きれいめなカジュアルスタイルが特徴で、トレンドを程よく取り入れたアイテムが人気のファッションブランド、レイジブルー。ショッピングモールなどでよく見かける馴染みのあるブランドですが、ネットで検索しようとすると「ダサい」「恥ずかしい」といったネガティブな言葉が出てきて不安になったことはありませんか？
「欲しい服があるけど、周りからダサいと思われたくない」 「30代になったけど、まだ着ていて大丈夫かな？」
そんな悩みを抱えている人のために、この記事ではレイジブルーがなぜダサいと言われてしまうのか、その理由を徹底的にリサーチしました。また、実際の評判や、おすすめできる人・できない人についても詳しく解説します。
結論から言うと、レイジブルーは決してダサいブランドではありません。2025年にはブランドの方向性を大きく刷新し、大人が着られる高品質なアイテムも増えています。この記事を読めば、今のレイジブルーの魅力と、失敗しない選び方がわかるはずです。ぜひ参考にしてください。
レイジブルーとは？
レイジブルーは、日本の大手アパレル企業である株式会社アダストリアが展開するメンズファッションブランドです。「アメリカンカジュアルとヨーロピアントラディショナルを融合させ、素材とディテールにこだわり、その時々のトレンド要素を取り入れたデイリースタンダードスタイル」を提案しています。
わかりやすく言うと、流行のデザインを日本の若者が着やすいサイズ感や素材に落とし込み、手頃な価格で提供しているブランドです。これまでは主に10代後半から20代前半の大学生をメインターゲットにしてきましたが、実は2025年秋からターゲット層を30代まで拡大するなど、ブランドとして大きな転換期を迎えています。
全国のショッピングモールやファッションビルに店舗があり、誰でも入りやすい雰囲気も魅力の一つです。しかし、その「誰でも着ている」という普及率の高さが、一部でのネガティブな評判に繋がっている側面もあります。では、具体的にどのような理由で「ダサい」と言われているのか、深掘りしていきましょう。
レイジブルーがダサいと言われている理由
ネット上やSNS、口コミサイトを徹底的にリサーチした結果、レイジブルーがダサいと言われる背景には、デザインそのものの問題というよりも、ブランドのイメージや着こなし方に原因があることがわかってきました。ここでは、特に多かった意見をもとに、その理由を3つに分けて解説します。
大学生の量産型ファッションというイメージが強いから
これが最も大きな理由です。レイジブルーは長年、男子大学生の「制服」と言われるほど絶大な人気を誇ってきました。キャンパスに行けば、同じようなスキニーパンツやチェスターコートを着た学生がたくさんいる、そんな光景が「量産型」という言葉とともに語られるようになりました。
ファッションにおいて「人と同じ」であることは、安心感がある一方で「没個性」「自分で考えていない」と捉えられることもあります。特におしゃれに関心が高い層からは、「とりあえずレイジブルーを着ておけばいいと思っている感じが野暮ったい」と評価されてしまうことがあるようです。
しかし、これは裏を返せば「多くの人に支持されている」という証拠でもあります。多くの人が選ぶということは、それだけ今の時代の空気に合ったスタンダードな服であるとも言えます。
年齢に見合っていないと感じる「卒業バイアス」があるから
「30代でレイジブルーは痛いですか？」という質問が知恵袋などでよく見られます。これは、かつて学生時代にレイジブルーを着ていた人たちが社会人になり、「学生ブランド」という認識のまま年齢を重ねてしまったことによる不安の表れです。
実際にSNSなどでは、「30代や40代で全身レイジブルーだと、若作りしているように見えて恥ずかしい」という厳しい意見も見られます。ブランドが若者向けというイメージが定着しているため、大人が着ると「年相応の落ち着きがない」と見なされてしまうのです。
ただ、前述したように2025年からはブランド自体がターゲットを30代まで引き上げ、大人向けのラインナップを強化しています。昔のイメージのまま「終わったブランド」と判断するのは少し早いかもしれません。
価格相応の安っぽさが目立つアイテムがあったから
レイジブルーは手頃な価格帯が魅力ですが、その分、高級ブランドと比べると生地の質感や縫製が劣る場合があります。過去には「数回洗濯したらヨレてしまった」「生地がペラペラで安っぽい」という口コミが散見されました。
特に、ファストファッションでも高品質なアイテムが増えている現在、中途半端な価格で質が伴っていないと感じると、消費者は厳しく「安っぽい」と評価します。大人の男性にとって、服の素材感は清潔感や信頼感に直結する重要な要素です。そのため、生地感がチープに見えるアイテムを選んでしまうと、結果として「ダサい」という印象を与えてしまいます。
しかし、最近ではヘビーウェイトのスウェットや、機能性素材を使ったセットアップなど、素材にこだわったアイテムも増えており、この点は大きく改善されつつあります。
レイジブルーの評判・口コミ
では、実際に購入しているユーザーはどう感じているのでしょうか？ SNSやレビューサイトにある生の声を、良い評判と悪い評判に分けて整理しました。
良い口コミ
トレンドのデザインを安く買えるので、流行りを試すのにちょうどいい シンプルなデザインのものは着回しやすく、他のブランドとも合わせやすい 最近のコラボアイテムは質が高くて驚いた。特にスポーツブランドとのコラボが良い 店員さんが親切で、コーディネートの相談に乗りやすい 30代向けのアイテムも増えていて、久しぶりに買ってみたら良かった 生地がしっかりしているスウェットがあり、ガシガシ洗っても大丈夫だった セールになるとかなり安くなるのでコスパが最強だと思う
悪い口コミ
全身レイジブルーで固めると、どうしても大学生っぽさが抜けない 人気の商品はすぐに売り切れてしまい、欲しいサイズが買えないことがある たまにデザインが若すぎて、大人が着ると浮いてしまうアイテムがある 数年前に買った服はすぐにダメになったイメージがある 街中で同じ服を着ている人とすれ違うことがあり、気まずい思いをした ブランドロゴが大きく入っているアイテムは、子供っぽくて恥ずかしい 縫製が甘い商品に当たったことがあり、検品をしっかりしてほしいと感じた
口コミ全体を見ると、「トレンドへの対応力」と「コスパ」を評価する声が多い一方で、「被りやすさ」や「若すぎるイメージ」を気にする声が目立ちました。アイテム選びさえ間違えなければ、満足度は高いブランドと言えそうです。
レイジブルーがおすすめな人
ここまでの内容を踏まえて、レイジブルーはどんな人におすすめできるのかをまとめました。もしこれらに当てはまるなら、あなたは自信を持ってレイジブルーを選んで大丈夫です。
手頃な価格でトレンドを楽しみたい人
「流行の服が欲しいけど、高いお金は出したくない」「ワンシーズンだけでいいから今の気分の服を着たい」という人には最適です。レイジブルーはトレンドをいち早く取り入れ、日本人の体型に合うように調整してくれています。高いブランドで冒険する前に、レイジブルーでトレンドの形や色を試してみるという使い方は非常に賢い選択です。
清潔感のあるきれいめカジュアルが好きな人
レイジブルーの服は、基本的にシンプルできれいめなデザインが多いです。だらしない印象になりにくく、女性ウケも良いスタイルが簡単に作れます。特にスラックスやシャツなどはシルエットが計算されており、着るだけでシュッとした印象を与えられます。普段着だけでなく、ちょっとしたデートや食事に行く際の服としても重宝します。
最新のブランドリニューアルに共感できる30代
「もうレイジブルーは卒業かな」と思っている30代の方にこそ、今のレイジブルーを見てほしいです。2025年からのリブランディングで、大人が着ても恥ずかしくない素材感やデザインのアイテムが急増しています。特に「Phenix（フェニックス）」とのコラボなど、機能性と大人っぽさを兼ね備えたアイテムは必見です。昔のイメージを捨てて、新しい大人のためのスタンダードとして取り入れてみてください。
レイジブルーがおすすめできない人
逆に、以下のような人にはレイジブルーはあまりおすすめできません。購入してから後悔しないように、チェックしておきましょう。
人と同じ服を着るのが絶対に嫌な人
レイジブルーは人気ブランドであり、店舗数も多いため、どうしても他の人と被る確率は高くなります。特に人気のアウターや特徴的な柄のアイテムは、街中で同じ服を着ている人に遭遇する可能性があります。「自分だけの個性を大切にしたい」「量産型とは呼ばれたくない」という強いこだわりがある人は、古着やデザイナーズブランドを選んだ方が幸せになれるでしょう。
長く着られる一生モノを探している人
レイジブルーのアイテムは、基本的にその時のトレンドを反映した消耗品としての側面が強いです。もちろん品質は向上していますが、10年、20年と愛用して経年変化を楽しむような服ではありません。ベーシックな定番アイテムであっても、数年でシルエットの流行は変わります。普遍的で上質な服を長く大切に着たいという人は、もう少し価格帯が上のセレクトショップや専業ブランドを見ることをおすすめします。
ブランドのロゴや知名度でマウントを取りたい人
厳しい言い方かもしれませんが、「どこの服着てるの？」と聞かれた時に、自慢できるようなハイブランドではありません。「安っぽい」という偏見を持つ人が一定数いるのも事実です。ブランドネームそのものにステータスを感じたい人や、高級感で周囲を圧倒したい人には不向きです。あくまで等身大の日常着として楽しむブランドです。
レイジブルーのおすすめポイント
「ダサい」という噂を吹き飛ばす、現在のレイジブルーならではの強みを紹介します。これを知れば、なぜ多くの人がレイジブルーを選び続けているのかがわかるはずです。
強力なコラボレーションライン
今のレイジブルーで最も注目すべきは、他ブランドとのコラボレーションです。特に2025年秋から本格始動した「Phenix（フェニックス）」とのコラボライン「OCCASION」は、スキーウェアブランドの機能性を持ちながら、ビジネスやパーティーでも着られるセットアップを展開しています。 また、ワークブランドの「Dickies（ディッキーズ）」や「Red Kap（レッドキャップ）」との別注アイテムも、本物のワークウェアのタフさと今の気分を反映したシルエットが融合しており、服好きも唸る仕上がりになっています。これらは単なる「若者向けの服」の枠を超えています。
品質の底上げを図る新ライン「STANDARD」
「安っぽい」という批判に真っ向から対策したのが、新しく始まった「STANDARD」ラインです。ここでは「Signal Sports」というブランドと独占契約を結び、しっかりとした厚みのあるヘビーウェイト素材のアイテムを展開しています。 ペラペラの生地ではなく、ガシッとした質感のスウェットやTシャツは、大人の男性が着ても貧相に見えません。シンプルながらも「物がいい」と感じさせるアイテムが手頃な価格で手に入るのは、大きなメリットです。
30代までカバーするサイズ感とシルエットの進化
ターゲット層の拡大に伴い、サイズ感もアップデートされています。昔のようにただ細いだけのピチピチなサイズ感ではなく、程よくゆとりのある大人のリラックスシルエットが主流になっています。 体型が気になり出した30代でも無理なく着られ、かつルーズになりすぎない絶妙なバランスです。この「ちょうど良さ」は、多くのお客様の体型データを持っている大手企業だからこそ実現できる強みと言えます。
レイジブルーのおすすめアイテム
最後に、今レイジブルーで買うべき間違いのないアイテムをいくつか紹介します。「何を買えばいいかわからない」という人は、まずここからチェックしてみてください。
ヘビーウェイトスウェット（Signal Sports）
迷ったらまずはこれを手に取ってみてください。「STANDARD」ラインから出ているこのスウェットは、肉厚でしっかりとした生地感が特徴です。フードの立ち上がりも良く、安っぽさが全くありません。 シンプルなデザインなので、デニムにもスラックスにも合わせやすく、春秋冬と長く使えます。大人が着てもだらしなく見えない、まさに「名品」と呼べるアイテムです。口コミでも「ガシッとした質感がいい」と高評価を得ています。
Phenixコラボのセットアップ
ビジネスシーンや、ちょっとしたお呼ばれ、子供の行事などで活躍するのが、Phenixとコラボしたセットアップです。機能素材を使用しているため、ストレッチが効いていて動きやすく、シワになりにくいのが嬉しいポイントです。 スーツ量販店のスーツほど堅苦しくなく、かといってカジュアルすぎない。30代以上の男性が一番欲しかった「使える」セットアップがここにあります。
エアリーシャツシリーズ
レイジブルーの定番とも言えるシャツです。ポリエステル素材を使用しており、サラッとした着心地で速乾性があります。洗濯してもシワになりにくく、アイロンがけが不要な「イージーケア」が最大の特徴です。 清潔感を出したいけど面倒な手入れはしたくない、という忙しい男性にぴったりです。羽織るだけで小綺麗に見えるので、デート服としても優秀です。
まとめ
いかがでしたか？ レイジブルーが「ダサい」と言われる理由は、過去の「学生の量産型」というイメージや、年齢による「卒業バイアス」が大きく影響していることがわかりました。しかし、実際の商品は常に進化しており、2025年のリブランディングによって、大人が自信を持って着られるブランドへと生まれ変わっています。
特に30代の方にとっては、昔のイメージのまま避けてしまうのは非常にもったいないです。コラボアイテムや新ラインなど、今の自分に合うアイテムがきっと見つかるはずです。
大切なのは、ネットの評判を鵜呑みにせず、自分の目で見て、実際に着てみることです。全身を同じブランドで固める必要はありません。ユニクロや古着と上手く組み合わせながら、レイジブルーの「良いとこ取り」をして、賢くおしゃれを楽しんでください。
この記事が、あなたの服選びの参考になれば嬉しいです。
