コロンとしたフォルムや温かみのある素材感が魅力で、SNSでもよく見かけるようになったニットバッグ。 季節感を取り入れたり、コーディネートのアクセントにしたりと、おしゃれな人が持っているのを街で見かけることも増えましたよね。
でも、いざ自分が買おうかなと思って検索してみると、ニットバッグ ダサい というキーワードが出てきてドキッとしたことはありませんか? せっかく可愛いと思って手に取ろうとしているのに、周りから 野暮ったい とか 時代遅れ だなんて思われたらどうしようと不安になってしまいますよね。
そこで本記事では、ニットバッグがなぜ一部で ダサい と言われてしまうのか、その理由を徹底的に深掘りします。 さらに、実際に使っている人のリアルな口コミや、どんな人にならおすすめできるのか、逆におすすめできないのはどんな人なのかも詳しく解説していきます。 ニットバッグが欲しいけど、もしかしてダサい? と迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ニットバッグとは?
ニットバッグとは、その名の通り毛糸や綿糸などの糸を編んで作られたバッグのことです。 編み物特有の柔らかさや伸縮性があり、レザーやキャンバス地のバッグにはない独特の くたっとした 表情が特徴ですね。
種類もさまざまで、太い糸でざっくり編まれた チャンキーニットバッグ や、韓国ファッションから火がついた マンドゥバッグ 、さらには繊細な透かし模様が涼しげな クロシェ編みバッグ などがあります。 素材も冬向けのウールやアクリルだけでなく、夏場にも使えるコットンやペーパー素材のものなど多岐にわたります。 最近では、ハイブランドからプチプラブランドまで多くのショップで取り扱われており、ファッションのアクセントとして定着しつつあるアイテムです。
ニットバッグがダサいと言われている理由
おしゃれなアイテムとして人気がある一方で、なぜ ダサい という厳しい声が上がってしまうのでしょうか。 SNSや口コミサイトなどの一次情報をリサーチしていくと、そこには単なる好みの問題だけではない、ニットバッグ特有の 弱点 が見えてきました。 ここでは、特に多くの人が感じている ダサい と判断されてしまうポイントを3つに絞って解説します。
毛玉やヨレによる生活感が安っぽく見えてしまう
一番の理由は、ニットという素材の性質上どうしても避けられない 劣化 の問題です。 ニットバッグを使っていると、服との摩擦やバッグ自身の重みで、どうしても表面に毛玉ができたり、全体が伸びて型崩れしてしまったりします。 特にアクリル素材などの安価なニットバッグの場合、数回使っただけですぐに毛玉だらけになってしまうこともあるようです。
街中で毛玉がついたバッグを持っている人を見かけたとき、どうしても 生活感 が漂ってしまって、少し 残念な印象 を受けたことはありませんか? 手入れが行き届いていない、使い古されたニットバッグは、どうしても みすぼらしい とか 安っぽい という印象を周囲に与えてしまいます。 これが ダサい と言われてしまう大きな要因の一つなんですね。 リュックやショルダーバッグとして使う場合、背中や腰との摩擦でさらに毛玉ができやすくなるので注意が必要です。
トレンドの移り変わりが激しく「時代遅れ」になりやすい
ファッションの流行はとても早いものですが、ニットバッグもその例外ではありません。 特にここ数年で爆発的に流行した、極太の糸で編まれた マンドゥバッグ などのインパクトが強いアイテムは、ブームが去るのも早い傾向にあります。 SNSなどでは マンドゥバッグはもう終わった という声や 今更持っているのは恥ずかしい といった辛辣な意見も見受けられます。
流行っているときは 最先端のおしゃれ だったものが、ブームが過ぎた瞬間に 時代遅れ の象徴になってしまうのはファッションの怖いところです。 特に特徴的なデザインのものほど、その傾向が顕著に出ます。 周りがみんな持っていた時期を過ぎてから使い始めると、情報の感度が低い人 と見られてしまい、結果として ダサい という評価につながってしまうのかもしれません。
TPOや年齢に合っていない「痛い」ファッションに見える
ニットバッグはカジュアルで可愛らしい印象が強いアイテムです。 そのため、使うシーンや合わせる服装を間違えると、大人の女性としては少し 痛い コーディネートになってしまう危険性があります。 例えば、かっちりとしたビジネススーツやフォーマルな場に、くたっとしたニットバッグを合わせるのは、マナー違反とまではいかなくても、チグハグな印象を与えてしまいますよね。
また、ユニクロなどの量販店で安く売られているニットアイテムは、街中で他人と被ってしまうことも多く、特に職場などで上司や同僚と同じものを持っていると 気まずい 思いをすることもあります。 大人が持つには少し子供っぽすぎるデザインや、安っぽい素材感のものを選んでしまうと、年相応の落ち着きがないと思われてしまい、センスがない という烙印を押されてしまうことになりかねません。
ニットバッグの評判・口コミ
では、実際にニットバッグを使っている人たちはどのように感じているのでしょうか。 ネット上にあるリアルな声を、良い面と悪い面の両方から集めてみました。 自分のライフスタイルに合うかどうか、購入前のチェックリストとして活用してみてください。
良い口コミ
- 汚れても洗濯機で洗えるものが多いので衛生的で助かる
- 見た目以上に収納力があって、水筒や長財布もすっぽり入る
- デザインが可愛くて、シンプルな服のアクセントになる
- 軽くて柔らかいので、サブバッグとして持ち歩くのに便利
- 値段が手頃なものが多く、色違いで揃えてファッションを楽しめる
悪い口コミ
- 重いものを入れると持ち手がビローンと伸びてしまって使いにくい
- 編み目の隙間から鍵やリップなどの細かいものが落ちそうになる
- 中身が透けて見えてしまうので、防犯面で不安がある
- 使っているうちにすぐに毛玉ができてしまい、ワンシーズンでダメになった
- 裏地がついていないものは、荷物の重みで形が崩れてだらしなく見える
ニットバッグがおすすめな人
ニットバッグにはメリットもデメリットもありますが、以下のようなタイプの人には特におすすめできるアイテムです。 自分の性格や普段の生活スタイルと照らし合わせてみてくださいね。
こまめなメンテナンスが苦にならない人
ニットバッグをきれいに使い続けるためには、日々のケアが欠かせません。 帰宅したらブラシをかけたり、毛玉ができたら専用のクリーナーやハサミで丁寧に取り除いたりといった ひと手間 を惜しまない人であれば、ニットバッグの魅力を長く楽しむことができます。 服のお手入れが好きで、物を大切に扱うことができる人には、愛着を持って育てていける相棒になるはずです。
カジュアルなファッションを好む人
デニムやスウェット、リラックス感のあるワンピースなど、カジュアルなスタイルが好きな人には、ニットバッグは相性抜群です。 かっちりしすぎない 抜け感 を演出してくれるので、休日のちょっとしたお出かけや、近所への買い物、公園へのお散歩などには最適です。 気取らないラフな雰囲気を大切にしたい人にとって、ニットバッグは頼れるアイテムになります。
衛生面を重視してバッグを清潔に保ちたい人
キャンバス地やレザーのバッグはなかなか洗うことができませんが、多くのニットバッグ、特にポリエステルやコットン素材のものは自宅で洗濯が可能です。 小さなお子さんがいて汚れやすかったり、エコバッグとして食品を入れたりする場合など、常に清潔に使いたいという人には大きなメリットになります。 汚れたらすぐに洗えるという手軽さは、忙しい毎日を送る人にとって嬉しいポイントですよね。
ニットバッグがおすすめできない人
逆に、以下のような人にはニットバッグはあまりおすすめできません。 買ってから後悔しないためにも、自分に当てはまるか確認しておきましょう。
ビジネスやフォーマルな場面で使いたい人
仕事できちんとした印象を与えたい場合や、冠婚葬祭などのフォーマルな席では、ニットバッグはカジュアルすぎて場違いになってしまいます。 パソコンや書類を入れると伸びて型崩れしやすく、機能面でもビジネスユースには不向きです。 オンオフ兼用で一つのバッグを使い回したいと考えている人には、ニットバッグはあまり適していないと言えるでしょう。
荷物の整理整頓が苦手な人
ニットバッグは柔らかく自立しないものが多いため、中で荷物がごちゃごちゃになりがちです。 また、編み目の隙間から細かいものが飛び出してしまうリスクもあります。 バッグの中身をポーチで細かく仕分けたり、バッグインバッグを活用したりするのが面倒だと感じる人には、少しストレスになってしまうかもしれません。 パッと物を放り込んで雑に使いたいという人には、もっと丈夫で構造がしっかりしたバッグの方が向いています。
重い荷物を常に持ち歩く人
水筒や本、タブレットなど、重量のあるものを日常的に持ち歩く人にとって、ニットバッグの伸縮性はデメリットになります。 重みでバッグの底が沈んでしまい、見た目が悪くなるだけでなく、持ち手や肩への負担も大きくなります。 荷物が多い人は、しっかりとした裏地がついているタイプを選ぶか、キャンバス地などの伸びにくい素材のバッグを選んだ方が無難です。
ニットバッグのおすすめポイント
ダサいと言われる理由やデメリットもありますが、それでも多くの人に愛されているのには理由があります。 ここでは、ニットバッグならではの魅力を3つのポイントに絞ってご紹介します。
コーディネートに季節感と抑揚をプラスできる
ニット素材の最大の魅力は、その質感です。 秋冬なら温かみのあるウールやモヘアのニットバッグを持つだけで、一気に季節感が出ますし、春夏ならペーパー素材やクロシェ編みを取り入れることで涼しげな印象を演出できます。 また、シンプルなTシャツとデニムといった単調になりがちなコーディネートに、立体感のあるニットバッグを合わせることで、全体にメリハリが生まれておしゃれに見える効果もあります。
伸縮性があり見た目以上の収納力を発揮する
ニットならではの伸縮性は、荷物が多いときには逆にメリットにもなります。 見た目はコンパクトでも、物を入れると生地が伸びて意外とたくさんの荷物が入るんです。 急に荷物が増えたときや、ちょっとした買い物をしたときにも柔軟に対応してくれるので、サブバッグとしてバッグに忍ばせておくのも便利ですよ。 旅行の際の衣類仕分け用ポーチとして使っているという賢い使い方もあったりします。
豊富なデザインと手頃な価格でトレンドを楽しめる
ニットバッグは色や柄のバリエーションが非常に豊富です。 ビビッドなカラーや個性的な柄物でも、ニットの柔らかな素材感のおかげで派手になりすぎず、取り入れやすいのが嬉しいですよね。 また、ハイブランドだけでなく、プチプラブランドからもたくさん可愛いデザインのものが出ているので、その時の気分やトレンドに合わせて気軽に買い替えたり、色違いで揃えたりしやすいのも大きな魅力です。
ニットバッグのおすすめアイテム
最後に、今からニットバッグを取り入れるならチェックしておきたい、おすすめのアイテムやブランドの特徴をご紹介します。 大人が持ってもダサくならず、長く愛用できるものを選びました。
しっかりとした裏地付きのトートタイプ
初めてニットバッグに挑戦するなら、裏地がついているトートバッグタイプが一番失敗がありません。 裏地があることで、ニット特有の 伸び や 型崩れ を防ぐことができ、重い荷物を入れてもシルエットがきれいに保たれます。 また、中身が透ける心配もないので、通勤のサブバッグや普段使いとしても安心して使えます。 持ち手部分も補強されているものを選ぶと、より長く使えますよ。
モードな雰囲気が漂う幾何学模様やストライプ柄
無地のニットバッグも素敵ですが、少し野暮ったく見えてしまうのが心配なら、幾何学模様やストライプ柄を選んでみてください。 シャープな柄が入ることで、ニットの ほっこり感 が中和され、都会的で洗練された印象になります。 モノトーンや落ち着いた配色のものを選べば、どんな服にも合わせやすく、高見え効果も期待できます。 ブランドで言うと、ステラマッカートニーのような洗練されたデザインのものや、SNSで人気の高いプチプラブランドの高見えアイテムなどが狙い目です。
夏でも爽やかに持てるクロシェ編みやメッシュ素材
ニットバッグ=冬 というイメージがあるかもしれませんが、夏こそニットバッグの出番です。 コットンやリネン素材で編まれたクロシェバッグや、ざっくりとしたメッシュ状のバッグは、涼しげでリゾート感たっぷり。 中にあえて色のついた巾着を入れたり、クリアポーチを入れたりして、透け感を楽しむのもおしゃれ上級者のテクニックです。 これなら 季節外れ と言われることもなく、爽やかにトレンドを取り入れられますよ。
まとめ
ニットバッグが ダサい と言われてしまう背景には、毛玉や型崩れといった品質の問題や、トレンドの変化、TPOのミスマッチなどが関係していることがわかりました。 でも、それはニットバッグ自体が悪いのではなく、選び方や使い方、手入れの仕方次第で解決できる問題がほとんどです。
こまめに毛玉を取るなどのお手入れをして、清潔感を保つこと。 シーンに合わせて適切なデザインや素材を選ぶこと。 これを意識するだけで、ニットバッグはあなたのファッションをより楽しく、豊かにしてくれる素敵なアイテムになります。
周りの声を気にしすぎる必要はありません。 メリットとデメリットをしっかり理解した上で、自分のスタイルに合ったお気に入りの一つを見つけてみてくださいね。 柔らかくて温かみのあるニットバッグが、毎日のお出かけをきっと楽しいものにしてくれるはずですよ。



