ワークキャップダサいと言われる理由とは?おすすめできる人・できない人【評判】

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シンプルなデザインと無骨な雰囲気で、カジュアルファッションの定番として親しまれているワークキャップですが、検索画面にダサいという言葉が出てきて不安になったことはないでしょうか。

実は一部の人たちの間でワークキャップはダサい、時代遅れだという評価があるのも事実です。しかし、それは選び方や合わせ方を間違えているケースがほとんどです。

そこで本記事では、ワークキャップがダサいと言われる本当の理由と、逆におすすめできる人やできない人の特徴を解説します。ワークキャップが欲しいけれど、もしかして恥ずかしい思いをするのではないかと心配している人はぜひ参考にしてください。

目次

ワークキャップとは?

ワークキャップとは、その名の通り労働者が被るために作られた作業用の帽子のことです。もともとはアメリカの鉄道作業員たちが被っていたレールロードキャップが起源とされています。

特徴的なのはその形状です。一般的なベースボールキャップが丸みを帯びた半球状であるのに対し、ワークキャップはトップが平らになっており、円筒形に近い形をしています。ツバはやや短めで、視界を確保しながら日差しを避ける実用性重視のデザインが基本です。

現在ではファッションアイテムとして定着しており、デニムやキャンバス生地、スウェット素材など多様な素材で作られています。ニューエラなどの有名ブランドからも定番の形としてリリースされており、メンズファッションには欠かせない存在となっています。

ワークキャップがダサいと言われている理由

長年愛用されているワークキャップですが、なぜ今になってダサいとか、終わったコンテンツだと言われてしまうのでしょうか。SNSやネット上の声を徹底的にリサーチしてみると、いくつかの明確な理由が見えてきました。

決してアイテム自体が悪いわけではなく、イメージや着こなしのズレが原因であることが多いようです。ここではそのブランドやアイテム特有の理由を深掘りしていきます。

工場の作業員に見えてしまうリアルな野暮ったさ

ワークキャップがダサいと言われる最大の理由は、本来の用途である作業着感が強すぎてしまうことにあります。

特にホームセンターやワークマンなどの作業服専門店で売られている安価なワークキャップは、機能性を最優先しているためファッション性に欠けることがあります。これをそのまま街着に合わせてしまうと、おしゃれで被っているのではなく、仕事帰りの工場のおじさんのように見えてしまうのです。

ペラペラの薄い生地や、安っぽい色味のグレーやベージュを選んでしまうと、どうしても生活感が出てしまいます。清潔感のあるきれいめな服装に合わせるならまだしも、ヨレヨレのシャツやサイズの合っていない服と合わせると、一気に野暮ったい印象を与えてしまいます。

2010年代に流行りすぎた反動による時代遅れ感

ファッションには流行のサイクルがありますが、ワークキャップは2010年代に爆発的なブームがありました。当時は大学生から芸能人まで、猫も杓子もワークキャップを被っていた時期があります。

その当時のイメージが強く残っている30代から40代の人たちにとって、ワークキャップは過去のアイテムとして認識されてしまっている側面があります。特に、黒のワークキャップにチェックシャツ、指ぬきグローブといった当時の典型的なオタクファッションを連想させる組み合わせをしてしまうと、終わったファッションだと思われてしまうのです。

今のトレンドであるシティボーイ系や韓国ファッションなどの洗練されたスタイルと比較すると、どうしても一昔前の雰囲気が漂ってしまうことがあります。これが時代遅れだとか、アップデートされていない人というネガティブな評価に繋がっています。

顔の形や頭の形を強調してしまうシルエットの難しさ

ワークキャップは円筒形でトップが平らなため、被る人の頭の形や顔の大きさがダイレクトに影響します。これが似合わない、ダサいと言われる大きな原因です。

日本人に多いハチ張りや絶壁の人が、浅めのワークキャップを被ると、帽子が頭の上にちょこんと乗っかっているだけのような違和感のある見た目になってしまいます。SNS上の辛辣な意見の中には、給食当番の帽子みたいだとか、頭が長く見えるといった声も見られます。

特に顔が大きいことを気にしている人が、小さめのワークキャップを無理して被ると、余計に顔の大きさが強調されてしまいます。自分の骨格に合っていない帽子を選んでしまうことで、結果として全体のバランスが崩れ、センスがないと判断されてしまうのです。

ワークキャップの評判・口コミ

実際にワークキャップを愛用している人や、街で見かけた人の印象はどうなのでしょうか。SNSやレビューサイトにある生の声をリサーチし、良い意見と悪い意見を整理しました。

あくまで個人の感想ではありますが、購入を検討する際のリアルな判断材料になるはずです。

良い口コミ

  • ニューエラのWM-01を購入したが、型崩れしにくくシルエットが綺麗なので、大人の男性でも違和感なく被れる
  • ベースボールキャップだと子供っぽくなってしまうが、ワークキャップなら落ち着いた雰囲気が出せるので30代以上には丁度いい
  • ナコタのスウェットワークキャップは伸縮性があって頭が痛くならないし、深く被れるので小顔効果を実感できた
  • 風で飛びにくい構造なので、自転車に乗る時やキャンプなどのアウトドアシーンで実用的で助かっている
  • ツバが短いため視界が広く、カメラ撮影や作業をする時に邪魔にならないのが気に入っている

悪い口コミ

  • ネットで安物を買ったら生地がペラペラで、数回洗濯しただけでヨレヨレになり貧乏くさくなってしまった
  • 彼氏がデートに被ってきたが、どうしても休日の作業員感が出ていて清潔感を感じられなかった
  • 顔が面長な自分が被ると、帽子によってさらに顔の長さが強調されてしまい、鏡を見て絶望した
  • 女子ウケを狙って被ってみたが、女性からは威圧感があるとか、こだわりが強そうで近寄りがたいと言われてしまった
  • サイズ調整のアジャスター部分が安っぽいプラスチックだと、後ろ姿が一気にダサく見える

ワークキャップがおすすめな人

ダサいという声がある一方で、ワークキャップが最高に似合う人や、このアイテムだからこそ輝く層も確実に存在します。

どのような人にワークキャップがおすすめなのか、骨格やライフスタイル、ファッションの志向性から分析しました。

頭のサイズが大きくて合う帽子が見つからない人

一般的なフリーサイズの帽子が入らず、帽子選びを諦めている人にこそワークキャップはおすすめです。特にナコタやクレといったブランドは、ビッグサイズや伸縮性のある素材のワークキャップを展開しています。

ベースボールキャップはサイズが小さいと浮いてしまいますが、スウェット素材などの柔らかいワークキャップなら、頭の形に馴染んで包み込んでくれます。深く被ることができるため、頭の大きさをカバーしつつ、顔を小さく見せる効果も期待できます。

アウトドアやキャンプを本気で楽しむ人

ファッションとしてだけでなく、ギアとしての実用性を求める人にワークキャップは最適です。ツバが短く風の抵抗を受けにくい点や、視界が確保しやすい点は、テントの設営や焚き火などの作業時に真価を発揮します。

ノースフェイスやパタゴニアなどのアウトドアブランドが出しているワークキャップは、ゴアテックスなどの高機能素材を使用していることも多く、雨や汗にも強いです。キャンプ場やフェス会場であれば、作業着感が出るどころか、むしろ玄人の雰囲気を醸し出すことができます。

アメカジやミリタリースタイルを好む大人の男性

ワークキャップのルーツであるワークウェアやミリタリーウェアとの相性は抜群です。ディッキーズなどの本場のワークブランドのアイテムを取り入れることで、男らしさや武骨さを演出できます。

若い頃の流行を追うのではなく、自分のスタイルとしてアメカジを確立している大人の男性であれば、使い古して味の出たワークキャップも渋いアクセントになります。流行り廃りに関係なく、自分の好きなものを貫く姿勢がある人には非常におすすめできるアイテムです。

ワークキャップがおすすめできない人

逆に、ワークキャップを選ぶと失敗しやすい人や、避けたほうが無難なケースも存在します。買ってから後悔しないために、以下の特徴に当てはまるか確認してみてください。

面長で顔のバランスを気にしている人

ワークキャップ、特にトップが平らで浅いタイプは、面長の人が被ると顔の長さを強調してしまうリスクが高いです。視覚的に顔の上半分が押しつぶされたようになり、下半分の長さが目立ってしまうからです。

もしどうしても被りたい場合は、ニューエラのようにサイドが立っていて深さのあるタイプを選び、耳に少しかかるくらい深く被る必要があります。しかし、帽子選びの難易度は高いため、バケットハットやツバの広いハットを選んだほうが無難におしゃれに見えます。

清潔感を最優先したいデートや婚活中の人

女性からの意見として多いのが、ワークキャップには清潔感がない、怖いという印象です。特にダメージ加工がされたものや、色褪せたコットンのワークキャップは、ファッションに詳しくない人から見るとただ汚れているだけに見えることがあります。

初対面の相手や、清潔感をアピールしたい場面では避けたほうが良いでしょう。どうしても被るなら、汚れのない新品に近い状態で、ネイビーや黒などの落ち着いた色味を選び、シャツやジャケットなどきれいめなアイテムと合わせる工夫が必要です。

トレンドの最先端を追いかけたい若者

現在のファッショントレンドの中心にあるのは、バケットハットやビーニー、あるいはレトロなベースボールキャップです。ワークキャップは定番アイテムとしての地位はありますが、今一番イケているアイテムかと言われればそうではありません。

SNS映えやトレンド感を重視するなら、今はワークキャップを選ぶタイミングではないかもしれません。周りから流行遅れだと思われたくない、常に最新のスタイルでいたいという人は、他の帽子を選んだほうが満足度は高いはずです。

ワークキャップのおすすめポイント

ここまでネガティブな意見も紹介してきましたが、それでもワークキャップには他にはない魅力がたくさんあります。

多くの愛用者が手放せないと感じている、ワークキャップならではのメリットを紹介します。

被るだけで小顔効果が狙えるシルエット

自分に合ったサイズと深さのものを選べば、ワークキャップは最強の小顔アイテムになります。特にツバの幅が顔の幅よりも少し広いものを選ぶと、対比効果で顔がキュッと小さく見えます。

また、サイドの髪の毛を少し出して被ることで、顔の輪郭をカモフラージュすることも可能です。ベースボールキャップよりも顔の露出面積を調整しやすいため、コンプレックスを隠したい人にとっては心強い味方になります。

年齢を問わず長く愛用できる普遍性

ワークキャップは流行り廃りがあると言われつつも、形自体は100年以上前から存在しているクラシックなものです。そのため、一度自分に似合うものを見つければ、40代、50代になっても被り続けることができます。

特にキャンバス地やデニム地のものは、使い込むほどに経年変化を楽しむことができます。新品の時よりも、数年被ってクタクタになった頃にかっこよさが増すのは、ワークキャップならではの特権です。自分の歴史と一緒に育っていく帽子と言えるでしょう。

どんな髪型でもセットなしで決まる手軽さ

朝の忙しい時間や、ちょっとコンビニに行きたい時、寝癖がついたままでもサッと被るだけで様になるのがワークキャップの良さです。

トップが平らになっているため、髪の毛が潰れにくく、脱いだ時もヘアスタイルが崩れにくいというメリットもあります。短髪の人はもちろん、長髪の人が後ろで髪を縛って被ってもバランスが良く、髪型を選ばずに使える万能さは大きな魅力です。

ワークキャップのおすすめアイテム

最後に、ダサいと言わせないための間違いのないブランドとアイテムを紹介します。

選び方さえ間違えなければ、ワークキャップは非常に頼もしいファッションアイテムになります。初心者から上級者まで満足できる名品を厳選しました。

ニューエラ(NEW ERA) WM-01

ワークキャップの金字塔とも言えるのがニューエラのWM-01です。計算し尽くされたシルエットは、誰が被ってもある程度様になるように作られています。

生地に張りがあり、型崩れしにくいのが特徴です。少し深めの作りになっているため、面長の人や頭の形が気になる人でも安心して被ることができます。サイズ展開も豊富で、自分の頭にジャストフィットするものを選べる点も、ダサくならないための重要なポイントです。まずはこれを買っておけば間違いありません。

ナコタ(Nakota) スウェットワークキャップ

被り心地を最優先するならナコタがおすすめです。特にスウェット素材のモデルは、伸縮性があり頭を締め付けないため、長時間被っていてもストレスがありません。

後ろ部分にゴムが入っているものや、ビッグサイズの展開も豊富なので、頭が大きくて帽子が似合わないと悩んでいる人から絶大な支持を得ています。ツバの裏などの細部にもこだわりがあり、顔周りをすっきりと見せてくれるデザインは秀逸です。

クレ(Clef) ワイヤー入りワークキャップ

アウトドア好きにおすすめなのがクレのワークキャップです。ツバにワイヤーが入っているため、自分の好きな形に曲げたり反らせたりすることができます。

これにより、顔の形に合わせて微調整ができるので、似合わせの難易度がぐっと下がります。機能性素材を使ったモデルも多く、汗をかいても快適です。柄物や色使いも豊富なので、シンプルな服装のアクセントとして取り入れると、こなれたおしゃれ感を演出できます。

まとめ

ワークキャップがダサいと言われる理由は、主に作業着感が強すぎる着こなしや、サイズ選びの失敗、そして過去の流行のイメージを引きずっていることにあります。

しかし、自分の顔の形や頭の大きさに合ったものを選び、清潔感のあるコーディネートを心がければ、決してダサいアイテムではありません。むしろ、大人の男性にふさわしい武骨さや落ち着きを与えてくれる素晴らしいアイテムです。

重要なのは、周りの声を気にしすぎず、鏡の前で自分に似合っているかを客観的に見ることです。サイズ感や素材にこだわって選べば、きっとあなたの相棒になってくれるはずです。ぜひ自信を持ってワークキャップを楽しんでください。

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この記事を書いた人

ファッションや時計・シューズなどビンテージから最新のアイテムまで自分が好きと思うアイテムをコレクトしている。自身も心配性であり、これって「ダサいのかな?」と不安を感じてしまう方に向けて安心してもらえるよう日々情報を発信している。

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