストリートファッションではなく、その裏側にあるカルチャーやストーリーを楽しみたい人には、「SSZ(エスエスズィー)」というラインがおすすめです。

サーフィンやスケートボードを愛するバイヤーが手掛けていて、「遊び心」がこれでもかと詰まっています。例えば、スケートの時に邪魔にならないようなポケットの位置だったり、法的な書類を入れるための隠しポケットだったり 。知っている人だけが楽しめるギミックがある服は、着ていてワクワクしますよね。   

BEAMS(ビームス)がおすすめできない人

逆に、次のような考えを持っている人は、ビームスで買い物をすると「なんか違うな」と後悔してしまうかもしれません。

誰とも被りたくない個性派の人

先ほどもお伝えした通り、ビームスは日本でトップクラスに有名なセレクトショップです。人気のあるアイテムを買えば、街中で同じ服を着ている人とすれ違う確率はかなり高くなります。

「自分だけのファッションを表現したい」「人と同じは絶対に嫌だ」という強いこだわりがある人にとっては、ビームスの安心感が逆に退屈に感じられてしまうでしょう。そういう人は、もっとマニアックなデザイナーズブランドや古着屋を探したほうが幸せになれるはずです。

素材のタグを確認せずに買う人

ビームスには、数千円で買えるTシャツから数十万円するコートまで、ピンからキリまで揃っています。そして、値段の違いは正直に「素材」に出ます。

「ビームスだから大丈夫だろう」と思って、素材タグを見ずに安いラインの商品を買ってしまうと、ポリエステル特有のテカリや安っぽさにガッカリすることになりかねません。服を選ぶときに、素材の良し悪しや縫製をチェックする習慣がない人は、知らず知らずのうちに満足度の低い買い物をしてしまいがちです。

全身ロゴで固めたい人

これは少し極端な例ですが、ハイブランドのように「ロゴを見せて威張りたい」というマインドの人にもビームスは向きません。

ビームスにもロゴアイテムはありますが、それはあくまでカジュアルな遊び心として楽しむものです。大人が全身ビームスのロゴで固めてしまうと、どうしても「頑張っている感」が出てしまい、逆におしゃれから遠ざかってしまいます。さりげなく取り入れるのが正解です。

BEAMS(ビームス)のおすすめポイント

ここまで厳しいことも書きましたが、それでも私がビームスをおすすめしたい理由はたくさんあります。他のショップにはない、ビームスならではの強みを紹介しますね。

独自の別注アイテムが優秀

ビームスの真骨頂とも言えるのが、有名ブランドに特注して作る「別注(べっちゅう)」アイテムです。

例えば、本格的なアウトドアブランドのアウターを、街着として着やすいようにサイズ感を調整したり、バッグの配色を普段使いしやすい色に変えたり。元のブランドの良さを残しつつ、日本人の体型やライフスタイルに合わせて「ちょうどいい」アレンジをしてくれるんです。

「アークテリクス」や「ノースフェイス」などの別注品は、発売されると即完売するほどの人気ぶりで、これを目当てにビームスに通うファンも多いんですよ。

スタッフの提案力が高い

お店に行くと少し緊張するかもしれませんが、ビームスのスタッフさんは本当におしゃれが好きで、知識も豊富です。

単に「似合いますよ」とお世辞を言うだけでなく、「このパンツなら、手持ちのあの靴と合いますよ」とか「袖をこうやってまくるとこなれて見えますよ」といった、具体的な着こなしのテクニックを教えてくれます。ネット通販では得られない、プロのリアルなアドバイスが聞けるのは、実店舗ならではの大きなメリットです。

公式サイトの「スタッフスタイリング」も非常に充実していて、身長や体型が近いスタッフの着こなしを見れば、自分が着たときのイメージが湧きやすいのも嬉しいポイントですね。

幅広いレーベル展開で自分に合うものが見つかる

ビームスのすごいところは、揺りかごから墓場までと言いたくなるくらい、あらゆる世代に対応できるレーベルの広さです。

学生時代はカジュアルな「BEAMS」を着て、社会人になったらきれいめな「BEAMS F」でスーツを揃え、休日はリラックスした「BEAMS PLUS」を楽しむ。さらに子供ができたら「こども ビームス」で服を選ぶ。

年齢やライフステージが変わっても、その時々の自分に合った服が見つかる。これこそが、ビームスが長年愛され続けている最大の理由ではないでしょうか。

BEAMS(ビームス)のおすすめアイテム

最後に、これを選べば「ダサい」なんて言わせない、ビームスの実力を体感できる名品アイテムを3つ厳選して紹介します。どれも長年売れ続けているのには、ちゃんとした理由があるんです。

2プリーツ チノパンツ

もしあなたが「大人が履ける普通のパンツ」を探しているなら、迷わずこれを試してください。BEAMS PLUS(ビームス プラス)の大定番商品です。   

腰回りにプリーツ(タック)が2つ入っていてゆとりがあるのに、裾に向かってシュッと細くなっている「テーパードシルエット」が特徴です。これのおかげで、楽な履き心地なのに鏡で見ると足がスラッと綺麗に見えるんです。

生地もしっかりしていて耐久性があり、ガシガシ洗って履き込んでも良い味が出ます。スニーカーにも革靴にも合うので、一本持っておくと休日のコーディネートに迷わなくなりますよ。色違いで揃えるリピーターが続出しているのも納得の名品です 。   

ギンガムチェックのボタンダウンシャツ

「普通すぎて面白くない」と思うかもしれませんが、ビームスのシャツは日本人の体型を知り尽くして作られています。

特にBEAMS PLUSのシャツは、1960年代のアメリカ製のシャツをベースにしつつ、着丈や襟の形が現代的に微調整されています。インナーとして着てもごわつかず、一枚で羽織っても様になる絶妙なバランス感です。

安物のシャツとは違い、洗うたびに生地の風合いが増していくので、愛着を持って長く着られます。流行に関係なく使えるので、セールにかからない定番品として常に人気があります 。   

オリジナルスーツ(BEAMS F)

仕事で着るスーツを探しているなら、BEAMS Fのオリジナルスーツを一度試着してみてください。「スーツなんてどれも同じでしょ」と思っていた価値観が変わるかもしれません。

特に注目してほしいのが「襟」です。首に吸い付くように立体的に作られていて、ジャケットの重さを感じさせない工夫がされています。また、袖の付け方も人間の腕の形に合わせて少し前に振ってあるので、動かしやすさが全然違います。

これらは本来、数十万円するような高級オーダーメイドスーツに使われる技術なのですが、ビームスは日本の工場と協力して、既製服でこのクオリティを実現しています。ビジネスの場で「信頼できる人」に見られたいなら、投資する価値は十分にあります。

まとめ

ビームスが「ダサい」と言われてしまう背景には、安いアウトレットラインとの混同や、年齢に合わない無理な若作り、そして人気ゆえの「人被り」への反発などがあることがわかりました。

でも、それはあくまで一面的な見方に過ぎません。実際には、世界中の服好きが認めるこだわりの名品や、大人の男性を格上げしてくれる上質なアイテムがたくさん揃っています。

大切なのは、ネットの噂に惑わされず、自分の年齢や目的に合ったレーベルを選ぶことです。「BEAMS PLUS」や「BEAMS F」といった実力派のラインを選べば、間違いなくおしゃれで質の高いファッションを楽しめます。

この記事を読んで少しでも気になったら、ぜひお店に足を運んでみてください。そして、実際に生地に触れて、試着してみてください。きっと「これだ!」と思える、あなただけの一着が見つかるはずです。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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