シンプルな金属のラインが首元を彩るバーネックレス。一時期はドラマやSNSで見かけない日はないほどの大ブームを巻き起こしました。
しかし、最近ネットで検索しようとすると、ダサいとか、時代遅れといったネガティブな言葉が候補に出てきて、購入を迷ってしまう人もいるかもしれません。
流行ったアイテムだからこそ、今つけると古い人に見えるのではないかと不安になりますよね。
そこで本記事では、バーネックレスがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由と、逆におすすめできる人や似合わない人の特徴を徹底的に解説します。
バーネックレスが欲しいけれど、失敗したくない。そんな人はぜひ参考にしてください。
バーネックレスとは？
バーネックレスとは、その名の通り、金属の棒（バー）をチェーンでつないだネックレスのことです。
ペンダントトップが一点でぶら下がる普通のネックレスとは違い、横長のラインが首元に固定されるようなデザインが特徴ですね。
まっすぐな直線のタイプもあれば、口角が上がって笑っているように見えるカーブを描いたスマイルタイプもあります。
2010年代の中頃に、海外セレブや人気ドラマの影響で爆発的にヒットしました。
Tシャツやシャツといったシンプルな服に合わせるだけで、一気に都会的で洗練された雰囲気になれる。そんな手軽さが多くの女性に支持された理由です。
ティファニーのTスマイルなどが代表的ですが、今ではさまざまなブランドから、素材や太さの違うたくさんのバーネックレスが登場しています。
バーネックレスがダサいと言われている理由
かつてあれほど人気だったバーネックレスが、なぜ今になってダサいと言われてしまうのでしょうか。
SNSや口コミサイトなどの生の声を調べてみると、単なる悪口ではなく、ファッションのトレンドや心理的な理由が隠されていることがわかりました。
ここでは、そのブランドやアイテム特有の理由を深掘りしていきます。
流行のピークが過ぎたアイテムだと思われている
これが一番大きな理由かもしれません。ファッションにはどうしても流行り廃りがあります。
バーネックレス、特にティファニーのスマイルシリーズなどが爆発的に流行ったのは2015年前後から数年間でした。
当時、あまりにも多くの人がこぞって身につけていたため、その記憶が強く残っている人からすると、今さら感があるようです。
SNSでも、数年前に流行ったものをアップデートせずに使い続けているように見える、といった厳しい声が見られました。
定番化したとも言えますが、トレンドに敏感な人ほど、過去のブームを引きずっている古いアイテムという印象を持ってしまうのです。
みんなが持っていて量産型に見える
人気がありすぎるがゆえの弊害です。街を歩けば誰かと被る、電車に乗れば向かいの人も着けている。そんな状況に恥ずかしさを感じる人が多いようです。
特に特徴的なデザインのものは、一目でどこのブランドか分かってしまいます。
自分なりのこだわりを持って選んだとしても、周りからは流行りに乗っかっただけの量産型ファッションと見なされてしまう。それがダサいという評価につながっています。
個性を大事にしたい人にとっては、猫も杓子も同じネックレスというのは、あまり魅力的には映らないのかもしれません。
安っぽくおもちゃのように見えることがある
バーネックレスは、デザインが極めてシンプルです。金属の棒とチェーンだけという構成なので、素材の良し悪しがダイレクトに見た目に影響します。
ハイブランドの上質なものは美しい輝きを放ちますが、安価なメッキ製品や作りが粗いものは、どうしてもおもちゃのネックレスのように見えてしまうことがあります。
ただの針金が首に乗っているみたい、金ピカすぎて品がないといった意見もありました。
大人の女性が身につける場合、ある程度の品質がないと、シンプルさが仇となってチープに見えてしまうリスクがあるのです。
バーネックレスの評判・口コミ
では、実際に使っている人や、街で見かけた人はどう感じているのでしょうか。
ネット上のリアルな声を、良い意見と悪い意見に分けて整理しました。
良い口コミ
まずは肯定的な意見です。流行り廃りに関係なく、使い勝手の良さを評価する声が多く集まっています。
- どんな服にも合わせやすくて、朝忙しい時に迷わず使える
- 仕事中に着けていても嫌味がなくて、きちんとした印象になる
- 横のラインが入ることで、首元や鎖骨がきれいに見える気がする
- 他のネックレスと重ねて着けるときに、名脇役として活躍してくれる
- スキンジュエリーとしてつけっぱなしにできるから楽でいい
悪い口コミ
一方で、ネガティブな意見には、やはりトレンド感や被りに関するものが目立ちます。
- 数年前のドラマの影響を引きずっている人に見えてしまう
- 電車やオフィスで同じものを着けている人と遭遇して気まずかった
- 首が太い私が着けると、首輪みたいで余計に太さが強調される
- 動いているうちにバーが回転して裏返ったり、位置がズレたりして気になる
- シンプルな棒のデザインが、なんだか面白みに欠ける
バーネックレスがおすすめな人
ダサいという声がある一方で、バーネックレスが驚くほど似合い、素敵に見える人もいます。
骨格の特徴やライフスタイルから、バーネックレスをおすすめできる人を解説します。
骨格ストレートタイプの人
骨格診断でストレートタイプと言われる人は、バーネックレスとの相性が抜群です。
ストレートタイプの人は、上半身に厚みがあり、首が短めの傾向があります。
首元をごちゃごちゃさせると詰まって見えてしまうのですが、バーネックレスのような直線的なデザインは、Vネックの服と同じように首元をすっきりと見せる効果があります。
飾り気のないシンプルなメタルの輝きが、ストレートタイプのハリのある肌質にもよく馴染みます。クラス感のある着こなしが得意なこのタイプには、最強のアイテムと言えるでしょう。
オフィスカジュアルをよく着る人
仕事でスーツやジャケット、ハリのあるシャツを着る機会が多い人にもおすすめです。
揺れるチャームや派手な宝石がついたネックレスは、職場では少し浮いてしまうことがあります。
でもバーネックレスなら、知的でクールな印象を与えられます。
直線的なラインが、仕事のできる大人の女性という雰囲気を演出してくれるので、ビジネスシーンでの信頼感にもつながります。
他のネックレスと重ね付けを楽しみたい人
おしゃれ上級者にとって、バーネックレスは非常に便利なつなぎ役です。
例えば、少し長めのコインネックレスや、一粒ダイヤのネックレスと組み合わせる時、バーネックレスを短めに合わせるとバランスが良くなります。
点と線の組み合わせで首元に奥行きが出るので、一本では物足りないと感じている人にもぴったりです。
バーネックレスがおすすめできない人
逆に、バーネックレスを選ぶ際に注意が必要な人や、あまりおすすめできない人もいます。
自分の体型や求めているスタイルと合わないと、ダサいと思われてしまう原因になります。
骨格ナチュラルタイプの人
骨格診断でナチュラルタイプと言われる人は、骨格がしっかりしていて、フレーム感が強いのが特徴です。
華奢でツルッとした光沢のあるバーネックレスは、ナチュラルタイプの骨格の強さに負けてしまい、なんだか貧相に見えてしまうことがあります。
もし着けるなら、表面がマットな加工になっていたり、少し太めで存在感があったりするものを選ぶなどの工夫が必要です。
首の太さや短さがコンプレックスの人
バーネックレスは横のラインを強調します。
これは視覚的に首を分断する線となるため、首が太めの人や短めの人が、首の詰まった位置で着けると、コンプレックスを強調してしまう恐れがあります。
首輪のように見えてしまったり、首がさらに短く見えたりすることがあるので、チェーンの長さを調整して、鎖骨よりも少し下の位置に来るようにするなどの対策がいります。
人と同じファッションが嫌いな人
バーネックレスは、良くも悪くも定番アイテムとして定着しています。
個性的なファッションや、誰とも被らない独自の世界観を大事にしている人にとっては、あまりにも無難すぎて退屈に感じるかもしれません。
流行の最先端を行きたい人や、アバンギャルドなスタイルを好む人には、少し物足りないアイテムと言えるでしょう。
バーネックレスのおすすめポイント
ここまでメリットとデメリットを見てきましたが、それでもやはりバーネックレスには手放せない魅力があります。
多くの人に愛され続ける、その理由を整理してみましょう。
顔まわりをシャープに引き締める
バーネックレスの最大の魅力は、その直線美です。
顔の下に直線のラインが入ることで、視覚的な対比が生まれ、フェイスラインやあごのラインをシャープに見せてくれる効果があります。
丸顔が気になる人や、顔まわりをすっきりさせたい人にとっては、メイク以上の引き締め効果を発揮してくれる頼もしいアイテムです。
流行り廃りのない定番としての安心感
ブームは去ったと言われますが、それは裏を返せば定番になったということです。
トレンチコートやデニムと同じように、バーネックレスも一つのスタンダードなジュエリーとしての地位を確立しました。
シンプルなデザインなので、時代が変わっても大きく古臭くなることはありません。
長く愛用できるスキンジュエリーとして、一本持っておくと非常に重宝します。
つけっぱなしでも気にならない快適さ
凹凸の少ないデザインなので、服に引っかかったり、邪魔になったりすることが少ないのもポイントです。
お風呂や寝る時もつけっぱなしにしているという人も多く、体の一部のように馴染みます。
忙しい毎日の中で、いちいちアクセサリーを選んだり着け外したりするのが面倒という人にとって、この快適さは大きなメリットです。
バーネックレスのおすすめアイテム
最後に、今から買っても失敗しない、大人の女性におすすめのバーネックレスを紹介します。
ダサいと言われないための選び方のポイントも合わせて参考にしてください。
ティファニー Tスマイル ネックレス
やはり王道にして原点、ティファニーのTスマイルは外せません。
流行ったからこそ被るというデメリットはありますが、その圧倒的なブランド力と洗練された曲線美は、やはり別格です。
大人の女性が選ぶなら、あえて一番小さいミニサイズや、ダイヤモンドがあしらわれたタイプを選ぶと、量産型とは一線を画す上品さを演出できます。
一生モノとして長く付き合える、間違いのない一本です。
ete（エテ） ブライト コレクション
日本のジュエリーブランド、エテのバーネックレスも非常に人気があります。
特にダイヤモンドを一直線に並べたブライトシリーズは、繊細で品質が高く、日本人の肌によく馴染みます。
ティファニーほど主張が強くないので、さりげなく普段使いしたい人や、オフィスで悪目立ちしたくない人におすすめです。
価格帯も比較的手が届きやすく、コストパフォーマンスの面でも優秀です。
AHKAH（アーカー） ティナショートネックレス
華奢で繊細なジュエリーが得意なアーカーのティナショートネックレスも名品です。
極細のチェーンにダイヤモンドが整然と並ぶデザインは、まるで光の糸をまとっているかのような美しさがあります。
バーの部分が直線すぎず、デコルテに沿うように計算されているので、女性らしい柔らかい雰囲気が好きな人にぴったりです。
まとめ
バーネックレスがダサいと言われる理由は、過去の爆発的なブームによる今さら感や、人気がありすぎて人と被ることにありました。
しかし、それは裏を返せば、多くの人に支持されるだけの魅力と実力があるアイテムだという証明でもあります。
骨格ストレートの人や、シンプルで知的なスタイルを好む人にとっては、これ以上ないほど便利なパートナーになってくれます。
大切なのは、周りの声を気にしすぎず、自分の骨格やライフスタイルに合っているかどうかで見極めることです。
流行を追いかけるのではなく、自分に似合うものを知って選ぶ。それが大人の賢いジュエリーの楽しみ方です。
ぜひあなたにぴったりの一本を見つけて、日々のコーディネートを楽しんでください。
