冬のコーディネートを明るく見せてくれる白ダウンは、クリーンで洗練された印象を与える人気アイテムです。
しかし、一部では「白ダウンはダサい」という声も聞かれます。
そこで本記事では、白ダウンがダサいと言われる理由と、おすすめできる人・できない人を解説します。
「白ダウンが欲しいけど、もしかしてダサい?」と不安な人はぜひ参考にしてください。
白ダウンとは?
白ダウンは、その名の通り白い色をしたダウンジャケットやダウンコートのことです。
暗い色が多くなりがちな冬のファッションに、明るさと華やかさを加えてくれるアイテムとして人気があります。
清潔感があり上品な印象を与えるため、カジュアルなスタイルだけでなく、きれいめなコーディネートにも取り入れやすいのが特徴です 。
一方で、その色とボリューム感から着こなしが難しいと感じる人も少なくありません。
白ダウンがダサいと言われている理由
なぜ一部で白ダウンはダサいと言われてしまうのでしょうか。その理由を3つのポイントから解説します。
着膨れして見えるから
ダウンジャケットがダサいと言われる最も大きな理由が、着膨れです 。
ダウンは構造上ボリュームが出やすいアイテムですが、白は「膨張色」といって、黒などの収縮色に比べて視覚的に大きく見えやすい性質があります 。
そのため、同じデザインでも黒のダウンより白のダウンの方が太って見えてしまうことがあります。
このボリューム感が、野暮ったい、あか抜けないという印象につながってしまうようです 。
汚れが目立ちやすいから
白ダウンが敬遠されるもう一つの理由は、汚れが非常に目立ちやすい点です。
日常生活の中だけでも、襟元や袖口には皮脂や汗による黄ばみや黒ずみが付きやすく 、ファンデーションなどの化粧品が付着してしまうこともあります 。
どんなに素敵なデザインの白ダウンでも、汚れていると清潔感が失われ、だらしない印象や安っぽい印象を与えかねません 。
こまめな手入れが必要になる点が、着る人を選ぶ理由の一つと言えるでしょう。
コーディネートが難しいから
白ダウンは、コーディネートのバランスを取るのが難しいと感じる人もいます。
特に、白ダウンにベージュやライトグレーといった淡い色のボトムスを合わせると、全体の印象がぼやけてしまい、メリハリのないコーディネートになりがちです 。
また、一昔前に流行したスキニーパンツを合わせるなど、シルエットの組み合わせによっては時代遅れに見えてしまう可能性もあります 。
白ダウンの評判・口コミ
実際に白ダウンを持っている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミをまとめました。
良い口コミ
- とにかく暖かい。真冬でも安心して着られる
- 見た目以上に軽くて着心地が良い
- シルエットが可愛くて気に入っている
- インナーダウンとして使うと薄手なのに暖かく、着膨れしない(TAION)
- 価格が手頃でコストパフォーマンスが高い(TAION)
悪い口コミ
- やはり汚れが気になるし、目立つ
- ブランドによってサイズ感が違い、選ぶのが難しい
- 通販で買ったら届くのが遅かったり、独特の匂いがしたりした
- 中の羽毛が抜けて服に付くことがある(TAION)
- 思ったより着膨れして見えた
白ダウンがおすすめな人
白ダウンの特性を踏まえると、次のような人におすすめです。
きれいめなファッションが好きな人
白ダウンが持つ清潔感や上品さは、きれいめなファッションと相性抜群です 。
特に、インナーやボトムスを黒で統一したモノトーンスタイルや、全身を白系のアイテムでまとめたワントーンコーデは、洗練された都会的な印象になります 。
コーディネートに明るさを取り入れたい人
冬のファッションは、コートやニットなど暗い色のアイテムが多くなりがちです。
白ダウンを一枚羽織るだけで、顔周りも全体の印象もパッと明るくなり、華やかな雰囲気を演出できます 。
鮮やかな色のニットなどをインナーに着てもきれいに映えるのもポイントです 。
メリハリのある着こなしが得意な人
着膨れが心配な白ダウンですが、コーディネートでメリハリをつけるのが得意な人なら、スタイル良く着こなせます。
細身のパンツや縦のラインを強調するIラインスカートなどを合わせれば、上半身のボリュームを抑え、すっきりとした印象に仕上がります 。
白ダウンがおすすめできない人
一方で、白ダウンの購入を慎重に考えた方が良い人もいます。
服の手入れが苦手な人
白ダウンは汚れが目立ちやすいため、こまめな手入れが欠かせません。
シーズン終わりにはクリーニングに出すのが理想ですが、日常的な部分汚れも放置すると落ちにくくなります 。
服の手入れに時間や手間をかけたくない人には、管理が難しく感じられるかもしれません。
着痩せ効果を最も重視する人
スタイルを良く見せる上で、着痩せ効果を一番に考える人には、白ダウンは少し難しいアイテムかもしれません。
白は膨張色であり、ダウン自体にもボリュームがあるため、どうしても着膨れして見えやすい傾向があります 。
着こなし方でカバーすることは可能ですが、黒やネイビーのダウンに比べると、より工夫が必要になります。
アイテムの着回しやすさを最優先する人
どんな服にも合わせやすい着回し力を最優先するなら、白ダウンは最適とは言えない場合があります。
黒やネイビーのダウンに比べると、合わせるアイテムの色やシルエットを少し選ぶためです 。
何も考えずに羽織るだけでおしゃれに見せたい、という人には少しハードルが高いかもしれません。
白ダウンのおすすめポイント
白ダウンならではの魅力やおすすめのポイントを3つ紹介します。
圧倒的な清潔感と上品さ
白ダウンの一番の魅力は、そのクリーンな見た目です。
カジュアルなイメージの強いダウンジャケットも、色を白にするだけで一気に上品な雰囲気に変わります 。
暗い色を選びがちな冬のアウターだからこそ、白ダウンの存在感は際立ちます。
顔周りを明るく見せるレフ板効果
白い服は、光を反射して顔色を明るく見せてくれる「レフ板」のような効果があると言われています。
顔周りに近いアウターを白にすることで、肌のくすみを飛ばし、健康的な印象を与えてくれます。
どんな色とも合わせやすい汎用性
白は、黒やネイビーなどのベーシックカラーはもちろん、赤や青といった鮮やかな色、淡いパステルカラーまで、どんな色とも相性が良い万能カラーです 。
インナーにどんな色のニットやシャツを持ってきても合わせやすく、コーディネートの幅を広げてくれます。
白ダウンのおすすめアイテム
最後に、白ダウンで人気のあるおすすめのブランドやアイテムを紹介します。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
アウトドアブランドとして絶大な人気を誇るノースフェイスのダウンは、なんといってもその高い保温性と機能性が魅力です 。
しっかりとした作りで暖かく、それでいてデザイン性も高いため、タウンユースでもおしゃれに着こなせます。
スポーティでカジュアルなスタイルが好きな人におすすめです 。
TAION(タイオン)
「体温」がブランド名の由来となっている日本のインナーダウン専門ブランドです。
高品質なダウンを使用しているにもかかわらず、手頃な価格で手に入るコストパフォーマンスの高さが人気を集めています 。
薄手で軽量なため、コートの下に着ても着膨れしにくく、一枚でもアウターとして使える着回しやすさが魅力です 。
anuans、Spick & Spanなどのファッションブランド
きれいめに白ダウンを着こなしたいなら、セレクトショップやファッションブランドのアイテムがおすすめです。
トレンドを取り入れたデザインや、着膨れして見えないように計算された美しいシルエットのものが多く見つかります 。
カジュアルになりすぎず、上品なダウンスタイルを楽しみたい人にぴったりです。
まとめ
白ダウンがダサいと言われるのは、主に着膨れや汚れ、コーディネートの難しさが原因です。
たしかに注意すべき点はありますが、これらは選び方や着こなし方次第で十分にカバーできます。
細身のボトムスを合わせたり、インナーをダークカラーにしたりといったポイントを押さえれば、白ダウンは冬のコーディネートを格上げしてくれる主役級のアイテムになります。
本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ白ダウンのおしゃれを楽しんでみてください。


