セイコーのルキアといえば、働く女性の腕元の定番として長年愛されてきたブランドです。機能的で、日本の女性のライフスタイルに寄り添った時計として信頼されています。しかし、ネットで検索しようとするとダサいという言葉が出てきて不安になったことはありませんか。
もしかして時代遅れなのかな、と購入を迷っている人もいるかもしれません。そこで本記事では、なぜルキアがダサいと言われてしまうのか、そのリアルな理由と、逆におすすめできる人、できない人を解説します。ルキアが気になっているけれど失敗したくない人は、ぜひ参考にしてください。
セイコーのルキアとは?
セイコーのルキアは、1995年に誕生した女性向けの腕時計ブランドです。当時はアクセサリーのような時計が主流だった中で、実用性とファッション性を兼ね備えた、働く女性のための時計としてデビューしました。
ルキアという名前には、Lucid(輝く)、Unison(調和)、Keen(はつらつとした)、Intellectual(知的な)、Active(活動的な)という意味が込められています。単なる飾りではなく、毎日を戦う女性の相棒として、ソーラー電波修正などの最新技術をいち早く取り入れてきた歴史があります。
セイコーのルキアがダサいと言われている理由
長年トップを走り続けてきたブランドなのに、なぜ一部でダサいとか、おばさんっぽいと言われてしまうのでしょうか。SNSや口コミサイトの声を徹底的にリサーチすると、いくつかの理由が見えてきました。
過去の「愛され系」イメージが強すぎる
これが一番大きな理由かもしれません。2000年代から2010年代にかけて、ルキアはピンクやハート、キラキラした装飾を多用した、いわゆる愛され系やコンサバなデザインで大ヒットしました。
当時のエビちゃんOLブームなどを知っている世代からすると、ルキア=ピンクで甘い時計というイメージが強烈に残っています。今のトレンドはシンプルでジェンダーレスなデザインが好まれるため、かつての甘いイメージを引きずっていると、どうしても野暮ったい、時代遅れと感じてしまう人がいるようです。
丈夫すぎて「昔のルキア」が街に溢れている
これはセイコーの品質が良すぎることが裏目に出ているパターンです。ルキアは非常に耐久性が高く、20年以上前のモデルでもメンテナンスをすれば現役で動きます。
実際にSNSや動画サイトでは、20年前に買ったルキアを修理して使い続けているという投稿も見かけます。それは素晴らしいことなのですが、結果として街中に一昔前のデザインのルキアを着けている人がたくさんいることになります。それを見た若い人が、ルキアってなんか古臭いデザインだなと誤解してしまう。この耐久性のパラドックスが、ブランドのイメージを少し古く見せている要因の一つです。
誰でも持っている「量産型」感
ルキアは知名度が抜群に高く、就職祝いや入学祝いで贈られることも多い時計です。そのため、電車の中や職場で他人と被ることがよくあります。
ファッションにこだわりがあり、人と違うものを持ちたい人にとっては、みんなが持っている=無難でつまらない=ダサいという評価になりがちです。特に高級ブランドの機械式時計などを好む層からは、安っぽい量産品と見られてしまうこともあります。
セイコーのルキアの評判・口コミ
では、実際に現在ルキアを使っているユーザーはどう感じているのでしょうか。ネット上のリアルな声を整理してみました。
良い口コミ
機能性や実用性を重視するユーザーからは、絶賛する声が多く挙がっています。
- とにかく軽くて驚いた。チタンモデルを選んだが、着けているのを忘れるくらい楽で肩こりが減った
- 時間が絶対に狂わない安心感がすごい。仕事で分刻みのスケジュールがあるので、スマホを出さずに正確な時間がわかるのは助かる
- I Collectionのデザインがシンプルでかっこいい。昔のルキアのイメージと全然違って、スーツにも私服にも合わせやすい
- 文字盤の視認性が良くて、パッと見ただけで時間がわかる。老眼が気になり始めたけれど、これならストレスがない
- 電池交換をしなくていいのが本当に楽。以前使っていたブランド時計は気づくと止まっていたけれど、ルキアはずっと動いてくれる
悪い口コミ
一方で、購入後のギャップや運用面での不満も見られました。
- ネットで買ったけれど、バンドのサイズ調整が自分ではできなくて困った。時計屋さんに持ち込むのが面倒だった
- 買って数年で止まってしまった。ソーラーだと思っていたのに電池切れと言われて修理代がかかった
- デザインがやっぱり少し若すぎる気がする。40代の自分が着けると若作りしているように見えないか心配になる
- 高級感があると思っていたけれど、ラグジュアリーブランドと比べるとやっぱり質感が軽い。良くも悪くも実用品という感じ
- 保証期間が1年しかないのが不安。海外ブランドだともっと長い保証があるのに、日本メーカーならもう少し頑張ってほしい
※「止まってしまった」という口コミについては、ソーラー時計の特性を誤解しているケースが多いようです。引き出しの中にしまい込んで光が当たらない状態が続くと充電不足で止まってしまいます。これを故障や寿命と勘違いしてしまうユーザーが少なくありません。
セイコーのルキアがおすすめな人
ルキアの特徴や評判を踏まえると、以下のような人には間違いなくおすすめできます。
バリバリ働く忙しい女性
仕事に集中したい人にとって、ルキアは最強のツールです。時刻合わせ不要、電池交換不要というメンテナンスフリーさは、忙しい毎日のノイズを減らしてくれます。特にチタンモデルの軽さは、長時間パソコンに向かうデスクワークの人や、外回りの多い営業職の人にとって大きなメリットになります。
シンプルで知的なスタイルを好む人
最近のルキア、特にI Collectionなどの新しいラインは、甘さを削ぎ落としたシャープなデザインが特徴です。トノー型(樽型)のケースや、装飾を抑えた文字盤は、知性的でクールな印象を与えます。今のルキアは、カワイイよりもカッコいいを目指したい人にこそハマります。
長く使える相棒を探している人
ダサい理由で挙げた丈夫さは、裏を返せば一生モノに近い耐久性があるということです。一度買えば10年、20年と使い続けられる品質は、コストパフォーマンスという面でも優秀です。流行り廃りのないシンプルなモデルを選べば、年齢を重ねても違和感なく使い続けられます。
セイコーのルキアがおすすめできない人
逆に、以下のような価値観を持っている人には、ルキアは合わないかもしれません。
ブランドのステータスや希少性を重視する人
カルティエやロレックスのような、パッと見て高級だとわかるステータス性や、持っているだけで資産になるような価値を求める人には向きません。ルキアはあくまで実用時計の最高峰であり、宝飾品としての資産価値はそこまで高くありません。
完全にメンテナンスフリーだと思っている人
ソーラー電波時計は便利ですが、全く何もしなくていいわけではありません。月に一度は窓際で日光浴をさせるなどのケアが必要です。時計は機械だから何もしなくても動くべき、あるいは逆に、手巻きなどの手間を楽しみたいという両極端な人には向かないかもしれません。
超個性的なファッションの人
ルキアのデザインは、日本の社会生活に馴染むように設計されています。そのため、アバンギャルドなファッションや、ヴィンテージ古着などを好む人にとっては、時計だけが優等生すぎて浮いてしまう可能性があります。
セイコーのルキアのおすすめポイント
ここでは、他のブランドにはないルキアならではの強みを3つ紹介します。
肌に優しいチタン素材と着け心地
セイコー独自の技術で作られたチタン素材は、ステンレスよりも約40%も軽く、金属アレルギーを起こしにくいのが特徴です。さらに、プラチナダイヤシールドという加工が施されているため、長期間使っても小傷がつきにくく、新品のような輝きが続きます。毎日肌に触れるものだからこそ、このストレスのなさは大きな魅力です。
「I Collection」によるイメージの刷新
ルキアは今、大きく変わろうとしています。2021年からスタートしたI Collectionは、今までのルキアのイメージを覆すミニマルなデザインです。コンセプトはIndividuality(個性)、Identity(主体性)、Intelligence(知性)。誰かのために装うのではなく、自分のために選ぶ時計として再定義されています。これにより、大人の女性が堂々と着けられるブランドへと進化しています。
銀座から発信する日本の美意識
最近のルキアは、Japanese Beauty from GINZAをテーマに掲げています。派手な装飾でごまかすのではなく、文字盤の繊細な型打ちや、光の当たり方で表情を変えるシアー感など、日本らしい引き算の美学が詰め込まれています。これは海外ブランドのゴージャスさとは違う、凛とした美しさです。
セイコーのルキアのおすすめアイテム
最後に、今ルキアを選ぶならこれを買っておけば間違いないというモデルを厳選しました。
I Collection SSQW057 / SSQV084
今、ルキアを買うならまずチェックしてほしいのがこのシリーズです。従来の丸い時計とは一線を画すトノー型(樽型)のケースが特徴。四角いフォルムは知的で、仕事ができる大人の女性という印象を与えます。文字盤もシンプルで視認性が高く、チタン製なので驚くほど軽いです。ダサいと言わせない、今の時代のルキアを体現するモデルです。
スタンダードなラウンドモデル SSVW系
やっぱり時計は丸い形が好きという人には、スタンダードなラウンドモデルがおすすめです。ただし、以前のようなピンク尽くしのものよりは、シルバーやプラチナカラーを基調としたすっきりしたデザインを選ぶのがポイントです。これなら冠婚葬祭からビジネス、カジュアルまで、一本で全てのシーンに対応できます。
レディゴールド採用モデル
セイコーが開発した独自の色、レディゴールドを使ったモデルもおすすめです。一般的なピンクゴールドよりも黄色みを抑えた上品な色合いで、日本人の肌に非常によく馴染みます。ゴールドの時計は派手になりがちですが、これなら嫌味がなく、大人のアクセサリーとして楽しめます。
まとめ
セイコーのルキアがダサいと言われるのは、主に過去の甘いデザインのイメージや、普及しすぎていることによる誤解が原因です。実際には、最新のI Collectionを中心に、シンプルで洗練された大人のための時計へと進化しています。
特に、仕事や家事に忙しいけれど、身だしなみには気を遣いたい、機能的で美しいものが欲しいという女性にとっては、これ以上ない頼もしい相棒になってくれます。ネットの評判に惑わされず、ぜひ一度店頭で実物を試着してみてください。その軽さと美しさに、きっと驚くはずです。

